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cafe & gallery furacoco「大豆バーガー屋」

Furacoco

子供の頃、人通りの少ない、静かな夜道をとぼとぼと歩く帰り道。どうしようもない不安がおそってきたとき、ふと見上げた家の窓から、小さな灯りが見え、夕ご飯のいい香りがして、家族の笑い声が聞こえる。それだけのことなのに、ほっとしてしまう。わたしも早く家へ帰ろう…。cafe & gallery fu racocoを訪ねると、そんな気持ちを思い出します。

古民家でカフェを始めたいと細山克也さん・かおりさん夫妻が物件を探していたところ、辿りついたのが千葉県野田市の住宅街。うっかりしていると見逃してしまいそうなその場所に、明かりを灯したお二人。築50年以上の建物、木の扉はしっかりと閉めるのにコツが必要です。洗面所の緑のタイル、格子の窓、縁側から見える緑、白熱灯、ばらばらの家具…。田舎のおばあちゃんの家にいるような、ゆったりとした時間が流れます。

ご近所の流山にある真澄農園さんに採りに行っているという、新鮮な野菜たち。そんな野菜をどうにか生かしたいと料理担当の克也さんは言います。その料理は、陶芸家でもあるかおりさんのつくる器に大切に盛られ、供されます。器も料理も、とてもうれしそう。料理された野菜も米も小麦粉も(すべてオーガニックです)うれしそう。隠し味は、味噌、醤油などの大豆から作られたもの。口に入れた瞬間、克也さん、かおりさん、そして、素材たちの気持ちが伝わってくる感じ。食べた私も、とっても“うれしい”味なのです。

ギャラリーを担当しているのはかおりさん。かおりさんの選んだ雑貨たちは、普段身近に使えるけれど、手づくりの愛に溢れたものばかり。もみじ市でもおなじみの“あの”作家さんの作品にも、出会えます。大切に飾られたひとつひとつの作品は、次の持ち主のもとへ旅立つことを、かわいらしく待っているかのよう。

「furacocoって、昔の言葉で、ぶらんこって意味があるんですよ」と克也さんは言います。
「ぶらんこは、今でこそ公園の遊び道具だけれど、昔は、畑の横にあるもので、豊作を願うために置いてあったんです。畑の実りを願うように、実りある時間を過ごしてほしい…」
その想いは、空気となってfuracocoに流れているようです。

食べること、日々を過ごすこと、大切にしたいこと。毎日感じていたいけれど、便利な時代はふとそのことを忘れさせてしまいがちです。furacocoに行くと、その忘れていた何かを思い出して、また明日も頑張ろうと思ってしまうのが、不思議です。帰り道、克也さんとかおりさんのあたたかな想いが、空気のようにまとわりついているような気がするのです。

さあ、そんなお二人が、もみじ市に初登場です。丁寧につくられた料理を、多摩川の河原で、ぱくり! ほら、あなたのまわりにも幸せな空気が…。

*furacoco・細山克也さん、かおりさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?


大豆バーガーと玄米スップリ(ライスコロッケ)、furacoco宝箱などを考えています。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

大豆は味噌、醤油、豆腐など日本の宝なんじゃないかなぁー。なんて夫婦で話しました。その大豆を満点に使ったバーガーが、
furacoco風なんじゃないのかなんて。

あと何が入っているかおたのしみの焼き菓子宝箱?を考えています。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

furacocoとしては初めての野外出店。すべてが新鮮ですべてが楽しみです。でも、やっぱり去年お客として行ったもみじ市の空気感。多摩川河川敷での何ともゆったりとした温かい空気感。その空気感を出展者側として感じることができればなぁーなんて思います(余裕はないと思いますが)。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

もみじ市は、去年肌で感じるイベントと思いました。是非足を運んで空気を感じてほしいです。勿論、当日のお天気をみんなで願いたいです。

*さて続きましては、今年も、もみじ市でしか見られない大人気のイラストレーター二人と木工作家のユニットが多摩川へやって来ますよ!

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