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2009年8月

ウクレレ部長大塚君のウクレレワークショップ

Otsuka_kun

ポロロン、ポロロン…♪
秋風が吹く頃、多摩川の河川敷に今年もやってきます。もみじ市恒例の人気レッスン! 楽しみにしているファンも多い、ウクレレ部長大塚君のウキウキ・ウクレレワークショップ。

ウクレレの魅力はなんといってもその手軽さと音色の温かさ。乾いた音を鳴らしてみれば、気分は風に乗って…南国へひとっとび!

大塚君がいつも言っていることは、「みんなで合わせて弾く楽しさを感じてくださいね」ということ。コードを覚えて頭で考えながら弾くよりも、まずは音を鳴らして、みんなで一緒に和音を楽しんでみましょう!

もともと、ウクレレの4本の弦は和音を弾くように考案されている楽器。かわいらしいイメージが強いですが、進行次第ではそんなイメージが覆るほどロマンティックな音色を奏でることもできるんですよ。初心者の方も、押入れに眠っているウクレレをお持ちの方も、まずは青空のもと、みんなで音を奏でてみましょう! きっとウクレレの楽しさが体感できるはずです。

講師はご存知、ウクレレライフを楽しんでいるサラリーマン奏者の大塚君です。会社勤めもそろそろ5年目。後輩も増えてきましたが、先輩にも挟まれる…悩み多き中堅社員。でもひとたびウクレレを手にすれば「ウクレレ部長」に昇格!

今回は「宝さがし」がテーマのもみじ市。大塚君が当日のレッスン曲をただいま考えてくださっています。多摩川の河原で、ポロロン、ポロロンと、ロマンティックなウクレレ演奏を楽しんでみませんか?

<ワークショップのご案内>
日時:10月10(土)、11日(日)両日とも12:00~13:30
参加費:1,000円(1回当たり)
定員:10名(先着順)
→定員に達したため、お申し込みを終了させていただきました。

*ウクレレ部長大塚君に聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんなワークショップを開いていただけるのでしょう?

最初に初心者に優しいコードを皆さんに覚えていただいて、慣れたら最後は皆さんで合わせて一曲弾きたいと思います。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品や試みがあれば教えてください!

当日までのひみつです^^

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

土手に座って音楽を聴きながら美味しいもの食べたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

毎回違ったテーマで一味もふた味も違うもみじ市! 毎回参加している人はもちろん、今まで参加できなかった人はぜひこの機会に足を運んでみてください! あなたにとって最高の宝物が見つかるかもしれません!

*さて続きましては、ある時は竪琴を弾く女性、そしてあるときは…そう、あの方の登場です!

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和菓子工房まっちん「和菓子」+ぱんのきりん屋「ラッキーBREAD」(10日)

風のうわさで、三重県にものすごくおいしいわらびもちをつくっている男性がいると聞きました。そのわらびもちを食べると、幸せな気持ちいっぱいになれるらしいのです。そして、その風は、同じ三重県にものすごくおいしいパンをつくっている女性もいるよ、と教えてくれました。彼女のつくるパンの虜となってしまった人がたくさんいて、開店と同時にパンが売り切れてしまうことも、しばしばなのだそうです。

いてもたってもいられなくなった私は、東京から4時間、移動時間を考えると、北海道よりも、沖縄よりも遠い場所、三重県を訪ねることにしました。

三重県伊賀市の住宅街。細い路地を辿って行くと「まっちん」とゆう名の和菓子屋さんがあります。何ともかわいらしい名前。そのお店の中には、限られた種類の和菓子を、丁寧に丁寧に作っている男性がいました。

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「こんにちは~!」
元気なあいさつで迎えてくれたうわさの男性こそ、まっちんこと町野仁英さん。
「アイガモ農法のお米作りの見習いをしていたときにあるイベントがあり、もち米を使ったおこわやおはぎなどを出すことになったのですが、それがきっかけで和菓子作りを始めました」
と、まっちん。

大きな手から、ふわっと生まれる小さな和菓子たちに、早速ごあいさつ。ひとくち口にいれた瞬間「おいしい!」と、正直叫ばずにはいられませんでした。たっぷりのきな粉の中から探し出すわらびもちは、宝さがしのよう。とろとろの食感のほうじ茶プリンは、優しい味に思わず笑みがこぼれます。

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和菓子と会話する、まっすぐな姿勢のまっちん。体にじーんと沁み渡っていくその味は、優しくて温かい人柄のまっちんそのものです。たくさんの和菓子を抱えて、お店を出たわたしは、思わず空に向かって、「ありがとう!」と叫んでしまったのでした。

さて、風が教えてくれた、うわさの女性はどこにいるのでしょう? 三重県松阪市の山奥、緑と水が豊かな飯高の道の傍らに可愛い看板を見つけたら、もうすぐ。小さな小さなパン屋さん「きりん屋」に彼女はいます。彼女の名前は、村瀬由梨枝さん。
「お店をはじめたきっかけは、自分の好きなことを形にしたかったこと、いろんな方々に喜んでいただける場所を作りたかったこと、パンを通じて人との繋がりを大切にしたかったことです」
と、村瀬さんは言います。

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どっしりと大きなパンや、小さいながらに力強いパン。パンが焼ける匂いをかぐだけで幸せになれるのは、何故だろう。ひとくち口にいれた瞬間、「おいしいー!」。この日、2回目の衝撃です。皮からは小麦粉の強さがしっかりと感じられるのに、生地はとてもやさしく、もちもちとして甘いのです。こんなパン、食べたことがありません!

材料は、実際に食べておいしいと思うもの、オーガニックの体にやさしいもの、地元で採れた野菜類、粉類だそう。さつま芋、ドライフルーツ、ナッツ、くり、ピール、ゴマなどがたっぷり練りこまれた田舎のパン。食べるごとに、いろいろな味に出会います。ちぎって食べるモロッコパン。食べだしたらもう、止まりません。

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「パン作りで大切にしていることは、食べていただける方々のことを思いながら、ひとつひとつを大切にすることです」
と村瀬さん。その想いは体の中にすーっと広がって、あたたかいお布団にくるまれたような気持ちになってしまいました。

さあ、三重県から、はるばるお二人がやってきます! また、あの味に出会えるなんて、考えるだけで幸せになってしまう、不思議で魅力的なパワーの持ち主たちに、ぜひ会いに来てくださいね。

お二人もみなさんに会えることを、とてもとても楽しみにしていますよ!

*まっちん・町野仁英さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

和菓子です(本わらび餅・わらびまんじゅう etc…)。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

たぶん…種類は少なくなりそうなのですが…。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

お客様、スタッフの方々、出店される方とのつながりや、楽しみや喜びを皆で分かち合いたいという気持ちで、思いっきり皆さんで楽しみたいです。ヨロシク!!

*きりん屋・村瀬由梨枝さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

FUN BREADです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

三重のぱんです。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

いろんな方との交流が楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

ひとりひとりが主人公で、楽しんで下さい。

*さて続いては…ポロロン、ポロロン♪ さあ皆さん、もみじ市恒例、ウクレレの時間です!

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イシイリョウコ「不思議の人形と小さな木の宝箱」

Ishiiryoko

さぁ、今年も、もみじ市がやってきた!
ほらあっちにも、こっちにも、美味しそうな匂い! 素敵な生活雑貨! あれあれ、そこにいるカワイコちゃんは誰かな? 憂いを帯びた瞳、不思議な衣をまとったお人形さんたち…、やぁやぁ今年もここに、勢ぞろい。イシイリョウコさんのお人形さんたちではありませんか!

イシイリョウコさんは、世界に羽ばたく(と私は信じている)大人気の人形作家&イラストレーター。私が初めてイシイさんの作品と出会ったのは、爽やかな秋空が広がる2年前のもみじ市。当時この市は、今と比べたら小規模で、素敵なお寺の境内をお借りして開催されていました。当日はお客さまがたくさん沢山いらしたので、場内は身動きができないほどの大混雑。

知り合いに誘われてちょっと見に来ただけのつもりが、人波にもまれて右も左も分からなくなってしまった私の目に飛び込んできたのが、そう、イシイさんのブースでした。初めてみるのにどこか懐かしい、可愛らしいのに妖艶なお人形さんたち。その子たちが爽やかな秋の木漏れ日の下で、じっとこっちを見ていました。楽しそうな、けだるそうな、魅惑的な表情で。まるでそこだけ時間の流れが止まっているような、涼しげな顔をして。

そんなイシイワールドが、今年ももみじ市にご登場です。今回のテーマ「宝さがし」を知ったとき、イシイさんは瞬間的にいろいろとアイデアが頭をよぎり、すぐに「不思議の人形たちと宝箱」という仮題が浮かんだといいます。早速イシイ工房(仮)の貴重なサポーターである、イシイさんのお父さまお手製の木箱に絵付けをして、宝箱をつくり、ご自身の人形たちを整列させて、幾度も写真を撮られて、誰よりも早く今回の作品を見せてくださいました。実はもみじ市の1週間前が作品展で、多忙を極める中でのご出店となるのですが、そのバイタリティーとアイディアの豊富さで、今年もわたしたちを、天高く、特別なイシイワールドに導いてくれること請け合いです。

あの美しくも愛らしい作品たちと、イシイ工房(仮)の素敵なご家族さまと、そしてイシイさんご自身とが、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

あぁ、なんて楽しみ!

*イシイリョウコさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

3cmほどのものから大きいものまで、全て手縫いで作る人形たちをはじめ、ブローチやポストカードなどもりだくさんの予定です。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

今回は不思議の人形たちとともに、小さな宝ものを入れられる木箱を作ります。思い出の品や、これから大切なものができたときに…、人形たちの棲家でも良いかもしれません。世界でたったひとつしかない、特別な箱にしていただけたらとても嬉しいです。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

わたしも宝ものを探しに行きたいです。きっとたくさん見つかるだろうから、困ってしまいそうだけど。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

秋空の下、たくさんの素敵な宝物たちをさがしに、どうぞ遊びにお越しください♪

*さて続きましては、三重県から初参加のお二組の登場。2年前からのオファーがやっと実り、もみじ市に出ていただけることに!

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成田理俊「鉄」

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みなさんは「鉄」にどんなイメージを持っていますか? 重いとか、硬いとか、どちらかと言うと、男性的な力強いイメージを持つ人が多いのではないかと思います。私自身も、鉄という素材に関しては全く未知の世界で、長い間ずっとそう思ってきました。そうです、ある日、成田理俊さんの作品に出会うまでは。

成田さんは、群馬県北部の山の途中に工房を構え、日々鉄を使った作品づくりに励んでいます。私が初めて目にした成田さんの作品は、見た目がとってもかわいいS字フック。「えっ! これが鉄?」と、一瞬疑ってしまうほどでした。芯の太さおよそ直径2mmで、見た目はとても繊細な印象を受けるそれは、実際に手にしてみるとずっしりと重みを感じ、「あっ、そうだ。これは素材が鉄だったな。」ということに改めて気づかされたのです。

見た目のシンプルで洗練された、そしてちょっとかわいい印象と、手にした時の力強さ。このイメージギャップは、それまでの私の鉄のイメージを見事に変えてしまいました。それは、鉄の新しい表情を見つけたとでも言いましょうか。まるで、普段はぶっきらぼうな男の子がふとした瞬間に見せるはにかんだ笑顔を見つけた時のよう。今まで知らなかった鉄の一面を見れたような気がして、どきどきしたことを覚えています。とても嬉しい瞬間でした。

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こんなに素敵な作品を作る成田さん。そもそも、成田さんが鉄に興味を持つようになったきっかけは、以前されていたお仕事で、溶接をしたこと。その時に鉄が瞬時にくっついて、しかも強度があることに面白さを覚えたのだそうです。それからは「生活の中で使える道具であること」を心掛けながら、魅力的な作品を次々と生み出してきました。その活躍ぶりはご存知の方も多いと思いますが、成田さんの作品は、どれもが毎日の生活の中にすうっと寄り添ってくれるものばかり。S字フック以外にも、フライパンや箸置き、茶さじ、豆皿などなど。どれをとっても、洗練された形で、でもどこか発想がユニーク(いかがですか、どんどん鉄のイメージが変わってきませんか?)。一目で成田さんの作品と分かってしまうのです。

さて、今回のもみじ市では、どんな作品を披露してくれるのでしょうか。きっとみなさんの期待をいい意味で裏切る、鉄の作品たちを届けてくれるはずです。ぜひ、みなさんの目でそれを確かめに来てくださいね。

*成田理俊さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

鉄の小物たち。今回はステンレスものも出します。黒一色だった中に、白っぽいものが増えます。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

宝ものといえば、宝箱。蓋付きの箱でも作ろうかなと。あと、人によっては宝物になるようなものがあるといいのですが…。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

去年に続き2回目の参加なので、余裕を持ってゆったりと過ごしたいです。

Q4.もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

いいお天気の下(希望)、たくさんの作品や仕事を見に来てください。

*さて続いては、おとぎの国からやってきたたくさんの人形と連れ立って…そう、あの方の登場です!

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古道具あきすけ「古道具と古家具」

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チクタク、チクタク、チクタク…。
アメリカ民謡『大きな古時計』に出てくる90年間時を刻み続けた時計は、おじいさんが天国に召されると同時に止まり、再び動き出すことはありません。今日ご紹介する方の“作品”は、一度壊れてしまったらこの先使うことができない、先の時計と同じ運命を辿るのでしょうか?

陶芸家、料理研究家、音楽家など、全国で活躍するさまざまなジャンルの作家さんが集うもみじ市。そんな中、趣のある古家具や古道具を相棒の軽トラック「あきすけ号」に積み込んで登場するのが、「古道具あきすけ」店主の安藤大輔さん。築35年の元商店を改築したお店には、滑車付きで高さ調節ができる(?)重厚なつくりの鉄製フックや、なぜか脚が継ぎ足されている大昔のものと思われる踏み台など、「理由はないけど、なんかいい」、クスッと笑みがこぼれてしまう楽しいものが満載です。

楽しいだけではありません。使えないものはきちんと修理。がたつきがあるテーブルは一度ばらしてから組み直し、天板がぼろぼろになった棚は丁寧に塗った新しい天板と交換します。こうして使えないものを修理しお店に置いている安藤さんを見ていたら、こんな風に思いました。

「安藤さんは“未来作家”なのかもしれない」

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もみじ市に参加して下さるたくさんの「○○家」の定義が、「何かをつくりだす人」のことだとしたら、安藤さんは、使えなくなり一度は消えてしまった古いものの未来をつくりだす人、すなわち“未来作家”だと思うのです。

その対象は、何も「もの」だけではありません。お店の軒下にある巣の中で親ツバメをじっと待っている「雛」も同じ。巣の下に板でつくった「ツバメガード」を留め付け、巣からあふれて地面に落下し消えてしまうかもしれない雛の未来をつくっているのです。こうして“未来作家”安藤さんは、どこかの何かの未来をつくりだすため、今日もあきすけ号に乗っています。

チクタク、チクタク、チクタク……チクタク…。

今回のもみじ市のテーマは「宝さがし」。古道具あきすけでは、これから先もずっと大切にしていたくなるような宝物にきっと出会えるはず。どんなものに出会えるかは当日までわかりません。だって未来はこれからつくられていくものなのだから! 

*安藤大輔さんに聞きました。

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?

テーマが「宝さがし」ということで、宝物にできるような古道具を集めて持っていこうと考えています。

Q2. 今回のテーマに合わせた作品があれば教えてください。

もみじ市に向けて道具集めに日々奔走しています。今のところ古い木箱なんかを集めています。この箱に宝物をしまってください。

Q3. 今回はもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

いつも楽しんで出展させていただいてます。毎回いろいろな人との出会いが楽しいです。昨年は天気が悪かったので今年は好天に恵まれるといいですね。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします! 

みんなの笑顔が絶えないもみじ市です。いっぱい楽しんでいってください。

*さて続いては、「鉄」という素材を使って、なんとも素敵な生活雑貨を作ってしまうあの方、アイアンマスターの登場です!

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えみおわす「ちくちく手縫いの会」ワークショップ(10日)

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手で縫うことがすきです。糸のひっぱり具合や、縫い幅を調節しながら、そうやって進めていった縫い目は、まるで、じぶんの足跡のようだから。ひと針ひと針、縫いすすめていくにつれ、じぶんのこころが、たしかに一歩一歩未来に向かっていき、それがかたちになっていく・・・。

ある展示会で、えみおわすの刺し子袋と出会い、私は一目惚れしてしまいました。ああ、こんな刺し子袋を、自分でも作ってみたいなあと思いました。その後、とあるパン工房で開かれた「ちくちく手縫いの会」に願いがかなって、参加することができました。えみおわすのお二人、阿部直樹さんと水田順子さんから、ひとりひとりに布が渡され、ゆったりとした空気のなか、手縫いの会が始まりました。

わたしがその時えらんだ布は、なんとも風合いのある布で、何度も手でなでてみながら、作業をすすめていきました。表地になる藍色の布は、カレン族の村の人びとが、畑で育てた無農薬の綿から糸をつむぎ、藍で染め、手織りをしたという布、裏地となるカーキの布は、機械で織られたチェンマイの麻布でした。それらを縫い合わせていくだけでも袋のかたちになるのですが、そこに刺し子をほどこすのは、布を丈夫にするためです。

もともと、えみおわすの刺し子袋は、インドやパキスタンなどの砂漠地方で見られる、嫁入り道具としての刺し子袋が原点なのだと、直樹さんが後日教えてくれました。えみおわすをまだ始める前、旅をしていた5年前、首都デリーにあるインドの古い布を集めたお店で見たそうです。草木染めの布地に、細かく細かく刺し子がしてある、それはそれは「うっとりとしてしまう」手仕事だったそうです。どんな大切なものを入れても丈夫であるように、そんな女性たちの願いが、そのまま形になったものなのだと思いました。

さて今回、もみじ市に初参加となるえみおわすのおふたりが、初めて、空の下で手縫いの会を行ってくれることになりました。刺し子は、時間内に終わらなければ、家に帰ってから続きをして、ゆっくりと仕上げていただいても大丈夫とのこと。

だから、できるだけゆったりと…。出来上がったら、どんなものを入れようか…。そんな気持ちをふくらませながら、参加された皆さんが、思い思いに、手を動かすことのできる時間になるように願っています。秋の多摩川の大きな空の下で、「ちくちく手縫いの会」を開催いたします!

<ワークショップのご案内>
日時:10月10日(土) 12:00~15:00
参加費:3000円(お茶とささやかなお菓子つき、当日のお支払い)
定員:8人(先着順)
持ち物:糸切りはさみ、まち針、針、チャコペンなどのお裁縫道具

→定員に達したため、お申し込みを終了させていただきました。

*ワークショップの流れ
えみおわすの布と糸で、「刺し子袋」を作ります。
まず、布を表同士が重なるように縫い合わせ、ひっくり返します。

そして、丈夫にするために、そこに刺し子をしていきます。

さいごにブランケットステッチで縫い閉じて、袋に仕上げます。
出来上がりは、26cm~28cmくらいの正方形の袋になります(布全体に刺し子をする方は、時間内に終わらない場合がございます。仕上げまでのやり方をおぼえていただいて、後は、お家に帰ってから、続きを刺して、仕上げていただても大丈夫です!)。

*えみおわす・阿部直樹さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんなワークショップをしていただけるのでしょう?

皆で刺し子袋を作ります。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

インドやパキスタンの砂漠地方で見られる刺し子の袋は、嫁入りの持参金や大切なものを入れるために使われてきました。作り終えた袋にみなさんの宝物や毎日持ち歩きたい本や小物を入れて使ってもらえたらと思っています。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

のんびりゆったりと。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

「出会い」がわたしたちの宝もの。ぜひみなさんももみじ市で素敵なひと、手仕事、食べ物に出会って楽しんでください。

*さて続いては、かわいくて素敵な、古道具をたくさん車に乗せて、あの人がやって来ます!

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松本寛司「木工ー木の器・カトラリー」

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そのなめらかな表情に到達するのは、ひとつひとつの工程をとてもていねいに施しているから。その作品を手にすると、どれだけの時間が費やされ、手をかけられているかが伝わってきます。あたりまえのことをあたりまえに、手を抜くことなくていねいに、そして最短で行う。そうしてたどり着いたのが、この器でした。

「あたりまえを目指したい。たとえば真面目にごはんを食べること。それは生きること。毎日の感情は違うけど、毎日あたりまえに食べなければいけない。私の器は、そんな毎日の心が映りこむ“池”であればいいと思うのです。」木工作家・松本寛司さんはそう語ります。

”池“は、ポンとなにかを投げ入れると水面がゆれ、表情を浮かべる。投げ入れるものは日々違っていても、いつでもどんなものでも受け入れてくれる。そんな毎日の暮らしに寄り添える器を、松本さんは目指しているといいます。

「毎日、ひとつひとつが大切な決定で、その決定の中にはいくつもの矛盾も存在するし、きれいごとだけで済まされないことも存在する。たとえば、私は木が好きで木工をやっているけれど、作品を作るにはその好きな木を切ってしまっている。きれいごとでは済まされないけれど、木を切ったからには、それを最後まで形にするのが自分の仕事だと思っています。そんなことが、楽しく自由に表現できるようでありたい」

岐阜の多治見市に工房を持ち、競りに立って木材を仕入れるところから、乾燥し、形づくり、滑らかな表情に仕上げるまで、それをすべて1人でやっている松本さん。自然に包まれた工房で、心静かに、もくもくと削り続ける作業。そうして生まれる作品は、繊細だけどおおらかであり、「木」が持つ安心感と温もりがあります。その形に個性があるのは、松本さんの根底にあるユニークさの表れなのでしょう。

つねに、課題をテーマに新しい作品を生みだしている松本さん。今年のもみじ市のテーマ「宝探し」をキーワードに、大切なものを納めておくような、蓋つきの器も生まれてきそうです。

あなたなら、松本さんの”池”に、どんな大切なものを入れますか?

*松本寛司さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市ではどんな作品を発表していただけるのでしょう?      
                 
木工ー木の器やカトラリーです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください。   
               
中に大切な物をしまいたくなるような蓋物をつくりたいです。 

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?     
                 
ライブを見たり、ご飯食べたり、もう楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします! 

一日中いてもらい、いろんな出会いが生まれるといいですね。

*さて続いては、初登場の方による、手縫いのワークショップの紹介。楽しそうですよー

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フォト・ノスタルジア 「あなたの知らない写真の世界」

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フォトノスタルジアの金子洋一さんとの出会いは、ある雑誌で担当した連載ページでのことでした。それは、中古カメラを紹介、販売するページで、金子さんは毎号、かわいかったり、珍しかったり、ユーモアのあるものだったり、見たこともないようなカメラを次々と紹介してくれたのです。想像以上のカメラの種類の多さと多様さに、「次はどんなカメラを紹介してもらえるんだろう」と、いつもワクワクさせられていたのをよく覚えています。

また、あるとき、旅先でレンズキャップを川に落としてなくしてしまったことがありました。中古で、ちょっと特殊なカタチをしたカメラだったので、レンズキャップをもう一度手に入れられるか不安だったのだけれど、そんな時に頭に浮かんだのが、金子さんでした。金子さんに連絡をとると、いつもの笑顔で対応してくれて、僕の不安はあっという間に吹き飛んだのでした。

そんなわけで、僕にとっては「カメラのことなら金子さんに聞けば大丈夫」と、勝手にカメラの強い見方だと思っているのです。

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ところで、“写真”の楽しさは、たとえば帯のごとく連続していく時間をスライスするかのように切り取って、自分の記憶として貯めていけること、たとえば、筆を巧みに操つることが出来なくても、シャッターを押すだけで自分なりの絵を描けることなど、人それぞれに、たくさんあると思います。
そして、そんな風に写真を楽しむためには、忘れていはいけないとても大切なことがあります。それは、愛すべきマイカメラを持つということ。金子さんが選ぶ中古カメラは、どれもかわいらしくて愛嬌のあるカタチで、懐かしさを感じさせるやさしい写り。だから使うほどに愛着の沸くものばかり。そのカメラを持ち歩いているとなんだか楽しい気分になり、思い出が生き生きと写真の中に納められていくのです。

今回も金子さんがたくさんのステキなカメラとともにもみじ市にやってきてくれます。みなさんにとっても、金子さんはカメラの強い見方になってくれるはず。ぜひ、もみじ市で金子さんと出会い、あなたの宝ものになる1台を見つけて下さい!

*金子洋一さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんなカメラを販売していただけるのでしょう?

昔のフイルムカメラ、トイカメラとストラップなどカメラ関連の物を中心に。もしかするとカメラに関係ない物も持って行くかも・・・

Q2.「宝さがし」というテーマに合わせた商品があれば教えてください!

掘り出し物をたくさん持って行きますので、お気に入りの1台を探してください。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今回は大勢で参加して、自分たちもいろいろ見たり食べたりしたいと思っています。毎回指をくわえて眺めているだけなので・・・

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

今回のテーマは「宝さがし」。多摩川の河原でのんびりと自分だけの「宝」を探してください。某テーマパークのような行列もちょっとはあるかもしれませんが…。それもまた市の楽しみ。秋の一日、爽やかな風に吹かれに来て下さい。

*さて続いては、崇高に木という素材に向き合う、ロックな木工家。そう、あの方の登場です。

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ヘブンズテーブル「酵母パン&酵母マフィン&酵母スコーン」&「自家製酵母パン作りワークショップ」(11日)

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埼玉県川口市にてヘブンズテーブルを営んでいるトミヤマトモミさんは、第一回のもみじ市から参加してくださっている方の一人。ヘブンズテーブルは「たくさんの人にオイシイものを食べてシアワセな気持ちになってもらいたい」という思いから、2005年4月にスタートしました。

ケータリングをはじめ、料理教室、パン作り(イーストで作るパンと自家製酵母を使って作るパンの両方)のレッスンを日々開催し、今年で5年目。今では、トミヤマさんの作るパンと料理を求めて多くの人がヘブンズテーブルを訪れ、そして幸せな気持ちを持ち帰っています。

トミヤマさんと私たちとの出会いは3年前の夏。自家製酵母パン作りのレッスンに私たちが参加したのがきっかけでした。酵母のお話を交えた楽しいレッスンで、その後は私自身も夢中になってパンを焼いた時期があります。それ以来、トミヤマさんにはもみじ市・花市に毎回参加していただき、人気のワークショップとパンの販売は今回で6回目となります。

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季節の果物や野菜を使ってトミヤマさんが作る自家製酵母パンの販売は、今ではもみじ市ですっかり定番。毎回楽しみにしている方も多いと思いますが、今回のもみじ市ではなんと、それ以外にふたつも新作が登場します!

昨年のもみじ市が終わってから数ヵ月後のある日…トミヤマさんが“次回のもみじ市で販売するための新作を研究している”という事を知りました(早い!)。試行錯誤を何度も繰り返し、やっと納得のいくものが出来るようになってから試作品を事務局へ送ってくださったのでした。

それは、「バナナ酵母マフィン」と「紅茶の酵母スコーン」でした。ひと口ふた口食べてみると…鮮烈に香る酵母。“トミヤマさんが作る”マフィンとスコーンの味です。そして事務局一同…美味しいーっ!! と叫ぶと同時に、トミヤマさんがもみじ市に傾けてくれる情熱を感じて感激したのでした。もみじ市に訪れるお客さんや私たちを毎回ビックリさせてくれて、そしてご本人も楽しんで参加してくださっているのが何よりも嬉しい、と思ったのでした。

今回はついに、もみじ市でその新作が登場します。乞うご期待ください!

<ワークショップのご案内>
日時:10月11日(日) 12:00~13:30
参加費:3000円(当日のお支払い)
定員:8人(先着順)
持ち物:エプロン、タッパー(少し大きめのお弁当箱くらい)
→定員に達したため、お申し込みを終了させていただきました。

*ワークショップの流れ
酵母についてのお勉強(難しくないです)

生地をこねる

酵母パンの試食

自家製酵母の場合は発酵に最低で6時間位かかるので、こねた生地を持ち帰って頂いてご自分の家で発酵させ、焼いていただく形です。1次発酵、2次発酵 のパンの状態のサンプルは、こちらで作った物を用意しておきますので、参考にしていただければ幸いです。自家製酵母&パンを作るための詳しい資料もお渡しします。

*“自家製酵母クイーン”トミヤマトモミさんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

今回は新作のスコーン&マフィンを販売します。

Q2.「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

新作のマフィンにはとっておきのヒミツが隠れています。そのヒミツとは…。ヒント、我が家の宝物を使っています。それは何でしょう? ぜひ見つけてみて下さい。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

私も宝物を見つけます。 

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

来て損はありません、ぜひお越し下さい。きっと素敵な宝物が見つかりますよ。

*さて続きましては、「乙女カメラ」を扱わせたら日本一! の、あの方の登場です。

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cafe h「焼き菓子屋」(11日)

オーブンから漂う、焼きたてお菓子の甘い香りは幸せの香り。かわいらしくラッピングされたその姿には、わくわくと心が踊ります。おいしいスイーツはまるで、みんなを笑顔にする魔法のようです。

Honma

そんな笑顔の魔法使いが、もみじ市にやってきます! 菓子研究家で「atelier h」主宰の本間節子さん。今回はじめて、もみじ市に参加してくれることになりました。

本間さんとの出会いは、いまからおよそ1年前にさかのぼります。ある雑誌の取材で本間さんのお宅を訪れる機会がありました。アトリエ兼ご自宅のその扉を開けた瞬間、ふわりとただよう甘い香りに、思わず心が弾みました。粉をまぜたり、型に流したり、オーブンを開けて様子を見たりしている姿を眺めながら、まるで子どもが母親がつくるおやつを待つかのような、幸せなワクワク感がこみ上げてきたのを覚えています。そして、つぎつぎとできあがるおいしそうなスイーツの数々に、「うわー!」っと思わず歓声がこぼれるのです。

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ご自身も甘いものが大好きという本間さん。毎日おいしく食べたいから、できるだけ安心なものを使いたい。体に負担のかけない材料を使いたい。そんな思いから、白糖は使わずきび砂糖やビートグラニュー糖を使っています。砂糖の特長を知り尽くした本間さんは、甘さだけでなく、がりっとした食感、コクや香ばしさ、色あい、ふくらみなど、砂糖が求められる役割を、最低限の量で思う存分引き出します。だから、おいしさはもちろん、体への優しさにも配慮されたお菓子ができるのです。

お会いしたときに作っていただき、私がとっても感激した焼き菓子がありました。それはメレンゲ。きび砂糖と焼き加減から、こっくりとした褐色を帯びたそのメレンゲは、さくっとして軽く、香ばしさと甘さがちょうどいいバランス。そのときは、そのメレンゲに生クリームとマロンクリームをつけていただくというものでしたが、それはまるで小さなモンブランをいただいているような、リッチな味わいでした。

そのときからもみじ市をご存知だった本間さんは、「来年、出店したい!」と、私たちに話してくれました。そして今回、ご参加いただけることになったのです。

いまでも忘れられない、あのメレンゲも登場するそう。幸運にもそれを手に入れられることができたらなら、その場でひとつ。あとはお家に持ち帰って、小さなモンブランをぜひお試しくださいね!

*本間節子さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

箱に入った焼き菓子です。

Q2.「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

宝箱を開けるときのドキドキ感をちょっと思わせるようなお菓子の入った箱を準備したいと思っています。中身もお楽しみで(ただし何となくフタにヒントがあるような工夫がしたいです)。選ぶ楽しみ、食べる楽しみ、飾る楽しみ(残った箱も飾ってもらえたらうれしいです)を表現したい。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

最初に秋の空気を楽しみたい。人との出会いやスタッフさんとのチームワークも。作品としても、おいしいお茶のお供としても良しのお菓子を作る事も楽しみたいです。欲張りですね。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

何かを探したり出会ったりする時間を、楽しめますように。素敵な出会いがありますように。

*さて続いては、もみじ市が誇る「酵母クイーン」が登場です。もちろん、ワークショップもありますよ。お申し込みはお早めに!

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はてしない こばやしゆう「たいせつな宝をしまう箱」(11日)

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築40年になる我が家の玄関のドアを開けると、左側に備え付けの小さな下駄箱があって、下駄箱の天板の上は、僕のちょっとした宝もの置場になっている。雑貨屋さんで見つけたフランス製の古い筆箱、小谷田潤氏の作品であるふた付きの小さな陶器(この中にニシモトリョウタ氏の作品である指輪が入っている)、「3」と「9」の形をした陶器のオブジェ(39歳の誕生日に友人がプレゼントしてくれた)、そして、木でできた青色の電車。

この電車は、こばやしゆうさんの作品だ。4年ほど前、雑誌の取材で初めてゆうさんのアトリエにお邪魔したとき、宝箱をひっくり返したような空間の中に、その電車はあった。取材中、僕があまりにその電車をじろじろ見るものだから、ゆうさんが、後にプレゼントしてくれたのだ。

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もっとも、僕がじろじろ見ていたのは電車だけではない。土、木、ブリキ、紙、石など、あらゆる素材を使って作られるゆうさんの、器、椅子、絵本、照明、オブジェなどの作品に、目を奪われっぱなしだった。まるで、遥か昔に作られた作品のような、確かなる存在感。何かに例えることができない、魅力的な作品。

それでも例えるならば、ゆうさんの手のひらから生まれる数々の作品は、まるで、ゆうさんの手のひらそのものだ。力強くて、自由で、不思議で、やわらかくて、すべてを包んでくれる優しさをもっているような…。そして、それは紛れもなく、世界にひとつしかないもの。

我が家では、毎朝、ゆうさんの器が食卓に上がる。ゆうさんの器は、どんな料理をも力強く包み込んでくれる。ゆうさんの器で、毎朝みそ汁を飲むと、その日は、一日元気に過ごすことができるのだ。決して大げさな話をしているわけではない。毎日使うものの中にも、大切な宝ものがひそんでいるというのは、なんとも幸せなことなのだ。

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さてここからはゆうさんの近況。どうやら、ゆうさんのもとへは、時折ものづくりの神様(?)が降りてくるようです。最近は、なぜか、糸電話を作ってしまったそう。個人用の楽しみに作ったそうですが、「ひとりじゃできないんですけど…困ったな…もみじ市に持って行って遊んでもらおう!」とのこと。皆さん、ぜひ遊んでみてください!

*こばやしゆうさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

たいせつな宝をしまう箱を並べたいと思います。
なんじゃこれ、どーすんの?というような、自然の中の素材を使ったもの。
陶の入れもの。革の袋。木の入れもの。

Q2.「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

がらくた箱の中身のような。
自分だけの世界でたった一つのもの。
素材は、陶 紙 木 革。

人が「ごみ」にしか見えないものが、実は私のすごい大事な宝だったりするので、そういうものからできた作品、例えば、木切れのネックレスとか、石を編んだ用途不明のものとか。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

私の宝物は何かな、と考えてみました。
手作り絵本もそのひとつです。
それらを並べて、見ていただくのも楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

目に見えない宝物があります。
時どきのぞいてみると、想わずにっこりするようなすばらしい宝物。
私の心の中にはそういう宝物のはいった箱がいっぱいあります。

あなたにはそんな箱がいくつありますか?
ゆうのがらくた箱をぜひ、のぞきに来てみてください。

*さてお次に登場するのは、もみじ市初登場の菓子研究家。雑誌などで活躍している、あの方です。

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もみじ市は「宝さがし」

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作り手の、手のひらから生まれるものを愛したい。作り手と使い手が、直接出会う場所を作りたい。作り手の方々が体中から発する、ものづくりのエネルギーを結集して、来てくれる人がワクワクした時間を過ごせるお祭りを行いたい。そんな思いで、もみじ市は生まれました。

今年のもみじ市のテーマは、「宝さがし」。なぜなら、僕たちが敬愛する作り手の手のひらから生まれるものは、すべて宝ものだと思うからです。なぜなら、もみじ市に来てくれたお客さまと作り手の出会いが、宝ものになってくれたらと願うからです。なぜなら、もみじ市の会場で過ごした時間が、そこに集ったすべての人にとって、宝もののようにきらきらした時間になることを祈っているからです。

あなただけの宝ものをさがしに、秋の旅は、ぜひもみじ市へ!

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もみじ市を開催します!

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秋は文化祭の季節。今年も、多摩川の河原で「大人の文化祭」が行われます。主役は、私たちが敬愛してやまない作り手の方々。さまざまなジャンルで活躍する「ものづくりびと」が、皆さんと出会うために、皆さんに自らの手から生み出された作品を見てもらうために、文化祭の準備を進めています。

どうぞ、この秋は、多摩川の河原へお出かけください。作り手の方々が生み出す作品に触れ、紡ぎだす調べを聴き、彼らのものづくりにかける情熱を感じてください。この場所での出会いが、これからの皆さんの暮らしの中で、小さな宝ものになってくれることを、私たちは願ってやみません。

今年の秋は、多摩川の河原で、ここに集う人たちとのひとときの出会いを楽しみませんか?

●もみじ市概要
日程:2009年10月10日(土)~11(日)
時間:11時~16時(10日)
時間:10時30分~15時30分(11日)
※雨天の場合は10月12日(月)に延期します。 

会場:多摩川河川敷 自由ひろば(東京都狛江市猪方4丁目付近)
*地図はこちらをご覧ください。
*上記地図がご覧になれない方はこちらをご覧ください。
*以下の文章も参考にしてください。
小田急線和泉多摩川駅の改札(町田寄り)を出たら左へ進み、駅を出たら右へ進みます(ガード下を町田方面に進む感じ)。すぐに突き当たりますので左へ進むと、すぐにセブンイレブンさんがあります。セブンイレブンさんの前の道が二股になっていますので、右の方の道へ進みます。100mほど進むと突き当たりますのでそこを右折すれば多摩川河原、もみじ市の会場です。和泉多摩川駅からから徒歩5分程度です。

お問合せ先: ichi@tegamisha.com 

※必ずお読みください
・河川敷での開催ということもあり、皆様の安全を確保するためにも、雨天(荒天)の場合は、中止(延期)とさせていただきます。何卒ご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

・雨天中止の場合は、こちらのホームページにて当日午前7時までに発表いたします。

・作品(商品)は手づくりのものがほとんどのため、数に限りがございます。特に飲食関連の商品に関しましては、ご希望の皆様すべてにお買い求めいただけないケースもあるかと存じます。何卒ご理解いただき、ご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。

このブログでは、もみじ市に参加してくださる作り手の方々のご紹介、もみじ市実行委員会事務局からのお知らせなどをお伝えして行きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2009年8月吉日
もみじ市実行委員会事務局一同

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