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えみおわす「ちくちく手縫いの会」ワークショップ(10日)

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手で縫うことがすきです。糸のひっぱり具合や、縫い幅を調節しながら、そうやって進めていった縫い目は、まるで、じぶんの足跡のようだから。ひと針ひと針、縫いすすめていくにつれ、じぶんのこころが、たしかに一歩一歩未来に向かっていき、それがかたちになっていく・・・。

ある展示会で、えみおわすの刺し子袋と出会い、私は一目惚れしてしまいました。ああ、こんな刺し子袋を、自分でも作ってみたいなあと思いました。その後、とあるパン工房で開かれた「ちくちく手縫いの会」に願いがかなって、参加することができました。えみおわすのお二人、阿部直樹さんと水田順子さんから、ひとりひとりに布が渡され、ゆったりとした空気のなか、手縫いの会が始まりました。

わたしがその時えらんだ布は、なんとも風合いのある布で、何度も手でなでてみながら、作業をすすめていきました。表地になる藍色の布は、カレン族の村の人びとが、畑で育てた無農薬の綿から糸をつむぎ、藍で染め、手織りをしたという布、裏地となるカーキの布は、機械で織られたチェンマイの麻布でした。それらを縫い合わせていくだけでも袋のかたちになるのですが、そこに刺し子をほどこすのは、布を丈夫にするためです。

もともと、えみおわすの刺し子袋は、インドやパキスタンなどの砂漠地方で見られる、嫁入り道具としての刺し子袋が原点なのだと、直樹さんが後日教えてくれました。えみおわすをまだ始める前、旅をしていた5年前、首都デリーにあるインドの古い布を集めたお店で見たそうです。草木染めの布地に、細かく細かく刺し子がしてある、それはそれは「うっとりとしてしまう」手仕事だったそうです。どんな大切なものを入れても丈夫であるように、そんな女性たちの願いが、そのまま形になったものなのだと思いました。

さて今回、もみじ市に初参加となるえみおわすのおふたりが、初めて、空の下で手縫いの会を行ってくれることになりました。刺し子は、時間内に終わらなければ、家に帰ってから続きをして、ゆっくりと仕上げていただいても大丈夫とのこと。

だから、できるだけゆったりと…。出来上がったら、どんなものを入れようか…。そんな気持ちをふくらませながら、参加された皆さんが、思い思いに、手を動かすことのできる時間になるように願っています。秋の多摩川の大きな空の下で、「ちくちく手縫いの会」を開催いたします!

<ワークショップのご案内>
日時:10月10日(土) 12:00~15:00
参加費:3000円(お茶とささやかなお菓子つき、当日のお支払い)
定員:8人(先着順)
持ち物:糸切りはさみ、まち針、針、チャコペンなどのお裁縫道具
→定員に達したため、お申し込みを終了させていただきました。

*ワークショップの流れ
えみおわすの布と糸で、「刺し子袋」を作ります。
まず、布を表同士が重なるように縫い合わせ、ひっくり返します。

そして、丈夫にするために、そこに刺し子をしていきます。

さいごにブランケットステッチで縫い閉じて、袋に仕上げます。
出来上がりは、26cm~28cmくらいの正方形の袋になります(布全体に刺し子をする方は、時間内に終わらない場合がございます。仕上げまでのやり方をおぼえていただいて、後は、お家に帰ってから、続きを刺して、仕上げていただても大丈夫です!)。

*えみおわす・阿部直樹さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんなワークショップをしていただけるのでしょう?

皆で刺し子袋を作ります。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

インドやパキスタンの砂漠地方で見られる刺し子の袋は、嫁入りの持参金や大切なものを入れるために使われてきました。作り終えた袋にみなさんの宝物や毎日持ち歩きたい本や小物を入れて使ってもらえたらと思っています。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

のんびりゆったりと。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

「出会い」がわたしたちの宝もの。ぜひみなさんももみじ市で素敵なひと、手仕事、食べ物に出会って楽しんでください。

*さて続いては、かわいくて素敵な、古道具をたくさん車に乗せて、あの人がやって来ます!

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