中川ちえさん(コーヒーとお茶)&村上みゆきさん(ケーキ)
「コピ・ルアック」
これ、どんな意味かわかりますか? そうです。これは、昨年公開され、みんなの心をとらえた映画「かもめ食堂」の劇中に出てくる言葉です。「コピ・ルアック」とは“コーヒーを美味しくするおまじない”なんですね。
中川ちえさんが入れてくれたコーヒーやお茶を飲んだときに思うのは、「きっと、ちえさんのおまじないがかけられているに違いない」ということ。他の人が、同じ材料を使って同じ条件で入れたとしても、ちえさんが入れたコーヒーやお茶のような味わいは出せないのではないかと思うのです。
その幸せな味わいの秘密は、ちえさんの技術もさることながら、きっとコーヒーやお茶に、ちえさんの思いや人柄が反映されているから。穏やかで、優しくて、楽しい……その味わいは、まるでちえさんそのものです。
そんな、“滅多に味わうことのできない”ちえさんの飲み物が、花市でも登場します。昨年11月に行われたもみじ市では、美味しいお茶を入れてくれたちえさんですが、なんと今回は、お茶だけでなくコーヒーまでも入れてくれることになったのです!
ちえさんは今回どんなお茶とコーヒーを入れてくれるのか、ご本人にインタビューをしてみました。
*お茶について*
──花市ではどんなお茶を?
もみじ市のときと同じ、teteria・大西進さんのブレンドハーブティーを入れようと思っています。
──大西さんに会いに沼津まで行かれたとか。
「花市」ということで、春らしい味わいのハーブティーを!と大西さんにオーダーしました。この「春らしい」という曖昧なオーダーがなかなかの難題だったようです。何をもって「春」なのか? 紅茶なら春摘みというものもあるし、初夏ならハーブティーでも青々した味わいを選べばいいということですが、この時期にしっくりくる味わいのものとなると…。単純な私は「花」にちなんでカモミール?などと考えていましたが、ちょっと冬っぽいそうで、考えれば考えるほど難しくて奥が深いんですね。結局沼津まで行って、大西さんおすすめのお茶を何杯も試飲させていただいて選んだのが、フェンネル・レモンバーム・ローズマリーのブレンドです。隠し味には花山椒(ホワジャ)が入っているんですよ!
──素敵!どんなお味なのでしょう?
レモンバームやローズマリーの蒼い爽やかさを、フェンネルがもったりとやさしくまとめていて、最後にかすかな花山椒のアクセントがピリっとくる。言葉で説明するのはなかなか難しいのですが、“春らしい”味わいのブレンドハーブティーです。
*コーヒーについて*
──続いてコーヒーですが…
コーヒーは、中川ワニ珈琲のブレンドコーヒーを使います。どんなブレンドになるかは当日までのお楽しみ。イベントでコーヒーを入れるのは久しぶりなので少々緊張していますが、美味しいコーヒーを入れるように頑張ります!
ちえさんのお茶を飲むべきかコーヒーを飲むべきか、はたまた両方飲むべきか…みなさん、花市までにじっくり考えてくださいね。
そして、もみじ市でちえさんと一緒に「小さな森のカフェ」を開いてくれた村上みゆきさんも花市に参加してくれます。もみじ市ではあっという間に売り切れてしまった村上さんのケーキ。村上さんも今回、春らしいケーキを考えてくれていますよ! ここで村上さんのコメントもご紹介します。
花市にちなんで、ジャスミンとか桜の紅茶などの茶葉を使ってケーキを作ろうかなぁと思っています。画像(上の写真)はジャスミンシフォンと桜紅茶のパウンドケーキ(あんこ入り)です。ほかにも春らしいお菓子を作りたいなぁと、いま考えています。
日に日に春めいてくる今日この頃。次第に咲き誇る花々の香りとともに、村上さんのケーキの甘い香りが漂ってくるような気がしますね。
ちえさんと村上さんの2日間限定の小さなカフェは泉龍寺のシンボル・釣鐘堂のすぐ横にオープンする予定。温かい飲み物と甘いケーキを味わいながら、春の訪れを楽しみませんか?
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ちえさんのお茶を頂けるのは、
本当に久々な気がします。
コーヒーを頂きたいと思いますが、
ブレンドしたお茶もおいしそうですね・・。
完売前に間に合いますように!
土曜日お伺いする予定です。
他のお店もすごく楽しみにしています。
投稿: caraway | 2007年4月 2日 (月) 09時58分