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マシバシイネツルカモ「カレー」(26日)

Mashibashi

そのカレー屋さんは、小さな駅の小さな路地にひっそりと佇んでいます。店らしい入り口も、看板もありません。ガラス越しに見えるのは、古い道具がさりげなく使われたストイックな空間と、テーブルの上に置かれたこんもりと盛りつけされたカレーライス。それをおいしそうに食べる人たち。静かで幸せな風景です。

週ごとに変わるというその日のカレーには、マッシュルームや揚げたてのカボチャがコロコロ入っていました。特徴的なのは、その盛りつけ。こんもりと盛り上がったご飯のまわりには、ぐるりと1周を取り囲むようにルーがかかっています。そのご飯の上には、サラダのように下味がつけられた千切りキャベツがどっさり。それがつやつやと光っていて、とってもおいしそう。食欲をそそります。

見た目もさることながらその味わいといえば、揚げたカボチャの香ばしさと甘さのあとに、じわっとやってくるルーの辛さ。それが、食べ進むほどにコクや甘み、さまざまなスパイスの風味など、いろんな味がこみ上げてくるのです。女性の手でていねいに作られている、優しい奥深いおいしさ。ご飯とキャベツとカレーを一度にすくっていただく、その食感とヘルシーなところも嬉しい。

ここは、世田谷線の松陰神社前駅近くにある「贋作インドカリー マシバシイネツルカモ」。カレーを作っているのは、近松紀公子さんです。OL時代、これから生きていく上で何か手に職をつけたいと考え始めた近松さんは、料理ならできるかもしれないと思いついたそうです。ただ、たくさんのメニューをすべておいしく作るのは難しい。1つだけを極めようと考えたとき、行き着いたのがカレーだったといいます。
「我が家はカレーを作らない家だったんです。だから外で食べ歩くことが多く、これなら研究できると思いました。たくさんのお店を巡り、食べ歩いてわかったことは、ちゃんと作っているお店は少ない、ということ。私が好きなお店の共通点は、ひとつひとつの工程をしっかりていねいにやっている『魂の入ったカレー』だということだとわかりました。だから、私もちゃんと作ろうと思ったんです」

近松さんが作る味わい深いカレーに、もっとも力を発揮しているのがタマネギです。淡路島から取り寄せるタマネギは、30人前を作るのに3kgを使い、弱火で5時間、握り拳くらいの量になるまでひたすら炒めるのだそうです。そして、コトコト煮込んだ鶏ガラスープも自分で作る。当たり前の工程をしっかりと、時間と手間をかけて行い、ていねいに作る。それが、近松さんが作る魂の入ったカレーなのです。

今回初登場となるもみじ市では、この時期の旬の素材が入ったカレーに、パンが添えられて登場します。お店では出ることのない、近松さんが作るパン。きっとここにも、近松さんの時間と思いが込められることでしょう。河原でピクニック気分で、みなさんのために魂込めて作られたカレーとパンを、ぜひお楽しみください。

*マシバシイネツルカモ・近松さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

カレーとそれに合うパンを出す予定です。
 
Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

テーマが「旅」なので、軽い感じのパンを出すことにしました。お店ではパンを出していないので、貴重な機会になると思います。
 
Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

ふだん、お店では味わえない自然の風を受けながら、空の下でお店が出せるのが楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

ピクニック気分でお友達とご家族と、ぜひいらして下さい!

*続いては、アウトドア料理の達人による、小さなカフェが河原に出没。野菜が好きな人、集まれー!

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