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ユルリナブックス「旅にまつわる小冊子」

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初めてその小さな本に出会ったのは、今から4年ほど前のこと。めずらしい縦開きの形と、表紙に描かれたイラストの雰囲気に、一目でとりこになりました。その先には一体どんな世界が広がっているのだろう…、ページをめくる度にドキドキする気持ちは、子供の頃に夢中で絵本を読んでいた時のようでした。「ユルリナ」の花は、こうしてわたしの毎日の暮らしに、彩りを添えてくれるようになったのです。

「ユルリナの花と一緒に踊りませんか?」
そんな意味を込めてつくられているのが、小さな小さな本「ユルリナ」(ユルリナは架空の花の名前)。shachiさんが年に1度のペースで企画、制作している冊子です。

これまでに5冊のユルリナをつくってきたshachiさんですが、喫茶店、パン、スプーン、北欧旅行などをテーマとして、日々の暮らしの中のささやかな発見や楽しみをわたしたちに届けてくれました。shachiさんのかわいいものを見つける目、リズムよく流れていく文章、ちょっと遊び心のあるデザイン…。どれもがキュートなshachiさんらしさに溢れていて、タイトル通りのゆるりとした雰囲気が本全体に漂います。

ひとりで本づくりを行うのは、とても大変で孤独な作業。けれど、彼女はその大変さをも、全て楽しみへと変えてしまうほどの、本づくりへの強い姿勢を持っています。ユルリナから伝わってくる穏やかでほわんとした印象と、実際に会ってお話した時に感じる本づくりへの思いの強さとのギャップに、これまた魅力を感じてしまうのです。

そんなshachiさんが、今回のもみじ市では、ユルリナの販売はもちろん(完売した02号も、数冊登場するかも?)、なんと、ユルリナ別冊として「旅にまつわる小冊子」を販売してくれることになりましたよ! 通常のユルリナは、印刷から製本を印刷所に依頼するそうですが、今回の別冊は、印刷したものをshachiさんご自身が製本する、手づくりの冊子に仕上がる予定だそう。

先日お話した際に、「精いっぱい頑張ります!」とおっしゃっていたshachiさん。きっと、とびきりかわいい冊子を届けてくれるのでしょう。みなさん、もみじ市では、河原に咲く小さなユルリナの花を探してみてくださいね。その花はきっと、あなたの小さな旅を楽しくしてくれるはずです。思わず、踊りだしたくなるような楽しい旅に。

*ユルリナブックス・shachiさんに聞きました

Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?


年1回の気まぐれペースで発行している、小冊子「ユルリナ」の別冊バージョンを作る予定です。今回は自分の手で切ったり、貼ったり、折ったり、留めたり...と、手づくりの冊子を作りたいと思っています。

Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

小冊子のテーマは、ずばり「旅」!ちょっとへんてこでわくわくする冊子を作りたいです。

Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

どこまでも広がる青い空、さわさわと風になびく草むらの匂い、そして遠くに見える一本の電車...。目の前に広がる気持ちのいい風景も、お客さんと一緒に楽しめたらうれしいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!

今まで、お客さん、お手伝いスタッフ、そして出展者としてもみじ市&花市に参加してきましたが、どの立場からでも心底楽しめる、夢のようなイベントだなあとしみじみ思います。心地よい音楽に揺られながら、素敵な作品とおいしいごはんを思い存分満喫してください!

*さて続いては、秋空の河原で行われる紅茶教室のお話。先生は、そう、あの方です。

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