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2008年4月

2008年4月28日 (月)

花市にお越しいただきましたみなさまへ

Hanaichi

2008年4月26日、27日に狛江市の泉龍寺で行われた花市にお越しいただきまして、まことにありがとうございました。昨年10月に行われたもみじ市では、雨天で一日だけの開催となったこともあり、場内が混雑し、ゆっくりと楽しめなかったお客様も多かったと思います。

もみじ市が終わった後のみなさまのご意見を参考にさせていただき、いくつかの改善案を実施し、花市を開催しましたがお楽しみいただけましたでしょうか? みなさまのご意見を頂戴できましたら幸いです。

また、各出店者や出演者の方々に向けてのメッセージもいただけましたらとてもうれしいです。みなさまからの温かいメッセージこそが、出店者や出演者の方々が今後の活動をしていく上での、大きな“元気”と“勇気”になると思います。

昨年の花市、もみじ市、そして今回の花市の会場となった泉龍寺さん。しばらくの間、この小さな美しいお寺でみなさまにお会いするのはお別れになりそうです。たくさんの出会いと物語を生んでくれた泉龍寺さんに限りない感謝をこめて。

もみじの季節、別の場所で、また会いましょう。

2008年4月 いつかまた泉龍寺でお会いできることを祈って
花市事務局・スタッフ一同

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2008年4月26日 (土)

明日は晴れ?

今日は途中からあいにくの雨になってしまいました。それに伴い、achordionのおふたりのライブを中止とさせていただきました。楽しみにしていただいた方、誠に申し訳ありません。

明日はおひさまが元気に出てきそう! achordionのライブも12時からあります。今日の様子からすると、食べ物もたっぷりありますよ。

新緑に囲まれた泉龍寺でお待ちしています!

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花市のMAPとフォトレポートをアップしました!

花市のMAPをアップしました!
イラストを描いてくれたのは、
今回の出店者でもある、すげさわ かよさんです。
マウスを動かしてみてください。楽しいですよ!

こちらをクリックしてください!

ただいま、こちらで会場の様子をレポートしております!現在の様子をご覧いただけます。

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2008年4月25日 (金)

花市にご来場される皆様へ

2006年の秋に第1回のもみじ市を開催して以来、4回目となる市、花市がいよいよ明日に迫りました。4カ月ほど前、春に花市を開催することを決定して以来、私たちは数多くの作家さんとお会いしました。毎回参加してくださる作家さんたち、知人からご紹介いただいた作家さんたち、私たちが自ら探して初めて会う作家さんたち…。

私たちが花市に出てほしいと願うのは、私たちが「美しい」「おいしい」「素晴らしい」というシンプルな思いを抱く作品、お料理、音楽を作り出す方々です。ものづくりに真摯に取り組んでいて、いつも前向きで、話をしているだけで元気になる人々。私たちがそう思うなら、花市にお見えになってくださる人たちもきっと同じように思ってくれるだろうという思いで作家さんたちに直接会い、話をし、「花市を一緒に作ってほしい」という思いを伝えています。

今回は、そんな思いにこたえてくれた49組の作家さんたちが集まります。

みなさんに説明するまでもなく、49組の参加者の方々は、それぞれの世界の第一線で活躍する人ばかり。1年に何度かは個展や展示会を行う方、お客様や卸先のお店から注文がひっきりなしに入る作家、予約でひっきりなしの料理人、寝る間も惜しんで本を作るイラストレーター、年間何本もライブを行う音楽家。

そんな皆さんが、忙しいスケジュールを割いてまで花市に参加して下さるのは、ご自身の作品を通して、直接みなさんと会話ができるからではないかという気がします。そして、あの独特の“空気”をみなさんと一緒に味わいたいからだと思います。

花市の会場には、なんともいえない空気が流れています。“いいもの”をただシンプルに作り続けようとする人たちの前向きなエネルギー、そんな彼らの手から生まれた作品を愛しもうとする人たちの気持ち、そして、2日間という限られた時間を大切に刻もうとするみんなの思い。それらが小さな森の中でとけあって、なんともいえない空気を作り出しているのだと思います。

みなさん、花市ではそんな空気を感じてもらえたらと思います。限られたスペースの中、みなさんにご迷惑をおかけすることも出てくるかもしれませんが、そんな空気を一緒に作ってもらえたならとてもうれしいです。

昨年の花市、もみじ市、そして今回の花市と会場を提供してくださった泉龍寺さん。この小さなお寺で市を開くのは、しばらくお休みになりそうです。泉龍寺さんに精いっぱいの感謝の気持ちを贈りながら、みなさんとともに思い出深い2日間にしたいと思っていおります。

それでは明日、新緑に囲まれた小さなお寺でお会いしましょう。

<お願い>
花市が開催される泉龍寺は一般の方も数多く参拝するお寺です。当日は、たくさんのお客さまのご来場が予想されます。皆様が気持よく過ごしていただけるよう、いくつかのお願いがあります。

●花市当日は混雑が予想されます。小さなお寺での開催になるため、入場制限をさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
●飲食の出店者が前回より減っておりますこともあり、ご希望の皆様すべてにお買い求めいただけないケースもあるかと存じます。会場の広さと出店者数に限りがあることを何卒ご理解いただき、ご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
●4月26日、27日のいずれかが雨天(荒天)の場合、または両日とも雨天(荒天)の場合は、4月28日(月)に延期させていただきます。28日も含めて3日間とも雨天の場合は、中止とさせていただきます。
●4月28日(月)に延期の場合は、出店者およびプログラムが大幅に変更になりますのでご了承ください。
●雨天中止(延期)の場合は、このブログにて当日午前7時に発表いたします。
●駐車場はございませんので、電車、バスでのご来場をお願いいたします。
●会場内は禁煙になります。またペットの入場も禁止とさせていただいております。ご協力をお願い致します。
●イベント開始は11時です。11時まではイベントスペースである境内にはご入場できませんのであらかじめご了承下さい。
●ライブ、飲食などのお席は限りがありますので、皆様が楽しく過ごせるよう、譲り合ってご利用くださいますようお願い申し上げます。
●入り口付近に受付を設けております。手紙の木の便箋の受け渡しはこちらで行います。またオリジナルTシャツ・出演アーティストのCD・一部書籍の販売も、こちらで行っています。
●ワークショップは予約制で受け付けが終了したもの、現地で随時参加できるものがあります。ご注意ください。
予約制で受け付けが終了したもの・・・「自家製酵母パン作り」(26日)「ウクレレワークショップ」(26日)「青空紅茶教室」(27日)
随時行っているもの・・・「こども工作」(26日)

<ご注意ください>
26日(土)と27日(日)は出店者・出演者が一部異なります。ご確認の上、ご来場くださいますようお願いいたします。

[26日のみの出店者・出演者]
・寺澤太郎
・丸林佐和子
・さーぼーカレー
・KUR@RI
・cimai
・petit a petit
・村上みゆき(販売)
・CANTUS
・ウクレレワークショップ
・自家製酵母作り

[27日のみの出店者・出演者]
・オギハラナミ
・すげさわ かよと木下綾乃
・福田“カッパ”利之とtupera tupera“カメ”
・植松良枝
・すみや
・kuboパン
・桑原奈津子
・チェーカフェ
・ひなた焼菓子店
・THE YOUNG GROUP
・青空紅茶教室
・中川ちえ×丹治史彦

当日、スタッフはスタッフプレートを首からつり下げております。お気軽にお声がけください。
みなさまのお越しを、出店者、出演者、スタッフ一同心よりお待ちしております。

2008年 新緑こぼれる春の日に 
花市事務局スタッフ一同

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花市BOOKS & RECORDS

Books

今回の花市では、2日間で計4組のアーティストが、ライブを行ってくれます。どのアーティストも「花市に来るお客様にぜひ聴いて欲しい」との思いで出演依頼をし、快く引き受けてくださった方々ばかりです。

天に上っていくような満田智子さんの歌声と、“かっこいい”というシンプルな言葉がふさわしい木村恵太郎さんのギターのデュオ、achordion

あまりにも美しいハーモニーを織り成す歌姫たち、CANTUS

森の中に溶け込むようなピュアでナイーブな音を紡ぎだすTHE YOUNG GROUP

そして、花市ともみじ市の象徴ともいえるtico moon

花市事務局のスタッフたちも、暮らしの中で日々聴いている4組の美しい音楽。今回花市では、この4組のCDを事務局(受付)スペースで販売します。ご希望の方には、それぞれのアーティストの方々にサインをしていただくこともできますので、事務局スタッフにお気軽にお申し付けください。

また、ただいま「今日のお手紙」でも連載中のshachiさんが作る「ユルリナ05」(出来上がったばかりの最新号!)、前回のもみじ市に参加してくださった四分一亜紀さんが作る「果樹園のこと」、縁側トークに出演する丹治史彦さんが代表を務めるアノニマスタジオの本も、事務局スペースで販売します。

なお、著書のある出店者の方々におきましては、それぞれのブースにて販売しておりますので、よろしくお願いいたします。

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2008年4月24日 (木)

みんなの途中経過ご報告!

待ちに待った花市が、いよいよ明後日になりました! 今回はお天気もよさそうで、ますます当日が楽しみな花市事務局です。 

出店者のみなさんからは、続々と途中経過が送られてきています。花市当日は、みなさんがこの日のために考え、準備をしてくださった素晴らしいものばかりが集まりそうな予感。残りわずかな準備期間も、睡眠時間をギリギリまで削って制作に取り組んでいるようですよ。

それでは早速、途中経過と各作家さんからのメッセージをご紹介しましょう。

クラフト4人衆のコラボレーション

Yonin

すでにご紹介しましたが、花市/もみじ市でおなじみとなった4人のクラフト作家、小谷田潤さん工房イサドさん山田亜衣さんkata kataさんによる、夢のコラボレーションが実現しました! 花市限定「おはなセット」です。普段からお忙しいこの4人ですが、熱く意見を交換し、お互いができること、できないこと、得意なことを理解し合い、アイディアを出し合って(webの掲示板を使って交わされたこの意見交換の模様は、とにかく素晴らしいものでした)、そこから生まれたのがこの作品です。

花市当日は、工房イサドさんのスペースに、イサドさん特製の専用棚を設置し、販売いたします。数量限定ですので、お求めの方は、泉龍寺の小さな森にあるイサドさんの「木の国」へ急いで!

小谷田さんからのメッセージ
「セット内容は、(イ)巾着/kata kata、(ロ) 木箱/工房イサド、(ハ) 豆皿とコップ/小谷田 潤、(ニ) 茶さじと菓子ようじ/山田亜衣。お好きな時間にお好きなようにお使いください。みんなのがんばりが伝わってくるものたちでした。やって良かったです」

*kata kataさん

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上の作品をすっぽり包み込むのが、kata kataさんによる型染めの巾着。

kata kataさんからもメッセージ
 「このマトリョーシカ柄はコラボの柄です。この絵のマトリョーシカたちは花市に出店している人たちの道具を手にもっています。器・ノコギリ・小麦などなど…。色々な物を持ったこの子達を是非是非、お手にとって見てくださいませ」

*ヘブンズテーブル・トミヤマトモミさん

Htable

トミヤマさんからのメッセージ
「今回の花市のテーマ『4』に合わせて作る“幸せを運ぶパン”のヒントです。パンを食べた後に幸せが訪れることでしょう。お楽しみに」

*イシイリョウコさん

Ri_hanaichi

花市に登場する予定の新作「虫さん&エプロンさん」の写真をお送りいただきました。とってもかわいいです!今回のイシイリョウコワールドも見逃せません。

*工房イサドさん

200804_063

イサドさんからのメッセージ
「今回“4”がテーマということで、イサドは四角いモノ満載で駆けつけます!テーブル(四角!)、棚(四角!)、新作シカクスツールに四角い飾り皿、角ばったコースターや毎回すぐ売切れてしまうカッティングボードも種類豊富にご用意しました!題して『四角いモノまつり!』…もちろん、四角くないものもあります!(笑)」

*feltico 麻生順子さん

Aso

felticoさんからも続々と送られてきました!
左上/ハルジオン、右上/ボールさいふ→これから口金つけます。左下/hanaポーセリン、右下/4のイラスト(20年前から家に飾っているもの)。

*charan 山田亜衣さん

Aichan

亜衣さんからのメッセージ
「今回も花器や、おはなモチーフなどいろいろ作ってみました。あと4。よつばや四角。ちっちゃい窓とかもあります。写真は、どちらも製作途中。てのひらサイズです」

*petit a petitさん

petit a petitの中西さんからのメッセージ
「いつもの定番のパンをいつも通り作って出す予定です。この春からパンのラベルは、新しくなりました。焼菓子の方は、クッキーは、シンプルですが、香りとコクを出すためかなり贅沢なレシピにしました。あと、メレンゲ菓子も出す予定です。tarcoさんとのコラボのケーキは、4種類入っていて、tarcoさんのテサゲに入るほどの小ぶりな大きさですが、小さくても食べ応えのある味にするつもりです」

*小谷田潤さん

Koyata

小谷田さんからのメッセージ
「今回はじめて出すぼくの新しいポットです。いつもより、こぶりの300mlのもので、ひとりふたりで手軽にお茶をたのしめるサイズです。ほかにも、鍋や丸四角いものたちも用意しています」

*オカズデザインさん

Okaz

以前ご紹介したブログでは、塩豚サンドを出す予定だったオカズデザインさん。その後、練りに練ったところ、さらに魅力的なメニューに変更になったとのご報告。これは魅力的!

オカズデザインさんからのメッセージです。
「ハムエッグバーガーにしました。オカズブログにもざっくり書きましたが、今回ほんとーにおいしい豚で、熟成香もうっとりで。煮豚にしちゃうのがもったいなくなってしまったんですね。オカズデザインらしい表現、という気がしています。塩豚サンドを楽しみにしてくださっていた方には申し訳ないです。でも、おそらく後悔させないかと(笑)。燻製するチップも梅の枝とお茶を使いました。なんだか花市らしい、香りよく品よい仕上がりだと思います。レモネードも熟成がすすみ、週末に向けておいしくなってますよ。今日仕上がりを見てみたら、中には目をつむりたくなるくらい、おいしくなってるものも。 わたしたち自身、当日が楽しみです!」

*椿野恵里子さん

Tsubakino

椿野さんからのメッセージ
「今回、花市限定のカレンダーをつくりました。普段作っているものよりも小さくコンパクトにしてみました。その理由はカレンダーノートになっているのです。もちろんお部屋に貼って頂いてもいいのですが手帳にはさんだり、バックに入れたりして予定なども書けるようにしています。5.6月、7.8月、9.10、11.12月と4つの風景を2ヶ月ごとの4シーンに分けてレイアウトしました。『花と果実の4つの風景』の詰まったカレンダーノートです。
写真の中に写っているコラボの花の器は一部販売します。数に限りがありますのでお早めに!器にはオリジナルリーフレットが付いています」

*早崎志保さん

Hayazaki

早崎さんからのメッセージ
「今日もたくさんのガラスだまを小さな窯で焼きました。銀箔の小さなモチーフをハサミでひとつずつ切り取って、ガラスに挟み込んで作っていきます。高温の窯で焼くと銀箔が不思議な色に変化して・・・。これから、金具に取り付けて、ヘアピン・ヘアゴム・帯留め・・・などに仕上がっていく予定です。がんばります」

*丸林佐和子さん

Marubayashi

丸林さんからのメッセージ
「花市での新商品です。陶芸の粘土を使い、我が家の窯で焼きます。ゆるいフォルムで作り、木枝で持ち手がついています。きちっと作るのでは無く、愛らしく感じられるよう、手の感覚で仕上げています。そして大好きな多肉植物を入れての販売になります。サイズも色々。。色々なお家に多肉が入っています。
ワークショップはコルクで作る「オリジナルボード」です。コルクボードのサイズは30×36センチ。飾りじゃなくて、ちゃんと使えるサイズです。縦長にも横長にも自由に作れます。子供達の自由な発想でどんなのが出来るか楽しみにしています♪先入観を持たないように。、見本はあえて告知しません。当日はもちろん、見本を持って行きますし。アドバイスもお手伝いもしますので。安心してチャレンジしてして頂きたいとおもいます。。沢山の子供達を出会えるのを楽しみにしています」

*桑原奈津子さん

桑原さんからのメッセージ
「6月上旬に発売予定の新刊「ピクニックの楽しい時間」(PIE BOOKS)から、おやつを2点、ひとあし先に皆さまにお披露目します。内容は、甘いマフィンとしょっぱいスコーンの詰め合わせの予定。泉龍寺の木の下で、"ミニピクニック"を楽しんでいただけたらと思います」

*アノダッテ

Jambako

アノダッテからのメッセージ
「春色汁粉のための下ごしらえ、毎日たくさんのお豆煮ています。ジャム、いろいろたくさんぞろぞろ出来上がっています。アノダッテのお庭では、アノダッテ専属大工さんがジャム箱たくさん作ってくれています。この箱にぎゅぎゅっとジャム並べて行きますね。ラベル書きもあともうひとふんばりです。
花市のためのRaspberryのためのジャムもできました。tico moonの音色と、花市にぴったりの乙女で繊細なジャムになりました。ゆかムーンのラズベリーとどんなふうにあわせようかなってふたりであれこれ相談しながら進んでますよ。ジャムの名前は『花市』ですよ。ゆかムーンのところとアノダッテのところで半分個ずつ置きますね。当日、お天気にも恵まれるようで、とっても楽しみですね」 

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花市オリジナルTシャツ「花鳥風月」

前回のもみじ市で大好評だったオリジナルTシャツ! 今回の花市では、テーマの「4」に合わせて、4組の作家の方々コラボレーション。Tシャツのテーマは「花鳥風月」。花、鳥、風、月のキーワードに合わせて、花市が誇る作家の方々が、花市のためだけにデザインしてくれました。ごらんの通り、どれもとっても素敵!

いずれも30枚限定。入口近くの事務局ブースで販売しておりますのでお買い逃しなく。当日はスタッフも着用しておりますので参考にして下さいね!

椿野恵里子さんデザイン「花」(白)

Tsubakinot

椿野さんからみなさまへ
「今回初めてTシャツを作るのでTシャツが好きな人にもを普段着ない人にも着て頂けるように子供の頃から庭にあったやさしい春のお花を被写体に選びました。Tシャツに使った写真を使ってオリジナルパッケージも作りたいと思っていますのでそのままプレゼントも出来ますよ」

イシイリョウコさんデザイン「鳥」(ピンク/ベージュ)

Ishiit

イシイさんからみなさまへ
「小さな花の森に、鳥たちがあちこちから遊びにやって来たイメージで描かせて頂きました。花市さんもいろいなところからたくさんの方がいらっしゃると思うので、作品との出会いだけでなく、人と人との新しい出会いの場になるとより素敵なことだなと思います」

升ノ内朝子さんデザイン「風」(白)

Masunouchit
升ノ内さんからみなさまへ
「子供の頃、見つけると根拠もなくラッキーだったパラシュート。花市に来るみなさんにもそんな風に喜んで頂けたらと思います」

tupera tuperaさんデザイン「月」(ナチュラル)

Tupera
tupera tuperaさんからみなさまへ
「静かな夜、月の影にフクロウがそっととまりました」

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手紙の木

Tegami

よいこのみんなー、集まったかなー。
じゃあ、ここでなぞなぞを出すよー。
1年に2回、春と秋にだけ生える木があります。
さて、それは何の木でしょう?

正解は「手紙の木」。
春の花市と秋のもみじ市の時にだけ生えてくる木なんだよ。
じゃあ、もうひとつ問題ね。

手紙の木に必要な栄養分はなんでしょう?
これはもう、みんなわかるよね。
そうだよ、手紙だよ。
手紙の木はね、みんなが書いた手紙を栄養にして
どんどんどんどん元気になるんだ。

だからね。みんなで手紙の木に栄養を与えて欲しい。
やり方は簡単さ。

まずは花市の受付のところにある便せんを1枚とって
手紙を書いて欲しいんだ。
手紙を書く相手は、花市に来ている“誰か”。
自分のこと、花市に来たきっかけ、好きな言葉。
なんでもいいから、まだ見知らぬ“誰か”に向けて
手紙を書いてね。

手紙を書いたら、中が見えないように折って
泉龍寺の境内のどこかにある、手紙の木に
そっとくくりつけて欲しいんだ。

手紙の木がどこにあるかって?
それはここでは教えられないな。
でもね、DOM.F..の迫田さんに聞いてみたらわかるかもね。
どうやらあのおじさん、手紙の木に深くかかわっているらしいよ。

ここでひとつ大切なこと。
手紙をくくりつけたら、
もうすでに手紙の木にくくりつけてある手紙を一通、
持って帰ってほしい。
その手紙はきっと、花市に来た誰かが、
君のために書いた手紙に違いないから。

そしてもし、君が受け取った手紙に、
その手紙を書いた人の連絡先が書いてあったら、
どうか連絡してあげてね。

去年のもみじ市でも花市でも、
この手紙の木がきっかけで、友達になった人が
たくさんいるんだよ。

友達がたくさんいたほうがいいと思う人、手をあげてー!

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2008年4月23日 (水)

アンリロ「ニンジン屋」

An2

たくさんの出店者と出演者の方々で、“たすき”をつないできたこのブログですが、いよいよ最終走者の登場です。今回の大トリを務めるのは、鹿沼の雄、栃木の雄、伝説のフレンチ・ベジタリアン「アンリロ」です。

昨年の花市に初登場以来、連続で参加していただいているアンリロ。泉龍寺の境内に香ばしい匂いを漂わせるニンジンフライを食して、「ニンジンってこんなにおいしいものだったんだ」と思った方も多いのではないでしょうか。

栃木県鹿沼市にあるアンリロ。いまや、(決して大げさではなく)全国から、小さな路地に佇む小さな店を目指して、食いしん坊たちがやってきます。アンリロを訪れた人はきっと、こう叫びたくなるに違いありません。
「野菜だけの料理がなぜこんなにもうまいのか!?」
(何度でも言いますよ)

オーナーシェフである上村真巳さんの確かな技術と経験に裏打ちされた類い希なる感性。そして、その“上村イズム”を受け継ぐ若きスタッフたち。彼らの仕事ぶりは見ていて本当に気持ちがいいのです!

今回はアンリロスタッフの芹沢祐美さん、追立伸幸さん、高村真由美さんはもちろん、アンリロサポーターの政本環さん、江田久美子さん、中山大輔さん、山下俊治さんも含めた総勢8人の元気な若人たちが泉龍寺へやってきます!(お察しのとおり前の記事で紹介したコナトタワムレルの亀田綾さんもアンリロのスタッフです!)

実は今回、昨年のもみじ市に比べると、飲食の出店数を半分程度に減らしています。限られたスペースの中でこのイベントを行うために、このような形をとらせていただきました(たいへん申し訳ありません。この部分、次回への課題とさせてください)。そんな状況の中で、アンリロのみなさんは、「お客様のためになるべくたくさん準備したい」と、3月の中旬から、毎日仕込みをしてくれているそう。うれしいですね。

さらにうれしいことに、今回のチームアンリロは、いままでとは違う料理を準備してくれていますよ。もちろんニンジンフライもたっぷり用意してありますのでお楽しみに!

[アンリロに聞きました]

・今回はどんなお料理を準備していただいているのでしょう?
パイと丼と人参のフライを用意しました。

・テーマの「4」にまつわるお料理もあるとか
パイは、4種類のお豆をトマトソースで煮込んだものを、さくさくのパイに包んで焼きました。
丼は、4種類のお野菜のナムルが乗った韓国風です

・今回はスタッフも増員したということですが!?
前回の反省点として、STAFFが楽しめなかった。。。そこで、交代制で出歩けるようにと。あとは、出したいものをスムーズに提供するには人数が必要だと思ったので。。。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
アンリロのお野菜のおいしさとSTAFFのパワーをいっぱい吸収しに来て下さい!

2007年もみじ市のアンリロ
2007年花市のアンリロ

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コナトタワムレル「春の焼菓子」

Konato

花市まであと3日。ワクワクと不安と緊張感と、ここまでこれた喜びと…いろんな思いが入り交じったお祭り直前のこの気持ち。私たちが市を開くのは今回で4回目となりますが、この時期になると、いつも口では言い表せないような高揚感があります。

今回もたくさんの初出店の方がいらっしゃいますが、その方々の緊張感といったら、相当のものではないでしょうか。そして、今日ご紹介するこの女の子も。

亀田綾さんはパティシエです。栃木県・鹿沼市にある私たちが大好きなフレンチベジタリアンレストラン(お察しの方もいらっしゃると思いますが“あの”」お店です)でスイーツを作っています。

およそ2年ほど前、私が初めて“あの”お店に行った頃の彼女はオーナーシェフに、温かくも厳しい指導を受けながら、まだまだ勉強中という印象でした。お菓子を作りながらも、フロアで接客をしていることも多かった様子。そん中、次第に彼女は自分でお菓子を作って研究したり、写真を撮って手作りのレシピ本を作ったりしながら、おいしいと評判が高い“あの”お店の質と味をしっかりと守るパティシエと成長していきました。彼女の作るお菓子は、粉の味を大切にしつつ、ほどよい甘さ。見た目のかわいらしさも惹かれます。レシピの中には卵や乳製品を使わない焼き菓子もあり、そうとは思えないほどに、深くしっとりした味わいにびっくり!

コナトタワムレルとは、そんな綾さんが個人で活動するときのお名前。おもに、そのお店周辺で毎月行われているイベントを中心に活動するようになったそうです。そんなお話を聞きつけた私たちは「ぜひ、単独で花市に出店してみませんか?」とお誘いしてみました。

昨年の花市やもみじ市でも“あの”お店のデザート部門として参加してくださっていた綾さん。今回は「コナトタワムレル」として初(?)登場です! どんなお菓子を用意してくれているのか、綾さんに教えていただきました。

「花市では、テーマの「4」にちなんで色とりどりの草花が咲きはじめる「春」を意識した「4色の焼菓子」を出したいなと思っています。真っ赤なとちおとめを4粒入れたいちごマフィンのほかに、オレンジ色のにんじんスコーン、黄色の日向夏パウンド、緑の抹茶クッキーを用意する予定です」

う〜ん! カラフルな春の花畑のようなテーブルが目に浮かぶよう。そして先ほど話題にでたレシピ本も。

「以前手作りしたレシピ本を元に、写真を撮り直したりレシピを追加したりして再構成したものを、印刷会社に製本してもらったので、それも花市で販売する予定です。『粉を味わうお菓子の本』というタイトルで、10種類のお菓子のレシピと写真が載った小冊子です」

ますます成長するコナトタワムレルのお菓子を、どうぞお買い逃しなく!

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2008年4月22日 (火)

中川ちえさん×丹治史彦さん「アノニマとin-kyoの縁側トーク」(27日)

Chie

さて、出店者の方々の方々の紹介もいよいよあと3組。このブログをご覧になっている皆さんから「今回はちえさんは出ないの!?」という悲痛な叫びが聞こえてきそうですが(実際に事務局には聞こえてきました! みなさんご安心を。われらがちえさんは、今回は装いも新たにみなさんの前に登場してくれますよ! 第1回のもみじ市から毎回参加して下さっているちえさん。みなさんご存じのとおり、昨年の10月に生活雑貨の店「in-kyo」をオープンし、現在は文筆家と「in-kyo」店主としての2つの顔を持っています。

今回、花市を開催するにあたり、「ちえさんにまた参加してほしい」という、みなさんと同じ悲痛な(?)願いを持っていた事務局一同。ちえさんと何度も相談を重ねるなかで、次のようなことを考えるようになりました。花市ともみじ市はその道の“プロ”が集う催し。ちえさんにも、ちえさんらしい“本業”のお姿で参加してほしい。

すると、ちえさんも同じようなお考えを持っていて下さったようで、今までとは違う“何か”をやろうということに。いくつか出てきたアイデアの中で、ちえさんの本業である、文筆家と「in-kyo」店主としてのお話をみなさんに聞いていただくのはどうかということに! ちえさん、当初やや照れておりましたが、元来お話がとても面白い方。私たちは「ぜひやりましょう!」と猛烈アタック。

さらに図々しい事務局一同は「対談形式ではいかがでしょう?そして、お相手はちえさんの2つの顔に深くかかわっている丹治さんがいいと思うのですが…」と無謀ともいえるお願い。丹治史彦さんといえば、ちえさんの著書をはじめ、暮らしにまつわるさまざまな上質な本を発行する出版社、アノニマ・スタジオの代表者。そして、ちえさんの店「in-kyo」は、アノニマ・スタジオの1階にあるのです!

果たして、そんな相談をちえさんにした数日後、(正直、自分たちでも、この対談の実現性の可能性は低いだろうと思っていたのですが)二人から「OK」のお返事が! 

みなさん、花市ではとても貴重なおふたりのお話会が実現しますよ。どうぞ、縁側で茶飲み話を聞くリラックスした気分で、おふたりのお話をお楽しみくださいね。

<アノニマとin-kyoの縁側トーク>
日時:4/27(日) 14:00~14:50 
場所:鐘楼の下にて

※必ずお読みください
・縁側トークをご覧の方に、アイスコーヒーを限定50杯で販売します。
・アイスコーヒーの整理券は、ちえさんのコーナーで11時から配布します。
・整理券とアイスコーヒーの引き換えは13時30分からになります。
・整理券は、お一人様に付き1枚の配布になります。
・アイスコーヒーを購入した方はステージ近くの簡易ベンチにお座りいただくことができます。
・アイスコーヒーを購入した方以外の方も、無料で縁側トークをご覧になれます。

[ちえさんに聞きました]

・もみじ市、花市を通して初めてのトークショーの意気込みを!
はじめて行われたもみじ市ではteteriaのお茶を。
昨年の花市や前回のもみじ市ではコーヒーで参加しておりました。
でもわたくし本業は喫茶店店主でも焙煎屋でもないのです。
ではその実態は・・・!?

本業の本のお仕事、そして昨年の秋に始めたお店のことを、 
そのどちらとも深く関わりのあるアノニマ・スタジオの代表
丹治史彦氏とお話したいと思います。
対談などといった大袈裟なものではなく、あくまでも縁側で
お話しするくらいのゆるい会にしたいと思っています。 
意気込みが足りなくてスミマセン(笑)

・丹治さんとはどんなお話しになるでしょう!?
*まず「アノニマ・スタジオ」とは?「in-kyo」とは?
*丹治さんがアノニマ・スタジオを立ち上げようと思ったきっかけは?
*出版社のスペース内にshopを入れようと思ったのはなぜ?
またわたくし(ナカガワ)にお声をかけたのは?
*今後の活動など

・アイスコーヒーについて教えてください!
今回は、少しばかりですがアイスコーヒー(400円)を限定50杯で販売する予定です。
*整理券を販売し、トークイベントの開始30分前から引き換えをさせて頂きます。数量が少なくて大変申し訳ございませんがどうぞご了承下さい。

今回の珈琲豆は京都の山間で焙煎をしている
「オオヤコーヒ焙煎所」の豆です。
深くてとろんとしていて、それでいてもたれずすっきり…
そんなわがままな要望にも応えてくれる美味しいコーヒーです。
3月にオオヤさんがin-kyoを訪ねてきてくれたのですが、
そのとき頂いたブラジルは「あぁコーヒーを飲んでいる!」という
力強く、なおかつ後味がやさしい味がしました。
今回のイベント用に焙煎をして頂きます。

・ちえさん自身、今回は花市をどのように楽しみたいですか?
泉龍寺の新緑をぐーんと吸い込んで、
気持のよい一日にしたいと思います。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
前回のもみじ市ではコーヒーをいれるので精いっぱいで、
ご来場して下さった皆様とお話することがほとんできずに
本当に申し訳ありませんでした。
今回はほんのちょこっとの余裕があると思います(たぶん)。
会場でもトークイベント中でもどうぞお声をかけてください。 

2007年もみじ市の中川ちえさん
2007年花市の中川ちえさん
2006年もみじ市の中川ちえさん

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すげさわかよと木下綾乃「よつ葉のこまもの店」(27日)

Sugesawa2

男性イラストレーターのコラボレーションに続いては、女性イラストレーターによるコラボレーションのご紹介! こちらも豪華ですよ! すげさわかよさんと、木下綾乃さんです。お二人とも数多くの著書を出されていたり、雑誌でイラストを描かれたりして、超ご多忙。そんな中、前回のもみじ市にお誘いしたところ、ユニークなワークショップを実施してくれました。子供たちと一緒にまだ知らない国の国旗を描いて、泉龍寺いっぱいに飾るというもの。森の中にカラフルな旗がはためく様子は、まるで絵本の世界のようでした。

そして、今回のワークショップでも、またまたかわいらしい企画を考えてくれましたよ。手作りのよつ葉のおみくじです。お寺ならではのアイディアですね。お店にならぶ手作りの雑貨たちは、これまでは紙の中の世界だったお二人のイラストが、立体になったり、こものになったり。ほとんどが1点ものだそう。これはレアものですよ!

[すげさわさんと木下さんに聞きました]
・前回のもみじ市ではワークショップをやってくださいました。いかがでしたか?
ふたりで、「みんなで描こう!旅する国旗」というワークショップをひらきました。ちいさな子どもたちと絵を描くのははじめてでしたが、すごく楽しかったです。できあがった、みんなのたくさんの国旗がお寺中にはためいて、とても素敵でした。国旗には、参加者の方々へ返送する時にふたりのイラストを添えたのですが、みなさん、いかがだったでしょうか?

・ 今回はどんなお店を出しますか?
テーマである4にちなんで、二人で四つ葉のおみくじを描きました。どちらの描いたおみくじが出てくるかはひいてのお楽しみ。粘土で馬の置物を作ったり、布コラージュでのTシャツ、バッグ制作などふだんの仕事にはない、花市ならではの新しい試みにも挑戦しています。もちろん、ポストカードやグリーティングボックスなど、イラストをのせた紙もの雑貨もたくさん準備してお待ちしています。

・ お店をやられるのは初の試みだそうですが、意気込みをお聞かせください。
「よつ葉みくじ」は、おみくじ、うらない好きのわたしたちが「こんなのが花市にあったらおもしろいかも」と盛り上がってできあがった、手づくりのおみくじ。こんな風に、ふだんのおしゃべりのなかから浮かんだ、いろんなアイディアをふくらませて、楽しんで作っています。ほとんどが、表情の違う1点ものですよ。みなさんにも楽しんでいただけるように、がんばって製作しています!

・ 花市に来るみなさんへ一言お願いします。
ふだんはお互い、全く別の媒体で仕事をしているのですが、花市は半年に一度のコラボレーション。私たちも楽しんで、作品を制作中です。当日は皆さんとお会いして、たくさんお話しできるといいなと思います。(木下)

昨年のもみじ市に続き、「花市新聞」のイラストを担当させていただきました。会場の出店の地図、出店者のみなさんのご紹介など…、「花市」をより楽しめる情報が満載ですので、お手にとっていただけるとうれしいです!(すげさわ)

そうです。すげさわさんのコメントにもありましたが、当日販売します「花市新聞」はすげさわさんに描いていただきました! かわいいイラストがいっぱい、見ているだけでワクワクするような「花市新聞」です。こちらもどうぞご覧くださいね!

2007年もみじ市のすげさわかよさんと木下綾乃さん

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2008年4月21日 (月)

福田“カッパ”利之とtupera tupera“カメ”の「的屋 カッパメ・ボールイン」(27日)

Kappame

さて、残すところ出店者の紹介もいよいよあと5組。今回は、花市だけで実現した、最強コラボレーションユニットの紹介です! このブログをご覧になっているみなさんには説明する必要もないかもしれませんが、福田利之さんtupera tuperaさんといえば、雑誌、絵本、装丁、広告、CDジャケット、テキスタイルなど、さまざまな分野で縦横無尽に活躍し、多くの方が作品を待ち望んでいる“日本を代表する”イラストレーターです。

私たちもおふた組が紡ぎだす世界が大好きで、福田さんもtupera tuperaさんもこれまでみじ市や花市にお見えになっていただいたことを知ったこともあり、満を持して花市への参加のお願いをしました。すると、私たちが予測もしなかったビッグサプライズのお返事が! なんと、福田さんとtupera tuperaの亀山達矢さんが、一日限りのユニットを組んで参加してくれるとのことなのです。

その話を聞いてからは、お二人がどんな出し物を考えてくれるか、ワクワクドキドキ。果たして、おふたりの口から出たきたのは、「的屋をやります」という言葉。これまたビッグサプライズ! 

みなさん、今回の花市では、福田さんと亀山さんにのユニット“カッパメ”による、楽しい楽しい的屋が登場しますよ! あなたに与えられるのは4つのボール(もちろん花市のテーマ「4」に合わせて)。そのボールをカッパメのおふたりが手作りした的を目がけて投げてください! 見事穴に入った方には、豪華賞品のプレゼント。

特に、おふたりのコラボレーションビン人形やオリジナルこけしは、とってもとっても貴重な品。このかわいさは、ファンならずともたまりません。残念ながらはずれた方にも、オリジナルのポストカードが(セットで!)ついてきますので、うれしいですね。春のお祭りでは、大人も子どもも楽しめる、カッパメボールインをお見逃しなく!

[カッパメのおふたりに聞きました]

・カッパメボールインとは?
福田利之さん、通称“カッパ”と、僕、tupera tupera 亀山、通称“カメ”によって結成した新生ユニット“KAPPAME (カッパメ)”で、的屋「カッパメボールイン!」を開きます。
内容は、穴の開いた、カッパとカメの的にボールを4球投げてもらい、見事入れば豪華賞品(作品)が当たるというもの。

主な賞品としては、

特等  ・・・・福田さんかtupera tupera の著書 + KAPPAMEコラボレーションビン人形

1等・・・・・ KAPPAMEコラボレーションビン人形

2等・・・・・カッパオリジナルこけし  or カメオリジナルこけし

3等・・・・・お菓子の詰め合わせ + KAPPAMEオリジナルポストカード 2種類1セット

参加賞  ・・・KAPPAMEオリジナルポストカード 2種類1セット

・福田さんと亀山さん、豪華なコラボレーションですが最初で最後かもしれないとか。この特別ユニットをどのように楽しみたいですか?
普段からとても知り合った仲なのですが、一緒に作品を作るのは初めてです。今は、準備段階からお祭り気分で、コラボレーションを楽しんでいます。
当日は、僕も福田さんも的屋をするのは初めての経験なので、新鮮な気持ちで楽しいみたいと思います。

・初参加ですが花市をどのように楽しみたいですか?
的屋のようなゲーム型の出し物は、これまでの花市ともみじ市にはなかったと思います。
花市によく来ていらっしゃるお客さんが、どのような反応をするのか楽 しみたいと思います。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
あなたもカッパとカメにボールイン!してみませんか?

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CANTUS「ライブ」(26日)

Cantus_prifile

初めて8人の姿をみたとき、「天使が舞い降りてきたよう」と思いました。そして歌声を聞いたとき、「この人たちはほんとうに天使なのかもしれない」と思いました。

その歌声は、人をゾクゾクっとさせ、しだいに心を穏やかにし、そして、感動へと導きます。嫌なことはみんなどこかえ消え失せ、すべての人たちへの感謝の気持ちがわき上がり、いま、ここにいることに、しみじみと幸せを感じるのです。

歌で人の心を動かす天使たち。それがCANTUSです。この若き8人の女性合唱隊は、全国の教会やカフェ、ホールや洞窟など、各地をめぐりながらその美しい歌声を響かせます。彼女たちが歌うのは、おもに教会音楽や宗教音楽。教会音楽といえばゴスペルを思い浮かべる人も多いと思うのですが、ゴスペルはプロテスタントのもので、彼女たちが歌うのはカトリックのもの。静な響きの中に高揚感がわき上がります。ほとんどの歌が「神様が生まれて人々が幸せで喜ぶ」という内容だそうですが、彼女たちはとくにクリスチャンというわけではなく、美しくて大好きな教会音楽をもっと多くの人に聴いてもらいと、歌の内容を彼女たちなりに解釈し、歌い続けているのだといいます。例えば、誰にでもある日常の小さな喜びや感謝の気持ちを思いながら歌うような。

彼女たちはもともと小学生時代に通っていた合唱隊のメンバーだったそう。歌うことが大好きで、大人になって「もう一度みんなで歌ってみよう」と集まった仲間たち。合唱長の太田美帆さんは、現在プロのボーカリストとして活躍中、その他の7人のメンバーたちは普段はそれぞれまったく違う仕事をし、週2回の練習のほか、CANTUSの活動のときに集まるのだそうです。彼女たちの歌うことへの思いは、こちらでも詳しく紹介しています。

そんな彼女たちは、8人がそろって歌うことが嬉しくて、楽しくて仕方がない様子。それは見ている方にも伝わってきて、8人がそれぞれに目で語りあったり、ほほえみあったり、うなずきあったりする姿は、ほんとうに笑顔と美しい響きと幸せをもたらす、天使そのものです。

花市では、泉龍寺の小さな森のなかに響きわたる彼女たちの歌声を、ぜひ聴いてみてくださいね。

<CANTUSライブ>
日時:4/26(土)
場所:鐘楼の下にて

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2008年4月20日 (日)

すみや「ロールキャッベツ屋」(27日)

Sumiya

第1回のもみじ市を企画している時のこと。中川ちえさんと打ち合わせをするためにとある店へ行きました。そこは、ちえさんが「いい店がある」とお勧めしてくれた正統派居酒屋。お造り、焼き鳥、サラダ、煮つけなど、何を食べてもおいしい。さすが食いしん坊のちえさんがお勧めするお店。「居酒屋党」にはたまらない店だったのです。

その店の名は、まるみ。勤め先に近かったということもあり、それ以来、週に一度は通うようになりました。このまるみ、いつ行っても大繁盛。夜は居酒屋党の人々、ランチは女性客で満員状態。一度、「もみじ市で何か一緒にできたらいいですね」と話したことはあったものの、これだけお忙しい中、休日に行われるもみじ市・花市に参加していただくのは難しいだろうと思っていました。

しかし、数カ月前、まるみでいつものように舌鼓を打っていたら、まるみの若旦那の角田和彦さんがひとこと。
「花市に出たいんです!」
おお、なんといううれしいお言葉。その言葉を聞いた私は思わず、「ゴクリ」(気が早い?)。

今回、花市では、まるみの若夫婦角田和彦さん・真秀さん夫妻が、一日だけの「すみや」として初登場します。作っていいただくのはロールキャベツ! 真秀さんはいいます。
「私達が知り合った当初(8年ほど前)、よく食べに行っていた理想のお店、下北沢にあったozenyaさんというロールキャベツのお店を思いおこして作りたいと思っています」
なんとozenyaというキーワードが出てくるとは! かつて下北沢のはずれにあった、かわいいロールキャベツ屋さん(私もよく行きました)の名前を聞き、なんだかとてもうれしい気持ち。さらに、ロールキャベツの中に使う穀物は、千葉の“ムーガニック”農家、「じねん堂」さんのもの(食べたことがありますがとても力強い)を使うということ、そしてロールキャベツに添えるパンは、最近よく耳にするポチコロベーグルさんが作ってくれるということですから期待は高まりますね。

花市では、たった一日だけ開店する「すみや」にぜひお立ち寄りくださいね。

[角田夫妻に聞きました]

・どんなロールキャベツになるのでしょう?
春キャベツを使用したロールキャベツを野菜たっぷりのスープ仕立てでお出しします。今回、信頼できる生産者さんから食材をわけていただく事になり、それを活かしたものにと考えています。

・初参加ですが花市をどのように楽しみたいですか?
前回の花市では、伺う側として空間を楽しみました。
今回は出店させていただく側として、場の空気を感じて楽しみたいです!

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
いらした皆さんが、それぞれの楽しみ方で花市を楽しんでくださいますように!

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升ノ内朝子「いろいろな箱」

Asako

本日ご紹介するのは、ただいま乗りに乗っているイラストレーター、升ノ内朝子さんです。最近の升ノ内さんの仕事といえば、「Coyote」「mini」「めばえ」などの雑誌やミュージカル「アニー」のパンフレット…、それ以外にも絵本やCDジャケット、書籍の装丁まで大活躍! キュートでポップでかつ温かみのある絵柄、なんともいえない柔らかくて物語性のある筆づかいは本当に素敵。まさに、升ノ内さんにしか描けない世界です。

そして、もうひとつ、升ノ内さんの世界を特徴づけているのが、升ノ内さんの卓越した“アイデア”です。時折制作する立体作品やアニメーション、そしてテーマに沿って作られるイラスト作品は、どれもウィットに富み、ユーモアにあふれていて思わず「クスッ」となってしまう愛らしい作品ばかり(升ノ内さんのホームページこちらも合わせてご覧くださいね)。

昨年行われたもみじ市に参加してくれた升ノ内さんは、「旅」というテーマに合わせて、世界周遊双六、マッチラベル、チケットクーポンなどを作ってくれました。それがみんな、可愛くて楽しいこと! ひとつひとつ大切に作られた作品はあっという間に売り切れてしまいました。また、もみじ市のオフィシャルTシャツもデザインしてくれ、こちらも瞬く間に売り切れ。飛行機が、Tシャツの脇の部分を飛んでいるアイデア抜群のイラストが大人気でした。

そして今回の花市。升ノ内さんが、「4」というテーマに合わせて作ってくれるのは、“箱”です! またまた面白いアイデア! 升ノ内さんが作る箱から何が飛び出してくるのか? 箱の中にはどんな“升ノ内朝子ワールド”が広がっているのか? 見逃せませんよ!

追伸
本日から変更になったこのブログのヘッダー部分のイラストも、今回升ノ内さんが花市のDM用に描いてくれたものです! 

[升ノ内さんに聞きました]

・花市ではどんな“箱”をお披露目していただけるのでしょう?
あくまで予定ですが、
-春の箱庭
-春の気まぐれ文房具セット
-DIYファンシーボックスセット
-キャンドルボックス
などなど…。

・2回目の参加ですが、今回の作戦(抱負)は?
朝ギリギリにならない!
もう朝子のくせにとか言わせません(笑)

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
みなさんの'箱ごころ'をくすぐるものを作りたい思います。
ぜひぜひ遊びにきて下さいね。

2007年もみじ市の升ノ内朝子さん

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2008年4月19日 (土)

桑原奈津子「おやつ」(27日)

Kuwahara

ずらりと並んだ魅惑的な袋。さて、その中身は…?

誰かが言いました。彼女は「粉に愛された女」だと。

初めて彼女の作った焼き菓子をいただいたとき、「うわーっ!」と感動したのを覚えています。それは、「おいしい」とか「最高」とか、どんなに最上級の言葉を並べても伝えきれないような、心の底からわき起こる感激でした。ほんとうに素晴らしいモノに出合うと、言葉にできないのかもしれません。

数々の書籍を出版し、雑誌「天然生活」などでも連載を持つ桑原奈津子さんですが、かつては製粉会社につとめ、製品の開発のために試作を作り続けた経験と実績の持ち主。そのおかげで粉の特性を知り尽くし、そこに、シンプルだけど女性らしさがキラリと輝くセンスと、穏やかな人柄やその奥に潜む芯の強さなど、すべてを集結して生み出される焼き菓子は、素朴だけど深く、粉そのものの味が大切にされ、優しく温かい味わいがするのです。

花市は、そんな桑原さんのお菓子を手にすることができる貴重な機会。すべて1人で作っているため、数量にも限りがあり、それを知っているお客様たちの行列で、あっという間に売り切れてしまいます。入手できない方もいらっしゃると思いますが、あらかじめご了承くださいね。

今回の花市で、桑原さんが用意してくださるのは「おやつ」。実はその中身はまだ未定だとか。なにせ、最近のニュースでご存じの方もいらっしゃると思うのですが、焼き菓子には欠かせない、バターが手に入らなくなってしまっているのです。その中でも花市のお客様にベストのモノがご提供できるよう、桑原さんはギリギリまで頭を悩ませてくれているそうです。甘いモノ、しょっぱいもの。どちらも期待できそうですよ。

さて、当日はどんなおやつ袋が登場するのか、来週にはその全貌が明らかに!

2007年もみじ市の桑原奈津子さん
2007年花市の桑原奈津子さん
2006年もみじ市の桑原奈津子さん

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寺澤太郎「肖像写真館」(26日)

Terasawa

泉龍寺の小さな森に、一日限りの写真館がやってきます。

寺澤太郎さんは、「FIGARO japon 」「自休自足」「天然生活」「スタジオボイス」などの雑誌で活躍する、第一線の写真家です。長年雑誌の編集者としてやってきて、様々な写真家と一緒に仕事をしてきましたが、僕は寺澤さんほど美しい写真を撮る人を知りません。寺澤さんほど楽しそうに写真を撮る人を知りません。寺澤さんほど愛に満ちた写真を撮る人を知りません。

特に寺澤さんの撮るポートレートには、白眉の美しさとと力強さとあります。どちらかというと、“薄め”の、空気感(のようなもの)で見せようとする写真が流行りの中、確かな技術と経験に裏打ちされた、本物の写真。そこに寺澤さんの優しさと愛が注入され、見る人の心をとらえて離さない写真が生まれるのだと思います。

ある写真家がいいました。
「写真家にはふたつの仕事がある。撮影をすることと、プリントをすることだ」
この言葉は、写真という作品を生み出す過程において、いかにプリントが大切かということを言い表わしていると思います。デジタルカメラが全盛の中、寺澤さんは今でも自らプリントをしています。1枚の写真を焼くのに何時間もかけて…。

そんな最愛の写真家である寺澤さんに、花市に参加していただけることになりました! 26日の土曜日は、泉龍寺の片隅に写真館が出現します(背景となるスクリーンも特注したとのこと!)。実は今回、写真館の料金を設定するのに寺澤さんと僕たちは、何度も何度も相談をしました。最終的には、1枚8000円という金額を設定したのですが、これには寺澤さん自身が、「大きなフィルム(ブローニーフィルム)で撮影し、自分で大切にプリントをして皆様にとどけたい」という気持ちがつまっています。なんだか説明的になってしまいますが、ブローニーフィルムで撮影し、現像をして、時間をかけてプリントをするという流れの中で材料費等を考えると、これはむしろリーズナブルな金額と言えるのです。

ちなみに、寺澤さんが最近ポートレートを撮影した人は、北野武、クリント・イーストウッド、ジャン・レノ、モーガン・フリーマン、パティ・スミス、シェリル・クロウ他、たくさんのスターたちから市井の人々まで(こちらもあわせてご覧ください)。私的な話になりますが、僕自身も昨年、「一生の記念に」と寺澤さんにポートレートを撮ってもらいました。決して大げさではなく、寺澤さんがプリントをしてくれた写真が届いたとき、涙を流してしまいました。不思議なことに「頑張って生きてきてよかったな」と思ったのです。

めったにないこの機会。あなたも寺澤さんの写真の中に、自らの生きた肖像を残してみませんか?

[寺澤さんに聞きました]

・花市ではどんな写真館が登場するのでしょう?
小さな森にやってきた一日かぎりの写真館です。おひとりおひとりをモノクロのフィルムで撮影させてもらい、暗室で心をこめてプリントした写真をご自宅へお届けします(サイズは六つ切りサイズ・203mm×254mmです)。

・寺澤さんはいつもどんな写真を撮りたいと思っていますか?
人はあるがまま、そのままがいちばん美しいと思っています。それぞれが持っている雰囲気を壊さないように心掛け、時間がたっても色あせない写真を撮りたいと願っています。

・肖像写真館にお見えになる方にメッセージをお願いします!
記録という意味で、今の自分の顔と改めて対面してみるのも面白いと思います。自分の存在の美しさを再発見できるお手伝いができたら嬉しいです。

・寺澤さんご自身、花市をどのように楽しみたいですか?
緑のある静かな場所なので、春を感じながら、仕事とは違った気分で写真を撮ったり、お話しできたらいいなと思います。

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2008年4月18日 (金)

ゆかムーン「花と四つ葉の布小物」

Yuka

ゆかムーンが作るモノは、女の子たちの心をキュンとさせる魅力があります。それは、小さくてまあるくてふわふわしているから。そして、ほのぼのとして温かく、ひと針ひと針の想いがこちらに伝わってくるから。

もうすっかりお馴染となりましたが、tico moonのゆかさんは布作家・ゆかムーンでもあります。いつも、市のテーマにあわせて作品のモチーフを考えてくれるのですが、「花」がテーマだった花市では花のブローチやストラップを、「旅」がテーマのもみじ市では、渡り鳥のキーホルダーなどを作ってくれました。そして今回のテーマは「4」。さて、ゆかムーンはいったい何を作ってくれるのでしょう?

正解は、幸せを呼ぶお守り。四つ葉のクローバーです。そのうえ、昨年の花市で人気だった花のブローチとストラップも、デザインを変えて再び登場! 花市のゆかムーンのブースは、さまざまな布やフェルトで作られた、色とりどりの花と四つ葉の庭になります!

さらに、すでにご紹介しているとおり、tico moonとアノダッテとのコラボレーションが実現! さて、その中身は?

. 今回の出店内容を教えてください。
色々な布とフェルトを使って小物を作ります。前回の花市に続いて「花」のブローチとストラップ。そして今回のテーマである「4」にちなんで「四つ葉のクローバー」のブローチとストラップ。さらにアノダッテさんがティコムーンの曲である「Raspberry」にちなんでジャムを作って下さり、私が「Raspberry」の小物を作るという私にとって夢の様な企画もあり盛りだくさんです!

・ ハープ奏者としてご活躍のゆかさんにとって、ゆかムーンとしての作家活動はどんな存在ですか?
たくさんの人達へ自分の手で作ったものを手渡す事ができる楽しい活動です。ハープを弾く事も、ものを作る事も、作業は違いますが同じ手を使うこと。どんな時でも丁寧に大切に手から何かを作り出していきたいなーと思っています。

花に四つ葉に、溢れるほどのラズベリー。幸せいっぱいのゆかムーンの庭に、ぜひ足を運んでくださいね!

2007年もみじ市のゆかムーン
2007年花市のゆかムーン

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2008年4月17日 (木)

アノダッテ「春色汁粉とラズベリー」

Ano

おやおや、なんだかいい香りがしてきませんか?
くんくん、お鼻をちょっと上に向けてみてください。
ほらほら、甘い匂いがしてきたでしょう?
さあさあ、匂いのするほうへ急ぎましょう。
すたすた、もっともっと急ぎましょう。
あらあら、匂いのするほうは、もうたくさんのひとだかり。
もしもし、みなさん何を見ているの?
まあまあ、そこには色とりどりの、ジャムとおやつが並んでます。
ふむふむ、いい匂いがするわけです。
そうそう、アノダッテが、花市にやってきたのです!

第1回のもみじ市から参加してくれているアノダッテは、いつも大人気。今回も甘い香りを乗せて泉龍寺までやってきます。何と今回はtico moon・ゆかムーンとのコラボレーションもあるとか。 キーワードは「Raspberry」です!

[アノダッテに聞きました]

・花市ではどんな食べ物を出していただけるのでしょう?
おやつとジャム!
今回は、とーっても春らしい白くて甘ーい春色汁粉と
赤・黄・緑・橙の春の果物四大原色からなる春色ジャムを
いろいろな味と香りのグラデーションで。
ジャムは、たかの台の小さなアノダッテにはおいていないものもいろいろ。
お汁粉なくなっちゃったらアノダッテの「いちごミルク」も作るかも!?

・コラボ作品もあるとか?
花市のための「Raspberry」のためのジャムを作ろう!
tico moonとゆかムーンとのコラボレーション!
はじめてのもみじ市から花市、つぎのもみじ市と
いつも
tico moonの音色で
どんなにばたばたしていても
花市・もみじ市に来たんだなぁ・・・
って心がふわんてゆるむのです。
そんな音色を思い浮かべながら
アノダッテのお台所でことことことこと煮ていきますね。
そんなジャムにはゆかムーンのラズベリーがぴったりでしょ?

・今回は花市をどのように楽しみたいですか?
たくさんのおやつやジャムを
たくさんのおきゃくさまに
というのではなく
ひとつひとつのおやつやジャムを
ひとりひとりのおきゃくさまに
届けたいです。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
花市じゅう
お寺じゅう
しあわせあふれる2日間になりますように。

2007年もみじ市のアノダッテ
2007年花市のアノダッテ
2006年もみじ市のアノダッテ

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tico moon「ライブ」

Tico2 

花市までいよいよ10日を切りました。そして、tico moonのおふたりをみなさんに紹介する季節がまたやってきました。第1回のもみじ市から連続で参加していいただいているtico moonのふたり。初めて仙川の小さな森で行ったもみじ市。桜の花びらが舞い散る中で行った昨年の花市。そして、てんやわんやだった昨年のもみじ市。楽しい記憶も、切ない記憶も、ちょっぴり悲しい記憶も、涙が出るほど感動した記憶も、すべてtico moonの音楽とともにあります。

“市”の最終日、日曜日の午後3時。静かに柔らかにハープとギターの音色が会場に響き始めます。その音が鳴っている場所を探すように、たくさんの人がふたりの元へ集まってきます。思い思いの姿で、ふたりが紡ぎだす音楽に聴き入る人々。そのとき、tico moonのふたりの演奏を静かに聴いているお客様の表情を見ると、僕はとても幸せな気分になります。市を開催する過程で起こったいくつかの困難も、浄化されていくようで、「本当にやってよかったな」と、しみじみ思うのです。

今年は、どんな演奏をしてくれるのだろう? お客様はどんな表情でふたりの演奏を見てくれるのだろう? お客様と出店者と僕たちに、どんな記憶を残してくれるだろう? うれしくて、美しくて、切ない日曜日の午後3時まで、もうすぐです。

追伸
待ちに待ったtico moonのニューアルバムが、この初夏発売されることが決定いたしました。花市では、なんとこのアルバムに入る予定の楽曲も演奏してくれるとのこと。もちろん、昨年花市に合わせて作ってくれたあの曲も!

<tico moonライブ>
日時:4/26(土)、27(日) 
場所:鐘楼の下にて

[tico moonに聞きました]

・昨年の花市のときに作ってくださった曲「Raspberry」は、どのような思いで作られたのですか?
一昨年の秋に開かれた第一回「もみじ市」に出演させていただいた時、出店されている方とは殆ど初対面だったのですが、二日間の「もみじ市」が終わって打ち上げの頃には、もうまるで昔からの友達の様に楽しさを分かち合う事ができました。ただ同時に、もう終わってしまったんだなと、切ない気持ちにもなりました。
昨年の「花市」は4月の初旬に開催されたので、春の暖かな空気の中に潜む、そんな始まりと終わりの気持ちを曲にしてみました。

・今回の花市ではどんな風に楽しみたいですか?
今回は音楽も二組初出演の方が演奏され、両日三組づつのライブがあります。皆、大好きな方ばかりなので、青空の下の演奏を楽しみたいと思っています。

・花市に来るお客様にメッセージをお願いします。
当日は僕(影山)は音響のお手伝いでライブスペースに、友加さんはゆかムーンのブースにいる事が多いと思いますので、見かけたら気軽に声をかけて下さい!

2007年もみじ市のtico moon
2007年花市のtico moon
2006年もみじ市のtico moon

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オギハラナミ「コラージュとマスキングテープ」(27日)

Ogihara

ここ最近、私たちのまわりでとっても流行っているアイテムがあります。なんか気になってたくさん欲しい。結構便利であれこれ使える。 

それは…マスキングテープ! その人気の普及役となっている1人が、今日ご紹介するコラージュ作家・オギハラナミさんです。

マスキングテープといえば、建築や車両の塗装などで、大事な部分にはみ出ないようにガードするものとしてホームセンターなどで売られています。それは、ベージュだったりブルーやグリーンだったりしますが、本来の用途によって粘着力が違い、そのために色分けされているのだそうです。素材が和紙というのも心惹かれるところ。そのカラフルさとかわいらしさ、質感の優しさ、貼ってはがせるところ、テープの上に文字が書けることなどなど、たくさんの魅力からマスキングテープの虜になった3人の女性がいました。経堂にあるROBAROBA cafeオーナー・いのまたせいこさん、a2g+(books)の辻本 歩さん、そしてオギハラさんです。

あるとき、3人はあまりにも大好きなマスキングテープが作られるところが見たいと、倉敷にあるカモ井加工株式会社へと向かったのです。そこからが、カモ井とユニークな3人とのコラボレーションの始まり。これまでになかったパステルカラー、グレ一イッシュカラー、金や銀、方眼など、いろんな色や絵柄の、さまざまなマスキングテープが生み出されるようになりました。そしていまでは、多くの雑貨屋さんが梱包に使い、渋谷のロフトなどにも「マスキングテープコーナー」ができるまでに広まったのです。

コラージュ作家のオギハラさんの作る、マスキングテープを使ったコラージュ作品は、カレンダーや小冊子、箱をかわいく飾ったり、壁の絵にしたり。それらは色づかい、アクセントのつけかたがとっても素敵。このセンスがたまらなく好きなのです。

そして、今回の花市では、さまざまなマスキングテープとともに、コラージュ作品を作って登場してくれます。

オギハラさんのもうひとつの顔は「紙マニア」。質感がぐっと来る紙を手にすると、ついついスリスリさわってみたり、そのにおいをかいでしまう(この気持ち、わかりますよね!)ほど。そんなオギハラさんが、これまでに訪れた4か国(タイ、ベトナム、台湾、日本)から買い付けてきた、さまざまな「紙モノ」をセットにして販売します。

花市に繰り広げられるオギハラワールドを、どうぞお楽しみください!

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2008年4月16日 (水)

norio「手作りはんこ」

Norio

本日ご紹介する初参加の方は、とびっきりユニークな出店者、手作りはんこのnorioさんです。

norioさんと初めてお会いしたのは、花市でもおなじみオカズデザインさんのイベントの時でした。遊びに伺って、彼らが作ったおいしいおやつなどを頂いていると、奥の方でなにやら一生懸命彫り物をしている女の子がいます。彼女は彫刻刀を器用に操りながら、およそ3cm四方程度のゴムのかたまりをスイスイ彫っていくのです。

彼女に興味を抱いた私たち。早速はんこを注文。その場で彫ってもらうことにしました。まずは、面接のように作業テーブルをはさんで向き合って座ります。そして、どんなはんこを作って欲しいか、モチーフを伝えます。たとえば、「手紙と鉛筆」とか「四つ葉のクローバー」とかあるいは「ローキックをしている私」とかでもOK。norioさんは、それをユニークで優しく、ちょっとユーモラスに、まずは紙に鉛筆で描いてくれます。そこで、イメージ通りの絵になっているかをチェック。「もう少しこんな感じ」などのやりとりをして、下絵が決まったらそれをゴム版に転写。すると、norioさんは鉛筆を彫刻刀に持ち替えて、何の迷いもなくスイスイと、ゴムに写った線に従って彫っていくのです。みるみるうちに削られ、およそ10分後には、世界でたったひとつの、私のためのはんこが完成しました! 

ペタペタと押して見せてくれた瞬間、見ている人達からは「おーっ!」っと、思わず大歓声。私も自分のはんこを見てニヤニヤ。大満足!

こんなおもしろい人に会ってしまったからには、花市に誘わずにはいられません。すぐに出店のお誘いをしたというわけです。

そんなnorioさん、もともとは日本画を勉強していたそう。描かれる絵がどこかノスタルジックで、かわいらしくもあるのは、そのせいかもしれません。

それでは、初出店のnorioさんに今回の意気込みを聞いてみました。

・はんこ作家のnorioさん、普段はどんなところでどんなハンコを作っているのですか?
普段は雑貨店や百貨店、ギャラリー、パン屋さん、カフェなど、日本全国でその場でオーダーを受け皆様のお好きなモチーフではんこ作りをしています。素材はゴム、持ち手は木を使用し、彫刻刀で彫っていきます。   

・もとは日本画家だったと聞いていますが、ハンコに魅せられたきっかけは?
京都精華大学で日本画を勉強し、卒業した後インドに行ったり、雑貨店で働いたりしていました。その頃ははんこを彫るとは夢にも思っていませんでした。東京にでてきてから絵を仕事にできたら! と心に決め、最初は絵の展示をしていました。そんな中、大学時代に買ったゴム版で、自分の名刺や袋に押すはんこを作っていたところ、学芸大学でいつも作品を見てくれとてもお世話になっているパン屋さんに、お友達にあげるはんこを頼んで頂いたのです。初めて自分以外の人に彫るはんこでした。その時に私は、自己表現の絵をもくもくと描くより、はんこを彫る事で人に喜んでもらえる事がとても嬉しかったのです。これが自分にあってるなぁ。と感じました。昔からお調子者だったので彫って誉められるとますます、頑張って作ろうと。

・これから、どんな作品をつくっていきたいですか?
北海道から九州まで色んな場所をまわらせてもらっているので皆さんからその土地ならではアイデアを頂いたり、お話をしながらはんこを制作する事がとても楽しいです。これからもはんこを通じて沢山の方とお話しながら彫っていけたらいいなと思います。

花市への意気込みをお聞かせください。
はじめての青空の下での制作、のびのびと楽しみながら制作させて頂きたいですー。宜しくお願いします!

ぜひみなさんも、モチーフを用意して花市へお越しくださいね!

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2008年4月15日 (火)

KUR@RI「チーズケーキ」(26日)

Kurari

「和歌山県においしいチーズケーキを作る女の子がいるらしい」
そんな噂を耳にしたのが数年前。「ホームページを通じてのみ販売していてなかなか入手困難」という噂を聞き、「いつかは食べたいな」と思いながらも、そのことはすっかり忘れていました。

時がたって昨年の秋のこと。「今日のお手紙」でも連載していただいている写真家の寺澤太郎さんから、「おいしいチーズケーキがあるんですよ」と、こそこそ話が。なんでも寺澤家では、何度も注文しているらしいとのこと。日本各地でおいしいものを食べている寺澤さんのいうことですから、これは信頼性抜群!ということで、早速そのチーズケーキを注文してみました。

待つこと数週間。やって来たケーキは、味も形も、これこそがチーズケーキ! 体中がとろけそうなチーズケーキでした。おいしいのはもちろん、味がとっても濃厚で、「これは相当いい材料を使っているに違いない」ということが良くわかります。ぺろりと平らげた我が家でも、その後、何度も注文(早め、早めですよ)。後で気づいたのですが、このチーズケーキを作ったのが、数年前、噂に聞いていた、KUR@RIのくらはたくみこさんでした。

あまり人に知られていないおいしいものを作っている人に出会うと、「もみじ市・花市へ出てほしい!」と思ってしまうのはもはや宿命のようなもので、遠く和歌山県に住むくらはたさんにも図々しくお願いをしてしまった事務局一同。先日、くらはたさんに会いに和歌山県紀の川市まで行ってきました。

実はくらはたさん、昨年の11月に、長年の夢だったカフェを開くことになり、今まで通りチーズケーキの通販を続けながら、土曜日と日曜日は、カフェを経営しています。このカフェがお山の中にあってとても素晴らしいのです(いつか皆さんにきちんと紹介したい!)。くらはたさんご本人も、「この人が作るチーズケーキなら確かにおいしいはず」と思わせる素敵な方。オープンして間もないカフェにはたくさんのお客さんがやってきていました。

そのカフェをお休みしてまで、くらはたさんは花市のために東京へ出てきてくれることになりました! イベントにはほとんど出たことがないというくらはたさん。そういう意味でもとっても貴重な機会。みなさん、ぜひくらはたさんとお話をしてくださいね。

[くらはたさんに聞きました]

・花市ではどんなものを販売されるのでしょう?
「花市」ということで、みかんの花の咲く時期に収穫されたはちみつ「みかん蜜」を使ったレアチーズケーキと、ベイクドチーズケーキを。あとクッキーを用意したいと思っています。

・どんなケーキを作りたいと思っていらっしゃいますか?
地元和歌山の新鮮な素材(卵・レモン・はちみつ)を使っています。私のケーキは不恰好でいかにも手作り!ですが、お母さんが大切な家族のために作るような、そんな優しいお菓子を作っていきたいと思っています。

・遠くからの初参加になりますが、花市をどのように楽しみたいですか?
たくさんのお客様やステキな作家さんたちと泉龍寺で同じ時間を過ごせることを楽しみにしています!

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
初めての参加で、たぶん本人はあたふたしていると思いますが。。。チーズケーキで和んでいただけたら嬉しいです!

※必ずお読みください
・当日11時より受付にて整理券を配布します。整理券は、お一人様に付き1枚(1セット分)の配布になります。チーズケーキへの引き換えは12時から15時までとなります。

・数に限りがありますので、予めご了承ください。

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チェーカフェ[CHE ca phe](27日)

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みなさんは、「チェー(CHE)」をご存じですか? 

私たちがこのデザートのことを知ったのは、昨年の秋。もみじ市に出店していただく、魅力的で、かつお客様に新しい提案ができる方を探していたときのことでした。別の出店者の方から「とってもおいしいので、ぜひ!」とご紹介いただいたのが、ベトナム料理の虜になり、ついにはベトナムおやつの本「チェーカフェのベトナムおやつ」を出された3人のユニット、「CHE ca phe」足立由美子さん(東京・江古田にあるベトナム料理店 Maimai店主)、伊藤忍さん(ベトナム料理研究家)、鈴木珠美さん(西麻布にあるベトナム料理店 Kithcen店主)でした。

そこで、私たちがおたずねしたのは鈴木さんのお店「Kitchen」。20席ほどある店内は満席で活気に溢れ、どの席も賑やかに会話を楽しみながら食事をしているシーンが印象的でした。おそらく本場の味を限りなく再現されているのでしょう、東南アジア特有の(あれは調味料でしょうか?)の香りを漂わせ、どれをいただいてもおいしくて、迫力があり「この方々のつくるCHEもぜったいおいしい!」と直感したのでした。

残念ながら秋は都合が合わなかったのですが、この花市ではついに念願かなって、出店いただけることになったのです!

前置きが長くなりましたが、この辺で足立さんにベトナム料理の魅力と今回の花市でのお店について伺ってみましょう。 

・そもそも3人がユニットを組んだきっかけは何ですか?
私たちはベトナムの料理学校で同じ時期に(11年ほど前/同じクラスで学んではいないのですが)ベトナム料理を学んでいた仲間なのです。3人とも日本で仕事をするようになってから、より交流が深まったのですが、この『チェー』がこんなに美味しいのになぜ日本では広まらないのだろうという話をしたのがきっかけになり、「じゃあ、自分たちでチェーやベトナムの美味しいものを紹介すればいいのでは?」とユニットを結成した訳です。

・チェーってどんな食べ物なんですか?
日本でいえば「ぜんざい」のようなもので、芋や豆、穀類、果物などを砂糖とともに甘く煮たおやつです。もともとは温かいものなのですが、クラッシュアイスをのせて冷たくしたり、温かいココナッツミルクをかけたりと、地域によっても特徴があり、季節や素材によってもいろいろな組み合わせがあります。

・チェーの魅力、ベトナム料理の魅力は?
これは、私個人の意見ですが、とにかく『飽きない、尽きない』ことです。チェーにしてもそれこそたくさんの種類がありますし、料理もフォーや生春巻きだけではなく、日本のようにご飯とともに食べるおかずもいろいろ、麺の種類もいろいろ、本当に何回行っても美味しい!!と思うものがたくさん! なんです。まったく尽きません。
 
・では、花市ではどんなお店を開いてくださるのですか?
具材はテーマ『4/フォー』にちなんで、4種類の具材を使った温かい『チェー』をお出しします。緑豆、タピオカ、ココナッツミルク、ローストココナッツ(フィン)で作ります(写真には白玉が入っていますが、今回は入りません)。

・しょっぱいおやつもあるそうですね。
ベトナムにはあまいおやつもしょっぱいおやつもたくさんあります。花市ではバゲットサンドをお出します。こちらもベトナムではお店によって中身がいろいろですが、花市ではミートソースにピクルス替わりの「なます」とパクチーもたっぷりのバインミー(バゲットサンド)です。

花市初登場のCHE ca phe。私たちも楽しみです!

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2008年4月14日 (月)

森貴義さん「ガラクトーイ」

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首都圏在住の様々なジャンルのクリエイターが一堂に会する花市ともみじ市ですが、毎回、数組のクリエイターの方々に遠方よりご参加いただいております。

今回、もっとも遠くから花市のために来ていただくのが、本日ご紹介する森貴義さん。福岡県在住ということだけがわかっている“謎”につつまれたクリエイターです。

森さんの作品との出会いはとても印象的でした。某カフェのカウンターでコーヒーを飲んでいたときのこと。どこからか強い視線を感じるのです。その視線の先をたどると、そこに“いたのが”森さんが作った造形物でした。一度見たら忘れられないその動物や人をモチーフにした造形物は、リアリズムとは離れた姿形をしていながらも、“生きている”感じがします。

森さんが作る造形物たちは、そんな強い“生命力”をもちながら、ユーモアといとおしさに満ちています。材木の木っ端を使い作られる作品を、森さんご本人は「ガラクトーイ」と呼んでいます。ガラクタとトーイ(おもちゃ)を掛け合わせた森さんの造語だと思いますが、僕は、森さんの作品は「アートーイ」でもあると思うのです。トーイでありながらもアートの匂いがする。親しみやすいながらも、何かを訴えかける力がある…そんな作品だと思うのです。

おおげさではなく、花市では、きっとこれから大活躍をされるだろう森さんの作品を手に入れる数少ないチャンスのような気がしています。あなたのたの部屋に、仕事場のデスクの上に、森さんの作品が“生きる場所”を見つけてあげて下さいね。

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DOM.F..「花」

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今日、再び舞台となる泉龍寺に行ってきました。これで、なんど足を運んだことになるでしょう。普段の泉龍寺は静寂していて美しく、澄んだ空気に満ちています。どんなときでも気持ちよく迎えてくれて、ここに立つとすっと背筋が伸びるようです。空を見上げると、新緑のモミジの黄緑色が空に透けてとてもきれい。あと2週間もすれば、もっと緑が濃くなっていることでしょう。

花市の日、この森のようなお寺に豪快に花を咲かせてくれるのが、迫田憲祐さん率いるチームDOM.F..。泉龍寺がある狛江駅のお隣、喜多見駅前にある小さな花屋さんのオーナーです。花束はもちろん、店舗や舞台装飾、庭づくりまで「植物で装う」ことに幅広い経験と技術をもつ迫田さんは、毎回、花市/もみじ市の会場を、私たちを「あっ!」っと驚かせるような豪快な演出で飾ってくれます。

装飾のメインはライブの舞台となる鐘楼。もみじ市では鐘のある2階部分から流れ落ちる滝のごとく枝を組み、その演出は「ダイナミック」そのもの。その裏には高さ4〜5メートルほどにもなる手紙の木のオブジェがそびえました。実は、前回のもみじ市は1日目が台風のため中止。2日目の開催も危ぶまれていた最中、「開催の可能性もあるから」と、暴風雨の中、ライトを点灯しながら雨具姿で夜遅くまで作業をし、大作を作ってくれていたのです。

普段はそんな様子をまったく見せない迫田さんですが、「迫田さんにとってもみじ市とは?」との質問を投げかけたとき、その回答は「生き甲斐!」。その心意気を私たちに見せてくれた出来事でした。

そして今回の花市では、どんな演出を準備してくれているのでしょう? 迫田さんに伺ってきました。

事務局「今回の演出はどんな感じになりそうですか?」
迫田「今度はすごいよ。テーマはアプサラスⅢ(スリー)!」
事務局「スリーって、今回のテーマは4なんですけど…」
迫田「いや、これはとにかくすごいんだよ。最強でクレイジー!」
事務局「それって、花市のイメージとは違うような…。そもそも、アプサラスってなんですか?」
迫田「それは内緒。鐘楼を見てひらめいたんだ。そんなものが出没したらすごいなって」
事務局「一言で言うとどんな感じなんですか?」
迫田「躍動感!」
事務局「それでは、手紙の木はどんなイメージになりそうですか?」
迫田「今回はちょっとひねろうかなー。当日のお楽しみ」
事務局「最後に一言、意気込みをお願いします」
迫田「躍動感!! あとは当日の気分次第。気分が乗ってるといいね!」

そんなわけで(どんなわけ?)、チームDOM.F...による花の装飾をどうぞお楽しみに!

2007年もみじ市のDOM.F..
2007年花市のDOM.F..
2006年もみじ市のDOM.F..

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2008年4月13日 (日)

植松良枝「mamagotoの出張料理」(27日)

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今回ご紹介するのは、レタスクラブやオレンジページ、ELLE A TABLEなど、あらゆる雑誌でひっぱりだこの料理研究家・植松良枝さん。普段は写真でしか見ることのできないあのおいしそうな料理が、「mamagotoの出張料理」のお店として、花市にやってきます!

植松さんといえば、実家の畑でおじいちゃん、おばあちゃんとともに野菜を育てていて、その「料理を作る」だけでなく「素材を作る」ところから自分自身で行っている姿勢が、とってもハートウォーミングで素敵。畑ではなじみの野菜だけでなく、旅行好きの植松さんが海外で食べておいしかった料理を再現できるよう、パクチーやクウシンサイなどの手に入りにくい野菜も育てています。自分が食べたいものを育て、そこから生まれる植松さんのレシピは、すばらしくおいしいことはもちろん、ダイナミックでフレッシュ。気取らないけれど、ありきたりじゃない。植松さんのお人柄のような、おおらかさを感じさせます。

第1回目のもみじ市から参加してくださっている植松さん。前回のもみじ市では、野菜がゴロゴロ入ってピリッとスパイシーなモロッコシチューと、せいろからふわっと立ちこめる湯気が心をひいた「マーマレード蒸しパン」を販売してくれました。

そして、今回の花市ではどんなおいしいものを用意してくれるのでしょう? 植松さんに聞いてみました。

・今回はどんな料理を予定していますか?
今回は、ヨーグルトパンと春のクラムチャウダーをお出ししたいと思っています。ナチュラル素材のシンプルパンと、具沢山の春のクラムチャウダー。クラムチャウダーの中に入っている絹さや、スナップえんどうは、丹精込めて育てた植松農園のもの。新じゃがいもなどの旬食材もごろごろ入ったクラムチャウダーです。ニューイングランドスタイルでお届けします。

・今回の花市への意気込みをお聞かせください。
すっかり年中行事となってしまっている花市、もみじ市。果たしてそのベテランぶりはいかんなく発揮できるのでしょうか? がんばります!

アトリエmamagotoの出張料理をどうぞお楽しみに!

2007年もみじ市の植松良枝さん
2007年花市の植松良枝さん
2006年もみじ市の植松良枝さん

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2008年4月12日 (土)

早崎志保「ガラスごこち」

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数か月前、何気なくインターネットにアクセスしていた時のこと。ある方のブログに載っていたグラスに目が釘付けになりました。まるで、生まれたばかりの赤ちゃんを包み込むようなやさしい曲線のガラスの中に、星くずが舞っています。その名も「てんてん星のグラス」。

このグラスを作った人の名は、早崎志保さん。仕事柄、ものづくりの作家さんを知らない方ではないと思っていますが、初めて聞くお名前でした。あまり情報は多くなかったのですが、調べてみると「雨あとの小鉢」「色小石のグラス」「水の輪郭一輪挿し」など、ロマンチックな名前がつけられた、美しくてかわいらしい作品がたくさん。これは花市事務局としては放っておくわけには(?)いきません。

先月のこと。事務局一同は、早崎さんに会うために一路愛知県へ。初めてお会いする早崎さんは、ご本人が作るガラスと同じ優しくてたおやかな方。実は早崎さん、最近独立したばかりで、まさに今、ご自宅に工房を作られている真っ只中。

そんなお忙しい中、早崎さんは遠く愛知県岡崎市から、花市に参加してくださることになりました! しかも、花市に合わせて、テーマに合わせて、新しい作品も作ってくださるというのですから嬉しいですね(箸置きとアクセサリーも見逃せません!)。これから大活躍されること間違いなしの早崎志保さんの東京デビューをお見逃しなく!

追伸
てんてん星のグラスの星は何でできているのでしょう? そして、どうやって作られているのでしょう? 正解は、花市当日に早崎さんにお聞きくださいね。

【早崎さんに聞きました】

・早崎さんが考えるガラス作りの魅力とは?
ガラスの素材自体が美しく、熱いうちは意思を持ってるかのような強さがある素材なので、その強さや溶けている時の柔らかさを生かせるような作品作りをしたいと考えています。とろとろのガラスがアツアツのうちに瞬間的に作り上げていくところが好きですね。

・作品の名前がかわいらしくてロマンチックですが、どんな思いで名付けられるのでしょう?
器をデザインしていると自然とそうなるのです。茶道の茶碗と同じ考えなのですが、使うときに景色を楽しめる器がよいなぁと思っていて、それで日々の暮らしの景色の断片からイメージをもらって制作しています。

・今回はどんな作品を販売されるのでしょう?
これから暖かい季節になっていくので涼しげな透明を基調にした「てんてん星」シリーズを中心に出店するつもりです。あと、いただいたテーマ「4」という数字をモチーフに箸置きをせっせと作っているところです。只今窯入れ中です。また、小さなモチーフのついたガラスのヘアアクセサリーも持っていきます。これも窯入れ中です。お楽しみに。

・初参加ですが花市をどのように楽しみたいですか?
泉龍寺は緑が綺麗そうなので新緑を楽しみつつ、他の作家さんの作品を一同に拝見できるので刺激を受けに行きたいなぁと思っています。たくさんの来場者の方がいらっしゃるとお聞きしたのでドキドキしています。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします。
初めての出店ですので、多くの方に作品を実際に手にとって見ていただけたら、と思います。ひとつひとつたわんだ形が違うので、お気に入りを見つけていただけたら幸いです。

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安部太一さん「陶芸」

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安部太一さんは島根県東出雲町在住の陶芸家。一年前、初めて私が接した安部さんの作品は、白磁の器でした。繊細な美しさを放つその器は、モダンな雰囲気を持ちながらも、どこか中世のような空気を感じさせ、直感的に「長く使っていくごとに好きになる器だ」と思ったのを覚えています。

昨年のもみじ市の時のこと。もみじ市に合わせて、椿野恵里子さんと安部さんがコラボレーションして作った器を発表してくださるというので、とても楽しみにしていました。会場前のあわただしい中、気になった私はこっそり(?)椿野さんのブースに行ったのですが、ちらりと見せてもらった器が本当に素敵で、「あれとあの器をあとで買おう!」とウキウキした気分でその場を離れました。終了間際に訪れてみると時すでに遅し。ほとんどの作品が売り切れていたのでした。

正直言って、東京で安部さんのことをご存じの人は、まださほど多くはなかったと思うのですが、逆にいえば、安部さんの作品そのものの素晴らしさと、もみじ市に来るお客様たちの目が高いことを改めて感じ、なんだかとてもうれしかったのを覚えています(作品は買えませんでしたが!)。

前回は椿野さんのサポートとして参加してくれた安部さんですが、今回は単独出店! はるばる東出雲から皆さんに会うためにやってきてくれますよ。もちろん、椿野さんのとのコラボレーション作品もありますので、お見逃しなく!

[安部さんに聞きました]

・花市ではどんな作品を販売されるのでしょうか?
クラシックな雰囲気の陶器です。日常に使える食器、ピッチャーや燭台も作ります。

・今回も椿野さんとの作品がありますね!
テーマに合わせて作り出す4つの風景の中の花の器を作り、展示販売します。椿野さんのイメージする花器を花や果実が引き立つように、情景を思い浮かべながら作りました。器の釉薬も4色選んでもらいました。

・花市をどのように楽しみたいですか?
花市を通してお客様や作り手の方に出会えるのが今から楽しみです。できるだけたくさんの感想を聞いたり、自分自身「花市」を満喫したいと思います。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
器に温度があることが伝わればいいなぁと思います。手にとって触れてみてください。

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2008年4月11日 (金)

椿野恵里子さん「写真と花の展示」

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1年に一度の花のお祭りに、再び“花の人”が大阪からやってきます。フォトエッセイストとして活躍著しい椿野恵里子さん。昨年、吉祥寺のギャラリーfeveで行われた個展も大成功に終わり、写真自体の力はもちろん、写真の“見せ方”や、会場全体のスタイリングも素晴らしいものがありました。

常々思うのですが、フォトエッセイストである椿野さんはスタイリストとしても素晴らしい力を持ち合わせていると思うのです。物を見つける力、物を選び分ける力、それらをレイアウトする力…。取材でお伺いしたことのある椿野さんの部屋、椿野さんが企画したイベント、そしてもちろん花市・もみじ市でも、椿野さんがかかわる空間は、そのどれもが美しさと心地よい驚きに満ちています。

さらにもうひとつ。前回のもみじ市で感じた椿野さんの力。「旅」をテーマにした作品の一つとして、椿野さんが陶芸家の安部太一さんさんとコラボレーションして作った器がとても素敵だったのです。椿野さんの才能の花が、また一つ開いたような気がしたのでした。

今回の花市では、椿野さんが、どんな“椿野恵里子”を見せてくれるのか? 皆さん、お楽しみに!

[椿野さんに聞きました]

・花市ではどんな作品を販売されるのでしょうか?
花市といえば花。春の花をそっと閉じこめたような風景を写真をとおして届けたい思っています。どんなかたちになるか……お楽しみに。
当日は花と器を使って写真の中の風景を少し展示したいと思っています。展示の器も一部販売します。

・「4」というテーマでもお考えいただいたとか。
「花と果実の4つの風景」を撮りました。今回の為に、被写体となる花の器のかたちから考えました。

・今回も安部さんのとのコラボレーションが楽しみです。
今回のテーマ「花と果実の4つの風景」を作り出すために、私の考えた花の器を安部さんがかたちにしてくれました。かたちだけでなく器の釉薬のいろと花の色の組み合わせも大切にしました。花に寄り添うような器になると思います。

・花市をどのように楽しみたいですか?
緑の木々の下で沢山の人々と深呼吸できたらいいですね。今回で参加するのが3回目なので、少しは余裕をもって可能な限り直接お話しをしながら私自身もお客様と同じように楽しめたらと思います。新しい出会いがまたありそうでとても楽しみです。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
今年もこの春の一日を思いっきり楽しんでもらえたら嬉しいです。きっと沢山の人たちが来てくださると思うので、来てくださる方々にも良い出会いがあればもっと嬉しいです。よろしくお願いします。

2007年もみじ市の椿野恵里子さん
2007年花市の椿野恵里子さん

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ひなた焼菓子店「春の焼き菓子し包み」(27日)

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なつかしい引き戸を開いたとき、そこにはスイーツが大好きな私たちの心をときめかすようなシーンが目に飛び込んできました。

ひなた焼菓子店は、町田市にある小さな焼菓子屋さんです。昭和の香りただよう、住居をかねた平屋の1室がそのお店。中央にどーんと置かれた大きなテーブルには、パウンドケーキや白や茶色やつぶつぶ模様の入ったクッキーなどがわんさか。ほんとに小さなお店だけれど、窓から見える向かいの畑の風景を眺めては、いっぱい並んだお菓子から「どれにしようか」と選ぶのは、なんだかとっても幸せな時間です。

選び抜かれた国産材料を使い、しっかりと焼かれたお菓子の数々は、味ももちろんですが、パッケージやお店のロゴなどの見た目もすべて、甘すぎず、飾りすぎず、素直でシンプル。そこからは店主・森和子さんの、素材を大切に作る気持ちと、それを生かす経験と技術から生み出されていることがわかります。

そんなひなた焼菓子店が、前回のもみじ市では1日だけの出張「ひなた屋」として初出店してくれました。町田のお店のごとく、ずらりと並べられた焼菓子は、オープンと同時にあっという間に品切れに。みなさん、このおいしさを知っていたのですね。

2回目の出店となる今回の花市では、楽しい企画で準備してくれるそうですよ。
「手作りのエコバッグに春らしい焼菓子を詰め合わせた、2種類のお楽しみ袋を用意します。何が入っているかは、開けてからのお楽しみ!」
そう、朗らかに答えてくれた森さん。

今回も、日曜日だけの1日出張「ひなた焼菓子店」です。どうぞ、お買い逃しなく!

2007年もみじ市のひなた屋

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2008年4月10日 (木)

オカズデザイン「レモネード屋」

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レモネードがこんなにも美しくて、おいしいものだなんて!

あまりなじみのなかった、この飲み物。たとえば、昔ながらの喫茶店のメニューの片隅にのっていたり、ちょっと前の歌の歌詞にも出てきたり。そういえば、清涼飲料水の「ラムネ」は「レモネード」が訛ったものだそうです。

そんな、レトロな甘酸っぱいイメージをガラリと変えてくれたのが、料理長の吉岡知子さんと室長の吉岡秀治さん、パン職人の平愛美さんによる料理とデザインのユニット、オカズデザインが作るレモネードでした。大きなガラス瓶の中でゆっくり時間をかけて熟成されるくだものは、レモンだけにとどまらず、スダチや甘夏、キンカン、ライムなど、あらゆる柑橘類が使われています。それぞれひとつひとつに個性があって、スイートだったり、酸味が効いていたり、爽やかな味わいだったり。見た目も透き通るビタミンカラーがとってもきれいで、花市やもみじ市で、グリーンから黄色、オレンジいろの瓶がずらりと並ぶ様子は、もう、たまらなくおいしそうな風景でした。

もちろん、今回の花市でも春らしいレモネードをたっぷり用意してくれるそうです。さらに、こんな企画も。
「いつものレモネードずらりに加えて、4種の柑橘を使った花市レモネードを出店します。 初のミックスレモネード! みごとその4種を当てた方には、先着1名さまに何かプレゼントを検討中です」
だとか。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

そして、もうひとつ。オカズデザインさんといえば、がっつりおいしいご飯も忘れてはいけません。今回はどんなお食事を用意してくれるのですか?
「塩豚サンドで行こうと思います。そんじょそこらの塩豚とは比較にならない(あー言っちゃった!)、しみじみガツンとうまいものです。2つのソースを選んでいただける形にしようかと思ってます。もしくは数種の豆の煮込みをずらり並べ、煮豆バーなんてのもいかすかなー」

「食べる」という、生きていく上でもっとも大切で幸せなことを、こよなく愛するオカズデザイン。おいしいものをつくり、提供していくことへの探求心はとどまることを知りません。ご本人たちが、「時間が醸し出してくれるおいしさが好き」という通り、じっくりと時間をかけて丁寧につくられる品々は、「早くて簡単もいいけれど、時間をかけることってやっぱり大切よね」と教えてくれます。

そんなオカズデザインさん、新アトリエ「カモシカ」を近々始動されるとか。月に一度、食堂やイベントの計画もあるそうです。空間も料理もとっても素敵で居心地がいいお店になりそうですよ。

そのまえに、花市のオカズデザイン「レモネード屋」さんへ、どうぞお立ち寄りください!

2007年もみじ市のオカズデザイン
2007年花市のオカズデザイン

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2008年4月 9日 (水)

Petite Cocotte 「プチココ蚤の市」

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今回の花市では、初の試みとして魅力的な“古いものたち”を扱う4つのお店に出店していただくことになりました。これまでに、古道具、古本、ユーズドカメラの3つの店を紹介してきましたが、古ものチームのトリを飾るのは……そうです。“雑貨の母”、プチココさんです!

いまさら皆さんに紹介するまでもないと思いますが、プチココさんといえば、自ら運営するwebサイトででアンティークのフレンチ雑貨など多くの魅力的な雑貨を紹介・販売し、また、旅やカフェや雑貨に彩られた毎日の暮らしを綴り続けています。

数多くの著書や雑誌の連載があり、雑貨やかわいいものが好きな人たちにとっては憧れの存在といってもいいと思いますが、“とにかく雑貨が好き”というピュアな感性や情熱をいつまでも失わないのがプチココさんの素敵なところ。お人柄も、いつも太陽のような明るくて、初めて会った人にもフレンドリーに話しかけてくれる、心やさしきお姉さんなのです。

プチココさんに会うたびに、「何か楽しいことをやりたいですね」と言っていた私たち。今回念願かなって、プチココさんが花市のために、福島からやってきてくれることになりました! どうやら、よだれ物&掘り出し物の数々を持って来てくれるようですよ。

花市では小さな森の片隅にある、プチココ蚤の市に寄っといで!

【プチココさんに聞きました】

・花市ではどんな商品を販売されるのでしょう?
フランスからやってきたブロカントをザクザクと持って行こうと思います。

・どんなお店になるのでしょう?
自分がはじめてパリの蚤の市に行ったとき、予想以上にジャンクな物が多くてびっくりしました。その中から自分だけの宝物を見つけたうれしさが忘れられず、その思い出の雰囲気を再現したお店にしたいと思っています。

・花市のためにたくさん仕入れてくださったとか。
今回は、パリやアルザスのマダムたちに普段の暮らしで使っていたような「あれこれを」送っていただきました。

・プチココさんが考える古いものの魅力とは?
私の場合は、ずっと「パリの普段の暮らし」に憧れていて、映画や雑誌などで、暮らしの中に大切に使われている古いものを見かけるたび、自分の暮らしにもそれを取り入れたいと思うようになりました。

その後、念願の古いものに囲まれる暮しをしてみると、時を重ねたからこそ生まれるぬくもりだけではなく、そこには長く愛されるような理由や歴史などの背景があることに気づきました。

それから、前にどんな人が使っていたのだろうと、思いを馳せたりしながら受け継ぐつもりで使っていると、さらに愛着が湧いてくるということも実感したのです。私の考える古いものの魅力は、そういう「いろんなこと」をひっくるめながらただ眺めているだけではなく、暮らしの中で使っていけることかなと思っています。

・初参加ですが、花市をどのように楽しみたいですか?
とにかく、お客様とお話をしたり、同じものを見て共感したりできればうれしいです。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
花市で「プチココ蚤の市」を開店します。そのお店では、「自分だけの宝物を探してみる」とか、「値段交渉にトライしてみる」などなど、思い思いに楽しい時間を過ごしていただければうれしいです。皆様にお会いできるのを楽しみに、新緑の空の下でお待ちしています。

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フォト・ノスタルジア「ユーズドカメラとカメラ雑貨」

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古道具、古本に続いての古ものは……そうです、カメラです! ここ数年の間に、昔のフィルムカメラやトイカメラを手にする女性の数がかなり増えましたが、そのムーブメントの火付け役のひとりが、本日ご紹介するフォト・ノスタルジアの金子さんです。

フォト・ノスタルジアは、船橋市にあるユーズドカメラを中心に販売するお店。小さなお店の中には、カメラ女子のツボを刺激しまくるカメラたちが所狭しと並んでいます。女性向けカメラ雑誌の編集部に、おすすめカメラの情報を提供することが多いというのもうなづけます。

先日、花市の打ち合わせにフォト・ノスタルジアのお店にお伺いしました。ここで、その時に私の心をとらえたカメラをいくつか紹介しましょう。まずは最近女子に人気のハーフカメラ。オリンパス・ペン、キヤノン・デミなどカメラの形が可愛いのももちろん、通常の倍の枚数撮れるのが魅力。続いては、ペンタックスの110(上写真真ん中右)。110フィルムを使うミニミニカメラながら一眼レフで描写力抜群!そして、憧れの二眼レフカメラ(上写真真ん中左の2つ)。もちろんロモやホルガなどのトイカメラも!

「古いカメラは難しそう」という心配は御無用。金子さんが使い方を親切に教えてくれますよ。それぞれのカメラで撮影した作例もたくさん持ってきて下さる予定なので、遠慮せずにどんどん質問してくださいね。価格がとても買い求めやすいのもフォト・ノスタルジアさんの特徴。こちらもほとんどが1点ものなので、気に入ったら迷わず!

【金子さんに聞きました】

・花市ではどんな商品を販売する予定ですか?
40年ほど前に作られたフィルムカメラを中心に、カメラまわりの小物として、ストラップやバッグなども販売します。花市用のオリジナルストラップ、バッグなども作りました。

・「4」にまつわるカメラもあるとか?
4にちなんで真四角の写真を撮れるカメラをいろいろ用意しした。

・金子さんが考える昔の(ユーズドの)カメラの魅力とは?
何十年も前に作られたものが今でもその役割をちゃんと果たしてくれる。そしてこのレンズを通して、どんな人がどんな光景を見てきたのか。そんなことに思いをはせながらシャッターを押すと、写真の1枚1枚がとても大事に思えてきます。

・初参加ですが、花市をどのように楽しみたいですか?
昨年は来場者として楽しませていただいたので、今回は昔のカメラを通じてみなさんに何かを伝えられればと思います。

・花市にお見えになる皆さまにメッセージをお願いします!
今からどんなカメラを持っていけばみなさんに喜んでいただけるか、考えながらわくわくしています。ぜひ気軽に昔のカメラに触れてみてください!

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2008年4月 8日 (火)

古書モダン・クラシック「春の木陰の小さな古本屋」

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古ものチームの2番手は、皆さんが大好きな古本を取り扱うお店の登場です。古書モダン・クラシックさんは、古賀大郎さんとカヨさん夫妻が、二人で営んでいるオンラインの古書店です。

「花市では、古もののお店を4つ集めたい! 古本を扱うお店もひとつ出て欲しい!」と、ところかまわず(?)叫んでいたところ、昨年のもみじ市もお手伝いしてくださったロバロバカフェのいのまたさんが紹介してくれたのが、モダン・クラシックさんでした。

モダン・クラシックさんは、店主の太郎さんがデザイン書や写真集、一般書を広く取り扱い、カヨさんが女性向けの雑誌や書籍を取り扱うという非常にバランスのいい本屋さん。花市のために、かなりたくさんの本を仕入れてくれているご様子。どうぞお楽しみに!

ところで、先のロバロバカフェでも、花市と同じ日の4月26日から『ロバロバカフェ・春の古本市』が開催されます。ロバロバカフェがある場所は、泉龍寺のある狛江駅と同じ小田急線の経堂駅。古本好きの方はぜひロバロバカフェにもお立ち寄り下さいね。

【古賀さんに聞きました】

・花市ではどんな商品を販売されるのでしょう?
国内外の絵本、デザイン書、写真集、暮らしの本、手芸本、婦人雑誌などです。皆さんがあまり眼にしたことのない古本、子どもから大人まで見て読んで楽しめる古本を、持っていけたらと思います。

・「4」というテーマに合わせた本もあるとか?
今回の花市のテーマが「4」ということで、本のタイトルや著者名に「4」または「四」が入っている本、また雑誌の4月号など、4にまつわる古本を用意しています。

・古賀さんが考える古本の魅力とは?
どんな本も、いずれは古本になります。あまり売れなかった本でも、古本になって価値が出る本もあるし、またその逆もあります。人間と同じく、本にも、その本当の価値に人々が気付くまで、時間がかかることがあります。一度は挫折した本が、古本として再び輝きだすのを見るのが、古本屋の一番の楽しみです。

・初参加ですが、花市をどのように楽しみたいですか?
今回は唯一の古本屋ということで、あまり古本に馴染みのない方に、古本の楽しさ、素晴らしさを知っていただけたらと願っています。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
花市は、お客様の個性がはっきりしているので、本のセレクトにかなり力を入れました! 当店は夫婦でやっておりますので、男性にも女性にも、楽しんでいただける古本をご用意いたしております。

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あきすけ「古道具と古雑貨」

「4」をテーマにお贈りする花市ですが、これからご紹介する4組の出店者の方々は、花市ともみじ市を通じて初めて登場するジャンルの方々です。

今回花市では、新しい試みとして、魅力的なユーズドの“ものたち”を扱う4つのお店に出店していただくことになりました。花市当日は、泉龍寺の小さな森の片隅で、4つのお店による古ものマーケットが開かれる予定。どうぞ、掘り出し物を見つけてくださいね。そして、使われなくなったものに、もう一度花を咲かせてください!

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さて、ユーズドチーム1番手は、古道具と古雑貨のあきすけさんの登場です。あれは3年前のこと。いつものイタリアンレストランに向かう途中、ある店先にかわいい椅子が並んでいる様子に目が釘づけになりました。この店こそ、安藤大輔さんが脱サラの末開いた店、あきすけだったのです。

店内に入ると、魅力的な古雑貨がたくさん。大正時代を感じさせる机、棚、ランプシェード、食器などが所狭しと並んでいます。その日は椅子を買って帰ったのですが、その後も、古い梯子、ランプ、お盆、食器など行くたびに何かを買うように。近年、古道具や古雑貨は全体的に値が高くなっていますが、あきすけは、とても買い求めやすい金額を設定してくれていて、古もの好きにはとっても嬉しい店なのです。

そんなわけで、実はあまり人には教えたくなかった店ではあるのですが、安藤さんと「何か一緒にやりたいですね」と以前から言っていたこともあり、今回ご登場いただくことになりました。ほとんどのものが1点ものなのでお買い逃しなく!

【安藤さんに聞きました】

・花市ではどんな商品を販売されるのでしょう?
昔の家具と古道具たちです。花市のために、持ち帰ることができる大きさの家具やいろいろな道具類をこつこつと仕入れています。

・安藤さんが考える古道具・古雑貨の魅力とは?
江戸時代の百鬼夜行絵巻では、古い道具は命が宿る「付喪神(つくもがみ)」として描かれていました。豊かになった現代ではちょっとしたことでモノを捨ててしまいますが、昔の人たちはモノには命が宿ると考え、古くなったモノを神様として大切に扱っていたようです。
古道具には道具の用途や機能よりも、なんだか生き物としての魅力を感じます。ほっとけば朽ち果て見捨てられてしまう古い道具です。新たなご主人との出会いを仲介するのが私の仕事です。

・初参加ですが、花市をどのように楽しみたいですか?
今までモノを通じてたくさんの人と出合ってきました。花市でもたくさんの人と出会えるのを楽しみにしています。

・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
古道具・中古家具を扱う小さなお店を営んでいます。毎日の生活が楽しくなるようなモノを集めて日々奔走しています。理由はないけど、なんかいい。そんな品物たちを集めてみました。みんな連れて帰ってもらおうと待っています。ぜひ、お家に連れて帰ってあげてください。

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2008年4月 7日 (月)

cimai「パン」(26日)

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天然酵母のパンとイーストのパン、その両方を楽しめるcimaiのパン屋さん。本当の姉妹であるお二人は、お姉さんの大久保真紀子さんは天然酵母で、妹の三浦有紀子さんはイーストでパンを焼いています。

初めてお二人のパンをいただいたのは、昨年の花市にお誘いした頃。たくさんのパンを持ってきてくださったのですが、その時の印象をいまでもはっきりと覚えています。

「まるでケーキみたい!」

天然酵母のパンもイーストのパンも、どちらも贅沢なまでにフルーツやペースト、ナッツやクリームチーズなどが練り込まれ、イーストのパンなのにもっちり重量感があったり、天然酵母のパンなのにほんのりと優しい甘さが嬉しかったり。「こうでなければならない」という枠にとらわれない自由な発想と、自分たちが本当に食べたいと思うパンを作り続けている姿は、とっても素敵。パンを作ることを楽しんでいる様子がこちらまで伝わってきます。

つい先日まで、パン屋さんで働きながらも、もうひとつの顔としてcimaiでパンを作っていた真紀子さん。子育てをしながらも、自宅に人が入るほどに大きなパン焼き窯を購入し、イベントやカフェでパンを販売をしている有紀子さん。これまでは別々に活動していたこの二人が、いよいよ埼玉県でパン屋さんを開くことになったというのです。とってもセンスの良いお二人なので、お店もきっと素敵になるはず。今から楽しみですね。

それに先駆けて、花市ではますます張り切ってパンを用意してくださるそうです。どんなパンが届くかは当日までのお楽しみだそうですが、できるだけたくさん準備してくださるとのこと。これから新たなスタートを切るcimaiのパンをどうぞお買い逃しなく!

2007年もみじ市のcimai
2007年花市のcimai

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THE YOUNG GROUP「ライブ」(27日)

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昨年の12月。栃木県の、あるカフェのオーナーと食事をしていた時のこと。
「誰かが置いて行ったCDなんだけどね、とてもいいんだよ。うちのカフェでは邦楽はかけないんだけど、これならいいと思って」
といって聴かせてくれたのが、THE YOUNG GROUPのアルバム「TJONNIK」でした。

ナイーブで、壊れそうなくらい美しくて繊細な木之下渉さんのボーカルと、土信田有宏さんのギターによって紡ぎだされるメロディ。どこの国にも属さないような神秘性を持ちながら、誰をも優しく包み込むような“朝”のような穏やかさをもったメロディ。

儚さと美しさを併せ持った二人の音楽に、ある人は救われ、ある人は切なくなり、ある人はきっと、旅に出たくなるでしょう。

<THE YOUNG GROUPライブ>
日時:4/27(日) 
場所:鐘楼の下にて

【THE YOUNG GROUPのお二人に聞きました】

・花市ではどんな演奏をしたいですか?
花市という、ものを作るエネルギーみたいなものが溢れている場で演奏できるのが、すごく楽しみです。新曲を中心に演奏する予定で、新しいアイデアをためしたいと考えています。

・演奏以外で、花市での楽しみは?
未知なので色々。

・花市へ来てくださるお客様にひとことお願いします。
rock’n roll is not dead

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2008年4月 6日 (日)

ウクレレ部長大塚君のウクレレワークショップ(26日)

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もみじ市・花市でいつも大人気!ウクレレ部長大塚君による恒例のウキウキ♪ウクレレワークショップを今回も行います。講師はおなじみ、ウクレレライフを楽しんでいるウクレレ部のリーダー・大塚君が務めます。

ウクレレに触ったことのない方も、押入れに眠っているウクレレをお持ちの方も、ウクレレライフをもっと楽しみたい方も、みんな一緒に青空の下で合わせて弾く楽しさを味わってみませんか?

はじめはウクレレの持ち方から学び、最後はみんなで一曲演奏しましょう。ウクレレはこちらで準備しますので、お気軽にご参加ください。今回は、花市のテーマである「4」をヒントに楽しい企画を計画中です!

<ワークショップのご案内>
日時:4月26日(土)11時30分~12時30分
参加費:1000円(当日のお支払い)
定員:10人(先着順)
申し込み先:定員に達したため締め切りました 

※予約制です。参加ご希望の方は、メールの件名を「ウクレレワークショップ」としていただき、本文中に「お名前」「電話番号」「メールアドレス」を明記の上、上記メールアドレスまでお送り下さいますよう、お願い申し上げます。また、当日ウクレレをお持ちいただける方は、その旨明記いただければ幸いです。

2007年もみじ市の大塚君
2007年花市の大塚君
2006年もみじ市の大塚君

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2008年4月 5日 (土)

feltico・麻生順子さん「ハンドメイドフェルト」

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今回初の参加となるフェルト作家のfeltico・麻生順子さん。
麻生さんの作る作品は、フェルトという素材の温かさと柔らかなイメージをもちながらも、ハッとする色の組み合わせの斬新さに、まず目を奪われます。

初めてお会いしたのは、まだまだ寒さも一段と厳しい1月下旬。feltico初の個展を見るために、下北沢の会場へ伺ったときでした。そこにはフェルト素材のピアスや指輪アクセサリー、花びら1枚1枚の重なりが素敵な表情のコサージュ、クルミの針刺し、ぽこんとした丸いフォルムが可愛らしいバッグ等々、色とりどりの作品がたくさん飾られており、felticoの世界が広がっていたのでした。

私がそこで一番気になって仕方がなかったものが、クルミの針刺し。色の組み合わせがどれも素敵なのはもちろんのこと、針をスッと刺すときの感触が良い感じなのです。少しだけギュッとして、それからスッと留まる感じがなんとも言えずちょうど良い、気持ちの良い感触で、何度でも試してみたくなるのです。実際に購入して使ってみると、とても使いやすく、お針箱の中に入っている様子も可愛らしいこと!また、裏側はクルミがついているので、少し勢い余って深く刺してしまっても針が裏側に飛び出してくることがないので安心です。

フェルトというと冬のイメージがありますが、じつは冬は暖かく、夏は通気性が良く蒸れにくいため、一年中ご利用いただける快適な素材なのです。ぜひとも花市ではfelticoの素敵な作品を手にとってご覧くださいね。

【felticoからのメッセージ】

・花市に初参加する意気込みを教えてください
はじめましてのfelticoです。江戸時代、この泉龍寺で実際に「市」が開かれていたというお話しを伺ってから、ずっとワクワクしながら想いを馳せています。とにかく自分が何より楽しめる「市」になるように、がんばりたいと思います!

・花市に向けてどんな作品を作っていますか?
「春」や「花」「自然」「4月」をテーマに新作を含む「色」を楽しめるアイテムを制作中です。

・フェルトの作品作りで苦労される点や大変な部分などを教えてください
フェルト化させるまでに、根気と体力が必要なところ。夏は汗だくに暑くて(お湯を使うので)、冬は凍えそうに(手が濡れた状態なので)寒いところ、、ですかね。

・ここをみてもらいたい、という点がありましたら教えてください
くすっ、と喜んでもらえるもの。1つ1つに想いを込めること。色であそぶこと。人に着けてもらってようやくはじめて完成するもの。そんなようなことを目指して作っています。

・花市に来るお客さんにむけてメッセージをお願いいたします
私にとっても、みなさんにとっても、この花市で素敵な出会いやつながりがたくさんありますように。

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2008年4月 4日 (金)

村上みゆきさん「森のお菓子屋さん」(26日)&「青空紅茶教室」(27日)

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第1回のもみじ市から4回連続の参加となる村上みゆきさん。村上みゆきさんがつくるケーキの美味しさについては、これまで何度もご紹介してきました(下のリンクをどうぞ !)。実は今回、村上さんは、花市に出店するのを最後まで悩んでいました。ご自身が選び抜いた材料を使い、ていねいにていねいにケーキを作る村上さんは、そんなにたくさんの数を作れるわけではありません。「たくさんの人に喜んでもらうには私では力不足のような気がして…」。

でも僕たちは、それでも村上さんに花市に出てほしいと言いました。それだけ村上さんが時間をかけてていねいに作っているということだし、そういう作品の発表の場であるということが、花市ともみじ市の“ねっこ”のひとつだと思うのです。どうか皆さんにもご理解いただけたらうれしいです。そして、村上さんのケーキを手にした方は、ぜひ村上さんとお話ししてくださいね。村上さんがどんな風にケーキを作っているのか、などの質問にも、きっと優しく答えてくれますよ!

そして今回は、村上さんのもう一つのお姿も皆さんにお披露目します! 村上さんは紅茶教室の先生でもあるのです。現在、西荻窪で、自ら紅茶教室を営んでいます。今回は、小さなお寺の空の下、村上先生の青空教室が開講します! 紅茶はもちろん、なんと村上さん手作りのお菓子とおみやげ付きですよ! 

今回は、26日の土曜日がケーキの販売、27日の日曜日が予約制の紅茶教室になりますのでお間違えのないように!

<青空紅茶教室のご案内>
日時:4月27日(日) 13時~14時
参加費:2000円(お茶・お菓子・おみやげ付き、当日のお支払い)
定員:8人(先着順) 定員に達したため終了いたしました

【村上みゆきさんからのメッセージ】

・今回はどんなケーキを?
去年の花市でも作った花市ケーキと、季節と「4」を意識したお菓子を作ります。

・初の野外紅茶教室ということですが…。
野外教室は本当にいつかは実現したかった夢なのでかなって嬉しいです(晴れを祈ってます!)。

・今回の青空教室の内容を教えてください。
紅茶の基本のいれ方をデモンストレーションでご覧いただいて、ティータイムにしようかと思っています。

・教室に参加される方にひとことお願いします。
教室と堅苦しく考えずに、気持ちの良い青空の下で、お茶とお菓子を楽しんでください 。

・今回の花市をどのように楽しみたいですか?
教室をやらせていただけることで目線が変わり、いつもの市と違う楽しみかたが出来そうでワクワクしてます。

・花市に来て下さる方にメッセージをお願いします。
雑に作らず、無理をせず、ひとつひとつ、気持ちを込めて作ります。召し上がっていただいて会話が生まれたら嬉しいです。

2007年もみじ市の村上みゆきさん
2007年花市の村上みゆきさん
2006年もみじ市の村上みゆきさん

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2008年4月 3日 (木)

petit a petit「パンと焼き菓子」(26日)

Nakanishi

“petit a petit”(すこしずつ)はパン屋さん。中西麻由美さんが、その日に注文のあった分をご自宅で作り、配達をしています。毎朝、その日に必要な分の小麦粉を石臼でひき、酵母の状態をみながら季節に合った方法で、ていねいに作っています。美味しくて、安心して食べられる中西さんのパンはいつも大人気。希望の日に配達してもらうのが難しい時もあります。

第一回のもみじ市から参加してくださっている中西さん。ふだんは一日に数セットを販売するために焼いているパンですが、花市(もみじ市)に参加してくださるときには、いつもできる限りのたくさんのパンを焼いてきてくださいます。それでも、毎回大人気ですぐに売切れてしまいますが、手作りで手間と時間をかけて作られているために、なかなか大量に作るというわけにはいかないので、もしお越しの祭には早めにご購入されることをおすすめします。

そんな中西さんが、今回は新しい試みに挑戦するという噂をキャッチ。どうやら、布作家のTARCOさんとのコラボレーション作品が登場するようです! パンを焼く中西さんと布作家のTARCOさん。一見すると、さて、どんな作品になるのか…? 想像がつかないような気もするのですが、今回は「4」というテーマに合わせて特別に焼き菓子のセットをご用意してくださるそうです。どんなコラボレーションになるのかは当日までのお楽しみ!

【中西麻由美さんからのメッセージ】

・今回の花市ではどんなパンをつくる予定でしょうか?
数種類の定番のパンと、今回は特別にクッキーも作る予定です。布作家TARACOさんとのコラボレーションでは、TARACOさんのバックのイメージにも合うような4種類の焼菓子を作ります。

・パン作りで苦労される点や大変な部分などを教えてください。
1人で全てのことをしているので、病気やけがをしないようにすることです。

・ここをみてもらいたい、という点がありましたら教えてください。
あたり前のことなのですが、材料を吟味して、自分が食べたいと思うパンを丁寧に作っていることです。粉自体の香りも味わってもらいたいです。

・今後やってみたいことはありますか?
数や種類を増やすというよりは、質をより高めていきたいです。

・花市に来るお客さんにむけてメッセージをお願いいたします。
普段は、限られた地域のお客様としかお会いできないので、いろいろな方とお話できたら嬉しいです。お声をお掛け下さい。

2007年もみじ市の中西麻由美さん
2007年花市の中西麻由美さん
2006年もみじ市の中西麻由美さん

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2008年4月 2日 (水)

TARCO「リネンのテサゲ」

Tarco

ずっと先のことだと思っていたのに、経ってしまうとその日はあっという間にやってきました。

半年以上前にオーダーしたTARCOさんのテサゲが、私の元に届いたのです。段ボール紙の包装紙のまわりはチクチクミシンで縫い止められていて、いっぱいに切手(確か5円切手)が貼られていました。もう、それを手にしただけでワクワク。包装を開くと、ぎゅっと小さくたたまれていたテサゲのカラフルな色が、手の中でふわっと広がります。「やっと来たんだ!」という喜びがじわんわり。片面がコラージュ、片面が裂き折りのリバーシブルのテサゲには、がんじょうな革の持ち手がついていて、嬉しさのあまり、裏にしたり表にしたり、腕にかけたり、肩にかけたり。 

リネンが好きなTARCOさん。テサゲにはあらゆる色のリネンがふんだんに使われていて、表面のコラージュはとってカラフルでハッピー。裏面は落ち着いた組み合わせの裂き折りで、ずっと長く使えそうなデザインです。肌触りもリネン特有の優しさ。そのうえ、洗ってもだいじょうぶとのこと。その実用性も嬉しいですね。ひとつひとつ丁寧に布を重ね、ひと針ひと針縫い目を飾っていく。そのすべてを1人で行っているため、このテサゲを手にすると、7ヶ月待ちというのも当然、と思えてきます。

それが、花市では当日受け取れる、というのですから嬉しいですよね! そのうえ今回初の試みとして、花市の別の作家さんとコラボレーションしてくださることになりました。とっても魅力的なセットになりそう。その相手の方は、明日ご紹介しましょう。

2007年花市のTARCOさん
2008年もみじ市のTARCOさん

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ブリティッシュシード「エアルームベジタブル」

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陶器、木工、布小物、イラスト、料理などさまざまなジャンルの作品が一堂に会する花市ですが、本日ご紹介するのは、もみじ市と花市を通じてはじめて登場するジャンルの“作品” です。

園芸を趣味とする方ならきっと、ブリティッシュシードの名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。ブリティッシュシードは、その名の通り英国の種子を中心に扱う種屋さん。日本ではあまりお目にかかれない花や野菜の種、そのかわいらしいパッケージは、多くの園芸家の心をとらえています。

ブリティッシュシードの石井さんと初めて出会ったのは今から12年前。当時、渋谷で小さな花屋さんを営んでいた石井さんが、花屋を畳んで種専門の会社を始めると聞いた時には驚いたものですが(もったいないと思ったものですが)、今となっては、石井さんは、世に園芸 家がこれだけ増えるのを見越していたのではないかと思えてきます。

植物や園芸に対して限りない情熱を見せる石井さん。そんな石井さんが数年前から恋をしてしまったのがエアルームシード。皆さん、聞いたことがありますか? エアルームシードとは、直訳すると「家宝種」という意味。欧米では、「ガーデナーやその家族が北アメリカに移住した時にもたらされ、アメリカ原住民や、アーミッシュによって栽培され続けてきたもの」と定義されています。

現在、我が国で流通している種子のほとんどは、F1品種(交配種)と呼ばれているもの。F1品種の種は、栽培期間や収穫時期、色や形が一定になるよう、言ってみれば育てやすく経済効率がいいように“工業的に”生産された種なのです。一方、エアルームシードは、植物が本来持っている特徴を保持しています。つまり、収穫時期や色や形が少しずつ違うのです。 植物も生き物。人間と同じということですね。

収穫時期が少しずつ違うということは、家庭園芸家にはうってつけです。毎日食べるだけの野菜を少しずつ収穫できるからです。また、F1品種とは違い、自家採種がしやすいという特徴もあります。

さて、エアルームシードに恋をした石井さんは、今年、千葉県に農場を開きました。これまでは種の販売だけをしていたのですが、自らエアルームシードを育て、今度はその苗や、野菜を販売しようというのです。石井さんの新しい挑戦です。

4月の終わりは、石井さんが育てたエアルームシードの苗がちょうど大きくなり始めたころ 。そうです。日本ではじめてといっていい、エアルームシード専門の農場で育てた苗が、花市で初お目見えするのです! 今回は、2500種もあるエアルームトマトの中から厳選した苗と、キュウ リ、ナス、メロン、ブロッコリー、カリフラワーなどのエアルームベジタブルの苗を販売してくれるとのこと(今回は野菜自体は販売しませんのでご注意ください)。

今までわが国ではほとんど目にすることがなかったエアルームシードは、味も見た目も、巷で流通している野菜とは一味違う魅力的な野菜ばかり。大切に大切に守られてきた安全で美しい野菜を、あなたも育ててみませんか? そして、それを次世代へつなげていく歴史の1ペ ージを一緒に作りませんか?

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