コナトタワムレル「春の焼菓子」
花市まであと3日。ワクワクと不安と緊張感と、ここまでこれた喜びと…いろんな思いが入り交じったお祭り直前のこの気持ち。私たちが市を開くのは今回で4回目となりますが、この時期になると、いつも口では言い表せないような高揚感があります。
今回もたくさんの初出店の方がいらっしゃいますが、その方々の緊張感といったら、相当のものではないでしょうか。そして、今日ご紹介するこの女の子も。
亀田綾さんはパティシエです。栃木県・鹿沼市にある私たちが大好きなフレンチベジタリアンレストラン(お察しの方もいらっしゃると思いますが“あの”」お店です)でスイーツを作っています。
およそ2年ほど前、私が初めて“あの”お店に行った頃の彼女はオーナーシェフに、温かくも厳しい指導を受けながら、まだまだ勉強中という印象でした。お菓子を作りながらも、フロアで接客をしていることも多かった様子。そん中、次第に彼女は自分でお菓子を作って研究したり、写真を撮って手作りのレシピ本を作ったりしながら、おいしいと評判が高い“あの”お店の質と味をしっかりと守るパティシエと成長していきました。彼女の作るお菓子は、粉の味を大切にしつつ、ほどよい甘さ。見た目のかわいらしさも惹かれます。レシピの中には卵や乳製品を使わない焼き菓子もあり、そうとは思えないほどに、深くしっとりした味わいにびっくり!
コナトタワムレルとは、そんな綾さんが個人で活動するときのお名前。おもに、そのお店周辺で毎月行われているイベントを中心に活動するようになったそうです。そんなお話を聞きつけた私たちは「ぜひ、単独で花市に出店してみませんか?」とお誘いしてみました。
昨年の花市やもみじ市でも“あの”お店のデザート部門として参加してくださっていた綾さん。今回は「コナトタワムレル」として初(?)登場です! どんなお菓子を用意してくれているのか、綾さんに教えていただきました。
「花市では、テーマの「4」にちなんで色とりどりの草花が咲きはじめる「春」を意識した「4色の焼菓子」を出したいなと思っています。真っ赤なとちおとめを4粒入れたいちごマフィンのほかに、オレンジ色のにんじんスコーン、黄色の日向夏パウンド、緑の抹茶クッキーを用意する予定です」
う〜ん! カラフルな春の花畑のようなテーブルが目に浮かぶよう。そして先ほど話題にでたレシピ本も。
「以前手作りしたレシピ本を元に、写真を撮り直したりレシピを追加したりして再構成したものを、印刷会社に製本してもらったので、それも花市で販売する予定です。『粉を味わうお菓子の本』というタイトルで、10種類のお菓子のレシピと写真が載った小冊子です」
ますます成長するコナトタワムレルのお菓子を、どうぞお買い逃しなく!
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