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cafe la famille「クレープリー」(11日)

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「家族」という名のカフェがあるという。あまりにも美しいカフェがあるという。どこにでもある田舎町の住宅街の真ん中に、そのカフェはあるという。

4年前、そんな噂を聞きつけ、茨城県結城市を訪れた。そこには、僕たちがカフェに求めるすべてがあった。いや、違う。正確にいうと、僕たちが求める以上のものがあった。僕たちがそれまでにイメージしていたカフェを、ひょいっと飛び越えていくような、華麗なカフェだった。

Famille_2

僕はこう断言することをいとわない。もしあなたが「cafe la famille(カフェ・ラ・ファミーユ)」を訪れたなら、ファミーユの建物をあなたが認めた瞬間から店を出るまでの間、あなたの幸せは約束されたのだと。

フランスの北西部・ブルターニュ地方の香りが漂う白亜の建物、奥澤さんが自らデザインし、大工さんと一緒につくりあげた空間、四季折々の草花や野菜、ハーブが咲き誇る庭、離れには今年完成したばかりのギャラリーと石窯を備えた小屋…。それらは皆、上質なインテリアの洋書から飛び出してきたようで、その美しい空間に我が身を浸せる幸せを感じない人など、いるはずがないと思う。

幸せは続く。あなたが座ったテーブルに運ばれてきた料理を見た時に、そして、それを食したときに、その幸せは驚きに変わる。なぜ驚くのか? お皿が素晴らしいのだ。料理がおいしいのだ。それは、“カフェの料理”のレベルではない。この時点で、あなたの幸せのボルテージは最高地点に近づく。

しかし、あえて言おう。ファミーユを訪れて最も幸せを感じる瞬間は、そこに到着し、スタッフに迎えられたときだ。いつ訪れても、スタッフの皆さんが、素晴らしい笑顔で迎えてくれる。その笑顔は、「おかえりさなさい」と言ってくれているようだ。旅から帰って来た家族を、温かく迎えてくるような笑顔なのだ。

Famille_3

今年のもみじ市。奥澤さん率いるファミーユのスタッフが、みんなでやってくる。1年ぶりに多摩川に帰ってくる。だから、僕たちも笑顔で迎えようと思う。

ファミーユの皆さん、もみじ市へおかえりなさい!

*cafe la famille 奥澤裕之さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

前回と同じガレットですが、ちょっと形を変えて食べやすくします。それと、季節限定のカフェラテ? もみじラテ? 今、考え中です。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

秘密の食材を使うかも。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

できることなら、できることなら、他のブースを見てまわりたい!

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

ここでしか見ることができないもの、味わうことができないものを楽しみに来て下さい!

*さて続いては、もみじ市では毎回人気の小さなお菓子屋さんが登場。いつも、もみじ市用のパッケージを考えてくださるのですが、今年は…

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