楽しい出しもの

2007年10月25日 (木)

旅するスタンプ帳&もみじ市MAP

みなさんは、「旅」といえば何を思い浮かべますか?
ある人は言いました。「旅といえば手紙、手紙といえば切手、切手といえば消印」。
またある人は言いました。「旅といえば海外旅行、海外旅行といえばパスポート、パスポートといえばスタンプ」。

そうときたら「旅」がテーマのもみじ市、じっとしてはいられません。作りましたよ、もみじ市スタンプ。もみじの葉っぱをあしらったかわいいスタンプは、今回出店してくださるイラストレーター・松尾ミユキさんによって描かれたデザインです。もみじ市のポストカードにもペタンと貼られていますよね。

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それだけではありません!今回のもみじ市では、出店者の方全員が記念スタンプをもって皆さんのお越しをお待ちしています。このスタンプは、もちろんひとつ一つデザインが違っていて、すべてその作家さんたちによるオリジナルデザイン。押してみるとそれは、乙女チックだったり、シンプルでかっこよかったり、ほのぼのしていたり。不思議なキャラクターがこっちを見ているものありましたよ。直径3cm程度の小さな世界の中に自分自身をどう表現するか、作家さんたちがそれを楽しんでくれている様子がとてもよくわかります。

このスタンプ、もみじ市会場で皆さんが自由に押していただくことができます。題して「旅するスタンプ」

まずは、受付で「旅するスタンプ帳」(有料)を購入してください。そこには、出店者全員のお名前が書かれています。みなさんは、各出店者のブースをめぐりならがら、そこにある作家さんたちオリジナルのスタンプを押してください。そう、スタンプラリーの要領です。ペタンと押す作業はなんだか楽しいし、ぐっと押して手を持ち上げた瞬間に見えるかわいいデザインに、おもわず「お〜!」っと歓声をあげること間違いなしです。

そして、なんと。出店者全員のスタンプを集めた方先着5名様に、今回参加してくださるイラストレーター5名による、手描きのエコバッグをプレゼントします! ご協力くださったのは、イシイリョウコさん緒方伶香さん木下綾乃さん、すげさわ かよさん升ノ内朝子さんの5名です。世界で1つずつしかない、とっても貴重なエコバッグ。2日間を通してご来場いただき、全員のスタンプを集めたら、受付までお越し下さいね。

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そしてこのスタンプ帳の裏面は「もみじ市新聞ともみじ市マップ」。出店者全員のひと言紹介がすべて手描きで描かれています。見ているだけでワクワクするような、大きな誌面いっぱいを使ったこの新聞&マップ。隅から隅まで読み応えたっぷりです。実は、このスタンプ帳と新聞&マップですが、描いてくださったのは、なんと、イラストレーターのすげさわ かよさんなのです! 大きな紙いっぱいに、旅感溢れるイラストをたくさん描いてくださいました。誌面いっぱいがイラストと文字で溢れたるすげさわワールドのもみじ市マップ。ぜひ、手にとってゆっくり眺めてみてくださいね。

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皆さんがもみじ市に来た証しを、そして、たくさんの作家さんたちとお会いした証しを、この「旅するスタンプ帳」に思い出として残してください。

*いよいよもみじ市までラストスパート。続いては、出店者の方々の制作途中経過を、ちらっと皆さんにお見せしましょう。

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2007年10月24日 (水)

手紙の木

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もみじ市と花市の時にだけ出現する一本の小さな木。それが「手紙の木」です。手紙の木は、泉龍寺のどこかにひっそりと佇んでいます。そして、もみじ市に来るお客さまをそっと見守っています。

春の花市と昨年のもみじ市では、たくさんの方に「手紙の木」へご参加いただきました。皆さんのもとへはどんな手紙が届きましたか? tico moonのお二人のもとへは、なんと「てぃこむーんさんへ」と書かれた手紙が届きました。小さなお子さんがtico moonのお二人に宛てて書いた手紙が届いたのです。

書いた手紙を木に留めて、そして持ち帰るみなさんの様子を眺めていると、とても不思議な気持ちになりました。手紙は本来なら宛先があって初めて誰かの手に渡るものですが、ここにはそのようなルールはありません。留められている手紙は、もみじ市に出店する方々やもみじ市にやって来る方々が書いた手紙。それが、誰の手に渡るのかはわかりません。もしあなたが手に取ったなら、きっとその手紙を書いた方と縁があるということ。そこで結ばれた糸はどこへ繋がるのか…?

あなたもぜひ手紙の木の輪へ加わってくださいね。参加のしかたはとっても簡単です。

1.もみじ市当日、もみじの窓口(受付)にある便箋を受けとってください。

2.もみじ市に訪れる“誰か”に向けて、手紙を書いてください。自分のこと、もみじ市に来たきっかけ、もみじ市の感想などなんでも結構です。

3.あなたの書いた手紙を折り、手紙の木に留めて(貼り付けて)ください。

4.あなたの手紙を留めたら、そのかわりに手紙の木に留めてある手紙を一通お持ちかえりください。

5.あなたの書いた手紙は、あなたの後にもみじ市にやって来た方々、またはもみじ市のはじめに手紙を木に留めた出店者の方々が手にすることになります。できれば、メールアドレス(差し支えのないフリーメールアドレスなどいかがでしょう?)などを手紙に記していただければと思います。そうすれば、あなたの手紙を受け取った方から、あなたに“手紙”が届くかもしれません。

6.もしあなたが受け取った手紙に、手紙を書いた方の連絡先が記されていたら、是非その方に連絡をしてみてください。

旅に手紙はつきもの。もみじ市へ旅したなら、みなさんもぜひ、“誰か”のために手紙を書いてみてくださいね。

旅のいちばんの楽しみは「人との出会い」。今回のもみじ市が、皆さんにお買い物を楽しんでいただく場だけでなく、良き出会いの場になることを願っています。

*続いては、「旅」をテーマにした今回のもみじ市の新企画。出店者全員のオリジナルスタンプが勢揃いです!

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もみじBOOKS & RECORDS

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秋ですねぇ。読者の秋、芸術の秋、もみじ市の秋と、人は申します。おっと、申し遅れましたが、ワタクシ「もみじBOOKS & RECORDS」と申しまして、小さなお寺の中にある小さな本屋でございます。小さな本屋といえども、通り過ぎてもらっては困りますぞ。当方、そんじょそこらの本屋さんとはひと味違います。

何が違うかと申しますと、単に本やCDを置いているだけでなく、その本の著者や、CDのアーティストがその場にいるということ。こんなに贅沢な本屋さんはなかなかないと自負しております。「あの出店者の方の本を探している」「さっきライブで演奏した曲はどのアルバムに入っているの?」というような質問にも、ワタクシども、丁寧にお答えさせていただきます。そして、お買い上げいただきましたら、著者やアーティストが、サイン・握手・ウインクなど、皆さまのご要望にできるだけお応えいたします。

それでは早速、当方で取り扱う予定の本とCDの一部を簡単に紹介させていただきます。

江沢香織「Zakka & Life Style Goods Shop Guide」 
All Aboutの雑貨ガイドを務める江沢さんによる初の著者。当然のことながら掲載されているのは、選びぬかれた“行ってみたい”店ばかり。江沢さんにしか揃えられないラインナップをぜひ。

緒方伶香「羊毛のしごと」
「かためる」「紡ぐ」「染める」「編む」「織る」…。羊毛のある暮らしを緒方さんが提案。緒方さんの作品の紹介や、マフラーやバッグなどの作り方も。もちろん、小さなひつじの作り方も紹介しています。

木下綾乃「文房具さんぽ」
木下さんの最新刊。木下さんが集めた愛すべき文房具の紹介や文房具の手づくりレシピなど満載。木下節炸裂の巻末絵本、世界一売れない文房具屋さんのお話『文房具屋さんの夢』は必読!

桑原奈津子「やさいお菓子・くだものお菓子」
お菓子のレシピはもちろん、スタイリング、撮影も桑原さんの手によるもの。昨年のもみじ市で発表した、伝説の“涙が出る”かぼちゃのチーズケーキの作り方も惜しみなく掲載!

Goma「Gomaのパリとこどもとキュイジーヌ」
子どもたちが自由に描いた絵を元に、Gomaの3人が料理や雑貨を作ります。子どもと一緒に料理やものづくりをしたい方に。かつて“子ども”だったすべての方に。プレゼントにも最適。

すげさわ かよ「旅のおもいで雑貨教室」
“旅のおもいで”を使ってすげさわさんが作る雑貨レシピ。どれも素晴らしいアイデアでベリーキュート!創作意欲と旅意欲がわきます。すげさわさんがパリ在住時代に作った手描き新聞も必見。

DAN「Fairy Tales」
旅するアコーディオン奏者、DANさんのセカンドアルバム。アコーディオンを弾きながらの声量に圧倒されます。DANさん自身が作ったメロディアスな楽曲の数々も素晴らしい。

tico moon 「lento」
tico moonのファーストアルバムにして超名盤。1曲目の名曲「head fish walk」からあなたはtico moonの世界の住人になること間違いなし。珠玉の旋律はこれからの季節にぴったり。

naomi & goro 「HOME」
「HOME」をキーワードに、スタンダードナンバーの数々をnaomi & goroがカバーしたヒットアルバム。すべてが愛おしい曲たち。1曲名の「will you dance?」、6曲名の「top of the world」は個人的に特に◎

中川ちえ 「ものづきあい」
ちえさんの愛する“もの”と、それをつくる“人”にまつわる極めて上質なエッセイ。冒頭の引っ越しの下りから、情景が目に浮かぶよう。カバーの紙の質感もいい感じ。

林将之「葉で見わける樹木」
散歩中や旅の途中で拾った葉っぱ。それが何の木の葉っぱか、この本があれば一発でわかります。自然の中で生きる我々にとって、毎日を豊かにしてくれる良書。末永く読まれることを望みます。

柳沢小実 「リトルプレスの楽しみ」
全国津々浦々の良質なリトルプレス(独自流通の小雑誌)を集めた、他に類を見ない本。ジャンルごとに分かれていて辞書的役割も。“目利き力”と“収集力”に秀でた柳沢さんの本領発揮の一冊。

ユルリナブックス「ユルリナ03」
柳沢小実さんの「リトルプレスの楽しみ」でも紹介している乙女度満載のリトルプレス。デザイン、構成、文章とも高レベル。作り手の“好き”をストレートに表現していて、良き時代の雑誌を思わせる。

RARI YOSHIO「HOLIDAY BOOK」
さまざまな分野で活躍するRARIさんの写真、イラスト、エッセイなどで構成された透き通るような一冊。静かで、穏やかで、美しくて、温かい。RARIさんの人柄がそのまま表れています。

les deux(松尾ミユキ)「旅のコラージュ バルト3国の雑貨と暮らし」
エストニア・ラトヴィア・リトアニアの3国を訪れ、現地で買い付けた雑貨やお祭りの様子なども紹介。もちろん、les deuxの代名詞ともいえるコラージュも満載。

「もみじBOOKS & RECORDS」は、もみじの窓口(受付)の横にてオープンする予定。ぜひお立ち寄りくださいませ。

*さて続いては、もみじ市へやって来た人たちを結びつける、あの“木”のお話

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2007年10月20日 (土)

tico moon「ライブ」

その曲が流れると、私たちは甘酸っぱい気持ちになる。それが、たとえば友人たちと楽しく食事をしている時でも、青空の下でドライブしている時でも、もちろん仕事中でさえも。たとえ雑踏の中にいたって、その曲が流れていたらすぐに音を聴きつけ、自分の中の記憶を呼び覚まし、あの時の優しくて温かくて、ちょっと切ない気持ちになるだろう。

それほどまでに、私たちの心に深い記憶を刻みつけたあの曲、「ラズベリー」。アイリッシュハープの吉野友加さんと、ギターの影山敏彦さんのお二人によるtico moonが、この春に開催した花市のために作ってくれた美しい曲だ。

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いまでも時々、あの時のtico moonのライブを思い出す。
4月8日日曜日、午後3時。2日間の大仕事が終わりに近づいたころ、私たちは充実感に満たされていた---。

ここへたどり来るまでの長い準備期間、始まる前の緊張、たくさんの人が訪れてくれた喜び、自分の作品を手にしてくれた嬉しさ、新しく芽生えた友情、自分を取り巻くすべてのものへの感謝。いろいろなことが頭の中をめぐりったり、心に湧いて来たりしていた。これまでの緊張感がほどかれ、ひとり一人の表情に安堵の笑みがこぼれ始めた頃、tico moonのライブは始まった。

泉龍寺に響き渡る、アイリッシュハープとギターの旋律。大きな木々にとけ込むような、美しくも心地いい調べ。ハープの弦をつま弾く友加さんの、舞うように美しい指の動き。少しはにかみながら、ギターの弦を細かく刻む影山さんの指の動き。優雅な二人の演奏する姿。ゆったりと流れる時間。舞台となった鐘楼の前に佇む大きな桜の木から、ひらひらと舞う花びら。

すべてをもっと見ていたい。聴いていたい。感じていたい。このまま時が止まればいいのに、と思った。でも、止まるはずもない。そしてラストの曲、「ラズベリー」。だから私たちは、この曲を聞くと、あのときを思い出さずにはいられない。ラズベリーのように、甘酸っぱい気持ちだったあの時を。

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もうすぐ、あの時間が再び帰ってくる。「旅」というテーマをひっさげて。嬉しいことに、tico moonのお二人が今回のもみじ市のために、新たにもう1曲作ってくれたのだという。「旅感」溢れる新曲を。果たしてこの新曲は、私たちにどんな記憶を刻んでくれるのだろう。

今回も二人のライブはもみじ市のラストを飾る。だから、ぜひ、最後まで泉龍寺に身を置き、二人が奏でる音楽を聴いて欲しい。そして、もみじ市の記憶とtico moonの音楽を、みなさんの心にも刻み付けて欲しいと願う。

<tico moonライブ>
時間:15:00〜15:30(両日とも)  
場所:鐘楼の下にて
*ライブは無料でご覧いただけます。

1.tico moonのお二人にとってもみじ市とは?
一言で表すと、ずばり「出会いの場」です。第一回もみじ市、そして花市を通して、今まで出会う機会のなかった多くの方々との出会いがありました。tico moonにとって本当に大切な宝物です。

2.もみじ市に向けてどんな演奏をしたいですか?
tico moonには旅をテーマにした曲があります。 「silent sea」というアルバムの中の " From Northern Land " という曲は、"フロンティアを目指して旅をする” というテーマで作りました。僕達の曲は歌詞が無いので、明確なイメージを持って曲を作る事はあまり無いのですが、この曲は最初からはっきりと "旅する人" というイメージがありました。
もみじ市当日は、作品を観たり、買い物をしたり、ワークショップに参加したり、出展したり、裏方で働いていたりしてその場に集まっている沢山の人々に、そっと寄り添う様に演奏できたら嬉しいです。

3.tico moonのお二人にとって旅とは?
身近な場所での再(新)発見。

4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
その場にいるだけで気持ち良いので、自分のペースでゆっくり楽しんでください!

*出店者のご紹介も、残すところいよいよあと2人になりました。次にご紹介する方がいれるコーヒーは、なぜ、こんなに優しい味がするのでしょう?

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2007年10月17日 (水)

naomi & goro「ライブ」(27日)

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初めて友人が家に遊びに来る時、あなたはどんな音楽をかけますか? 私が“必ず”かけるのがnaomi & goro。部屋をきれいに飾るのも、おいしいスイーツを準備するのも良いけれど、naomi & goroの音楽さえあれば、友人と過ごすその時間がとても素晴らしいものになるのです。naomiさんの波間をただようような歌声に満たされて…、goroさんのギターが奏でるボサノバのリズムに身をゆだねて…。そう、どんなときでも、naomi & goroの音楽を聴くと「人生は悪くない!」と思えて来るのです。

1950年代中期から後期にかけて、リオ・デ・ジャネイロで生まれたボサノバ。作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンや歌手&ギタリストのジョアン・ジルベルトなどが中心になり生まれたこの音楽は、ブラジルの中産階級(といっても日本で言えば上流階級に近い)を中心に瞬く間に広まりました。当時のブラジルでは、オーケストラをバックに歌い上げるような音楽が主流。それとは正反対とも言えるギターの弾き語り、ビブラートを使わずにささやくように歌うボーカル、自由に転調するコード進行、バチーダと呼ばれる独特なギター奏法…。それらボサノバを特徴づけるすべての要素が、とても新鮮で洗練されたものとして受け入れらました。

その後アメリカをはじめ世界各国で聴かれるようになったボサノバは、ジャズやポピュラーミュージックと融合したり、さまざまな楽器が用いられ演奏されるようにもなりました。しかし、本物のボサノバは、海辺の町リオで生まれたもの。そして、その“本物のボサノバ”を奏でるのがnaomi & goroのお二人だと思うのです。「イパネマの娘」や「彼女はカリオカ」などのボサノバスタンダードナンバーはもちろん、ボサノバ以外のスタンダードナンバーのカバー、日本語歌詞のオリジナル曲まで、naomi & goroが演奏する曲はすべて、極めて良質なボサノバの世界の空気に満ちています。

そんなお二人が、もみじ市でライブを行ってくれるというのが、いまだに信じられない気持ち。naomiさんの歌声が、そしてgoroさんのギターが泉龍寺の境内に響き渡ることを想像するだけで、心は満たされていきます。

旅に出る時も、カフェでコーヒーを飲む時も、友人と家の中で過ごす時も、一日の終わりに眠りにつく時も、naomi & goroの音楽があれば、人生は素敵な時間。もみじ市では、地球の裏側から旅をして来たボサノバが、50年のときを経て、東京の片隅の小さなお寺に響き渡ります。

<naomi & goroライブ>
時間:13:00〜13:30(27日)  
場所:鐘楼の下にて
*ライブは無料でご覧いただけます。

1.お二人にとってもみじ市とは?
たくさんの方とお会いできる旅です。(naomi)
村祭り、大人も子どもも楽しめるお祭り。(goro)

2.もみじ市ではどんな演奏を?
深まる秋のようなボサノバを奏でたいと思います。(naomi)
いつも旅のことを考えている。なので作品は常に旅(移動する)がテーマです。(goro)

3.お二人にとって旅とは?
年間二ヶ月弱、女一人でヨーロッパ中を旅していますが、自分自身がどんどんシンプルになってきました。学んだことは、人の愛情と微笑むことです。旅とは、愛と微笑みと花でしょうか。(naomi)
逃亡? 場所の移動。(goro)

4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
深まる秋を一緒に楽しめたらなぁと楽しみにしています。(naomi)
村祭りに是非お越し下さい!(goro)

*続いては、今回参加する5人の作家さんとコラボレーションをした、小さな本をつくる小さな女の子のお話。

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2007年10月14日 (日)

DANさん「アコーディオンライブ」

メリーゴーラン♪メリーゴーラン…♪
DANさんはご自身で作詞、作曲、演奏、歌唱の4役をこなすアコーディオン奏者。ハッピーでラブリーで、まるでおもちゃ箱を開けたような楽しい曲、ヨーロッパの街並みを思い起こさせるようなムーディーな曲、そしてお散歩に出かけたくなるようなホコホコと心が温まる曲。どの曲もDANさんご自身が作詞・作曲をされ、そして素敵な歌声で私たちを楽しませてくれます。

アコーディオンという楽器、皆さんは小学生の頃になじみがあるかもしれませんね。音楽の授業や演奏会などで目にしたことがあったのでは? ですがこのアコーディオン、成り立ちや形状、音域などから6つの種類があることをご存知ですか?

18世紀にヨーロッパで開発され、最も一般的なタイプで皆さんもよくご存知のアコーディオンは「ピアノ・アコーディオン」というもの。そのほか2kgほどの最も小型のタイプの六角形の形をした「コンサーティーナ」というもの、そして最近ではVアコーディオンというものが開発され、電子オルガンのように様々な音が出るようなタイプで、サックス、フルートなどの音とともに1台でオーケストラができる(すごいですね!)ものもあるそうです。アコーディオンの世界は奥が深く、そのルーツをたどるとやはりヨーロッパでの歴史が長いのですが、意外にもその起源は中国にあったり…とても興味深いものがあります。

そしてDANさん。私たちが初めてライブをみたとき、あまりにハッピーなその演奏に、その場でCDを買い求め、握手をしていただき、サインもいただき、そして、ぜひとももみじ市にご参加いただけないものか!とその場で交渉をしたのでした。事務局チーム全員が泉龍寺でDANさんが演奏している姿が思い浮かび、イメージがぴたりと合ったのです。そしてDANさんは“旅がライフワーク”というだけあって、日本中を旅しながらライブをこなすまさに今回のもみじ市のテーマにぴったりな方!

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みなさんが泉龍寺でお買い物を楽しんでいる間に、美味しいごはんを食べているランチタイムに、ワークショップに参加している時間に、DANさんのアコーディオンの音色が聞こえてきたら…素敵だと思いませんか?今回はDANさんが会場のどこかから登場して(どこからかは当日までのお楽しみ!)、会場内をぐるりと演奏しながら歩いてくださいますよ。お楽しみに!

そして、先日のブログでご紹介をした杉見朝香さんによる「絵本の読み聞かせ」。馬頭琴に続く第2弾として今回ご登場いただくのは、そう、DANさんです!旅の風景を思い起こさせるような絵本の読み聞かせとともに、アコーディオンの音色が森の絵本コーナーに響き渡ります。日曜日の14:00〜14:30は森の絵本コーナーへぜひお集まりください。

また、両日ともにライブスペースにてライブも行ってくださいます。土曜日には当日お楽しみの競演と、日曜日にはウッドベースとの競演も予定しています。ぜひDANさんの素敵な演奏をお楽しみください。

<ライブのお知らせと絵本読み聞かせ>
日時:27日(土)12
00~(ステージ・ライブ)14:30〜(お楽しみ競演)
日時:28日(土)1300~(ステージ・ライブ)/14:00〜(森の絵本コーナー)

1.DANさんにとって旅とは?
出会いであり、ライフワークです。

2.もみじ市に向けてどんな演出を考えていますか?
僕は日本中を旅しながらうたい続けているのでもみじ市もいつもの旅先と思って歌おうと思っています。

3.旅先での印象的なエピソードはありますか?
ありすぎてきりがありませんが、ずっと待っていてくれる人が居るという実感がいつも原動力になっていると思います。

4.もみじ市に来場する皆さんに一言お願いします。
楽しい秋のお祭りの思い出の一部になれるよう頑張ります。是非一曲でも足を止めて聴いていただけたらとても嬉しいです。よろしくお願いします。

*続いては、ザクザク切って、チクチクつなげる、そのダイナミックなデザインが魅力の、大人気の革バッグ作家さんをご紹介します。

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2007年10月11日 (木)

杉見朝香さん「絵本の読み聞かせ」

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その日、泉龍寺の片隅にある小さな森には、かわいいちびっこ達の人だかりができていました。その顔は、みんな真剣な面持ち。小さな目を大きく見開いて、じっと話に聞きいっています。その心の奥は、ドキドキ、ハラハラ、ワクワク。「ねぇ、それからそれから?」と言わんばかり。

子どもたちは絵本が大好き。初めてのお話はもちろん、何度も聞いたことのあるお話も、読んで、読んでとせがみます。

絵本を読んでいるのは、小学校の先生、杉見朝香さん。たくさんの子どもたちを前に、微笑んでみたり、どなり声になってみたり、一人で何役もこなしてみたり。まるで一人ひとりに語りかけるかのように絵本を読む姿に、大人から子どもまでグイグイ引き込まれます。

子どもたちだけでなく、大人たちも絵本が大好き。絵の美しさ、シンプルなお話の中に潜む優しさや温かさに、心を癒されます。花市では、子どもたちの輪の後ろで、たくさんの大人たちも、杉見さんのが読むお話に、耳を傾けていました。

子どもたちが次から次へとやってきて、せがまれるままにたくさんの絵本を読んでくれていた杉見さん。中でも一番多くの人を集めていたのは、馬頭琴とのセッションで読まれた「スーホの白い馬」でした。杉見さんの感情に溢れた読み声と、馬頭琴の音が重なり、その演出効果はさながら小さな舞台を見ているかのようでした。

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今回のもみじ市では、「旅」というテーマにちなんで、旅にまつわるお話を選りすぐって持って来てくれることになりました。旅するお話から、お散歩や冒険、空と海、海外の香り漂う翻訳本など。どんな絵本が登場するのか、楽しみですね。そして、日曜日には新たな音楽とのセッションも予定しています。馬頭琴に続く第2弾、さて、どんな楽器でしょう? 答えは後日お知らせしますね。

<杉見朝香さんによる絵本読み聞かせ>
日時:10月27日(土)、28日(日)14:00〜14:30
(28日は楽器演奏との共演を予定)
場所:泉龍寺境内、小さな森のスペースにて

実は杉見さん、この8月末に女の子を出産し、新米お母さんになったばかり。ますます大らかで、明るい笑顔をふりまく杉見さんによる、絵本の読み聞かせを、どうぞお楽しみに!

1.あなたにとってもみじ市とは?
素敵な人やかわいいもの、美味しいものと出会える場。絵本を読むことで自分もまわりの人も楽しくなる場。かな?

2.もみじ市ではどんなどんな読み聞かせを?
大人も子どもも気軽に楽しんでもらえればうれしいです。旅に関する絵本もけっこうあるので、ほんの一瞬でも非日常の世界を味わってもらえたらいいな。

3.あなたにとって旅とは?
もっと若い頃は、怖いもの知らずで一人で国内や外国を、行き当たりばったりで旅してました。その時は、旅とは様々な人、もの、出来事との出会いの場であり、自分の願望を満たす冒険の場でした。今は家族ができ、旅とは、日常を離れてゆったりのんびり楽しむ場です。

4.もみじ市に来場する皆さんに一言をお願いいたします。
ゆっくり見て聞いて会話して探して、自分のお気に入りを見つけて下さいね。絵本の読み聞かせは、疲れてる大人の人達にこそ立ち止まって聞いてもらいたいです。

*続いては、初登場のごはん屋さんのご紹介。アジアを中心に半年に渡って旅を続けた中で出会ったおいしいものを、独自のセンスで再現した味を、もみじ市で披露してくれます!

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