あきすけ「古道具と古雑貨」
「4」をテーマにお贈りする花市ですが、これからご紹介する4組の出店者の方々は、花市ともみじ市を通じて初めて登場するジャンルの方々です。
今回花市では、新しい試みとして、魅力的なユーズドの“ものたち”を扱う4つのお店に出店していただくことになりました。花市当日は、泉龍寺の小さな森の片隅で、4つのお店による古ものマーケットが開かれる予定。どうぞ、掘り出し物を見つけてくださいね。そして、使われなくなったものに、もう一度花を咲かせてください!
さて、ユーズドチーム1番手は、古道具と古雑貨のあきすけさんの登場です。あれは3年前のこと。いつものイタリアンレストランに向かう途中、ある店先にかわいい椅子が並んでいる様子に目が釘づけになりました。この店こそ、安藤大輔さんが脱サラの末開いた店、あきすけだったのです。
店内に入ると、魅力的な古雑貨がたくさん。大正時代を感じさせる机、棚、ランプシェード、食器などが所狭しと並んでいます。その日は椅子を買って帰ったのですが、その後も、古い梯子、ランプ、お盆、食器など行くたびに何かを買うように。近年、古道具や古雑貨は全体的に値が高くなっていますが、あきすけは、とても買い求めやすい金額を設定してくれていて、古もの好きにはとっても嬉しい店なのです。
そんなわけで、実はあまり人には教えたくなかった店ではあるのですが、安藤さんと「何か一緒にやりたいですね」と以前から言っていたこともあり、今回ご登場いただくことになりました。ほとんどのものが1点ものなのでお買い逃しなく!
【安藤さんに聞きました】
・花市ではどんな商品を販売されるのでしょう?
昔の家具と古道具たちです。花市のために、持ち帰ることができる大きさの家具やいろいろな道具類をこつこつと仕入れています。
・安藤さんが考える古道具・古雑貨の魅力とは?
江戸時代の百鬼夜行絵巻では、古い道具は命が宿る「付喪神(つくもがみ)」として描かれていました。豊かになった現代ではちょっとしたことでモノを捨ててしまいますが、昔の人たちはモノには命が宿ると考え、古くなったモノを神様として大切に扱っていたようです。
古道具には道具の用途や機能よりも、なんだか生き物としての魅力を感じます。ほっとけば朽ち果て見捨てられてしまう古い道具です。新たなご主人との出会いを仲介するのが私の仕事です。
・初参加ですが、花市をどのように楽しみたいですか?
今までモノを通じてたくさんの人と出合ってきました。花市でもたくさんの人と出会えるのを楽しみにしています。
・花市にお見えになる皆様にメッセージをお願いします!
古道具・中古家具を扱う小さなお店を営んでいます。毎日の生活が楽しくなるようなモノを集めて日々奔走しています。理由はないけど、なんかいい。そんな品物たちを集めてみました。みんな連れて帰ってもらおうと待っています。ぜひ、お家に連れて帰ってあげてください。
| 固定リンク