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2007年10月14日 (日)

緒方伶香さん「小さなひつじ作り」(28日)

ひつじが一匹、ひつじが二匹、ひつじが三匹、ひつじが……。今回のもみじ市の企画を立て始めた数ヶ月前。私たち事務局スタッフは、「ひつじ、ひつじ…」と呟きながら眠れない日々を過ごしました。というのも、「もみじ市で、羊毛を使った作品の販売とワークショップを誰かに行って欲しい!」と、悶々としていたからでした。秋から冬へ移りゆこうとする季節に行うもみじ市で、ふわふわ暖かい羊毛の作品たちが並んだら素敵だろうなと…。

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などと言いながら、実はすでにお声掛けをさせていただく人を最初から決めていました。なぜなら、事務局のスタッフが持っていた『羊毛のしごと』という本に載っていたひつじさんがあまりにかわいかったから! この本の著者が、緒方伶香さん。8年前、偶然ある絵本屋さんで羊毛に触れて以来、羊毛を使ったものづくりに親しむようになり、現在では作家として多くの作品を発表。フェルトや手紡ぎ、染織などの教室も開催しています。雑誌を中心にメディアでも取り上げられることが多く、つい先日、NHKの番組『おしゃれ工房』で特集されていたのをご覧になった方も多いかと思います。

作家であり、2児の母でもある緒方さんはとても多忙な方。そんな緒方さんに、“つながり”をたどってもみじ市の話をさせていただいたところ、ご参加いただけることに! もみじ市では、“あの”かわいい小さなひつじを作るワークショップを行ってくれることになりました!

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先日、緒方さんの自宅にお邪魔した事務局スタッフ。そこは、夢の羊毛の国でした。緒方さんが羊毛を使って制作したうさぎ、だっこぐま、バッグ、マフラーなどがたくさん! 紬ぎ車やリジッド(織り機)もあります。羊毛を扱う作業の中でも、「ただ紡ぐのが好き」という緒方さん。紬ぎ車を使って紡ぐ作業を実演してくれました。この姿がとても美しいのです。ペダルを踏むごとに紡がれていく糸。カタカタカタと聞こえる音が何とも心地よくて…。

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うれしいことに今回、もみじ市ではワークショップだけでなく、緒方さんが紡いだ糸も販売してくれることに。もみじの季節に合わせて緒方さんが紡いだ毛糸が登場します。さらにさらに。個展やイベントでは売り切れてしまうことも多い緒方さんの作品も限定販売。現在緒方さんは、“もみじ市のための作品”も作ってくれていますよ!

秋ゆくもみじ市では、あなたをそっと暖かく包んでくれる、羊毛の世界に触れてみませんか?

*ワークショップは随時行っていますので、当日お気軽に参加してください!

1.もみじ市への意気込みをお聞かせください。
はじめて参加させていただきます。まだ、どんな風なお店を出店できるか……思案中ですが、花市の様子をホームページで楽しく拝見させていただきました。自分自身がお客さんとして、今から待ち遠しいです。小さなお店開店まであと少し。準備期間も、文化祭気分で愉しみたいなと思ってます。

2.もみじ市に向けてどんな作品を作りたいですか?
近頃はすっかり羊を追いかけて、あちこちを旅する機会が増えた私。いろんな牧場で出会ったいろんな羊の羊毛を使って、旅をして実際に触れたからこそ感じることのできた牧場の思い出とともに、小さなひつじを作りたいです。

3.緒方さんにとって旅とは?
去年、出版した『羊毛のしごと』では、どうしてもゴットランドという品種のひつじに会いたくて、ニュージーランドの牧場に行ってきました。そして、今年は、縁あって、北海道の小さな牧場・レイチェル牧場へ。最近の私の旅は、まさに羊をめぐる冒険ならぬ……旅ですが、人との出会い、その人たちを取り巻く空気のようなものから、たくさんの力をもらいます。独りでふらりと出かける気ままな旅も……そして、家族、子供たちと出かけるドタバタな旅も、私の人生にとっては必要な、心の洗濯とでもいうべき時間です。

4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
ふらっと来ていただいた人にも、ちょこっと楽しめるような、そんなブースに出来れば……と思ってます。小さなお客様も大歓迎。ふわふわの羊毛に触れて、ほっこりしてほしいと願ってます。ワークショップは、ニードルパンチ(羊毛をかためるための専用の針)を使った小さなひつじ作り。28日の一日だけですが、気負わず楽しみたいと思います。小さなひつじやくま、手紡ぎの糸とともにお待ちしています。

*続いては、一体どこから登場するのか!? ハッピーでラブリーなアコーディオン奏者(弾き語り!)が初登場です!

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