オカズデザイン「レモネード屋」
この日のために染められたロゴ入りのテーブルクロス。その上にはいくつもの瓶が、グリーンから黄色、オレンジ色へのグラデーションとなって並び、その横には、ワクワク感をそそるレトロなアイスクラッシャー。お揃いのユニフォームを着た笑顔のスタッフたち。この美しくトータルコーディネイトされた光景は、花市を訪れた人ならきっと記憶の片隅にあるはず。
ここは、オカズデザインさんによる「レモネード屋」さんです。前回の花市では、訪れたお客様たちが、それぞれのブログで花市を訪れた感想と写真を掲載してくださいましたが、その多くに、オカズデザインさんのレモネードの瓶がずらりと並んだシーンが映し出されていました。それほどに、印象的だったブースですが、さらに素晴らしいのが、レモネードも、一緒に販売されたホットドッグも、どれもとびっきりおいしいこと。
それもそのはず、オカズデザインさんは、デザイン担当の吉岡秀治さんと、料理担当の吉岡知子さん、さらに、最近加わったパン職人さんによりパワーアップされた、デザイン+料理のユニット。料理はケータリングを中心に、少人数のパーティから、数万人も収容するイベントへの出店までこなすのだとか。 そして、どんなときでも最大限に「オカズデザインらしさ」を発揮するのです。
花市で出されたカラフルなレモネードは、レモンをはじめ、スダチや甘夏など、柑橘類をふんだんに使い、たっぷりと時間をかけて熟成された、さわやかでありながらも深い味わい。ちょうどいい甘さが、心地よくのどを潤してくれました。レモネードに合わせて柑橘の天然酵母で作ったバンズに、こだわりのソーセージと、自家製のトマトソース&長ネギをたっぷりのせた花市スペシャルのホットドッグは、その一つひとつにパンチが効いていて、ちょっと贅沢な大人の味。
この「熟成」と「パンチ」はオカズデザインさんの料理のキーワードになっています。手間を惜しまず、素材を厳選し、何度も試作を繰り返しながら生み出される「オカズ流レシピ」は、おなじみのメニューでも、ただおいしいだけでなく、ぐっとくる「何か」があるのです。それは「おいしいものを提供したい」という探究心を持ち、本人たちも無類のおいしいもの好きだからこそ生み出すことができるのでしょう。
今度のもみじ市では、大好評だったレモネードが、秋のくだものを使って再登場します! 同じくもみじ市に登場してくださる、あんざい果樹園さんのリンゴで作ったアップルタイザーをはじめとし、どれも最高の状態まで熟成されて、泉龍寺にやってくるはず。そして「食」の方は、「試作を重ねて、やっと納得いくものができた」という自家製コンビーフサンド。どんなパンチ力を見せてくれるのでしょう!
ビジュアル的にも、食べても楽しいオカズデザインさんのブース、見逃せませんね!
1.オカズデザインさんにとってもみじ市(花市)とは?
一番大切なこと、自分たちの根っこを再確認させてくれる場所。ものを作ることに関わっていてよかったなあ。と心の底から思える企画です。毎回新しい出会いをいただき、ほくほくしてます。
2.もみじ市に向けてどんな作品を作りたいですか?
オカズはテーマの旅、にあわせて「歩きながら片手で食べれて」「なんだかわくわくする」昼ごはんを開発中。
もちろん、オカズデザインのテーマである“時間がおいしくしてくれるスタンダードな料理”です。自家製酵母のパンで、気軽でいてしっかり満足感があるランチメニューを計画しています。ただいままさに!試作を繰り返している毎日です。パンは自家製酵母で、オカズデザインと友人のみつこじさんで焼く予定。メイン食材も熟成させたり寝かせたりして、せっせと準備しています。
花市でご好評いただいたレモネードたちも、再登場します。すだちやかぼす、金柑など秋らしい柑橘が中心。他にも旬の柿、あんざい果樹園さんの林檎でもなにか出来ないか? と試作中です。
3.オカズデザインさんにとって旅とは?
寄り道や道草。目的地までの最短距離をいくのではなくって遠回りなんだけど、いろんな風景やひとに出会って、あー、こーゆーのがやっぱり大切だって確信して、結果的にはそれが実は近道。根っこを再確認させてもらう。あれ。ってことはオカズにとって、もみじ市=旅?
4.もみじ市に来場する皆さんに一言
とびきりおいしい旅のおともをご用意してお待ちしてます。あちらこちら素敵な作り手さんのブースを飛び回り、ちょいと一休みしたい時、お立ち寄りください。
*続いては、花市のとき小さな革小物工場のような世界が、大人にも子供にも大人気だったワークショップが再び登場!!のお話です。
| 固定リンク