もみじBOOKS & RECORDS
秋ですねぇ。読者の秋、芸術の秋、もみじ市の秋と、人は申します。おっと、申し遅れましたが、ワタクシ「もみじBOOKS & RECORDS」と申しまして、小さなお寺の中にある小さな本屋でございます。小さな本屋といえども、通り過ぎてもらっては困りますぞ。当方、そんじょそこらの本屋さんとはひと味違います。
何が違うかと申しますと、単に本やCDを置いているだけでなく、その本の著者や、CDのアーティストがその場にいるということ。こんなに贅沢な本屋さんはなかなかないと自負しております。「あの出店者の方の本を探している」「さっきライブで演奏した曲はどのアルバムに入っているの?」というような質問にも、ワタクシども、丁寧にお答えさせていただきます。そして、お買い上げいただきましたら、著者やアーティストが、サイン・握手・ウインクなど、皆さまのご要望にできるだけお応えいたします。
それでは早速、当方で取り扱う予定の本とCDの一部を簡単に紹介させていただきます。
江沢香織「Zakka & Life Style Goods Shop Guide」
All Aboutの雑貨ガイドを務める江沢さんによる初の著者。当然のことながら掲載されているのは、選びぬかれた“行ってみたい”店ばかり。江沢さんにしか揃えられないラインナップをぜひ。
緒方伶香「羊毛のしごと」
「かためる」「紡ぐ」「染める」「編む」「織る」…。羊毛のある暮らしを緒方さんが提案。緒方さんの作品の紹介や、マフラーやバッグなどの作り方も。もちろん、小さなひつじの作り方も紹介しています。
木下綾乃「文房具さんぽ」
木下さんの最新刊。木下さんが集めた愛すべき文房具の紹介や文房具の手づくりレシピなど満載。木下節炸裂の巻末絵本、世界一売れない文房具屋さんのお話『文房具屋さんの夢』は必読!
桑原奈津子「やさいお菓子・くだものお菓子」
お菓子のレシピはもちろん、スタイリング、撮影も桑原さんの手によるもの。昨年のもみじ市で発表した、伝説の“涙が出る”かぼちゃのチーズケーキの作り方も惜しみなく掲載!
Goma「Gomaのパリとこどもとキュイジーヌ」
子どもたちが自由に描いた絵を元に、Gomaの3人が料理や雑貨を作ります。子どもと一緒に料理やものづくりをしたい方に。かつて“子ども”だったすべての方に。プレゼントにも最適。
すげさわ かよ「旅のおもいで雑貨教室」
“旅のおもいで”を使ってすげさわさんが作る雑貨レシピ。どれも素晴らしいアイデアでベリーキュート!創作意欲と旅意欲がわきます。すげさわさんがパリ在住時代に作った手描き新聞も必見。
DAN「Fairy Tales」
旅するアコーディオン奏者、DANさんのセカンドアルバム。アコーディオンを弾きながらの声量に圧倒されます。DANさん自身が作ったメロディアスな楽曲の数々も素晴らしい。
tico moon 「lento」
tico moonのファーストアルバムにして超名盤。1曲目の名曲「head fish walk」からあなたはtico moonの世界の住人になること間違いなし。珠玉の旋律はこれからの季節にぴったり。
naomi & goro 「HOME」
「HOME」をキーワードに、スタンダードナンバーの数々をnaomi & goroがカバーしたヒットアルバム。すべてが愛おしい曲たち。1曲名の「will you dance?」、6曲名の「top of the world」は個人的に特に◎
中川ちえ 「ものづきあい」
ちえさんの愛する“もの”と、それをつくる“人”にまつわる極めて上質なエッセイ。冒頭の引っ越しの下りから、情景が目に浮かぶよう。カバーの紙の質感もいい感じ。
林将之「葉で見わける樹木」
散歩中や旅の途中で拾った葉っぱ。それが何の木の葉っぱか、この本があれば一発でわかります。自然の中で生きる我々にとって、毎日を豊かにしてくれる良書。末永く読まれることを望みます。
柳沢小実 「リトルプレスの楽しみ」
全国津々浦々の良質なリトルプレス(独自流通の小雑誌)を集めた、他に類を見ない本。ジャンルごとに分かれていて辞書的役割も。“目利き力”と“収集力”に秀でた柳沢さんの本領発揮の一冊。
ユルリナブックス「ユルリナ03」
柳沢小実さんの「リトルプレスの楽しみ」でも紹介している乙女度満載のリトルプレス。デザイン、構成、文章とも高レベル。作り手の“好き”をストレートに表現していて、良き時代の雑誌を思わせる。
RARI YOSHIO「HOLIDAY BOOK」
さまざまな分野で活躍するRARIさんの写真、イラスト、エッセイなどで構成された透き通るような一冊。静かで、穏やかで、美しくて、温かい。RARIさんの人柄がそのまま表れています。
les deux(松尾ミユキ)「旅のコラージュ バルト3国の雑貨と暮らし」
エストニア・ラトヴィア・リトアニアの3国を訪れ、現地で買い付けた雑貨やお祭りの様子なども紹介。もちろん、les deuxの代名詞ともいえるコラージュも満載。
「もみじBOOKS & RECORDS」は、もみじの窓口(受付)の横にてオープンする予定。ぜひお立ち寄りくださいませ。
*さて続いては、もみじ市へやって来た人たちを結びつける、あの“木”のお話
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