« 懐かしい風景 | トップページ | 『小さな雑貨屋さんのつくり方』 編集後記その1 ~ハルカゼ舎の巻~ »

2009年8月24日 (月)

小さな雑貨屋さんのつくり方

Zakka_cover

4月から制作に取り掛かっていた2冊の本のうちの一冊、『小さな雑貨屋さんのつくり方』が、8月27日に辰巳出版から発売されます。「小さなお店をじっくり取材する本を作りたい」という僕たちの思いと、「これから雑貨屋さんを始める人にとって、参考書になるような本を作りたい」という辰巳さんの思いを融合させ、この書籍が生まれました。

手紙社としては初の著作となるこの本。当初は、「さて、どんな本を作ろうか?」と、いろいろ考えを巡らせていたのですが、取材を進めていくうちに、「オーソドックスな、王道的な本を作ろう」と思うようになりました。なぜなら、今回取材をさせていただいた20の雑貨屋さんがどれも素敵なお店で、こういった本の取材をこれまでに受けていない(お店が多い)ということもあり、また敬愛する写真家である寺澤太郎氏が撮影を引き受けてくれたということもあり、素敵な雑貨屋さんの魅力を、奇をてらうことなく、まっすぐに伝えることが大切なのでは、と考えたのです。

この本の取材を通して、以前からいつかは取材をさせていただきたいな、と願っていたFarmer’s Tableのオーナー・石川博子さんに会うことができました。取材中、石川さんがこんなことを言いました。「Farmer’s Tableで石川さんがやるべきこと」というテーマに話が及んだときのことです。

「自分がやるべきことのひとつは、作り手の人が作った素敵なものを、“きちんと”見せること。自分がその作家さんの作品を初めて見たときに、素敵だなあ、使いたいなあって思った感動を、お客様が同じように感じてくれるように、きちんと見せる。ディスプレイでごまかして、良く見せることはできるんだけど、それは失礼だと思うんです。だって、もともと良いものなんだから」

素敵な言葉でしょう? 石川さんの言葉が、今回の僕たちの本づくりに大きな影響を与えたのは、言うまでもありません。

『小さな雑貨屋さんのつくり方』には、石川さんが語った言葉のような“珠玉の言葉”がたくさん出てきます。雑貨屋さんを愛する人、そしていつかは雑貨屋さんを開きたいと考えている方々に、手にとっていただけたら嬉しいです。

さて、上の写真は本書籍のカバー(表紙)。当初は、もっとすっきりしたデザインにしていたのですが、ちょっと弱いかなと思ったのと、どうせなら参考書っぽくしたいということもあり、カバーの天地を切り(短くし)、表紙の青地を出すことにしました。この本には「お店づくりのABC」というサブタイトルがついています。シリーズ化になったときに、同じようなつくり(デザイン)にし、青地の部分の色を変えることで、シリーズ書籍としてのわかりやすさを打ち出せたらいいな、という狙いもあります。

そしてカバーをとると…

Zakka_hyou1

このようになります! カバーをとってもお得な感じ? そして、表4(裏表紙)のレイアウトで、もしかしたら出版界初!? という試みをしています。裏を返すと…

Zakka_hyou4

じゃじゃーん。書籍には必バーコードがついていて、その部分は白地にしなくてはいけないのですが、ご覧のように、雲の中にバーコード部分を入れてみました。取次さんからも、「今までに例がない」と渋られたのですが、版元の担当者である矢口さんが、剛腕で(?)通してくれたのです。楽しいでしょ?

いよいよ3日後。『小さな雑貨屋さんのつくり方』は、全国の書店に並びます。また、すでにAmazonでは、予約購入することもできます(表紙の画像がきれいではないのですが…)。今後このブログでは、本書籍で登場するお店の紹介や取材後記も掲載していく予定ですので、ぜひお読みいただけたら幸いです。

|

« 懐かしい風景 | トップページ | 『小さな雑貨屋さんのつくり方』 編集後記その1 ~ハルカゼ舎の巻~ »