大西みゆき「ハロングラス」
「Hallon glass(ハロングラス)」という言葉を聞いたことがありますか?なんとこれ、スウェーデンの言葉なのです。意味は、「木いちごのアイスクリーム」。
今回がもみじ市初参加となる大西みゆきさんは、茨城県在住のガラス作家さん。かつて、スウェーデンに滞在したことのある大西さんの作品には、「Hallon glass」という言葉が必ず書いてあります。「glass」は英語だと「ガラス」。それに、ハロンのちょっとまぬけな音感。でも本当の意味は、「木いちごのアイスクリーム」というかわいらしさに、大西さんの乙女心がユラユラ揺さぶられたのだそう。
初めて大西さんのガラスを目にした時、「これはいったいどこの国の作家の作品なのだろう?」と思いました。北欧のどこかにある、澄んだ湖を思い起こさせるような透明感のあるデザイン。でも、ぽってりとした温かみのある独特な造形。初めて見た時から、私はそのガラスの虜になり、手に取ってみると、どれもがすうっとなじんでくるのです。これは、ハロングラスの魔法?
「アートなものではなくて、暮らしの中で毎日使ってもらえるものを作りたい」と、大西さんは日頃から思っているそう。毎日使うものだからこそ、肩肘張らないで、リラックスして使えるものがいいと、大西さんは言います。
もみじ市では、日常で使える様々なガラスの器を販売してくださるそう。澄んだ青空のもと、お日様の光を受けて、キラキラと輝く大西さんの「ハロングラス」たちを是非手に取ってみてくださいね。
*大西みゆきさんに聞きました
Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?
グラス類、ボウル、花入れ など日常で使っていただける様な吹きガラスの器です。
Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!
「旅と音楽」ですかー。音楽を聴きながら旅の土産話をする時に欠かせない、ワイングラスセットとかコップセットとか考えてみます。
Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
今まで、多くのお話を聞いてとても気になっていた、もみじ市に参加させていただけて嬉しいです。新しい会場は広くなったと知り、開放的な空間で、ガラスを展示する計画を立てるのが楽しみです。いろいろな出会いがあるといいなと思っております。
Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!
澄んだ空気の中、作り手の気持ちが入った美味しいもの、作品たちに会いに来てください!
*さて続いては、もみじ組の人気者、あのスタイリストさんの登場です。今回彼女がスタイリングするのは…
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