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2007年10月22日 (月)

中川ちえさんのコーヒーをめぐる旅「コーヒー」(28日)

もみじ市に参加してくれる作り手の方々とお付き合いさせていただいて思うのは、「名は体を表す」ならぬ「作品は人を表す」ということ。作り手のみなさんが生み出す作品には、その人の個性や人柄や思いがよどみなく表れていると思うのです。言うまでもなく、もみじ市を彩る作品たちは、僕たちが大好きな作品ばかり。つまり、それを生み出す作り手の人たちは、僕たちが大好きな人たち。楽しくて、やさしくて、まっすぐで、感性豊かな魅力的な方々ばかりなのです。彼らと会って話をすることは、とても楽しく、刺激になり、元気をいただく作業。中川ちえさんはまさにそんな元気を与えてくれる人で、会う度に、お話をする度に、とっても元気になっている自分に気づきます。

穏やかな口調、細やかな心遣い、そしてマリアのような微笑み…。思えば、初めて会った時からまったくこちらを緊張させることなく、すっと懐に飛び込んでくるようなちえさんは、まるで旧知の友人のようでした。きっと、そう思うのは僕に限ったことではなく、ちえさんと接したことのある人なら、誰もが感じることだと思います。

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「初めて会った気がしない」というのは良き旅人の条件で、“人との出会い”こそが魅力である旅において、その条件を満たす者には良質な旅程が約束されます。もちろん、ちえさんは良き旅人です。ちえさんの著書等のプロフィールを見ると、「暮らしにまつわるもの・こと・ひとに会いに行くのが無上の楽しみ」とあります。そんなちえさんの“旅”の結晶とも言えるのが、7月に発売された『ものづきあい』。ちえさんがこれまでに旅して出会った“もの”を愛情たっぷりに綴った本ですが、つまるところその愛情は“もの”をつくった“人”に向けられているのが、ちえさんらしいなあと思います。

そして、もうひとつの旅の結晶がもうすぐ出来上がります。ちえさんが、お店をオープンすることになったのです。お店の名前は「in-kyo」。ちえさんが旅で出会ったものたちを集めた生活道具の店です。オープンは10月31日。楽しみですね。

さて、皆さんお気づきかと思いますが、ちえさんは初めてのお店がオープンする直前という大変お忙しい中、今回も、もみじ市に参加してくれることになりました! しかも、とびきり素敵なアイデアを引っさげて。

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今回のもみじ市でも、ちえさんは「旅の結晶」を表現してくれます。ちえさんが旅で出会った4つのコーヒーを取り寄せ、午前と午後で2種類ずつを準備。お客さまはそれぞれ2種類のコーヒーから1つを選ぶことができます。4つのコーヒーとは、北海道の森彦(北)、那須のSHOZO(東)、石川県の二三味珈琲(西)、大分県の豆岳(南)という、カフェ好き・コーヒー好きには垂涎もののコーヒーばかり! このラインナップを揃えられるのは、ちえさんだからこそですね(あなたはどれかひとつを選べますか?僕は選ぶ自信がありません!)。 

もちろん、選んだコーヒーは、ちえさんがその場でいれてくれます。ちえさんがいれてくれコーヒーはおいしいのはもちろん、限りなく優しい味。このブログをご覧になっているみなさんには説明する必要はありませんね。作品は人を表す。そして、“コーヒーはちえさんを表す”。ちえさんが目の前でいれてくれたコーヒーをいただく。僕は今のところこれ以上の幸せを知りません。

ちえさんのコーヒーをいただきたい方、元気をいただきたい方は、10月28日の日曜日に、泉龍寺をめぐって優しい笑顔のちえさんを探してくださいね。

1.ちえさんにとってもみじ市とは?
もみじ(花)市メンバーに会うと、「ピュアでまっすぐ」って照れることなく、素直にいいなぁと思えるのです。当日はそんな澄んだ空気が泉龍寺にきっと流れているはず。

2.もみじ市ではどんな飲み物を?
今回はコーヒーのみで参加です。旅先で出会ったコーヒー、はたまたそのお店を目指して出かけた旅。そこで出会った人たち。コーヒー1杯を飲みながら、旅の思い出とともに遠い地やそこに暮らす人たちに思いを馳せる時間はなんとも贅沢です。そんな時間をほんの少しでも味わって頂けたら…と。今まで私が出会ったお店のコーヒーを、旅プチストーリー(ミニリーフレット)を添えて何種類か用意する予定です。

3.ちえさんにとって旅とは?
ライフワーク。「旅」は私にとって、自分の日常や自分が暮らす環境、好きなこと、大切にしたいものなどを確認したり、見つめ直すきっかけになっているんだと思います。だから気持ちの上ではいつも近くにある存在。日常の延長線上にあるもの。 

4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
今回はできるだけ多くのみなさんがのんびりとコーヒーを楽しんで頂ける様に、午前と午後に分けて番号をつけた整理券代わりのミニリーフレットを用意する予定です。コーヒーをお待ち頂いている間、テーマとなっている「旅」気分で会場をぐるりとまわってゆっくりと楽しんで頂けたら…と思っています。気軽にお声もかけてくださいね。

*さて、長らく続きました出店者の方々のご紹介。大トリを務めるのは、もみじ市が誇る“スイーツ部長”! あのお菓子の味を思い出しただけで涙が… 

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