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2007年9月14日 (金)

工房イサド「家具と木工品」

もみじ市が行われる泉龍寺の片隅には、小さな森のようになっている場所があります。4月に行われた花市では、その小さな森の中で絵本の読み聞かせを行いました。絵本の世界に引き込まれ、目を輝かせて聞き入る子どもたちがその時座っていた椅子を覚えていますか? この椅子「ちょこっとスツール」の作者が工房イサドさんです。埼玉県松伏町に家具工房を構えるイサドさんは、テーブルや椅子などの家具はもちろん、器、スプーン、花器、おもちゃなど木で作れる物なら何でも作ってしまうスーパー木工家なのです。

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花市の初日、イサドさんは大きな車(バン)に乗って現れました。その車はまるで宝箱。イサドさんが丹精込めて作った作品たちが、次から次へと泉龍寺の小さな森の中に運び込まれました。その姿を泉龍寺の入り口から見ていた花市スタッフが思わず叫びました。「わあ、木の国ができあがってる!」。

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新材だけにこだわらず、作品に古材をふんだんに使うのもイサドさんの特徴でもあります。骨董市に出かけては、歴史を経てきた古道具や木材を仕入れ来ることもしばしばだとか。そんなイサドさんの作品は使いやすいのはもちろん、シンプルな中にも、ちょっとユーモアがあって温かみのあるデザイン。そこにあるだけで、やさしい存在感を放つものばかりなのです。

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もみじ市では、ちょこっとスツールや“あの”そろばん椅子はもちろん、今回のテーマに合わせて新しい作品も発表してくれる予定。泉龍寺まで、大きな車に宝物をたくさん積んでやってきてくれます。あなたも、小さな森の中に広がるイサドワールドの住人になってみませんか?

1.イサドさんにとってもみじ市とは?
いいオトナの学園祭、とでもいいますか。ステキな場と出会いをいただけるステキなイベントです。

2.もみじ市に向けてどんな作品を作りたいですか?
とりたてて特別に何かをというのはないのですが、前回同様「市場」だと思っているので、「欲しくてつい買っちゃった…」となるような魅惑的なモノを作れたらいいなと思っています。前回好評いただいた「おうち」が集まってできた「イサド町」も出現する予定(!?)

3.イサドさんにとって旅とは?
住み慣れた街でも、通ったことのない路地を一歩入るともうそこはワクワクドキドキする知らない世界…。そんな感覚がすでに「旅」だと思うのです。見慣れた彼(彼女)の寝顔をよ〜く見たら、この人こんな顔だったんだとか(それは旅とは言わないか)。ボンボヤージュ!

4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。ぜひ声をかけて下さいね!

*さて、今度の連休は小さな旅をしようと思っているあなた。旅の荷物と思い出は、こんなキュートなバッグに入れてはいかがでしょう? 次回は、気の遠くなるほどの(!)時間をかけて、丁寧に、丈夫で、美しいバッグを作る、あの方の登場です。


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