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鈴木農園「野菜」(26日)

Suzuki

みなさんに、教えたいけれど、教えたくない。本日ご紹介するのは、いつも僕を葛藤させる家族、鈴木農園のみなさんです。

なぜみなさんに教えたいかというと、鈴木農園の野菜は、本当においしいからです。食べ物のおいしさを文章で説明するのは非常に難しいものですが、ちょっとやってみましょう。

鈴木農園の野菜は、農薬や化学肥料を一切使用せず、“昔の土の匂い”がする畑で育てられた野菜。とれたての野菜を手にとって匂いをかいでみれば、どの野菜も良質なハーブのような香りがします。思わずそのままかぶりつきたくなってしまうほどで、実際に、玉ねぎや白菜など、普段は生で食べない野菜をそのままかじってみると、ふくよかな甘みにびっくりします。

もちろん、他の野菜も同じ。生で食べてもおいしい。炒めても煮てもおいしい。漬物にしても…えーい、とにかく食べてみればわかります!(結局説明していない気が…)

さて、なぜ皆さんに教えたくないかというと、鈴木農園は英次郎さん・美智子夫妻、そして息子の富善さん・弓恵さん夫妻で営む小さな農園。大規模な農家のように、限られた品種を大量に栽培するのではなく、たくさんの種類の野菜を少しずつ、大切に大切に育てているからです。つまり、みなさんが鈴木農園の野菜を買ってしまうと、僕が買う分がなくなってしまう!

でも、やっぱり僕は、たくさんの人に鈴木農園のことを知ってほしいのです。

昨今、「食の不安」を呼び起こすようなニュースが、毎日メディアで流れています。さて、これからどうやって生きて(=食べて)行けばいいんだろう、と思うのは僕だけではないはずです。有機の認定を受けた作物だけを食べる、という方法もありますが、それを誰もが実現できるか…、そして、それが本当に「おいしくて安全な野菜」なのか…、僕には疑問が残ります。

これからの僕たちに必要なのは、作り手がはっきりとわかる作物を食べること。よく、「作り手の顔の見える野菜」という言い方がされますが、これからは「作り手の“心”が見える野菜」を、自分たちが探す時代です。

みなさん、もみじ市ではぜひ鈴木農園の野菜を手に取ってみてください。そして、その野菜を育てた鈴木ファミリーの皆さんと話をしてみてください。彼らが、本当に心をこめて野菜を育てていることがわかるはずですから。彼らの心が、本当に美しいことがわかるはずですから。

*鈴木農園・鈴木富善さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?

暑かった夏から秋への旅立ちをスタートした、いろいろな種類の野菜を皆様に提供いたします。

Q2.「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

旅する種や種苗たちです。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

懐かしい香りのする河川敷、子供の頃に遊んだ頃の事を思い出しながら、皆様との交流を深め、思い出に残る1日にしたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

広々とした、河川敷で、たくさんの思い出と、出会い、旅立ち、などたくさん吸収して、最高の1日にして下さい。

*さて続いては、旅にぴったりな、“あの楽器”の楽しみ方を教えてくれる、あの部長の登場です。

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