四分一亜紀「sunny day sandwich」(25日)
「とにかく晴れてくれ!」
そんな思いで名付けられた、sunny day sandwich。それは、この特別な日のためだけに用意される、ウキウキサンドイッチ。
なぜウキウキかって? それは、河原を歩いてウキウキ。青い空を見上げてウキウキ。お弁当を広げてウキウキ。おいしくてウキウキ。草むらに寝転がってひこうき雲を見つけてウキウキ。そして、夕方にはきれいな夕焼け……。
そんな日にぴったりのサンドイッチだから。
作ってくれるのは、スタイリストの四分一亜紀さん。ご本人も、まるで太陽のようにいつもその場を明るく、温かくしてくれて、そして、とても細やかな優しさを持つ。みんなを包み込んでくれるような存在の方です。きっと四分一さんがお母さんだったら、遠足の日に、こんなサンドイッチを作ってくれるんだろうなー。
ではここで、sunny day sandwichがどんなサンドイッチかをご紹介しましょう。
まず1種類目は、いろんな味のお楽しみ「ポテトサラダサンド」。使う材料は、まず、cimaiの妹・三浦有紀子さんが作るふんわりコッペパン。そこに挟むのは、drop aroundの青山剛士くんのお父さんが送ってくれる北海道のじゃがいもをベースに、知り合いの手作りハム屋さん(近日ご紹介予定!)の布巻ハム、そして、鈴木農園の野菜で作ったピクルスを混ぜ込んで。
続いてもう1種類はシンプルアンドストレートな「かぼちゃサラダサンド」。cimaiの姉・真紀子さんが作るどっしりパンに挟むのは、四分一さんが「自分史上、最高のかぼちゃです!」と語る、青山くんのおばあちゃんが育てた坊ちゃんかぼちゃとお父さんが育てたたまねぎ。
どうです、すごく贅沢なサンドイッチですね! もみじオールスターサンドイッチ! ところで皆さんの中にも、「なぜ、スタイリストの四分一さんがサンドイッチ屋さんを?」と疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう。 実は、今年の8月、経堂にある「ROBA ROBA cafe」を1週間お借りし、「今日のお手紙祭り」を開催しました。そのときに、1日カフェ店主をやってくださった四分一さんのメインメニューがこの、ポテトサラダサンドイッチだったのです。それが、おいしいこと! 「ぜひ、もみじ市でも!」とお願いしたわけです。
ほら、ますます食べたくなってきたでしょ。
普段は、インテリアや料理のスタイリングで、雑誌を中心に活躍している四分一さん。もみじ市への意気込みをこんな風に語ってくれました。
「自分が素敵だな、と思うモノを集めて、その良さが最大限に生きるように見せるのがスタイリストの仕事。今回もそれと同じなんです。自分がおいしいと感じ、安心で安全、さらに、自分とゆかりのある人たちの素材を集めて、その良さを最大限に生かして『サンドイッチ』という形にスタイリングしてみたいと思います。付け合わせには、鈴木農園のピクルスともうひとのお楽しみをつけて、ランチパックにしますので、そのまま河原で広げて、ピクニック気分で食べてもらえたら嬉しいですね!」
最後にひとつ、お知らせがあります。四分一さんは10/11(土)〜23(水)まで、そのROBA ROBA cafeで、個展を開催します。こちらでは、いつもの素敵なスタイリングのお仕事が見られますよ。
話はもみじ市に戻って。みなさんも、一緒に祈りましょう!「どうか晴れてくれー!」
*四分一亜紀さんに聞きました。
Q1:今回のもみじ市では、どんな作品を発表しますか?
愛と感謝のサンドウイッチ。鈴木農園さんの野菜で作ったピクルスと、小さなお楽しみをセットにして。
Q2:「旅と音楽」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!
ポテトサラダサンドのセットは「violet hill」と名付けました。試作中に聴いていたColdplayの曲のタイトルです。
じゃがいもの花はうすい紫なので、北海道の紫色にそまった広大な丘を想像しながら。かぼちゃサラダサンドは、「a place in the sun」。大好きなstevie wonderの曲です。お日様のおかげでおいしくなったかぼちゃを味わっていただきたいことと、当日、晴れますようにの気持ちをこめて。
Q3. 新しい場所で開催されるもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
正直、いっぱいいっぱいの状況なので、「楽しむとこ」が自分の課題で挑戦です。楽しんでいないと、楽しんでもらえないと思うので。それと、広い河川敷だとみんなの作品の見え方が違ってくると思うので、すごく楽しみ。あ!ライブも激しく楽しみです。
Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします!
広〜い河原が会場です。当日、曇っていたり風が強かったら、暖かい格好でお越しください。作家さんとはもちろん、お友達や恋人、ご家族とたくさんたくさん話をして、素敵な秋の日をお楽しみください。小さい子は迷子にならないようにね!
*さて、続いては、もみじ市に新たな素材を使った作家さんが初登場します。繊細なのに力強い。それは、あの素材だからできること。
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