achordion(ライブ)
achordionは、ボーカルの満田智子さんとギターの木村恵太郎さんによるデュオ。アコーディオンというと楽器のアコーディオン(accordion)を想像される方も多いと思いますが、achordionの名前のつづりにある「chord」は、「和音」という意味。この言葉には「皆と気持ちをひとつにしましょう」という二人の思いが込められています。achordionの音楽と詩からは、まさにその意味が感じられ、温かく、しっとりと心に響いてきます。
ボーカルの満田さんは、普段お話をされている時の声のトーンの感じや雰囲気、仕草や表情から、その小柄な体のどこからあんなにも力強くて、なめらかな歌声が出てくるのだろう…と思ってしまうのですが、その歌声は聴けば聴くほどに広大な大地を想像させるようです。学生時代には(映画“天使にラブソングを2”で有名な)ローリン・ヒルに影響されていた満田さん。その圧倒的な歌声と存在感で人々を感動させる姿からは何か重なる特別なものを感じられます。
ギターの木村さんは、やわらかな空気に包まれた、色で例えると白に近い水色のような、そんな雰囲気。その雰囲気を保ちながら軽やかに弾くギターは、聴いている人の心を“ふわり”とすくいあげて、少し高台まで持っていき、ぷかぷかと浮いている箱の中から下をのぞいているような、そんな感覚にさせます。 ほんわかとした空気感でお話をされる姿は自然体。ギターを弾く姿も自然体。どんなに凄い腕の持ち主でも、それをさらりとこなすところが素敵なのです。
そんな二人が出会ったのは大学時代。二人は大学のサークルの仲間でした。その時からずっと、木村さんが作曲し、満田さんがそれに詩をのせて曲を作っています。achordionを2002年に結成してからは、カフェや映画館、美術館といった場所で「空間」にこだわったライブ活動を展開しています。
昨年のもみじ市でライブを行ってくれたtico moonと同じレコード会社からアルバムを出していることが縁で、出演してくれることになったachordionの二人は、今回花市のために特別に広島から来てくださいます。ライブは泉龍寺の境内にある釣鐘堂の下(上の写真!)で行われます。今回はカフェとも美術館とも違った、お寺という場所でのライブ。大きな鐘の下、満田さんの歌声と木村さんのギターがどのように響くのか…楽しみですね。春の休日を、ジャジーでポップで温かいachordionの音楽とともにお過ごしください。
<achordionライブ>
時間:13:00〜13:30(4月7日、8日とも)
場所:釣鐘堂の下にて
*ライブは無料でご覧いただけます。
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