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松本寛司「木工ー木の器・カトラリー」

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そのなめらかな表情に到達するのは、ひとつひとつの工程をとてもていねいに施しているから。その作品を手にすると、どれだけの時間が費やされ、手をかけられているかが伝わってきます。あたりまえのことをあたりまえに、手を抜くことなくていねいに、そして最短で行う。そうしてたどり着いたのが、この器でした。

「あたりまえを目指したい。たとえば真面目にごはんを食べること。それは生きること。毎日の感情は違うけど、毎日あたりまえに食べなければいけない。私の器は、そんな毎日の心が映りこむ“池”であればいいと思うのです。」木工作家・松本寛司さんはそう語ります。

”池“は、ポンとなにかを投げ入れると水面がゆれ、表情を浮かべる。投げ入れるものは日々違っていても、いつでもどんなものでも受け入れてくれる。そんな毎日の暮らしに寄り添える器を、松本さんは目指しているといいます。

「毎日、ひとつひとつが大切な決定で、その決定の中にはいくつもの矛盾も存在するし、きれいごとだけで済まされないことも存在する。たとえば、私は木が好きで木工をやっているけれど、作品を作るにはその好きな木を切ってしまっている。きれいごとでは済まされないけれど、木を切ったからには、それを最後まで形にするのが自分の仕事だと思っています。そんなことが、楽しく自由に表現できるようでありたい」

岐阜の多治見市に工房を持ち、競りに立って木材を仕入れるところから、乾燥し、形づくり、滑らかな表情に仕上げるまで、それをすべて1人でやっている松本さん。自然に包まれた工房で、心静かに、もくもくと削り続ける作業。そうして生まれる作品は、繊細だけどおおらかであり、「木」が持つ安心感と温もりがあります。その形に個性があるのは、松本さんの根底にあるユニークさの表れなのでしょう。

つねに、課題をテーマに新しい作品を生みだしている松本さん。今年のもみじ市のテーマ「宝探し」をキーワードに、大切なものを納めておくような、蓋つきの器も生まれてきそうです。

あなたなら、松本さんの”池”に、どんな大切なものを入れますか?

*松本寛司さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市ではどんな作品を発表していただけるのでしょう?      
                 
木工ー木の器やカトラリーです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください。   
               
中に大切な物をしまいたくなるような蓋物をつくりたいです。 

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?     
                 
ライブを見たり、ご飯食べたり、もう楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします! 

一日中いてもらい、いろんな出会いが生まれるといいですね。

*さて続いては、初登場の方による、手縫いのワークショップの紹介。楽しそうですよー

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