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松本寛司+呉 瑛姫「木工と陶」

Goeihi

もみじ市は、今回で5回目を迎える。もともと地元の仲間と友人が集まって始めた「お祭り」も、仲間が仲間を呼び、回を重ねるごとに、少しずつ多くの作家さんたちにご参加いただけるようになった。その中には、すでにさまざまなお店に作品を卸したり、雑誌などで紹介されている作家さんもいらっしゃれば、まだ歩き出したばかりの作家さん、さらには、本業は別にありながら趣味でとっても素敵な作品を作る方も混在している。そこがもみじ市のいいところだと思っている。

そんな中、今回ご紹介するのは、まさに個人として歩き出したばかりの陶芸家・呉 瑛姫さん。岐阜県多治見市を舞台に日々陶器と向き合う、新進女流作家さんだ。

呉さんとの出会いは、同じ多治見に工房を持つ松本寛司さんからのご紹介だった。ぜひ、応援したい作家さんがいらっしゃるという。

私たちの集まりのために、わざわざ東京に出てきてくれた呉さんは、清楚で控えめで、物腰の優しい印象。そして、自分の作品についてこう語ってくれた。「日本で生まれ育ちながら、韓国国籍を持っているいるのですが、最近は韓国の古い器に魅力を感じています。自分のルーツだからでしょうか。だから、そんな匂いをもつような器を作っていきたいと思っています」

そんな彼女の作品は、初々しさを持ちながらも、うっすらと青みがかった白い表情は優しく、ふっくらとした愛嬌のある形はチャーミングで、まさに彼女のお人柄そのもの。

送って頂いた作品を我が家のテーブルに置き、数日間、ふと眺める日が続いた。そして、あるとき思った。「あ、木の素材ととってもよく似合うな」と。ちょうどその日、彼女からメールが届いた。「松本さんの木工とコラボレーションしようと思うんです」

陶器のカップに木のソーサー、陶器の蓋ものに小枝のつまみなど、まだまだアイディア段階だそう。あと1ヶ月後、どんな器を携えて彼女がもみじ市にやってきてくれるのか、私たちも楽しみにしている。

*呉 瑛姫さんに聞きました

Q1.今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

みずいろの器と花器

Q2.旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

ワタシはよく、旅の途中で見つけた木の実を拾って、お土産として持ち帰るのですが、そんなイメージで木の実の蓋物を作ってみようと思います。

Q3.新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

初めて参加させていただきますが、人や景色、いろいろな出会いを楽しみたいです。

Q4.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

もみじ市を訪れるみなさんに、素敵な出会いがありますように。

*続いては、世界にたったひとつだけの、「あなたのための」はんこを作ってくれる、あの方の登場です!

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