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2009年9月

2009年9月25日 (金)

本がキター!

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さかのぼって22日のお話。この日、古書モダン・クラシックの古賀夫妻が手紙社にやってきてくれました。図書室に入れる本を持ってきてくれたのです。 そうです、この図書室の本のセレクトは、モダン・クラシックプロデュース。僕たちも大まかな希望はお伝えしたのですが、基本的にはおふたりにお任せしました。

上の写真は、搬入した本をこれから本棚に入れるところ。さて、どんな本が飛び出すのか?

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この日は、もみじ市事務局の打ち合わせの日でもありました。作業風景をちょっと紹介。上の写真は、備品班。もみじ市当日に使用する備品の確認作業を行っています。

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こちらは、宝さがし班。「宝さがし」というテーマに合わせて、あることを企てています。

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本の搬入に立ち会ってくれた(というか手伝ってくれた)設計の井田氏。なんと、もみじ市のレイアウトの作図までお手伝いいただいてしまいました。さすが建築家。素晴らしい出来栄えでした。

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本棚に本が入り始めました。

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おお! いい感じですねぇ。

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本が入ったことで、空間が出来上がってきた感じ。

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この日、モダン・クラシックのおふたりが準備してくれた本は約1000冊! お料理の本、インテリアの本、旅の本、デザインの本、絵本、SF小説、70年代の雑誌など、楽しいラインナップ。これらの本は、すべて購入することができます。

本棚にはまだ余裕があるので、オープンまで少しずつモダン・クラシックさんが補充してくれる予定。オープン後も、一週間に一度、補充してくれる予定です。

たくさんの素敵な本に囲まれて、みんな幸せ気分。この後、みんなで本棚を眺めながら乾杯しました。

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最後はサービスカット。本棚の前で、もみじ市事務局の元気娘・しみっちゃんの女優カット!

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2009年9月24日 (木)

今日は大切なお話です。

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陶芸家の小谷田君が紹介してくれたその小さな女性の目はキラキラと輝いていて、まっすぐにこちらを見つめてきた。少女のような目だな、と思った。何かを表現したくてうずうずしているような目だな、と思った。去年のもみじ市での出来事だ。

彼女は広島でごはん屋さんを営んでいる子なのだ、と陶芸家は言った。そのごはん屋さんで、陶芸家の器を使っているのだ、と言った。そのくらいの話をしただけだった。

それから1ヶ月後、大学時代の親友の結婚式に呼ばれ、人生で初めて広島を訪れた。10年以上会っていない親友から突然連絡をもらってびっくりしたし、結婚をすると聞いてびっくりしたし、式を広島で行うということにもびっくりしたけれど、今考えると彼が、陶芸家からバトンタッチして一本の縁の糸をつなげてくれたのかもしれないな、と思う。

どうせ広島に行くならと、僕はあのキラキラした目をした女性のお店に行ってみたいな、と思った。彼女がどんな料理を作るのか、興味があった。果たして、彼女の作る料理は素晴らしいものだった。幸せを感じる料理だった。

世の中にはたくさん美味しい料理がある。タイヤメーカーの人でなくても、“巨匠”でなくても、思わず星を2つも3つもつけたくなる美味しい料理は数多くある。でも、「美味しい料理」が「幸せな料理」かといえばそれは違う。難しい話ではない。美味しい料理とは、作り手(料理人)が「美味しくなりますように」と願って作る料理であり、幸せな料理とは、作り手が「食べた人が幸せになりますように」と願って作る料理だ。彼女が作る料理は、まさに後者だった。

年が明けて2月。「東京で種をまく。」というイベントを企画したとき、彼女に東京に出てきもらい、1日だけごはん屋さんをやってもらった。それから1カ月後、僕たちは手紙社の新しい“基地”をつくることを決めた。そしてその基地に、厨房施設をつくることを計画した。当初は、イベントのときだけ使えばいいや、くらいに思っていた。でも、借りた物件は団地の小さな商店街の店舗物件。その商店街には飲食店がなく、店舗会の人たちからは、「毎日店を開けたらいいのに」と言われた。僕たちもちょうどその頃、基地の中にごはん屋さんがあったら楽しいだろうな、と考え始めていた。

実はそのとき、すでに僕たちの頭の中には、彼女がいた。それより少し前、彼女から、「もしかしたら広島の店を卒業するかもしれない」ということを聞いていたのだ。

7月中旬、僕たちは仕事で広島に行った。その折に、再び彼女のお店を訪れた。再び彼女が作った料理をいただいた。前回いただいたときより、さらに幸福度は増した。だから僕たちは、ダメもとで彼女にお願いした。東京に来ませんか、と。

彼女は、8月の終わりに広島の店を卒業した。そして今週、東京にやってくる。

10月、手紙社の基地のなかに、タナカセイコさんのごはん屋さんがオープンする。その店の名を、 「ヒバリ」という。

手紙社とヒバリは、晴れの日も雨の日も、手を携えて、大きな空を飛んでゆく。

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2009年9月18日 (金)

15重の塔

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昨日の続きです。昨日、ニシモト氏がせっせとこしらえていた木片、どうやらこのあたりで活躍するらしいのです。これが予想外の使われ方で…

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じゃじゃーん! ご覧の通り、空中本棚を吊っているボルトを木片で覆っているのですね。しかも1個じゃなくてこんなにたくさん。積み木みたい。

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接着剤で固定した後は、塗料を塗っていきます。

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完成! ユニークでカッコイイ。井田氏のアイデアらしいのですが、僕らは全く知らされておらず、工事の終わりに、井田氏とニシモト氏の黄金コンビからいただいた嬉しいプレゼントになりました。

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2009年9月17日 (木)

テーブルが来たー!

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図書室のテーブル届く。かなり感動。とっても前に書きましたが、これは、とある小学校の図工室で使っていたテーブルを譲り受けたもの。元はこのテーブルです。見違えたでしょ? ニシモトリョウタ氏が美しくよみがえらせてくれたのです。小学校で使われていたテーブルなので、脚を高くしてもらいました。

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そして、なんといっても天板。 たくさん刺さっていた釘を抜いてもらい、グラインダーで表面を削ってもらい、このテクスチャー。美しいです。天板に塗料を塗ろうと思っていたのですが、今の表情が美しいのでこのままにしようかな…。

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テーブルを運んでくれたニシモト氏ご一行様、その後も引き続き作業をしてくれました。

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なにやら、木片を加工しているニシモト氏。

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パートナーのいづみちゃんは、引き戸の細かいところにペンキを塗ってくれています。グラフィックデザイナーの技、光る!

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ニシモト氏 が加工している木片。これがどうなるかというと…。明日に続く。

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2009年9月16日 (水)

ようやくガラスが入りました。

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昨日の出来事。ガラス屋さんに来てもらい、ようやくガラスが入りました。上の写真は職人さんが、現場でガラスをカットし、微調整しているところ。ミリ単位の調整なのですが、見当でやっているところがすごい!

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引き戸に続き、入口のガラスも入り、これで虫も入ってこなくなりました。

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ガラス越しの建築家。これで工事はほぼ終了。あとは、壁などの塗り残しているところを塗ったり、厨房施設を入れたり、電気を取り付けたり…。完成はもうすぐです。 

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2009年9月15日 (火)

土曜日の手紙社

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さかのぼって12日の話。上の写真はスタジオの壁。ここに、山口さんが棚を作ってくれることになりました。実は、前の事務所に山口さんが作ってくれた棚があったのですが、その板をはずし、こちらに付け替えることに。

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じゃじゃーん。こんな感じ。これで収納スペースが増えた!

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一方、設計の井田氏が自ら、入口の建具を塗装してくれています。話し合った結果、エントランスとなるドアは、床や本棚と同じ茶色に。引き戸は白のペンキにしました。

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この日は翌日のもみじ市懇親会に向けての準備も。引っ越し直後で荷物が全く整理されていないのですが、片隅に即席ムラッチョオフィスをつくり、打ち合わせ。

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もみじ市のボランティアスタッフの面接も。カウンターの上、混沌としていますね。もう少しきれいにしてから全体像を皆さんに紹介したい!

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2009年9月11日 (金)

いよいよ…?

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これは昨日の風景。山口棟梁が、入口の建具のガラスを外すために、木枠を外しています。結構な力仕事。下2段が曇りガラスになっているのですが、見通しを良くするために、透明なガラスに入れ替える予定です。

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じゃじゃん。先週末にみんなで塗った床です。こうなりました。

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編集室もご覧の通り。一足早く持ち込んでいたスタジオ用のテーブルと、学校椅子を置いてみる。どうですか? ここの椅子をどうしようかは悩みどころであります。

さて、まだ入口の建具もガラスが入っておらず、裏口はまだできていず、照明もついておらず、厨房の設備も、インテリアも整っておらず、まだまだそろえるものがたくさんあるのですが、とりあえず引っ越しをしてしまうことにしました。まだまだオープンまでは時間がかかりそうなのですが、もみじ市の準備が佳境に入る前に、荷物は移してしまおうというわけです。で、少しずつオープンの準備を進めていこうかなと…

というわけで、実は今日が引っ越し作業だったのです(写真を撮る余裕が全くなし)。このブログのカテゴリーは「手紙社が引っ越すまで」になっていますが、「手紙社がオープンするまで」に変更ということで、お付き合いいただけましたら幸いです。

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2009年9月 9日 (水)

ドアの取っ手とスタジオの建具

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月曜日の話。アイアンマスター・成田さんが、群馬からやってきてくれました。頼んでいた、入口の取っ手が完成したということで取り付けに来てくれたのです。成田さん、ナイス笑顔。

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これは今日の風景。調理室とスタジオの間に建具をはめ込みました。この建具は、設計の井田氏がオークションで探してくれたもの。建具に合わせて、山口棟梁が枠を作ってくれました。隙間が出たところを井田氏のアイデアで小さな棚に(建具の右側)。いい感じですねえ。

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2009年9月 7日 (月)

木部に塗料を塗る

土曜日、床やカウンターや建具の枠など、木部に塗料を塗りました。

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作業の様子を紹介する前に…、入口の開き戸が完成。向かって一番右のドアです。まだガラスも、取っ手もついていません。後日塗料を塗る予定。何色にしようかな?

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塗料を塗る前の様子。本棚とカウンターはご覧の通り塗り終わりました。

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こちらは編集室。床にも、奥に見えるカウンターにも、本棚やカウンターと同じ塗料を塗っていきます。

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まずはきれいにお掃除。

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続いてマスキング。おなじみの風景になって来ました。

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いよいよ塗り始めます。これは、調理室の水道の上部分。器用なちかちゃん、余裕で塗っていきます。

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こちらはトイレの扉。またまたこの日のために群馬から駆け付けてくれた悪友の藤野氏が担当してくれました。

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みんなで塗り塗り。アノダッテのようこちゃんの姿も! ジャムを作る要領で(?)、美しい仕事っぷり。また、この日は、もみじ市事務局の打ち合わせもあったので、事務局のみんなも打ち合わせ後に手伝ってくれました。

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最後は、事務局のいっちーのナイス笑顔で。みんなのおかげで、半日で終了。塗り終わった後の様子は、また後日ご紹介します。

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2009年9月 4日 (金)

長野へ

今日は、早朝に東京を出発して、長野へ行きました。目的は、農業を営む二組のご夫婦に会うため。

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こちらは、小川村で農業を営むE夫妻の畑。水が豊かで、とっても眺めがいいところ。真ん中の基礎が建っているところは…なんと、ここにカフェと食品の加工所を作る予定だそうですよ。ス・テ・キ!

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こちらは、Eさんが育てているイタリアのナス。実は、今年の春、僕たちがE夫妻にプレゼントした種なのです。Eさんは「手紙社サポーター募集」のページを見て、ご連絡をくれた方。実はお会いしたのは今回がはじめて。今後、なにか一緒にできるといいな。

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小川村を出発して向かったのは佐久市。こちらでは、セソコが探し当てた(?)I夫妻が、とっても美しい畑をつくっていらっしゃいました。庭の欅の木がとても素敵 。

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ご夫人手づくりのトマトのムース。上にかかっているのはバルサミコのソース。とってもおいしかった。初体験の味でした。I夫妻とも、何かご一緒できそうですよ。

旅は人に出会うもの。今日も、出会いに感謝です。

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2009年9月 3日 (木)

『小さな雑貨屋さんのつくり方』編集後記その4〜Tender cuddleの巻〜

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Tender cuddleは東京都狛江市のありふれた住宅街の一角にあるフランスアンティークと雑貨のお店。門の前に立つと、そこにはまるでヨーロッパの町にワープしたかのような雰囲気が漂っていて驚かされます。
「子育て中の人たちが買い物帰りや幼稚園の送り迎えの時に、一息つける場所ってなかなかないんですね。私自身、そういう場所が欲しかったので、そんな場所が提供できたらいいなと、思っていたんです」
取材中、店主の門岡芳さんがこう話してくれました。

カフェもオープンし、フランスのアンティークに囲まれた空間は、その思いの通り人々の憩いの場となっています。アンティークの家具や門岡さんがアレンジしたビンテージの洋服も魅力的。

でも、Tender cuddleで過ごす時間の一番の魅力は、明るい人柄が魅力的な門岡さんとの楽しいおしゃべりの時間なのでは、と思ったりもするのです。

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2009年9月 2日 (水)

本棚に塗料を塗る

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今週から工事が再開した手紙社新事務所。昨日から、本棚に塗料を塗る作業が始まりました。うーん、いい感じですねえ。本棚の製作者でもある、ニシモトリョウタ氏が自ら塗ってくれています。脚立に乗り塗っているのは、設計の井田氏。井田氏が塗っているのは…

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井田氏のアイデアによって生まれた、新手紙社のひとつの見せ場である「空中本棚」! 山口棟梁と、ニシモト氏の合作で生まれた本棚です。

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逆側から見るとこんな感じ。壁と壁の間に渡した太い梁に、コの字型の仕切り板をパカッとはめ、上下に板を渡し、作られた本棚です。

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手紙社の若人、ムラタことむらっちょ…もとい、むらっちょことムラタもお手伝い。

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何でもこなしてしまう設備の下田さんが何やら作業。実は、建具のペンキをはがしているのです。どんな色にしようかなあ、とみんなで悩んでいたのですが、出た結論は、「まずは、はがしてみる!」。

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新事務所の工事も終盤に差し掛かってきた山口棟梁。何をやっているかというと…

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調理室とスタジオのしきりに建具を入れることになったので、建具のサイズに合わせて枠を作ってくれているのですね。どんな建具なのかはまた次回。 

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2009年9月 1日 (火)

『小さな雑貨屋さんのつくり方』 編集後記その3 ~houtiの巻~

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東京都狛江市にある、古道具とお花のお店「houti(おうち)」。50年ほど前に建てられた趣のある平屋を店舗にしたこのお店は、文字通り“おうち”のような雰囲気。玄関で靴を脱いで中に入ると、畳敷きの空間に、たくさんの古道具とお花が所狭しと並びます。そして店主のいしくらまきこさんが、おいしいお茶をいれてくれるのです。

ご主人のしんじさんが集めた古道具と、まきこさんがつくるドライフラワー。このふたつを結びつけているのは、ふたりに共通するある思いでした。しんじさんはこう言います。
「今ある古いものって、大切に使われてきたからこそ、こうして残っているんですよね。それだけで価値のあることだと思うんです。今って使い捨ての世の中じゃないですか。それは違うなって思います」

誌面でもご紹介している木の取っ手がかわいい緑色と水色の2つの魔法瓶は、50年ほど前のものなのに、今もバリバリの現役選手。それはまさに大切に使われてきた証し。まきこさんがドライフラワーをつくるのは、枯れて終わりではなく、少しでも長く花を楽しんでもらいたいから。

houtiに並べられた古道具とドライフラワーの組み合わせが美しく見えるのは、 “もの”を大切にするふたりの思いがあるからなのだと思います。

そんな、古道具とドライフラワーに囲まれて、ゆっくりとした時間を過ごせるhoutiの雰囲気を、ぜひ誌面からも感じてください。

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