achordion「ライブ」(25日)
初めてachordionのお二人が奏でる音楽を聴いたのは、とても天気が良い日でした。ぽかぽかと日当たりの良い部屋の中に響き渡るachordionの音楽は、穏やかな午後にしっくりと馴染み、初めて出会った音楽だったにもかかわらず、まるで古くからの友人に再会したかのような印象を受けたのです。
achordionは、満田智子さんと木村恵太郎さんのデュオ。満田さんのすべてを包み込むような強くて優しいヴォーカルに、木村さんのかっこよくて表情豊かなアコースティックギターの音色が重なります。ヴォーカルとギターという至ってシンプルな構成だからこそ生まれるピュアなハーモニーは、どこまでも深く、ストレートに、聴く者の胸に突き刺さります。この音楽は、ジャズ? ポップス? ボサノバ? ロック? お二人が織りなす深い響き合いは、ジャンルを形容することができません。「achordion」という独立した存在を感じさせるのです。
「snow」という曲が好きです。この曲の歌詞にあるように、achordionの音楽は、心に雪が降るように、静かに、深く響いてきます。「眠れない夜に」という曲が好きです。この曲を聴くようになってから、いままでどちらかというと悲しみを伴っていた“眠れない夜”が、「悪くないな」と思えるようになりました。「party」という曲が好きです。この曲を聴くと、もうすぐ大きな“party”を控えたもみじ市事務局の慌ただしい空気も、なんだか楽しくて気持ちのいいものに変わっていきます。
私にとっていまやachordionの音楽は、古くからの友達のように、毎日の暮らしの中でそっと寄り添ってくれる存在。何か辛いときがあった時も、満田さんの歌声と木村さんのギターは、いつも私に「大丈夫だよ」と、そっと言ってくれるのです。
そんなお二人が紡ぎだす音楽をライブで聴けるのが、今から待ち遠しくてたまりません。みなさん、今回のもみじ市では、achordionのお二人はトップバッターで登場します! 秋の河原に響き渡る、満田さんと木村さんが奏でるハーモニーに、どうぞ静かに身を浸してくださいね。
<achordionライブ>
日時:10月25日土曜日 13:00~
場所:川を背にしたステージにて
* achordionのお二人に聞きました
Q1:今回のもみじ市では、どんな曲を演奏していただけますか?
もみじ市のコンピレーションCDに収録した2曲と、オリジナル曲、ジャズのスタンダード曲なども演奏してみようと考えています。
Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた曲があれば教えてください!
記憶の中を旅するような、オリジナル曲も今回演奏しようと思います。
Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
川辺の開放的な場所で、もみじ市に参加される方と、日常的に集まって来られる方々との交流がとても楽しみです。出品されるたくさんの作品を眺めて、お気に入りを見つけたいです!
水の流れる自然な場所で演奏出来ることもとても楽しみで、川の流れに沿って気持ちよく音が伝わってくれそうです。
Q4.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!
多くの作家さんによって作られた作品がたくさん並びます。それぞれの作り手の暖かい想像で作られた作品に触れて、味わって楽しんでくださいね! 会場では水と音楽が流れていて、みなさんを優しく包んでくれますよ♪
*さて、残すところ出店者・出演者の紹介もあと7組。続いて登場するのは……、その前にここで、これまでに登場した方の途中経過(その1)をお届けしましょう。
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