ピザなちゅらramo「イタリア屋台の味!」(25日)
いま思うと、始まりはあの時だったのかもしれない。
2004年4月。私たちは1冊のフリーペーパーを作った。タイトルは「Komae life is so nice」。
私たちは、ここ、狛江という町が好きだった。都心にほどよく近くほどほど遠い、この町ののんびりしたところが気に入っていた。多摩川から流れてくる風は、いつも気持ちよかった。全国で3番目に小さい町ということも誇りだった。
だから、この町でもっと楽しく暮らし、もっとおもしろいことを発見していきたいと思った。
そのフリーペーパーでは、私たちが訪ねて本当においしかったお店や心地いいカフェ、狛江のヒーロー「コマレンジャー」や多摩川で練習する草野球チームなどを取材し、紹介していった。そして、今日ご紹介するこのお店も、私たちが大好きなお店として、このフリーペーパーで紹介していたのだった。
電話でオーダーしてからおよそ30分。あの幸せの箱が届く。すると、もう既においしそうな香りが立ちこめている。熱々の箱を受け取って、フタを開けると、フレッシュな野菜ととろけるチーズ。そのまわりにはふっくら焼き焦げた茶色い生地。その生地には、イタリア産の天然ビール酵母と無添加無農薬栽培の小麦、天然岩塩が使われている。体にやさしい上に、隅から隅までほんとうにおいしい。初めていただいたときから、そのおいしさに感激し、ファンになり、何度もオーダーするようになった。こんなお店が狛江にあることを嬉しく思った。
その小さなお店は、もみじ市の会場となる多摩川からほど近い、水道道路に面した場所にある。お店といっても、宅配専門のお店だから、カウンターの向こうに大きなピザ釜が堂々と置いてあり、その奥にはキッチンがあるだけ。その中で飯塚稔さんと伴子さんご夫婦は、オーダーを受けてから1枚1枚生地を広げ、ピザを焼いては配達している。心を込めて手から手へ。
実はこの8月、もみじ市の出店者数組に集まっていただき、多摩川の下見会と説明会を行った。出店者のみなさんのお腹を満たしてもらうための食事を考えたあげく、私たちが思いついたのは、ピザなちゅらさんにピザを宅配してもらうことだった。そして、それが大好評だったのだ。「こんなにおいしいお店があるなんて!」「狛江っていいなー!」。私たちは、このお店が狛江にあることの喜びを改めて感じた。
ならば、もみじ市に出てもらおう! そして、狛江の良さをもっと多くの人に知ってもらおう! 4年前のフリーペーパーのことを覚えてくださっていた飯塚さんは、少し考えながらも、快く了解してくださった。そして、この日のためのスペシャルなメニューを用意してくれることになった。それは、イタリア屋台を彷彿とさせる味。もちろん、あのピザも添えられて。
私たちが大好きな、そして出店者のみなさんを満足させたお店の味を、ぜひ、みなさんにも堪能してもらいたい。
*ピザなちゅらramoさんに聞きました
Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?
「イタリア屋台の味!特製グリーンソースで食べる牛のもつ煮、オーガニックピッツァ添え」
Q2. テーマに合わせた作品があれば教えてください。
もともとお店のテーマが日本にいながら安心で安全な美味しい本場イタリアのピッツアを楽しんで頂きたいというコンセプトなので、今回のお料理も多摩川の河原でちょっとでもイタリアを感じて頂ければと思います。
Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
今回が初めての出店なので何もかもが新鮮でドキドキしています。お客様や他の出店者様、もみじ市スタッフ皆様とワイワイ楽しみたいです。
Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!
素敵な作品や素敵な人達に出会える場になると思います。多摩川の河原も東京ながらのんびりした良い所です。敷物をもってのんびり秋の一日を楽しんで下さい。
*さて続いては、台湾屋台が再びもみじ市にやってきます! 本国でいただく台湾料理よりも、もっとおいしいという噂も…
| 固定リンク