charan 山田亜衣 「銅・真鍮雑貨」
常に考えている。公園で、お店の中で、電車に乗っている時も、家でぼんやりしている時も、いつも考えている。そして、その時間をとても大切にしている。
そう語るのは、第一回のもみじ市から参加してくださっている銅・真鍮作家、山田亜衣さん。亜衣さんの作品は枝、花、葉をモチーフにしたアクセサリー、そして雲、星、月がキラキラと揺れるモビールや掛け時計、花器など、細かなものから大きなオブジェまで多岐にわたります。それらはすべて日常や身のまわりの自然からヒントを得て作られていて、複雑な工程と細かな手作業によって生み出される温かい作品は多くの人々の心をつかんでやみません。
亜衣さんは、いつもノートを持ち歩いていて、アイデアを思いついたらすぐにメモをとるそう。電車の中で何かを思いついた時、ふらりと入ったお店で何かを見かけた時、日常の中で目心に留まった何かがあった時…。そして実際に作品を作る時には、それらを見返して、言葉やイラスト、形の断片などを自由に書き出してみるのだそうです。
「作り始める時は頭の中で既に完成品のイメージと展開図ができています。どんな素材を組み合わせてどんな形にするかによって手順も考えておきます。なぜなら火を使って素材を付ける時、種類や大きさによって熱の伝わり方も違うし、高い温度から低い温度の作業へと進めていかないと、せっかく接合した部分も、途中でとけてバラバラになってしまうから。あとは、記憶を辿って黙々と作業するのみ!」
形・温度・素材・色など様々な要素を意識しながら、まるでパズルのように複雑な手順をすべて頭の中で考えてから作り始める亜衣さん。一度作り始めると途中の記憶がなくなる程の勢いで、誰とも話さず、何も食べずに作業することもあるそうです。
亜衣さんは語ります。
「大きな作品を作って表現したいという気持ちもあるけれど、お客さんが使ってくれて喜んでもらえるもの、見て楽しんでもらえるものも作りたい。両方大切にしていきたい」
いつも明るく朗らかでエネルギーに満ちあふれている亜衣さん。一緒に話していると、こちらまで元気になってしまうのです。大きな丸い目をキラキラと輝かせて語る姿は、職人のようでありながらも、作品を生み出す創造力とパッションはまさにアーティスト。いつももみじ市に来られるお客さまとお話しするのが楽しみと言ってくださる亜衣さん。今回は、皆さんとたくさんお話しできるように、喉を鍛えて(!?)参加してくださるそうなので、皆さん、ぜひ亜衣さんとお話してみてくださいね。そして作品を手に取ってよーく見てみてください!
また、今回はなんと亜衣さんと布作家NAKAZATO TARCOさんによるコラボレーション作品が登場します! 銅・真鍮と布というまったく異なる素材同士の組み合わせで、どんな化学反応を起こすのか…!? 現在は制作中とのこと。当日までのお楽しみです!
*山田亜衣さんに聞きました
Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?
おみやげ物屋さんみたいな感じで、ちっちゃいモノを沢山並べたいと思います。アクセサリー中心で。あと、TARCOちゃんとコラボします!
Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!
宝。。。箱。。船。。宝石? そんなイメージで。
Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?
たっくさんの人とお話したいです。お会いできるのを楽しみにしてます! いつも最後は声がガラガラなので、のどを鍛えておこうと思います。
Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!
めっちゃくちゃ遊んでいって下さい!私の分まで! で、もしよかったら。。一緒に晴れを願って頂けますか?? 今年こそ、2日間ピッカピカの太陽見たいよーう。
*さて続きましては、体にも心にもやさしいパンやお菓子を作るあの方が、再び福島から。“もうすぐ”ですから、ちょっと待っててくださいね!
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