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2008年9月

cafe la famille「河辺のクレープリー」(26日)

Famille

「ミスター・ホスピタリティ」
僕は最近、彼のことを、ひそかにこう呼んでいます。“彼”とは、奥澤裕之さん。茨城県結城市にある、“美しすぎるカフェ”「cafe la famille(カフェ・ラ・ファミーユ)」のオーナー、その人です。

素晴らしい映画を観た時や音楽を聴いた時、人は、心のひだが震えるような感動を覚えます。ファミーユを訪れた人ならきっと、「カフェ」も映画や音楽と同じくひとつの表現であり、それらと同じような感動をもたらしてくれるものであることに気づくでしょう。

そこに辿り着いた者のため息を誘う美しい佇まい、何げなく置かれた“本物の”道具たち、入り口のドアを開けた時に包んでくれる奇跡のような空気感、特別な場所にやって来たことをわからせてくれる空間・テーブル・椅子、席へ誘ってくれるスタッフの限りなく優しい笑顔、そして、「これ以上驚かせないで欲しい」とでも言いたくなるような、極めて温かくて、極めておいしい料理。

ファミーユを訪れるたびに、なぜファミーユはこんなにも素晴らしいのか、と分析するのですが、いつも辿り着くのは、「お客様を心からもてなしたい、感動させたいという奥澤さんのホスピタリティが、隅から隅までいきわたっているからなのだ」という答えに行きつくのです。

1か月ほど前、奥澤さんがフランス・ノルマンディー地方に旅立つ前日、電話をかけてきてくれました。
「フランスに行って、もみじ市に出すものを何か見つけてきますよ」
そして、次に電話をかけてきてくれたのが、フランスから帰って来た翌日。
「スープ・ド・ポワソンが美味しくてそればかり食べてたんですよ! もみじ市で、出そうかなと思って」
きっと、旅の目的は他にもたくさんあっただろうに、そして、旅の疲れもあっただろうに、もみじ市のお客様が喜んでくれることを想像して、奥澤さんは電話をかけてきてくれたのだと思います。奥澤さんは、いつもこんな風に、周りにいる人を“もてなして”くれるのです。

みなさん、10月26日の日曜日は、奥澤さん率いるcafe la familleが、多摩川へやってきてくれる幸せを、一緒に分かちあいましょう。もてなしの心には、もてなしの心で迎えたいと思います。cafe la familleのみなさん、ようこそもみじ市へ!

*cafe la famille・奥澤さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

海辺にある、小さなクレープリーのようなお店を作れたらと思っています。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

ちょっとだけ変更があるかもしれませんが・・・
1.ノルマンディーの港町で出会ったスープ・ド・ポワソン。海の香りと濃厚なスープを、アイオリ、チーズ、パンと一緒に
2.ガレット(そば粉のクレープ)。今回は定番のコンプレート(ハム・玉子・チーズ)です
3.クイニーアマン
4.シードルとブルターニュ地方のそばビール
5.エスプレッソなどドリンクをちょっと

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今回は河辺ということなので、川を海と思って自然の中でいろんな人たちと一緒に楽しみたいです。次はどんな市になるんだろ? と期待してもらえるような楽しい市になればいいですね。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

今回も声をかけていただき、出店させてもらうことになりました。

8月の終わりにノルマンディー地方の小さな村巡りの旅に出かけてきました。古くてかわいい民宿で過ごし、素敵な出会いがあり、そこでは暮らしの中の食事みたいなものが定着していました。
ご来場の皆様にも、作家さんやアーティストの方々と素敵な出会いがあることを願っています。

*さて続いては、乙女に絶大な人気を誇る、小さな本を作るあの方の登場です!

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工房イサド「家具と木工品」

200806_146

夏が終わって涼しい風が吹きはじめると、私たちのまわりにある街の木たちはザワザワ…少しずつ少しずつ秋へとむかって支度を始めます。遠くの山には、ひと足早く色づき始めているもみじの木も見えます。

さて今回ご紹介するのは、もみじの季節になると、白馬…ならぬ大きなワンボックスカーに乗ってやってくる、木の国の王子・本田淳さんとパートナーの直子さんによる「工房イサド」です。

家具、カッティングボード、器、カトラリー、鳥のブローチ、古材を使った額、木と布を組み合わせたバッグ、小さなおうち、寄木のおもちゃ…などなど、生活道具から“愛すべきヘンテコなモノ”まで、木に関する作品なら何でもござれ。かっこよくて、かわいくて、ユニークな作品が満載の「イサドワールド」は、一度はまったら抜け出すことができない魅力にあふれています。

つい先日、松屋銀座で行われていた個展「イサド式」に行ったのですが、そこはまさにイサドワールド。決して広くはないスペースに多くの人が群がっていて、イサドさんの作品を見る皆さんの目が、子どものように輝いていました。決して大げさではなく、「どれも欲しい!」と思わせるものばかりで、「イサドの才能が爆発している!」と、思わず呟いてしまいました。

私の家にはイサドさんの定番作品である「ちょこっとスツール」があるのですが、佇まいが可愛らしくて、それがあるだけでちょっと疲れて帰ってきた日にもホッと心が和むのです。イサドさんの作品はいつでも、それを使う者に、手にした者に、安らぎと楽しさを与えてくれるのです。

今回のもみじ市のテーマは「旅と音楽」。それを聞いてイサドさんの頭にポッと浮かんだもの。それは…、思わずクスリと笑ってしまう意外な答え。どんな作品でテーマを表現するのか? 楽しみでなりません!

*工房イサド・本田さんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?

新生もみじ市を記念して、今のところ自分でも思いつかないようなモノがひとつでも出せたらいいなと思っています。(つまり…まだ考えていない?)

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。

工房ではいつもラジオやCDや・・・音楽を聴きながら制作しています。「音楽は旅であり、旅は音楽である」…例えばですが、「ROCK木工」「演歌木工」「昭和歌謡木工」 「ボサノバ木工」みたいなかんじで、それぞれの音楽を聴きながら(あるいはイメージしながら)どんなものが作れるか、というのも面白いかもなぁ・・・。ダメか(笑)

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

広い、ということなので、小屋でも作ろうかな〜。初心にかえってドキドキ楽しみたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様に メッ セージをお願いします!

私は今年40才になりましたが、自分には「オトメ心」があると思っています。それは50、60才になっても変わらないでしょう。もみじ市を創っている人たちもみなさんオトメ心のある人たちばかり・・・というか、オトメそのものです。いまや時代はオトメなのです。オトメ心が地球を救う。狛江市が「オトメ市」になる日も近い。という訳で、全国のオトメはぜひ集結してね。夜露死苦!

*さて続いては、あの、美しすぎるカフェがもみじ市に帰ってきます!お、おいしそう・・・。

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norioはんこ店「手作りはんこ」

Norio

はじめて自分の名前のはんこをもらった日のことを、よく覚えています。背筋がすぅっとのびるような気がして、大人になったようで…。とてもうれしくて、いろんなところにペタペタ…。「わたしはここにいるよ」と、自分の足跡を残すように、はんこをたくさん押しました。

そんな、とびっきりの“わたしだけのはんこ”を作ってくれるのが、「norioはんこ店」の店主・norioさん。全国の雑貨店やカフェなどに風のように現れ、その場でオーダーを受け、はんこを作っては去っていく、旅するはんこ屋さんなのです!

ここで、norioさんのはんこが出来上がるまでの工程を紹介しましょう。まずは、お客様がnorioさんに、どんなはんこにしたいか、というモチーフを伝えます。するとnorioさんは、スルスルとトレーシングペーパーに鉛筆で絵を描いていきます。笑顔でお客様とコトバを交わしながらも手先の早いこと! イメージ通りの絵が出来上がったら、下絵をゴム版に転写。そこからは彫刻刀に持ち替えて、何の迷いもなくスイスイと彫っていきます。みるみるうちに削られたゴム版を木の持ち手にくっつけて、およそ15分後には完成!

出来上がったはんこは、norioさんがいろんな色のスタンプで、数枚の紙に押してくれます。同じはんこなのに違った顔にみえるから不思議。はんこの楽しみ方がぐんと広がるコツも教えてくれますよ。

前回の花市の1日目。お昼が過ぎた頃、ポツポツと雨が降り始めました。雨足が強くなり、徐々に周りのお店が片付けを始めた中、norioさんはテーブルを雨やどりのできる軒下に場所を移動しました。そして、norioさんにはんこを作ってもらうことを楽しみにやって来たお客様のはんこを、ひとつひとつていねいに作り続けてくれたのです。雨がしとしとと落ちてくる中、norioさんのいる場所だけ、ほんわかと温かい空気に包まれていたことをよく覚えています。

みなさん、もみじ市では、「世界にたった1つのはんこ」を手に入れてみてはいかがですか? そのはんこはきっと、もみじ市への旅の思い出として、いつまでもあなたの心に刻まれるはずです。ぜひあなただけのモチーフを持って、秋空の下、norioはんこ店に遊びにきてくださいね。

*norioさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか? 

オーダーでお好きなモチーフ、文字を入れはんこを制作致します。

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。 

旅と音楽と、もみじ市の空気を楽しみながらライブで制作したはんこには、きっと良いストーリが込められることとおもいます。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか? 

多摩川と空、音、を肌で感じながらのびのび、わいわいできたら最高です。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様に メッ セージをお願いします! 

もみじ市へお越し頂く皆様。norio はんこ店よりお知らせです。当日、先着順にてお一人様はんこお一つのみ約15分間隔でオーダーを受けさせて頂きます。はんこはすべてその場でのお渡しとなります。沢山の方に彫っているところを見て頂きたいので、後日お渡しの受付は致しません。わざわざ足を運んで頂いた方には大変申し訳ないのですが、もみじ市では、その場でしか作れないライブ感を大切にしたいのです。どうか、宜しくお願いいたします!

*さて続いては、家具・カッティングボード・額・ブローチ…などなど、木でできるものなら何でも作ってしまう、あの方の登場です!

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松本寛司+呉 瑛姫「木工と陶」

Goeihi

もみじ市は、今回で5回目を迎える。もともと地元の仲間と友人が集まって始めた「お祭り」も、仲間が仲間を呼び、回を重ねるごとに、少しずつ多くの作家さんたちにご参加いただけるようになった。その中には、すでにさまざまなお店に作品を卸したり、雑誌などで紹介されている作家さんもいらっしゃれば、まだ歩き出したばかりの作家さん、さらには、本業は別にありながら趣味でとっても素敵な作品を作る方も混在している。そこがもみじ市のいいところだと思っている。

そんな中、今回ご紹介するのは、まさに個人として歩き出したばかりの陶芸家・呉 瑛姫さん。岐阜県多治見市を舞台に日々陶器と向き合う、新進女流作家さんだ。

呉さんとの出会いは、同じ多治見に工房を持つ松本寛司さんからのご紹介だった。ぜひ、応援したい作家さんがいらっしゃるという。

私たちの集まりのために、わざわざ東京に出てきてくれた呉さんは、清楚で控えめで、物腰の優しい印象。そして、自分の作品についてこう語ってくれた。「日本で生まれ育ちながら、韓国国籍を持っているいるのですが、最近は韓国の古い器に魅力を感じています。自分のルーツだからでしょうか。だから、そんな匂いをもつような器を作っていきたいと思っています」

そんな彼女の作品は、初々しさを持ちながらも、うっすらと青みがかった白い表情は優しく、ふっくらとした愛嬌のある形はチャーミングで、まさに彼女のお人柄そのもの。

送って頂いた作品を我が家のテーブルに置き、数日間、ふと眺める日が続いた。そして、あるとき思った。「あ、木の素材ととってもよく似合うな」と。ちょうどその日、彼女からメールが届いた。「松本さんの木工とコラボレーションしようと思うんです」

陶器のカップに木のソーサー、陶器の蓋ものに小枝のつまみなど、まだまだアイディア段階だそう。あと1ヶ月後、どんな器を携えて彼女がもみじ市にやってきてくれるのか、私たちも楽しみにしている。

*呉 瑛姫さんに聞きました

Q1.今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

みずいろの器と花器

Q2.旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

ワタシはよく、旅の途中で見つけた木の実を拾って、お土産として持ち帰るのですが、そんなイメージで木の実の蓋物を作ってみようと思います。

Q3.新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

初めて参加させていただきますが、人や景色、いろいろな出会いを楽しみたいです。

Q4.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

もみじ市を訪れるみなさんに、素敵な出会いがありますように。

*続いては、世界にたったひとつだけの、「あなたのための」はんこを作ってくれる、あの方の登場です!

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古道具あきすけ「昔の家具と昔の雑貨」

Akisuke

「次のご主人が見つかった時、花嫁を送り出すお父さんのような気持ちになります」
そう話すのは古道具のお店、「あきすけ」の店主・安藤大輔さん。

古いものの魅力に感動し、会社を辞めて古道具屋さんになった安藤さん。自分が仕入れた古い道具や家具のほこりや汚れを取り除き、具合が悪いところを直しているうちに、より一層愛情がわいてくるのだそうです。
「これまでたくさんの人に大事にされてきた古道具。これからもずっと大事にされるように、あきすけで花嫁修業してもらっています」

今回のもみじ市は多摩川の河原に会場を移しますが、そこは、まさにあきすけにとってぴったりの舞台。というのも自転車が大好きな安藤さんは、お店が始まるまでの午前中、自転車を走らせながら多摩の自然の中に身を置くのだそうです。きっと、古道具たちも、昔の東京のなごりが残る多摩川の河原で、いきいきとしてくれるにちがいありません。

現在安藤さんは、もみじ市のために仕入れをしてくださっているところ。どんなものがお目みえするのか、こっそり伺ってきましたよ。もみじ市のテーマ「旅と音楽」にぴったりな、輸送用として使われていた古いアルミのコンテナや木箱、そして古いメトロノーム。それから定番のガラス製品に、お家にあると嬉しい椅子などの小さな家具。うーん、どれもとても魅力的ですね。

古い道具たちは遠い昔から旅をしてきました。そして、今度はあなたに出会うために多摩川の河原に旅をしてやって来ます。もみじ市にお越しの際は、安藤さんが大切に手入れをした古道具たちに、ぜひ会いに来てくださいね。

*古道具あきすけ・安藤さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

懐かしくて心が和むような家具と雑貨を中心に出店します。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

今のところ昔の旅行かばんや古い楽器などを集めてみようかと思います。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

花市ではたくさんの人たちと出会うことができました。もみじ市でもたくさんの人たちとの出会いを楽しみにしています。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

花市ではたくさんのお客様にご来場頂き誠にありがとうございました。また皆さんに楽しんで頂けるような品物を集めて日々奔走中です。きっと素敵な出会いがあると思います。是非ご来場下さい。

*さて続いてご紹介するのは、多治見から参加してくださる新たな陶芸家さんです。あの人とのコラボレーションも実現!?

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tatin「キャラメル屋」(26日)

Tatin2

たくさんの人でにぎわう吉祥寺のにぎやかな通りを抜け、小さな路地を入ってしばく歩くと、そこに現れるのは風にゆらゆらとゆれる蔦。緑の蔦の葉にやさしく包まれたその建物には、うっかりすると見逃してしまいそうな小さな扉があります。もし、見逃してしまっても大丈夫。ほら、目を閉じてみて。甘くて香ばしい幸せな香りをたどっていけば、その先にその扉はあります。その扉の向こうが、チーズケーキと焼菓子のお店「tatin(タタン)」です。

扉を開けると、手前には仲良く二つ並んだ椅子があり、かわいい焼き菓子が木のテーブルや棚にズラリと並んでいます。テーブルの真ん中には開店早々には売り切れてしまうこともあるという人気のチーズケーキ。そしてその奥はオープンなキッチンになっていて、オーブンが2台。小さなお店の中はいつも、焼きたての甘い香りに包まれています。

tatinのはじまりのはじまりは、吉祥寺の路上。店主の渡部まなみさんが、ひとりでつくったチーズケーキを、ひとりで販売していたそう。ある日、tatinのチーズケーキが大好きな常連さんに、「うちの1階を使ってみない?」と声をかけていもらい、「雨がふっても風が吹いても開いていて、いつでもふらりと立ち寄ってもらえる」、今のtatinが始まったそうです。

お店では、焼き菓子を作ることからお客さんに渡すまでをすべてひとりで切り盛りし、ていねいにていねいにひとつひとつの作業を行っている渡部さん。渡部さんが作る焼き菓子はしっかりとこんがりと焼かれ、濃厚で、瑞々しく、安心感のあるやさしい味です。

「作り手の顔が見えることを、大切にしたいのです。楽しい時間、うれしい時間になるようにお菓子をお届けできたら…そんな気持ちで作っています」と渡部さん。夏の終わりに会った彼女は、フランスへの一人旅を終えてとてもゆるやかでじんわりと満たされた笑顔をしていました。

さて、今回のもみじ市。渡部さんは、“お祭り”だからこそできる、「キャラメル屋さん」に大変身! 「旅」がテーマのもみじ市に合わせて、渡部さんがこの夏の旅で出会ったものをイメージして作ってくれる、十数種類のキャラメルがずらりと並びます。 みなさん。もみじ市では、tatinの「旅味」のキャラメルを片手に、多摩川の河原を旅してみませんか。 

*tatin・渡部さんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか? 

tatinはチーズケーキと焼菓子のお店なのですが、今回のもみじ市ではキャラメル屋さんです。色えんぴつみたいに色とりどりのキャラメルを並べたいと思っています。

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。 

夏休みにフランス・タイ・山形を旅してまいりました。この旅で心に残ったもののイメージや、各地で手に入れた材料で キャラメル作ります!

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか? 

新たな場所で秋の空と自然を感じながら、みなさまと沢~山お話が できるといいなぁと思っています。みなさまの笑顔がみられたら、それがなによりのご褒美です。  

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様に メッ セージをお願いします! 

旅先で出会う笑顔や音楽は心をふっとつなげてくれます。もみじ市にもまたそんな空気に満ちています。肌で感じにいらし て下さい。お天気に恵まれることを願って!お待ちしております。

*さて続いては、皆さん、古いものは好きですか?次にご紹介するのは、そんな皆さんがワクワクするあのお店です。

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点と線模様製作所「模様への旅」

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ベッドカバーにクッション、カーテン…。クローゼットには洋服とお気に入りのバッグ。自分の部屋を見回してみると、どこを見ても、何かしらの「模様」があります。それは、わたしたちの毎日の暮らしの一部として、いつもわたしたちの側にあるのです。

「点と線模様製作所」の岡理恵子さんは北海道在住。今回、もみじ市初参加の岡さんは、自然の風景や、生活の中にある身近な情景をテーマに、オリジナルの模様作りとそれらを使った小物の制作をしています。もともとは、学生時代にインテリアの勉強をされていた岡さん。その間に出会ったのが、植物の模様の壁紙などで有名な、イギリスのウィリアム・モリスの作品。彼の作品は、身近にあるものがテーマとなっていて、岡さんはその姿勢に共感。そして、それがのちに「模様作り」を始めるきっかけとなったのだそうです。

紫陽花、砂浜、夏の花、雪かきのあと。これらは全て、岡さんが作った模様の名前です。雪をテーマにできるのは、北国にお住まいの岡さんならでは。北海道という土地に暮らしていることも、彼女の作品に大いに影響を与えているそうです。「自分の周りにある当たり前の風景を、色と形を使って、模様として表現していきたい」と岡さんは言います。

作品を作る時にいつも頭に浮かべるのは、「使う人の気持ち」。例えば、誰にでも、明るい気持ちの時があれば、少し静かになりたい気分の時もありますよね。岡さんは、そんな時にすうっと側に寄り添える模様を作りたいと考えているのだそうです。今回のもみじ市では、そんな模様たちが小さなバッグや、風呂敷となって、遠く北海道から旅をしに来てくれますよ!

先日、岡さんとお話をしたところ、「今、もみじ市で出会うお客さんのことを思いながら、毎日アトリエでせっせと作品作りに励んでいます」とのこと。初めての参加となるもみじ市を、心から楽しみたいとおっしゃっていました。

もみじ市当日は、岡さんが丁寧に作ったたくさんの模様たちに、是非会いに来てくださいね。そして、そのあともずっと側にいてほしくなる、自分だけの模様を探してみてください。

*点と線模様製作所・岡理恵子さんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?


・オリジナルの模様を手捺染で染め上げた風呂敷
・手刺繍やアップリケで仕立てたオリジナルの布を使ったバックやポーチ、ハンカチ
・模様の原画を印刷したポストカード、レターセット

Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

手仕事の温かさがぎゅっと詰まった襟巻きを新作で出そうと思います。旅情が感じられる模様を刺繍などで表現できたらと思っております。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

お客さんに楽しんでもらうこと、街の人に楽しんでもらうこと、そして主催をしてくださる皆さんのがんばる顔をみながら私ももみじ市に花をそえられたらと思います。しかし、展示販売はこれで3回目、まだまだあわただしさが抜けないので、もみじ市の雰囲気を少しでも感じれたらいいなと思います。川原のもみじ市が楽しくなるようなディスプレイ方法を考えたいです。こんなことを考えているときが一番楽しんでいるかもしれません・・・。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

点と線模様製作所は北海道を拠点に日々模様作りをしています。北の森で見た植物や風景、何気なく読んでいた本の写真に心動かされて作ったりといろいろな題材を模様にし布や紙に落としこんでいます。楽しいときや静かな時間が流れるとき、皆さんのそばでともに過ごせるような模様を届けたいです。

*続いては、吉祥寺にあるあの小さなお菓子やさんがもみじ市に帰ってきます!今回ご用意してくれるのは、とってもかわいいあのおやつ。

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cimai「パン」(25日)

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cimaiは、大久保真紀子さんと三浦有紀子さんのユニット。最近二人で独立し、真っ白い壁の、真四角のお店をオープンしたばかりの、素敵な素敵なパン屋さんです。そして何を隠そう、お二人は実の姉妹なのです! 時には刺激し合い、ちょっとライバルだったりもするというこのお二人、それぞれにパンの道を歩んできました。

お姉さんの真紀子さんは、天然酵母パンの有名店「ルヴァン」で9年間パン職人として勤め、妹の有紀子さんは、ドライイーストを武器に、8年間パン職人街道をつき進んで来ました。天然酵母とドライイーストの良い所を引き出しあって、助け合って、時には衝突して、お互いがいちばん食べたいと思うパンをつくっているのです。

お二人は一見すると、おっとりしているお姉さんと元気印の妹の、正反対の姉妹のように見えます。でも本当は真紀子さん、とても芯が強くて、パンについては決して信念を曲げない人。パンを作りを始めたが最後、パンの鬼と化すとか! それから有紀子さん、行動力抜群で、お店を開く前は、人が中に入れるほどの大きなオーブンを自宅のリビングルームに置いていた程のツワモノです。

こんなお二人ですから、お互い、いつも直球勝負。お二人の個性が融合して出来上がったcimaiのパンは、ほら、宝石の原石のように、汗と涙と美味しさがいっぱいつまって輝いているのです!

Cimai2

お二人のオリジナルパンは、毎日毎日新しい発見を積み重ねながら、今まさに美味しく熟成している真っ最中。もみじ市でどんなパンが出るのかは、ご本人達でさえ、直前まで分からないと言います。キル酒に漬けた艶やかなクランベリーが入っているのでしょうか、それとも旬のマロングラッセと甘栗、それにとろりとしたマロンペーストが練りこまれているかもしれません、いやいやむしろクリームチーズに薫り高い黒コショウがお目見えするかも…。

夢みたいなこれまでのパンの数々を考えると、どんなお宝にありつけるのか、今からお腹が減って仕方がありません!

もみじ市では、宝石のようなお二人のパンを探しに、cimaiのお店へ是非足を運んでみてくださいね。

*cimaiに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?


数は限定になりますが、バッグにもハンカチにもなるパン風呂敷(?)のようなものにパンを入れて販売します。もちろん、他にもたくさんパンを焼いてもって行きます。

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。

先のパン風呂敷です。パン風呂敷を片手にもみじ市の旅を堪能していただき、ちょっとお腹が空いたらその場で広げてパンを食べていただく。旅のお土産を風呂敷に包み持って帰っていただけるようにと…。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

河川敷ということで、気持ちいいもみじ市ができそうで楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

ゆったりともみじ市を堪能して帰ってください!!

*さて続いては、なんと北海道からもみじ市に初参加の女性の登場。彼女がその手から生み出すのは……「模様」です。


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ゆかムーン「布の渡り鳥」(25日)

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その細くしなやかな手は、あらゆるものを巧みに生み出します。そして、それが私たちの心に届くとき、誰もが微笑み、優しい気持ちに包まれ、幸せな気分に浸れるのです。

その手の持ち主は、ゆかムーンこと吉野友加さん。いまや、もみじ市になくてはならない「あの」ミュージシャンのお一人であり、布小物の作家さんでもあります。

初めてゆかムーンさんの作品を目にしたのは、第1回目のもみじ市でのことでした。今回と同じく、これから寒くなっている晩秋の頃、「ただ好きだから」という理由で、毛糸やフェルトを重ねたブローチを作ってきてくれました。それは、ふわっと温かくて、まるで少女がつけるアクセサリーのように、とってもチャーミング。まるでゆかさんのお人柄そのままのような、控えめな印象もあり、普段着にちょっとだけアクセントを加えたいときにぴったりな、それでいて、それをつけているとなんだか楽しい気分になる、そんなブローチでした。

じつはその後、私たちの仲間の間で、個人的にゆかさんへの注文が殺到。それならばと、花市やもみじ市に来る皆様にも! と、毎回作品を作ってくれることになったのです。

すべての行程を、ちくちく手縫いで行うというゆかムーンさん。使うものは針と糸と布、そしてその細い手だけ。「せっかく使ってくださるんだから」と、ひとつひとつとてもていねいに、とても細やかに、しっかりと仕上げられています。1つの作品を完成させるためのパーツはとっても小さくて数多く、工程も多いものばかり。それを毎回たくさん作ってくださるのですから、ほんとうにモノを生み出すことが好きなんですね。

Yuka2

さらに、ゆかムーンさんの作品の楽しさは、いろいろな柄や色の組み合わせで、たくさんのバリエーションを作り出してくれるところにあります。今回のもみじ市のために用意してくれるのは、渡り鳥のストラップ。そしてそれらは……「ひとつひとつ、すべてが違う柄になるように作りたいと思っています!」とゆかさん。もみじ市の当日は、色とりどりの渡り鳥たちを前に、その中からお気に入りの1羽を選ぶのは、勇気と決断力が必要になるかもしれませんね!

秋空の下、細い手から生み出された鳥たちは、多摩川の河原をまるで音楽を奏でるかのように飛び回り、そしてみなさんの元へと飛び立ちます!

ゆかムーンさんの手がもみじ市のために生み出してくれるもう一つの作品とは……それはまた今度、ゆっくりとご紹介することにしましょう。

*ゆかムーンさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?

前回のもみじ市に引き続き、渡り鳥のストラップを作ります。

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。

今回のテーマは『旅と音楽と、』なので、『旅』はゆかムーンの渡り鳥。『音楽』はティコムーンでしっかりがんばろうと思います!

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今までの木に囲まれた空間から、広々とした川沿いの空間に変化するので、きっと何か違った感覚を味わえるのでは、と楽しみにしています。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

10月最後の土日がちょうどいい晴天になる様に願いつつ、たくさんの方々とお会いできる事を楽しみにしています!

*さて続いては、大人気のあの姉妹ユニットの登場です。ほら、焼きたてのパンの香りがしてきましたよ!

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こばやしゆう「旅犬たびいぬ」

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「私、もみじ市に出たいんです」
電話の向こうで彼女がそう言った時、僕は耳を疑った。えっ? 本当に? 冗談じゃなくて? 
「もし本当にそう思ってくださっているのなら、僕たちのほうからお願いさせてください。ぜひ、もみじ市へ参加してください」
足元から頭にかけて、熱いものが高ぶってくるのを抑えながら、僕はそう言った。

電話の相手は、こばやしゆうさん。僕たちがその作品も人柄も、心から敬愛する、“つくる”人。

他の誰もがつくっていない作品を生み出し、それを見る者に衝動や絶望や勇気を与えることができるのが芸術家ならば、ゆうさんは極上の芸術家だ。生活に必要な美しい道具を生み出し、それを使う者に暮らしの美学や豊かさをもたらすのが職人ならば、ゆうさんは極上の職人だ。

しかし、ゆうさんに最もふさわしい“肩書”は、「旅人」なのではないかと思う。器、椅子、絵、ブランコ、家、料理・…。そのときにつくりたいものをつくる、というゆうさんの創造と想像の旅は極めて自由で、誰にも何にも束縛されることはない。

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ゆうさんは、今年の春「旅犬」という本を作った。全96ページからなるその本は、ゆうさんがこれまでに何度も訪れているアフリカへの旅をまとめた本で、現地での友人との交流を、ゆうさんの文章と写真と絵で綴った、見る者の旅愁を誘う、エナジーに満ちた一冊だ。もちろんこの本もゆうさんの作品のひとつであり、この本を見ていると、ゆうさんにとってはさまざまな土地へ旅をすることも、“つくる”行為のひとつなのだと納得させられる。

我が家にはゆうさんの作品がたくさんある。その器に料理を盛れば、食欲をそそる命に満ち溢れた一皿になり、仕事場のデスクに置いてある、陶でできた“旅犬”は、いつも僕にエールを送ってくれているようだ。

そんなゆうさんの作品が、多摩川の河原に並ぶことを想像しただけで、僕の胸は高鳴る。いや、正直に言うと、その風景を“想像”することはできない。どんな風に作品が並ぶのか? その設計図はきっと今、ゆうさんの手のひらの中を、頭の中を、体中を、旅しているのに違いない。

*ゆうさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

陶でつくったもの。旅に持っていきたくなるmycup、bowl、そのほか日常の役に立たないけど、魂の栄養になるかも知れないもの。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

ずばり、旅犬です。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

普段室内では展示できないようなのびのびとしたディスプレイ。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

一期一会。今日という日は今日だけ。もみじ市にいらしてくださった人全員とおしゃべりして仲良しになりたいです!

*さて続いては、その手から美しい旋律と、かわいい鳥たちを生み出すあの方の登場です!

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sunui「旅する雑貨屋」

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旅先の異国の地で出会った、その土地ならではの布や個性的なボタン。ふらりと入った町の自転車屋さんで見つけた、ちょっとへんてこな金具。こういったちぐはぐな素材たちが4人の女の子の手にかかると、あっという間にかわいらしいバッグやアクセサリーに大変身!見ているだけで、ほら、ワクワクしてきませんか?

こんなにかわいらしい作品を作っているのは、もみじ市初参加となるsunui(根岸麻子さん、白石陽子さん、冨沢恭子さん、片平晴奈さん)の4人。大学時代に行ったタイ、ラオスへの旅をきっかけにsunuiを結成。「あつまる つくる たのしむ」をテーマに2004年より本格的な活動をしています。これまでに各地で、旅する雑貨屋smile market sunuiを開いたり、アーティストのCDジャケットやライブの舞台装飾などを手がけたり。活動範囲は幅広いですが、どれを見ても彼女たちの作品だ!と、一目で分かるような力強さを持っているように思います。

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sunuiの素材やモチーフとなるものは、ほとんどが旅先で出会った異国のもの。地球のどこかに眠っていたちっちゃなカケラたちが、4人の丁寧な手仕事によって、きらきらと光り、思いもよらない形になります。彼女たちの作品から伝わってくるのは、ものを作ることへのあたたかい思い。心からものづくりを楽しんでいるのだなぁと感じます。

sunuiのみなさんにお会いしてお話を聞くまでは、作品を作るにあたって、デザインなどの詳細をきっちりと決めて、それから作業に入るのだろうと思っていました。けれど、お話を実際にうかがってみると、そうではないとのこと。誰が何をするというような決まった割り振りはしていなくて、それぞれが感じるままに、手を動かして作って組み合わせて、それが最終的にsunuiの作品になるのだそうです。「作っている自分たちが楽しまないと!」との言葉通り、それぞれの個性を尊重しながら、心の底から楽しんでいる様子が伝わって来ます。

もみじ市では、彼女たちの手にかかった異国のカケラを、是非実際に手にとってみてくださいね。また、嬉しいことに、もみじ市のライブステージの装飾もしてくださるかも!? こちらもお楽しみに。

*sunuiさんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

もみじ市に似合う、袋物などをつくる予定です。

Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

旅先で出会った素材を生かして、バックや小物をつくります。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

ハナウタまじりに、お祭り気分で楽しみます。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

のびのびと真剣に、大人の文化祭を楽しみましょう。

*さて続いては、なんと、あの“つくる人”がもみじ市に初登場。どこにもない、彼女だけの作品をお見逃しなく!

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フォトノスタルジア「まぼろしカメラ店」

Fotonoss

バッグにしのばせたカメラは、旅を特別なものにしてくれます。旅先では見るものすべてが新鮮。澄んだ青空や道端の草花の美しさに感動して、つい夢中でシャッターを押してしまうなんてことも。

そんなゆったりとした旅に似合うのは、古きよきフィルムカメラなのではないでしょうか。光や風を感じながら、この瞬間を大切に切り取ろうとする気持ち。写真が熟成するのを待つワクワクとした時間。素敵な写真ができあがった時の喜び。そこには、気軽に撮れてしまうデジタルカメラでは味わえない充実感があります。

そして、むかしのフィルムカメラには、魅力的なデザインのものがたくさんあります。さらに、手にした時のずっしりとした重み、“写真を撮ってる感じがする”シャッター音…。むかしのカメラの魅力を知ったら、写真をもっと好きになるにちがいありません。

「でも、むかしのカメラって、どれを選んでいいのかわからない・・・」とご心配の皆さん、ぜひもみじ市に遊びに来てください。あなたの気持ちにやさしく応えてくださる方が、もみじ市に来てくださいます。そのカメラの達人は、フォトノスタルジアの金子洋一さん。「カメラ日和」などの女性向けカメラ雑誌に情報を提供されている方なので、ぜひ安心して相談してみてください。

今回のもみじ市では、旅のお供にぴったりなカメラをたくさん持ってきてくださるとか。金子さんのお話を聞きながら、むかしのカメラに触れて、その素晴らしさを実感してみてくださいね。お気に入りを見つけたあなたにはきっと、すばらしい旅の時間が待っていますよ。

*フォトノスタルジア・金子さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

アナログカメラや写真集、カメラバック、ストラップなどの雑貨も販売します。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

旅のお供におすすめのカメラを用意します。どんな思い出が残せるかは、撮ってからのお楽しみです!

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

秋空のもと、縁日気分で楽しみたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

さあ、楽しい秋の縁日ですよ。ひやかし大歓迎! どちら様も、寄って触って見てくださいな。

*さて続いては、楽しくて、ポップで、かわいい、旅するユニットの登場です。もみじ市初登場ながら大活躍の予感!

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CAFE KOBILU 「小昼」(26日)

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「村のみんなのカフェ」

初めてこの店を訪れた時、ふとそんなことを思いました。通りに面したお店の入口の、懐かしい佇まいのガラスの引き戸の暖簾越しに、通りすがりの地元の人がちょこっとのぞいたり、声をかけたり。おじいちゃんもおばあちゃんも、男子も乙女達も、“村人”みんながおいしい時間を共有できる居心地の良い場所、そこが、「CAFE KOBILU」です。

「小昼(こびる)」(呼び方は地方によって違うよう)とは、農作業の合間の、10時や3時の小休憩のこと。KOBILUの店主・渡辺宣さんの田舎がある長野県では、“小昼”に、おむすびやちょっとした野菜のおかず、おやきなどを食べるそう。

KOBILUの料理は、地元調布の畑で採れた作った方の顔の見えるお野菜を使った、田舎のおばあちゃんが作るような気取らない料理。日々、旬を楽しみ、野菜や豆のやさしさしみる滋味なおかずたちを、宣さんが作り、奥さまの文さんが、気さくな笑顔でお客さま方をもてなします。

KOBILUのメニューのひとつ「本日のごはん」。大小さまざまなかわいい器に野菜や豆などを使ったおかずが10種類以上! 常備食や保存食、ゆでたり、蒸したり、煮込んだり、季節ごとにいろんな顔の野菜に出会えます。

「作ること、無駄にしないこと、おいしいこと。食べることは楽しい。そして食べる事は大事」
メニューに書かれたこの言葉から店主・渡辺宣さん、文さんご夫婦のやさしくていねいな気持ちが伝わってきます。実際お二人は、訪れるすべての人に安らぎを与えてくれるやさしい笑顔の持ち主。お料理はもちろんのこと、お二人の笑顔に元気をいただくために、KOBILUを訪れる人も多いのではないでしょうか。

そんな CAFE KOBILU がもみじ市に初登場! ふだん午前中に売りきれてしまうこともあるという、人気の手作りおやきが並びます。秋のお野菜を使った5〜6種類のおやき、ということなので中身は当日のお楽しみ!

秋空の河原へやって来たなら、旅の小昼におやきはいかがですか?

*CAFE KOBILU・渡辺宣さん、文さんに聞きました。

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?

「おやきとお茶うけ」。野外の小昼を想像した時、農家さん達が畑に稲刈りなどで集まっていて、「ちょっと休憩すっぺ」と、自分ちのおやきやおかずを持ち寄って、野っぱらでタッパーやらを広げている、田舎の畑の風景、、、そんなイメージで、考えています。おやきは5、6種類くらい。もみじ市限定のおやきも作る予定。他にちょっとした野菜のおかずや漬物なども。

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。

旅の途中、峠の茶屋のような?雰囲気で!

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今回、初参加させていただくことになり、本当にうれしいです。楽しめる余裕があるといいのですが。。。(出来れば、フツーに、お客の一人になって、まぎれたいです)

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

私達が宣伝なんてとんでもないです。でも、私達も、お客様も、色んなステキなモノやおいしいモノと出会える、うれしい機会。ぜひぜひ、この二日間、多摩川に集まって、ココロもおなかもいっぱいになりましょう!

*あなたはデジカメ派? それともフィルム派? 続いてご紹介するのは、デジカメ派だって1台は持っていたくなる、なつかしくてかわいいカメラを紹介してくれるあの方の登場です。

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安部太一「陶器」

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いわゆる「作家もの」と呼ばれる器を、一般の人々が“普通に”使うようになったのはいつ頃からだろうか。それらの器を求める人々が増えるにつれ、それらを扱う生活雑貨の店も増え、多くの作家が生み出す器に日常的に接することができるようになった。

同時に、「どこかで見たような器が増えた」と感じることが多くなったようにも思う。「シンプル」という言葉に守られたような、それなりにかわいくて、それなりに使いやすくて、“無難な”器が。

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安部太一さんが生み出す器は違う。彼の器を一目見ただけで、そのひとつひとつが、彼の中にある“美”を追い求めて生み出された器であることが伝わってくる。

その造形の美しさと、色の美しさ(どこか懐かしい記憶を呼び起こさせる)、手に持った時の重み(作品の重厚さを表すようだ)が調和し、確かなる存在感を放っている。

春の花市の時、安部さんの展示台の上に、美しい花瓶があった。どうしても欲しかったけれど、そう思ったのは自分だけではないらしく、いくつか並んでいた花瓶が展示台の上から姿を消すまで、そう時間はかからなかった。

どうしても諦めきれず、花市が終わった後、無理を言って安部さんに焼いてもらった。我が家にやって来たその花瓶は、古い食器棚の上にぴたりと収まった。

それから時間がだいぶたっているというのに、今でも家にいると、無意識にその花瓶に見とれてしまうことがある。花瓶の中に花はないというのに。

*安部さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

ピッチャー、カップなどの日常に使える器やオーナメントなど。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

音楽が聞こえてきそうな、オーナメントを考えています。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今回は河原の広場での開催ということで今までよりも開放感のあるのんびりした空気を想像しています。秋の空の下、良い音楽を聞きながら、二日間心地よく過ごしたいと思います。 

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

新しい場所でのもみじ市ということで、出店する側もワクワクです。きっと出品する作品にもそれが現れるのではないでしょうか。ぜひ、もみじ市へお越しください!

*さて続いては、小さな“村のカフェ”を営むお二人。もみじ市初登場です!

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イシイリョウコ「不思議の豆人形」

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カタカナのお名前から感じる、無機質さ、キッチュさ、柔らかすぎない感じ、それがそのまま、彼女の世界。小さい頃読んだ御伽噺には、どこか浮世離れしていて、個性的で、愛おしいものたちがたくさん登場しました。イシイリョウコさんの作品は、そんな御伽の国の住人たちなのです。

イシイリョウコさんは、イラストレーターであり、人形作家でもあります(きっと世界に羽ばたく人だと信じて疑いません!)。イシイさんが人形を作る時、ミシンは一切使わず、すべて手縫いでかたちを作り、綿を入れてから、ひとつ一つ表情を描いていきます。そうして生まれて来た人形たちは、世界にたったひとつ。赤い靴を履いたかたつむりさんや、憂鬱そうな顔してらくだ君の背中に乗るねずみ君、つんとしてそっぽを向いているキノコのお嬢さん…。ねぇあなたたち、一体どんなお話の中に生きているの?

初めて作品を見てからというもの、すっかり私はイシイさんの虜。そんな、見る者に魔法をかけてしまう“イシイリョウコワールド”が、今回も、もみじ市に登場します。

今回は、「もみじ」をテーマにしたちっちゃな豆人形を中心に出品してくださるとのこと。もみじ市のために作られたお人形さんたちが、すました顔して待っているだなんて、考えただけでわくわくしてしまうではありませんか!

御伽の国の女王様、イシイリョウコさんとお話ししたら、不思議の森の住人たちが原っぱに隠れているのを、あなたも目撃できるかもしれませんよ!

*イシイリョウコさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?

ちいさな「もみじ」にちなんで、3cm~5cmくらいの豆人形を中心に…。他にもいろいろとご覧いただけるようにしたいと思います。

Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。

一点一点に、旅や音楽を感じさせるような人形やブローチなどなど。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

原っぱに作品を並べるなんて、どんなに気持ちよいことかなぁと、ピクニック気分で楽しみたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

たくさんの素敵な作家さんたちや、その手から作り出される素敵な物たちと出会いに、ぜひお越しください~!

*さて続いては、クラシカルな美しい器を作るあの方。再び出雲からやってきてくれます!

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ニシモトリョウタ「箸置きとマグネット」(25日)

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ニシモトさんの作品は斬新だ。

木の端材から生みだす指輪は、種類の異なる木材を何層にも重ねて繊細で美しい模様を描く。

昨年のもみじ市では、紺色のテーブルクロスというキャンバスの上に、イエロー、ピンク、ブラック、ブルーという、インパクトのあるカラーとクリアな空気感が鮮烈なアクリル素材を使った指輪で、見事な“絵画”を描いて見せた。

ニシモトさんはいつか、こう話してくれたことがあった。
「同じ木という素材でも、他の誰かが既にやっていることはその人に任せたらいい。自分は何か新しいことや、誰もやっていないことを表現していきたい」

さて、今回のもみじ市。1年ぶりにこの舞台に帰ってきたサムライ作家は、“意外なカード”を用意していた。それは、「箸置きとマグネット」。これが何ともかわいらしい。かわいらしいけれど、ニシモトさんの作品が本来持つ、シャープな(それでいてユーモアもある)格好よさも併せ持っている。

実は、この箸置きとマグネットは、すでに私の家にもある(個人的にも本当に気に入っているのです)。使っているときはもちろん、部屋の中に飾っておくだけで、心地いい緊張感のある空間が出来上がるから不思議だ。

新しく発表する度に、ますます洗練されて磨きがかるニシモトさんの作品。次に私たちをどのように驚かせてくれるか楽しみなのである。

*ニシモトリョウタさんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

箸置きとマグネットを中心に、指輪やネックレスなどアクセサリーも出す予定です。素材は木、アクリル、セメントなど様々。
 
Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

ただいま考え中です。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今回もまた出すものは小さいものばかり、広いスペースがなくても展示できてしまいますので、広くなるスペースをどう使うか、悩ましい課題が増えてしまいました。
また、河原でどんな雰囲気になるのかまったく想像がつきません。
そういった緊張したり悩んだりするその過程も含め、それらすべてを楽しみたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

広々とした場所で、ひとりひとりのスペースも広がり、今までよりも、いろんなところに余裕ができるのではないでしょうか。
どうかゆるやかな気持ちでいらして下さい。
そして、これは毎回のことなのですが、屋外のイベントなので、天候がどうなるかわかりません。
事務局の方々も出店者もみな開催されることを願っていますが、開催ができないくらいの雨が降る可能性もあります。
そのことを理解していただきたいと思います。
当日は、たくさんの方々が来ることが予想されます。その方々がみな心地よく過ごせる空間になるよう、どうかご協力をお願いします。

*さて続いては、その作品に接する者をおとぎの国へ誘ってくれる、あの方の登場です!

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キノ・イグルー「テントえいがかん」

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今回のもみじ市の会場は多摩川の河川敷。もみじ市当日はぽかぽかの太陽の光と、気持ち良い川のせせらぎの音が会場を包んでくれることでしょう。素晴らしい作品や音楽に彩られた心地よい空間とおいしい食事、今回はそれに加えておしゃれな映画を楽しんでみませんか?

本日ご紹介するのは、もみじ市初参加となるキノ・イグルーです。キノ・イグルーのお二人、有坂塁さんと渡辺順也さんは、カフェやギャラリー、雑貨屋さんなどの様々な空間で、世界各国の映画を上映しています。映画を観る時間や空間を含めて、誰もが自由に映画を楽しめる上映の方法を提案したいという想いから、キノ・イグルーの活動が始まったそう。これまでにジャック・タチの映画など、70本近く上映をして、多くの人に映画を「観る」面白さを伝えてきました。そんな旅する映画館がもみじ市にもやってきてくれます!

先日、とあるカフェで有坂さんにお会いした時のこと。映画の内容を伝えるだけで、ぱっとそのタイトルが出てくるのです。さすが月に60本近くの映画を見ていらっしゃるだけのことはあります。邦画、洋画とジャンルを問わず、本当に映画に詳しい素敵なお兄さん。さらにお話をうかがっていると、初めて会った人の雰囲気や話し方などを見ただけで、こんな映画が好きなのではないかと分かってしまうそうなのです。すごいですねー。みなさんも是非おすすめの映画を教えてもらいたくありませんか?

さて、もみじ市ではどんな映画を上映してくださるのでしょうか。今回は小さなテントを設置して、その中で上映をしてくださるとのこと。テントの中に入るまでは詳しいことは秘密。もみじ市当日、是非テントの入口をくぐって、その秘密に触れてみてくださいね。

*キノ・イグルーさんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

テントの中で短編映画やアニメーションを上映します。ひと組ずつの入場で、まず「も・み・じ・い・ち」という5つのプログラムから、好きなコースを選んでもらいます。そこにはあらかじめ短編作品が2本仕込まれているので、お客さんは何が観られるかわからないままその映画を楽しむ、という形の映画館をやります。

Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

中にはそんな映画もあるかもしれません。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

川沿いでの映画上映といえば、『ニューシネマパラダイス』。あんな自由な気持ちで、映画が楽しめたらなと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

空想の旅へぜひ!

*さて続きましては、もみじ市が誇るサムライ作家が帰ってきます!

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緒方伶香「てのりハリネズミ作り+糸屋」(25日)

Ogata

10月の下旬と言えば、マフラーが恋しい季節。もみじ市にも、素敵なマフラーが届きますよ。羊毛作家の緒方伶香さんが、羊毛や麻から糸を紡いで、大切に作った100%正直なマフラーです。

緒方さんは、子供服のテキスタイルデザイナーとして活躍後、出産とともに羊毛を使ったものづくりに親しむようになりました。現在、二人のお子様の子育てをしながら、教室や雑誌、TVなどで羊毛に触れる愉しみを紹介しています。著書の『羊毛のしごと』(主婦の友社刊)では、緒方さんの手仕事や、ニュージーランドの風景を見ることができるのですが、なんと緒方さん、ゴットランドという品種のひつじにどうしても会いたくて、ニュージーランドまで行ってきたのだそうです。

今年の始め、「無印良品」の各店舗に登場した大きなポスターをご覧になった方も多いかと思います。羊毛を紡ぐ「手」がとても印象的でした。実は、その手の持ち主が、緒方さんなのです。

羊毛を紡ぐ緒方さんの手は、ご飯を作る手でもあり、お子様をやさしく抱きしめるお母さんの手でもあります。そして、その手から紡ぎ出される作品は、優しさと温かさにあふれています。もみじ市では、そんな緒方さんの素敵な作品に出会えるだけでなく、羊毛の楽しさを体験できるワークショップも随時開催してくださいますのでお楽しみに。

そしてさらに、緒方さんの素敵なお仲間も駆けつけてくれます。旅好きライターふたりによるユニット「auk」が、もみじ市のテーマに合わせてエコバッグなどの作品を発表。また、緒方さんのイベントではお馴染み、紡ぎ仲間「ごたごた荘」の手紡ぎ糸もお目見えします。

秋のもみじ市で、手紡ぎ糸の心地よさを、ぜひ感じてみてくださいね。

*緒方伶香さんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

手紡ぎ糸(フラックス+羊毛、シルク+植物染め羊毛、たまご色のスペインメリーノでこぼこ糸など)、四季を問わず使える素材、麻混の手紡ぎ糸で編んだプチマフラー、バブーシュカ、ヴィンテージやリバティ布をあしらったフェルトの髪飾り、どんぐりストラップなどなど。ワークショップは手のひらサイズのはりねずみ作りを行います。

Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

いつも使っている羊毛は、いろいろな国から運ばれてきたもの。自分に羊毛をくれたひつじが、世界のどこかの牧場で、のんびり草を食べている様子を思い浮かべながら形にしています。
国内のひつじも、自由に放牧して育っている子たちは、とてもいい毛質です。去年、訪れた北海道のレイチェル牧場は、小学生のまあやちゃんと祖母である岸さんが大切に羊たちを育てていました。レイチェル牧場には小さな小川が流れていて、森もあります。その中を自由に駆け回るひつじが羨ましく思えました。今年、レイチェル牧場から届けてもらった濃い茶色の羊毛。今回はそれも紡いで糸に。
とても柔らかいのに弾力があってバルキーです。今回も、あちこちから我が家に集まってきた素材を、自分の気持ちが一番和らぐ音色とともに、紡ぎました。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

広い河原を使ったもみじ市。お祭りに行くような気分で参加させていただきたいなと思っています。たくさんの方々との会話、懐かしい方々との会話を楽しみたいです。当日、晴れますように。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

もみじ市は、人との触れ合いを大切にした、今の時代には貴重なイベントだと思います。おいしい食べ物やアーティストの方々が作った品々。縁日のように野外で食べ歩いたり買い物したり、もみじ市ならではのわくわくした空気感が味わえます。旅と音楽と、、、そして愉快な出会いがありますように。

*さて続いては、もみじ市初登場のお兄さんたちの登場です。なんと、多摩川の河原に、小さな小さな映画館がやってきますよ!

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LINO HOMEWORKS「antiquites et brocantes plus・・・」

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ある真夏の昼下がり、LINO HOMEWORKSを訪ねて世田谷のギャラリーを訪れました。扉を開けると、息をのんでしまうほどの静寂な空間。錆びたアイアンのイスや、味わいを醸し出す木のテーブル。その上にはフランスの昔のグラスや可憐なレースが美しくディスプレイされています。一瞬で、この空間をつくった方のセンスの良さと芯の強さを感じることができました。

LINO HOMEWORKSを主宰するのは、林真澄さん。アンティークの買い付けでフランス中を駆け巡り、大きな家具の運搬もこなす、バイタリティにあふれた女性です。

LINO HOMEWORKSのアンティークは、落ち着いたモノトーンで素材感あふれるものばかり。凛としたテイストの中に、ほんのり乙女らしさがプラスされています。素敵なアンティークの数々を見ていると、古いものに魅せられた人が、いろいろなものと出会って最後にたどり着く世界なのかもしれない…と、ふと思いました。

主宰の林さんは、気さくで笑顔がとっても素敵な方。もみじ市で皆さんとお話できるのを、とても楽しみにしていますよ。フランスから旅をしてきた古いものたちをご覧いただくのはもちろん、林さんの旅のお話も、ぜひ聞いてみてくださいね!

*LINO HOMEWORKS・林さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

ヨーロッパで買い付けた古道具や家具。グラス、布物などの小物中心に。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

いろいろな時代や場所を、人の手を介して旅してきた商品たちです。
   
Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
   
初めて参加するもみじ市。秋の河原の空気を楽しみながらのんびり過ごしたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

たくさんのモノ・コト、人に出会えるイベントを、それぞれに楽しんでいただきたいなと思います。

*さて続いては、あの羊毛作家がもみじ市に帰ってきます。皆さんもきっと彼女の“手”を目にしたことがあるはず。

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松本寛司+呉 瑛姫「木工と陶」

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初めてその器を手にしたのは、いまから2年ほど前のこと。ふわっと持ち上がったまあるいお皿は、厚さ数ミリという繊細な薄さで表面がすべすべでなめらか。木という素材でここまで繊細にできるなんて!と驚きを感じたのを、今でも覚えています。

そして先日、あるきっかけでいただいた彼の器は、どっしりとして厚みがあり、表面には木の彫り跡が残してある、力強い器でした。そこには、手彫りならではの温かみがあり、ざっくりと料理を盛りつけても、小物を入れて飾っておいてもよく似合う存在感があります。それは、初めて手にした時の器とは、まるで対照的にも見えました。

彼の名前は松本寛司さん。岐阜県多治見市にある、若い作家が集まる工房「studio MAVO」を拠点に、器やトレー、木さじなどの生活雑貨を作り続けています。松本クラフトフェアをはじめ、全国各地で個展を開き、数々のお店にも置かれている彼の作品は既にご存じの方も多いのではないでしょうか。

「木」という素材に常に向き合い、彫ったり削ったり磨いたりというすべての行程を、松本さんは一人手仕事で行っています。その中で、当初から独自のスタイルを築いている行程があります。それは、材木の仕入れ。岐阜県というこの地域は材木の産地として有名で、ここに立つ「市」には、全国から材木屋さんが買い付けに来るのだそうです。その中に入り、松本さんは「競り」で自ら使う材料を仕入れています。そこには、少しでも材料を安く仕入れる、という理由もありますが、市は活気に満ち、たくさんの木を見て触れ、そこで出会う人たちから木の話を聞き、もっと木のことを勉強できるからだといいます。

「木でもこんなことができる、ということ。木だからこそ、こんなことができる、ということ。どちらも表現していきたいと思います」

薄くて繊細な器も、彫り跡が残る力強い器も、どちらもが松本さんの「木」が表現できることの現れだったのです。「木は使っていくうちに反ったりゆがんだりするもの。それがごく自然なこと。木の中で生まれた私たちが、暮らしのそばに木のものを置き、長く使いながら、もっと木のことを好きになって欲しいです」

ご存知ですか? 木のものは、樹齢と同じだけの長い年月を使い続けることができるのだということを。松本さんの作品は、どれも樹齢の長い木ばかり。10年、20年、30年と使いつづけながら、自然を感じ、自然を知る。松本さんの作る作品は、食べる楽しさ、使う心地よさだけでなく、そんな大きなことを伝えてくれるような気がします。

もみじ市では、繊細な器も、力強い器もどちらも準備してくださるそう。そして、普段松本さんの作品としてお店にはならばないような、アクセサリーや、もしかすると「旅と音楽と」というテーマに合わせて、手作りの楽器も登場するかもしれません! さらに、同じく初登場の陶芸家・呉 瑛姫さんとのコラボレーションも実現!?

もみじ市では、松本さんの作品に触れ、松本さんご本人といっしょに、木についてもっとお話してみませんか?

*松本寛司さんに聞きました。

Q1.今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

木の器と木のアクセサリーです。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

楽器をつくってみたいです、楽器台か、、何か音楽に関わる木工をしてみたいです。

Q3.新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

お祭りや、縁日みたいになったらいいですね。

Q4.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

ふだん、お店には卸していないものをならべたいと思っています。

*さて続いては、フランスから旅してきた、美しいアンティークや古道具扱う、初登場の女性の登場です!

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petit a petit「パンとお菓子」(25日)

Petit

第1回のもみじ市から、ずっと参加してくださっているpetit a petitの中西麻由美さん。いつももみじ市の開始早々に行列ができて大人気のパン屋さんですが、一度でもpetit a petitのパンを食べたことのある方ならその美味しさの秘密がわかるはず。

中西さんは毎朝、ご自身で選んだ国産小麦を石臼で挽くところから始めて、自家製酵母で作った生地をゆっくりと発酵させ、少しずつ、少しずつ作っています。丁寧に作られたそのパンは、香ばしくてモチモチとした食感、そして何より中西さんがひとつひとつ作ったという“安心感”のあるパンなのです。

中西さんのパンを初めて食べたとき、私はそれまで自分が美味しいと思って食べてきたパンの印象が180度変わってしまいました。それまでは白くてフワフワとした食パンやバターロール、クロワッサンを朝食で食べる機会が多く、それが自分の知っている“美味しいパン”でした。それが、中西さんの作る自家製酵母のパンというものを始めて口にしたときに、酵母の少し酸味のある香りと、噛みしめるほどに味わいが広がっていくのにとても驚き、こんなに美味しいパンがあるんだ!という事を知りました。

それに、それまでは…パンは朝食というイメージがあったのですが、中西さんのパンと出会ってから、夜に皆で料理を囲みながらワインやシャンパンと一緒にいただくパンも素敵だなぁと思うようになったのです。

普段は1日に数セット、注文のあった分だけパンを焼いてお届けしています。その際には定番のパンのみを注文することができるのですが、もみじ市の時だけは特別に、定番のパンのほかに何種類かパウンドケーキを作ってくださるそうです!

皆さん、もみじ市では中西さんが作る貴重なパンとお菓子を、ぜひ手に入れてくださいね。

*petit a petit・中西麻由美さんに聞きました。

Q1.今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

パンは、カタログに載っている中から定番の種類を出品する予定です。お菓子は、今のところイベントの時だけで、普段は、販売していないのですが、今回は、パウンドケーキを数種類出品しようと思っています。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

最近、クラッシック音楽をよく聴くので、(他の音楽ももちろん聴きますが・・・)クラッシック音楽の中から選んだ曲をイメージして、ケーキを作ってみようかなと思っています。自分で言っておきながら難しそう…考え中です(笑)。

Q3.新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

多摩川は、学生の頃、電車から眺めて通学していたので、懐かしい場所です。周りの風景が、今までのもみじ市と違うと、気持ちも新たに楽しめますね。

Q4.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

クラフトあり、ワークショップあり、ライブあり、フードありの盛りだくさんの2日間です。毎回、お客さんとして、他のお店を廻りたい気持ちに駆られます。私の代わりに皆さんにいろいろ廻って楽しんでもらえたら嬉しいです。

*さて続いては、人間味あふれる木の器を作る、もみじ市初登場の作家さんです!

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drop around「旅人の道具」

Drop

「旅」という言葉を聞いて、あなたは何を連想しますか? トランク、カメラ、飛行機、お弁当、澄んだ景色……。思いつくままに言葉を並べただけで、なんだかわくわくしてきて、今すぐにでも旅に出たくなります。

今回ご紹介するのは、そんな、旅を愛してやまないユニット、drop aroundの青山剛士さんと吏枝さんです。drop aroundのお二人は、「Life is travel!」をテーマに、旅と暮らしをつなげる、様々な活動をされています。そもそも、drop aroundとは「ちょっと立ち寄る」という意味。旅好きなひとがふらりと立ち寄れる場所や媒体を作ることができたら…という思いが込められているそう。

ある時は洗練されたグラフィックデザインを届けてくれたり、またある時は思わず旅のお供にしたくなるような雑貨を海外のあちこちから集めて、わたしたちに披露してくれたり…。どれを見ても、お二人のセンスの良さをうかがうことができ、その作品に接した者の旅ごころを“そそる”のです。

さて、今回のもみじ市では、お二人はいったいどんな作品を見せてくれるのでしょうか? 今回のもみじ市のテーマは、「旅と音楽」。まさに、drop aroundのお二人のために用意されたようなテーマです。そんな中で、お二人が今回披露してくれるのは、ずばり、「旅人の道具」(わー)! 楽しみすぎますね。

10月25日26日は、もみじ市に「ちょっと立ち寄って」、旅への憧れが募るような、どきどきわくわくな旅の道具を探してみませんか?

*drop aroundさんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

旅人が使いたくなる、drop aroundのオリジナルの旅道具と、旅をテーマに国内外で見付けて来た、古道具を販売します。実際に自分達が旅に出る時に欲しいもの、ありそうでないもの、、そういうものを作ったり選んで並べたいと思っています。

Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

dropはずっと旅をテーマにデザイン、制作活動をしているので、常に旅にでることばかり考えているぶん、自分達が作るものには、自動的に旅エキスが出てるのかも??と思ってます。今回は、秋、冬の旅で使いたいストールや鞄、手袋やレッグウォーマーなど、旅先で身につけられる新作も出しますよー!

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

昔近くに住んでいたので、多摩川はとても好きな場所。きっと開放的で自由な雰囲気になる気がするので、野外フェスのような気分で、野外ならではの空気をお客さんと一緒に楽しみたいです。どうか晴れますように!

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

毎回、自分もお客さん側で見たかった~買いたかった~と思うくらい、すばらしい物づくりをされている作家さん達が揃って出店されているので、いつもお客さま達がすごくうらやましいです笑。出展者から見ても、こんなにあたたかくて充実した市は珍しいと思います。作家同志が刺激しあって、よいものが生まれている空気をいつも感じます。若い作家さんが多いので、市を重ねる度にそれぞれの個性や作品が進化していっているのも、見どころなんじゃないかなと思ってます。
何度か来てくれたことがあるお客さまも、はじめて来てくれるお客さまにも、わくわく楽しんでもらえるよう今からがんばりますので、旅気分を味わいにぜひとも多摩川へいらしてください!

*さて続いては、ていねいに、大切に、“すこしずつ”、香り高くおいしいパンを焼く、あの方の登場です。

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古書モダン・クラシック「こどもとおとなの青空古本屋」

Modern

春の花市に続いて、今回のもみじ市にも参加してくださる、古書モダン・クラシックは、古賀大郎さんとカヨさんご夫妻が、お二人で営んでいるオンラインの古書店。店主の大郎さんがデザイン書や写真集、一般書を、カヨさんが女性向けの雑誌や書籍を取り扱っています。

モダン・クラシックといえば、「今日のお手紙」で連載中の「ご依頼の本探します」が大好評! 古いというより、むしろ新しさを感じさせる古本の世界を披露してくださいました。それらはみな、思わずジャケ買いをしてしまいそうな、魅力的な本ばかりです。

モダン・クラシックが選ぶ本がとても魅力的なのは、古賀さんご夫妻の広い知識とセンスで、選びぬかれたものだから。Webサイトを見ると、古本に対するこだわりと愛情を、隅から隅まで感じとることができます。

もみじ市では、古賀さんご夫妻がセレクトした古本を、実際手にとってご覧いただけるチャンス! ビジュアルが美しい絵本や写真集をはじめ、今回はテーマに合わせた古本をたくさん持ってきてくださいます。

気持ちのよい秋空の河川敷で、あなただけのお気に入りの一冊を見つけてみませんか。そして、今年の秋を、すばらしい読書の秋にしてくださいね!

*古書 モダン・クラシックさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

前回の経験を活かして、人気の高かった絵本や写真関係の古本を、多数用意します。また今回は、ビジュアル本だけでなく、活字の古本も多数出品するつもりです。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

旅や音楽に関係した、様々な雑誌や古本を用意していきます。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

これまでとは大きく違う、新しいもみじ市に参加できて、とてもうれしいです。
古本のイベントは屋内が多いので、広々とした河原でどんな青空古本屋を表現できるか、いまからワクワクします。今回はスペースも広いそうなので、本のディスプレイにも力を入れたいです!

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

爽やかな秋空の下、多摩川河川敷で行われる新生もみじ市! 皆様と一緒に、これまでで最高のもみじ市を作り上げましょう! ご来場を、心よりお待ち申し上げます。

*さて続いては、今回のテーマにぴったりのあの、“旅する二人組”がもみじ市に帰ってきますよ!

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早崎志保「ガラスごこち」

Hayazaki

ゼリー色のボトル、てんてん星のグラス、雨あとの小鉢、これみんな、早崎さんの作品の名前です。素敵な“いのち”を吹き込まれたガラスたちが、チェックや気泡のおめかしをして、キラキラ嬉しげに笑っています。

こんなおしゃれなガラスっ子たちのお母さん、早崎さんは、ご本人が作るガラスみたいに、透明で柔らかく、それでいて芯の強いひと。最近「ガラスごこち」という名の工房が完成したばかりの新鋭ガラス作家さんなのです。そんな早崎さんが、前回の花市に続いて、遠く愛知県岡崎市から今回も参加してくださることになりました!

一見穏やかで優しい印象を受ける早崎さんですが、ちょっと“変わった”趣味をお持ちだそうです。何を隠そう、面白いものを拾うのが大好き。木の実、くるっと縞のはいった小石、貝殻、何だか分からない破片…。富山に住んでいたころに拾ったのは、ハングル文字が書いてある瓶や砂浜に打ち寄せられていたクルミのコレクション。何だって拾っちゃうのです。

今回は、そんな思い出の品々を愛でるためのコレクションボトルを出品してくださるそうです。みんなの宝物も、ボトルの中に入れて“かしこまらせて”みたいですね! また、早崎さんは、大のお酒好き。そこにつがれたお酒自身が酔ってしまうような、とろりとした素敵な酒器も出品予定です。

そしてそして、乙女の皆さん、お見逃しなく! 器にとどまらず、コロコロかわいいガラスのヘアピンやペンダントも並びますよ。きっと、見ているだけで楽しくなってくるはず!

さあ皆さん、可愛いガラスの小物たちに会いに、早崎さんに会いに、キラキラ笑顔で来てくださいね! ご希望の方にはこっそり、ガラス作りの秘密も教えてくださいますよ。

*早崎志保さんに聞きました

Q1.今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

今、窯の火が消えているので制作はできていないのですが、考えているのは、ちいさなコレクションボトル(こんな言葉あるのかしら?)。
個人的にいろいろお出かけしては拾いものをするのが大好きなので、捨てられないそんな旅の小土産をしまっておけるボトルや蓋物があったらいいなと思って。
それから、お気に入りのグラスでお酒を楽しみながら、まったり音楽を聴く、という光景を想像して、酒器やワイングラスも用意できたらと思っています。あとクリスマスも近づいてくるのでガラスのクリスマスツリーも作りたいですね。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください。

旅の思い出をしまっておけるコレクション用小瓶+蓋物、音楽を楽しむガラスの酒器ですね。

Q3.新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

前回参加させていただいた花市は秘密の場所のような印象を受けたのですが、今度の会場は勝手に開放的なお祭りのようなイメージをしています。秋の高くなっていく青空の下でのびのび、草の匂いをかいで気持ちよく楽しめたらと思っています。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

今回は秋冬にも楽しめるガラスをご用意してお邪魔したいと思っています。花市の時にお客様と直接お話しができて嬉しかったので、また今回もたくさんの方と出会えたらと思っています。どうぞ遊びにきてくださいね!

*さて続いては、いつもみんなが知らない素敵な本を探してきてくれる、“古本探偵”の登場です!

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ひなた焼菓子店「秋色焼菓子と木のモノ」(26日)

Hinata

日当たりのよい、ひなたぼっこにもぴったりの縁側、それがお店の入り口。「ただいま」と自然に言ってしまいそうなくらい懐かしくて、ココロがほっこりする昭和の古い平屋のひと部屋、ここがひなた焼菓子店です。

カラカラと引き戸を開けてお店の中に入ると、真ん中にどっしりと置かれた大きなテーブルの上に、ていねいに、そしてこんがり焼かれた焼き菓子がぎっしりと並んでいます。どれもおいしそうで、どれにしようか迷ってしまうけど、それもまたしあわせな時間。

厳選された材料だけを使い、素朴でやさしいお菓子を作っている、店主の森和子さん。甘さが控えめで、粉や素材の味がしっかりとわかる焼菓子たちには、森さんの人柄と素材を大切に作る気持ちがあらわれているように思います。

前回の花市でもたくさんのお客さんが並び、あっと言う間に売り切れてしまうほどのにぎわいの中、お客さんひとり一人に、ひとつ一つていねいに焼菓子を渡している森さんがとても印象的でした。

そして今回は、森さんのパートナーの木工作家・鰤岡(ぶりおか)力也さんの作る、木のモノたちも焼菓子と一緒に並びます。ひなた焼菓子店でも見ることができる鰤岡さんの作品は、かっこいい中にも温かみがあって思わず手に取ってしまうものばかり(ひなた焼菓子店のポストカードにも写っているあたたかな光のランプシェードが印象的です)。

もみじ市では、木のお皿など、暮らしの中で気軽に使える温かな木のモノを用意してくれるそうです。河原の緑の中に並ぶ、秋色の木のモノたちが楽しみです。

気になる焼き菓子のほうは、今回のもみじ市のテーマに合わせ、「旅先でのちょっとしたおみやげ風に」ご用意してくれるそうです。前回のエコバックに続き、またひなた焼菓子店さんらしい、飾りすぎない、素直でシンプルながらも、かわいらしいラッピングも楽しみですね。

みなさん、もみじ市への“旅”のおみやげには、ひなた焼菓子店の、かわいくておいしい焼き菓子はいかがですか?

*ひなた焼菓子店・森さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

秋をにおわす焼き菓子。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

旅先での、ちょっとしたお土産風に…。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

河原の風を感じながらの気持ちよいイベントになりそうです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

みなさん、秋といえば、読書の秋、食欲の秋、そして焼き菓子の秋です。

*さて続いては、その作品にふれただけで、おもわず“ここちよく”なってしまう、あのガラス作家の登場です。

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丸林佐和子「こども工作とこどもおもちゃ」(25日)

Marubayashicar

もみじ市の会場は、いつも、ふわふわとした楽しい空気であふれています。その楽しい空気をつくりだしているのは、魅力的な作家さんたちが放つエネルギー、素晴らしい音楽家の方々が紡ぎだす美しいメロディー…、そしてもうひとつ大切な要素があります。それは、こどもたちの元気いっぱいの笑顔。

もみじ市の季節になると、どこからともなく水色のワーゲンバスがやって来ます。それは、「こどもたちの笑顔製造バス」。そのバスに乗っているのは……。

2008年もみじ市、出店者のトップバッターを務めるのは、こどもたちの笑顔を生み出す、丸林佐和子さんです。佐和子さんをみていると、いつも軽い嫉妬を覚えます。この人はなぜ、ここまでこどもの気持ちがわかるのだろうと思うのです。佐和子さんのまわりには、いつもこどもたちがいっぱい。楽しそうに工作をする彼らの笑顔は、キラキラと輝いています。

小さな雑貨から家までつくってしまう佐和子さん(教育テレビ『つくってあそぼ』の造形スタッフでもあるのです!)、今回ずばっと直球勝負! 「こどものおもちゃ」というテーマでお店を出してくれますよ。佐和子さんが作るこどものおもちゃ! 楽しみすぎますね。もちろん、こどもたちと行うワークショップもありますのでお楽しみに。

さあさあ、こどもたち! 佐和子さんと一緒に楽しいおもちゃを作りに、もみじ市へやってきてくださいね。きみたちの笑顔が、もみじ市をもっともっと楽しくしてくれるはずだから。

*佐和子さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

「こどものおもちゃ」というテーマでお店を出します。こどもがワクワクするようなもの、大人も懐かしい気持ちになるようなものを用意したいと思っています。私の好きなレトロなおもちゃも少しだけ加えて、楽しいブースにしたいです。ちょっと懐かしい気持になるような・・・。そして楽しい気持になるように。
もちろん、こども工作のワークショップもしますよ。「かわいい」「つくりたい」と言ってもらえる工作を考えて持って行きます。 まる一日、こどもたちと一緒に楽しく過ごせるように、楽しい工作を考えていきますね。たくさんのこどもたちが遊びに来てくれると嬉しいなぁ。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

旅に持って行けるおもちゃ…、そして音楽に合わせて楽しめるものも登場するかも!?

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

こどもたちと、のびのびと工作を作ったり遊んだりしたいです。何か遊ぶものも用意しようかなぁ。広い空間で子供とのんびり…。そんなお手伝いが出来るといいなぁ。
こどもとお母さんが楽しめるお手伝いが出来れば嬉しいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

私も毎回楽しみにしているイベントです。
今回は新しい作家さんも増え、パワーアップするそうです。多くの素敵な作家さんと、新しい場所での開催。ワクワクしますよね。
魅力いっぱいのきらきらした出店者たち。全力だけど、力んでいない澄んだ空気感。ゆったり楽しめる、私も、そんな素敵な大人の文化祭に参加出来ることが嬉しいのです。
たくさんの「素敵」「楽しい」がいっぱいのイベント。“こども担当”の私も、全力で準備します。そして、ゆったりした空間を用意してお待ちしています。
ぜひ、お子さんを連れて家族で来て下さいね。大人もこどもも、ワクワクな一日になること間違い無しですよ!!

*さて次回は、小さな一軒家で、とってもかわいくて美味しい焼き菓子を作る、あの方の登場です。

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今年のもみじ市のテーマは…

Kawara

今日は、全国的に素晴らしいお天気だったようですね。もみじ市当日も、今日のような素晴らしいお天気であることを祈りつつ、今年のもみじ市のテーマを皆様にお知らせします!

今年のテーマは、「旅と音楽」です。

このテーマに合わせて、綺羅、星のごとく並ぶ作家さんたちが、魅力的な作品を発表してくれますよ。

皆さん、もみじ市の日は、心で音楽を口ずさみながら、多摩川までの旅をお楽しみくださいね。

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