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2008年4月14日 (月)

森貴義さん「ガラクトーイ」

Mori

首都圏在住の様々なジャンルのクリエイターが一堂に会する花市ともみじ市ですが、毎回、数組のクリエイターの方々に遠方よりご参加いただいております。

今回、もっとも遠くから花市のために来ていただくのが、本日ご紹介する森貴義さん。福岡県在住ということだけがわかっている“謎”につつまれたクリエイターです。

森さんの作品との出会いはとても印象的でした。某カフェのカウンターでコーヒーを飲んでいたときのこと。どこからか強い視線を感じるのです。その視線の先をたどると、そこに“いたのが”森さんが作った造形物でした。一度見たら忘れられないその動物や人をモチーフにした造形物は、リアリズムとは離れた姿形をしていながらも、“生きている”感じがします。

森さんが作る造形物たちは、そんな強い“生命力”をもちながら、ユーモアといとおしさに満ちています。材木の木っ端を使い作られる作品を、森さんご本人は「ガラクトーイ」と呼んでいます。ガラクタとトーイ(おもちゃ)を掛け合わせた森さんの造語だと思いますが、僕は、森さんの作品は「アートーイ」でもあると思うのです。トーイでありながらもアートの匂いがする。親しみやすいながらも、何かを訴えかける力がある…そんな作品だと思うのです。

おおげさではなく、花市では、きっとこれから大活躍をされるだろう森さんの作品を手に入れる数少ないチャンスのような気がしています。あなたのたの部屋に、仕事場のデスクの上に、森さんの作品が“生きる場所”を見つけてあげて下さいね。

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