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和菓子工房まっちん「和菓子」+ぱんのきりん屋「ラッキーBREAD」(10日)

風のうわさで、三重県にものすごくおいしいわらびもちをつくっている男性がいると聞きました。そのわらびもちを食べると、幸せな気持ちいっぱいになれるらしいのです。そして、その風は、同じ三重県にものすごくおいしいパンをつくっている女性もいるよ、と教えてくれました。彼女のつくるパンの虜となってしまった人がたくさんいて、開店と同時にパンが売り切れてしまうことも、しばしばなのだそうです。

いてもたってもいられなくなった私は、東京から4時間、移動時間を考えると、北海道よりも、沖縄よりも遠い場所、三重県を訪ねることにしました。

三重県伊賀市の住宅街。細い路地を辿って行くと「まっちん」とゆう名の和菓子屋さんがあります。何ともかわいらしい名前。そのお店の中には、限られた種類の和菓子を、丁寧に丁寧に作っている男性がいました。

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「こんにちは~!」
元気なあいさつで迎えてくれたうわさの男性こそ、まっちんこと町野仁英さん。
「アイガモ農法のお米作りの見習いをしていたときにあるイベントがあり、もち米を使ったおこわやおはぎなどを出すことになったのですが、それがきっかけで和菓子作りを始めました」
と、まっちん。

大きな手から、ふわっと生まれる小さな和菓子たちに、早速ごあいさつ。ひとくち口にいれた瞬間「おいしい!」と、正直叫ばずにはいられませんでした。たっぷりのきな粉の中から探し出すわらびもちは、宝さがしのよう。とろとろの食感のほうじ茶プリンは、優しい味に思わず笑みがこぼれます。

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和菓子と会話する、まっすぐな姿勢のまっちん。体にじーんと沁み渡っていくその味は、優しくて温かい人柄のまっちんそのものです。たくさんの和菓子を抱えて、お店を出たわたしは、思わず空に向かって、「ありがとう!」と叫んでしまったのでした。

さて、風が教えてくれた、うわさの女性はどこにいるのでしょう? 三重県松阪市の山奥、緑と水が豊かな飯高の道の傍らに可愛い看板を見つけたら、もうすぐ。小さな小さなパン屋さん「きりん屋」に彼女はいます。彼女の名前は、村瀬由梨枝さん。
「お店をはじめたきっかけは、自分の好きなことを形にしたかったこと、いろんな方々に喜んでいただける場所を作りたかったこと、パンを通じて人との繋がりを大切にしたかったことです」
と、村瀬さんは言います。

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どっしりと大きなパンや、小さいながらに力強いパン。パンが焼ける匂いをかぐだけで幸せになれるのは、何故だろう。ひとくち口にいれた瞬間、「おいしいー!」。この日、2回目の衝撃です。皮からは小麦粉の強さがしっかりと感じられるのに、生地はとてもやさしく、もちもちとして甘いのです。こんなパン、食べたことがありません!

材料は、実際に食べておいしいと思うもの、オーガニックの体にやさしいもの、地元で採れた野菜類、粉類だそう。さつま芋、ドライフルーツ、ナッツ、くり、ピール、ゴマなどがたっぷり練りこまれた田舎のパン。食べるごとに、いろいろな味に出会います。ちぎって食べるモロッコパン。食べだしたらもう、止まりません。

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「パン作りで大切にしていることは、食べていただける方々のことを思いながら、ひとつひとつを大切にすることです」
と村瀬さん。その想いは体の中にすーっと広がって、あたたかいお布団にくるまれたような気持ちになってしまいました。

さあ、三重県から、はるばるお二人がやってきます! また、あの味に出会えるなんて、考えるだけで幸せになってしまう、不思議で魅力的なパワーの持ち主たちに、ぜひ会いに来てくださいね。

お二人もみなさんに会えることを、とてもとても楽しみにしていますよ!

*まっちん・町野仁英さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

和菓子です(本わらび餅・わらびまんじゅう etc…)。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

たぶん…種類は少なくなりそうなのですが…。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

お客様、スタッフの方々、出店される方とのつながりや、楽しみや喜びを皆で分かち合いたいという気持ちで、思いっきり皆さんで楽しみたいです。ヨロシク!!

*きりん屋・村瀬由梨枝さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

FUN BREADです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

三重のぱんです。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

いろんな方との交流が楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

ひとりひとりが主人公で、楽しんで下さい。

*さて続いては…ポロロン、ポロロン♪ さあ皆さん、もみじ市恒例、ウクレレの時間です!

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