DOM.F..「花」
今日、再び舞台となる泉龍寺に行ってきました。これで、なんど足を運んだことになるでしょう。普段の泉龍寺は静寂していて美しく、澄んだ空気に満ちています。どんなときでも気持ちよく迎えてくれて、ここに立つとすっと背筋が伸びるようです。空を見上げると、新緑のモミジの黄緑色が空に透けてとてもきれい。あと2週間もすれば、もっと緑が濃くなっていることでしょう。
花市の日、この森のようなお寺に豪快に花を咲かせてくれるのが、迫田憲祐さん率いるチームDOM.F..。泉龍寺がある狛江駅のお隣、喜多見駅前にある小さな花屋さんのオーナーです。花束はもちろん、店舗や舞台装飾、庭づくりまで「植物で装う」ことに幅広い経験と技術をもつ迫田さんは、毎回、花市/もみじ市の会場を、私たちを「あっ!」っと驚かせるような豪快な演出で飾ってくれます。
装飾のメインはライブの舞台となる鐘楼。もみじ市では鐘のある2階部分から流れ落ちる滝のごとく枝を組み、その演出は「ダイナミック」そのもの。その裏には高さ4〜5メートルほどにもなる手紙の木のオブジェがそびえました。実は、前回のもみじ市は1日目が台風のため中止。2日目の開催も危ぶまれていた最中、「開催の可能性もあるから」と、暴風雨の中、ライトを点灯しながら雨具姿で夜遅くまで作業をし、大作を作ってくれていたのです。
普段はそんな様子をまったく見せない迫田さんですが、「迫田さんにとってもみじ市とは?」との質問を投げかけたとき、その回答は「生き甲斐!」。その心意気を私たちに見せてくれた出来事でした。
そして今回の花市では、どんな演出を準備してくれているのでしょう? 迫田さんに伺ってきました。
事務局「今回の演出はどんな感じになりそうですか?」
迫田「今度はすごいよ。テーマはアプサラスⅢ(スリー)!」
事務局「スリーって、今回のテーマは4なんですけど…」
迫田「いや、これはとにかくすごいんだよ。最強でクレイジー!」
事務局「それって、花市のイメージとは違うような…。そもそも、アプサラスってなんですか?」
迫田「それは内緒。鐘楼を見てひらめいたんだ。そんなものが出没したらすごいなって」
事務局「一言で言うとどんな感じなんですか?」
迫田「躍動感!」
事務局「それでは、手紙の木はどんなイメージになりそうですか?」
迫田「今回はちょっとひねろうかなー。当日のお楽しみ」
事務局「最後に一言、意気込みをお願いします」
迫田「躍動感!! あとは当日の気分次第。気分が乗ってるといいね!」
そんなわけで(どんなわけ?)、チームDOM.F...による花の装飾をどうぞお楽しみに!
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