にこてつ「革のワークショップ」(28日)
昨年のもみじ市、春の花市に続いて3回連続登場となるにこてつ氏。今回のもみじ市でも、革のワークショップを行ってくれます。ご存知の方も多いと思いますが、にこてつ氏はとっても多才な方。革作家、弦楽奏者、木工家、絵描き、写真家、縁側作家、ワインエキスパートと、文字通り7つの顔を持つ男であります。
もみじ市・花市にはかかせない存在のにこてつ氏。昨年のもみじ市では出店者のみなさんが作品を並べる簡易テーブルを手づくりしてくれ、花市の時はご自身の出店の準備で忙しいにもかかわらず、早朝6時から会場の設営に力を貸してくれた、とっても頼れる“アニキ”なのです。
花市の時のにこてつアニキのスペースは、さながら革小物工場のようでした。アニキが手づくりしたテーブルとベンチには、笑顔で革細工を楽しむ人たちの姿がたくさん。意外だったのは、子供たちや親子連れの姿が多かったこと。革を扱うとなると子どもにはちょっと難しそう、という印象がありますが、そこは心優しいアニキのこと。「子どもたちにも手仕事の楽しさを知って欲しい」との思いから、子どもたちでも扱いやすいように下準備をしてくれ、さらに参加者には、家に帰ってからも革細工が楽しめるようにと、アニキ手づくりのテキストが配られました(上の画像。もちろんイラストもアニキ)。そんなアニキの指導を受けて参加者の方々が作った小物入れはとっても素敵。みんながうれしそうに、大切そうに持って帰っていたのが印象的でした。
革で作られた道具は、一生大切に使えるもの。もみじ市では、そんな革小物を自分の手で作ってみませんか? 興味のある方は、にこてつアニキの革小物工場までどうぞ!
*ワークショップは随時行っていますので、当日お気軽に参加してください!
1.にこてつさんにとってもみじ市とは?
それぞれの生活の中から送り届けられたものが、ここをとおしていろいろな生活の中に旅立っていくのですね。
2.もみじ市ではどんなワークショップを?
にこてつはワークショッパーです。ものをつくるために人間が長い歴史の中で見いだしてきた、ものと関わる美しい必然ともいうべきものを、皆さんの体をとおして感じていただくお手伝いをする場所です。器用貧乏なりに身につけた技を用いて。
ついひと昔前まで、だれもが自らをプロフェッショナルと自覚することもなく積み上げられてきた手仕事の集積というもの、それは自ら手を動かすことによって必ず後に伝わるものだと思っています。出来不出来に思い煩うことなく、針を運んでいただきたい。
3.にこてつさんにとって旅とは?
内田百閒を読んでいて、どこかで「遊走子」という言葉に出会ったときに、それが旅をする自分の姿にやや不本意ながらあてはまるなぁ、という気がしたのでした。そこでは本来の意味で使われていなかったかもしれませんが、なんだか遊走子、なのです。ただ、時と場所を得れば芽を出すそうです。
4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
味覚視覚触覚聴覚嗅覚全開でいきましょう!
*さて次回は、新聞紙や牛乳パックから、美しい作品を作る新しい参加者の方の紹介です。どんな作品か想像できますか?
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