事務局からのお知らせ

2009年の花市について

親愛なる皆様へ

2006年の11月に初めてもみじ市を行って以来、春は花市、秋はもみじ市の名称で年に2回の「市」を開催してまいりましたが、本年度の花市に関しましては開催いたしませんことを、皆様にご報告させていただきます。

皆様に多大なる応援とご愛顧をいただき、回を重なるにつれ市の規模も大きくなり、たくさんのお客様にお見えいただけるようになりました。そんな中で、基本的にボランティアスタッフによって運営する花市を、半年間というインターバルで開催しても、現状では満足できる市をお見せすることはできないのではないかと判断いたしました。

僕たちはいつもこう思っています。
「いつも新鮮で、最高の市を提供したい」
そして、出店して下さるクリエイターの方々にも、最高のパフォーマンスを発揮してほしいと願っています。そのためには今年は花市を一回お休みして、秋のもみじ市に向け準備していくべきと判断しました。花市を楽しみにしていて下さった皆さん、本当に申し訳ありません。

夏には、もみじ組の何組かの作家さんたちとある場所でイベントを行うことも計画しています。秋のもみじ市と合わせまして、楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。皆様におかれましてはどうぞご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

2009年2月吉日
もみじ市実行委員会事務局一同

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もみじ市にご来場いただきました皆様へ

2008年10月25日、26日に多摩川河川敷で行われましたもみじ市にお越しいただきまして、まことにありがとうございました。今回は、会場も変更し、スペースも広くなったこともあり、新たなもみじ市を一からつくりあげるようなつもりで、準備をしました。準備期間中は不安になることもあったのですが、25日の午前中、皆様のお顔を拝見した途端、「ああ、やってよかった」と思いました。至らぬ点も多かったと思いますが、皆様が少しでも楽しい時間を過ごしていただけたのなら、私たちは、これ以上幸せなことはありません。

もしよろしければ、今回のもみじ市のご感想をお聞かせください。また、出店者・出演者の方々への温かいメッセージもいただけましたらとてもうれしいです。昨日、もみじ市が終了した後、ある作家さんが話してくれました。
「もみじ市では、ふだん会うことのないお客さんと直接話ができるのがとてもうれしい。これからの作品制作にとても参考になるし、元気が出てきます!」
みなさんのメッセージこそが、出店者・出演者の方々の元気や勇気になると思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨日、ライブの時、進行をするためにステージの横にいたのですが、ふと空を見上げた時に、鳥の群れがVの字になって、ゆったりと飛んでくるのが見えました。鳥たちは、もみじ市の入場口から、ゆっくりとステージの方へ飛んできて、その向こうには、陸橋を渡る小田急線の電車が見えました。

もみじ市にはいつも雨の心配がつきもので、屋根がある場所で開催したほうが楽かもしれない、と思うこともあるのですが、こんな気持ちのいい風景が訪れるからこそ、やっぱり大きな空の下でやりたいな、と思うのです。

またいつか、どこかの空の下で皆様にお会いする時、あの鳥たちは再びやってきてくれるでしょうか?

2日間のもみじ市にお越しいただきました皆様、一緒に新しいもみじ市を作り上げてくれた出店者・出演者・関係者のみなさま、そして、親愛なるスタッフに、限りない感謝を捧げます。

本当に、本当に、ありがとうございました。

2008年10月 また、いつか、どこかで
もみじ市実行委員会事務局
北島勲 渡辺洋子 増田千夏 関根利純
西本奈七子 宮田智恵子 早川絵梨 清水香里

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もみじ市オフィシャルグッズ

今回、もみじ市では、以下の3つのオフィシャルグッズを企画・制作いたしました。自分たちで言うのもなんですが、3つのグッズをリンクさせた渾身の作! 

全体のアートディレクションは、僕たちが日本で一番のグラフィックデザイナーと信じて疑わないatmosphereの川村哲司氏、写真はご存知、巨匠・寺澤太郎氏、「旅と音楽」というテーマの象徴的アイコンして、もみじ市でもおなじみの造形作家・丸林佐和子さん&聡さんのワーゲンバスをフューチャリングさせていただきました。

いずれも数量に限りがございますので、お買い求めはお早めに!

●もみじ市のイメージアルバム「旅と音楽と、」

Travelmusic_2

333DISCSさんと一緒に企画したもみじ市のイメージアルバム「旅と音楽と、」(制作は333DISCSさん)。レコード店などでの発売は11月5日ですが、もみじ市の会場にて先行販売します! 

●もみじ市MAP&ポスター

Map

もみじ市の会場MAPを入場口で販売しています。MAPを裏返すと…なんと、寺澤太郎さんの撮り下ろし写真による、もみじ市のポスター。美しいですよー、貴重ですよー。このMAPを、もみじ市の会場の敷地図に合わせて切り取ると……、そうです、旅のおみやげといえば、“あれ”でしょう!

●もみじ市オフィシャルTシャツ

T_3   

今回の「旅と音楽」というテーマと、もみじ市と花市の根底に流れるテーマである「人と人のつながり」をモチーフにしたTシャツ。実際に着てみた事務局の女性スタッフに人気の品(というのもおかしいですが)。小さな文字で書かれている言葉をお見逃しなく!

その他、もみじ市事務局のブースでは、出演するアーティストのCD、一日だけ出店する作家さんの著書なども販売していますので、どうぞお立ち寄りください。

*さて続いては、出店者の皆さんから届いたばかりの、最後の途中経過報告です。素敵な作品がいっぱいですよー!

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紙ひこうきを飛ばそう

Hikouki

もみじ市のイメージアルバム「旅と音楽と、」の最後に収録されている曲、それが、コトリンゴさんの歌う「ひこうき雲」。このアルバムをひと足先に聴いたもみじ市事務局のメンバーが、全員涙してしまったというあまりにも美しい曲。

ある日、この曲を聴きながらみんなで作業をしている時、スタッフの一人がこうつぶやきました。
「紙ひこうき」
そのスタッフのたったひとことを聞いて、みんなは一斉に「あ!」と小さく叫びました。そして、ある風景を思い描きました。

それは、もみじ市の日、コトリンゴさんのライブの時に、多摩川の広い空に紙ひこうきが飛んでいる風景。白いひこうき雲のごとく、たくさんの白いひこうき雲が、空を舞っている風景。

みなさん、もみじ市にお見えになったら、子どものころを思い出して、紙ひこうきを折ってみませんか? そして、コトリンゴさんのライブの時に、みんなで一斉に飛ばしましょう。秋の空に澄み渡ってゆくコトリンゴさんの歌声に合わせて、高く、どこまでも高く。

<紙ひこうきを飛ばそう>
紙ひこうきを作って、コトリンゴさんのライブの時にみんなで一緒に飛ばしましょう! 
日時:10/25(土) 11:00~14:00(随時受付)
場所:手紙の木の下
参加費:無料

*さてみなさん、71組の出店者・出演者が手をつないできたこのブログ。いよいよ、72組目、最後の出店者の登場です。多摩川へと続く道の最終走者は、あのチーム。今回は史上最大級においしそう!

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手紙の木

Tegami

カナコさんは今年の4月27日、友達に誘われ、「花市」というイベントに初めて行きました。作家ものの器や布のバッグを持っているカナコさんがきっと好きなイベントだろうからと、友達が誘ってくれたのです。

実際、花市に行ってみると、そこは、カナコさんの好きなものばかりでした。作家さんがひとつひとつ自らの手から生み出した作品は、どれも素晴らしいもので、その日は、ガラスの器と木のカッティングボード、布でできた四つ葉のアクセサリー、それに自家製酵母パンを買いました。

会場を巡っているうちにカナコさんは、たくさんの“手紙”が花のように咲いている一本の木を見つけました。その木の横には、こう書かれた紙が置いてありました。

「この木は手紙の木です。
あなたの書いてくれた手紙を栄養にして成長します。
どうぞあなたの手紙をこの木に与えてください。
あなたが書いた手紙を木にくくり付けたら、
木に咲いている手紙を一通お持ち帰りください。
この木の枝が空に向かって伸びていくように、
あなたと誰かのつながった手が一本の新しい枝となり、
空高く伸びていくことを願っています。」

興味を持ったカナコさんは、その場で一通手紙を書き、木にくくりつけました。そして、木に咲いていた手紙を、一通手にしました。その手紙を開くと、ひと目で女性とわかる文字で、花市に初めてきたこと、手づくりの作品が好きであること、次回もまた来たいということが書かれていました。そして、最後に、名前とメールアドレスとともにこう書かれていました。
「この手紙がどなたの手に渡るのでしょうか?」

家に帰ってからカナコさんは、ドキドキしながら、その手紙を書いた主にメールを送って見ました。カナコさんが手紙を受け取ったこと、自分も手づくりの作家さんが好きなことを書きました。返事はすぐに来ました、彼女はとても感激してくれたようでした。

その後、何度かメールをやり取りしているうちに、同じ路線に住んでいることを知った二人は、一緒にお茶をしたり、買い物に出かけたりする間柄になりました。やがて、友達になった二人は、いまから2か月程前、ある約束をしました。それは、秋のもみじ市に一緒に行こうということ。

カナコさんと彼女は、いまからもみじ市を楽しむ作戦を考えています。会場に着いたら、カナコさんはパンを買い、彼女は焼菓子を買うつもり。そのあとは二人でゆっくり、クラフト作品を見るつもりです。

もちろん、二人を結びつけてくれた手紙の木のことは忘れてはいません。カナコさんは言います。
「今度は河原という場所で、どんな手紙の木になるのか楽しみです」
もみじ市の日、手紙の木を見つけた二人は、きっとまた、まだ見ぬ誰かに向けて手紙を書くのでしょう。もしかしたら、新しい出会いがあるかもしれないと、ささやかな期待を抱きながら。

<手紙の木>
手紙の木は、もみじ市と花市の時にだけ出現する不思議な木です。もみじ市にお越しになったら、ぜひ手紙の木を探してみてくださいね。どこにあるかって? 実は、私たちも知らないんです。手紙の木の場所は、神のみぞ……いえいえ、チームDOM.F..の迫田さんのみぞ知る、です。

*さて続いては、ぜひみなさんに参加していただきたい企画! コトリンゴさんのライブの時に…  

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今年のもみじ市のテーマは…

Kawara

今日は、全国的に素晴らしいお天気だったようですね。もみじ市当日も、今日のような素晴らしいお天気であることを祈りつつ、今年のもみじ市のテーマを皆様にお知らせします!

今年のテーマは、「旅と音楽」です。

このテーマに合わせて、綺羅、星のごとく並ぶ作家さんたちが、魅力的な作品を発表してくれますよ。

皆さん、もみじ市の日は、心で音楽を口ずさみながら、多摩川までの旅をお楽しみくださいね。

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