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五月女寛「アトリエ空心」

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今回もみじ市初参加の五月女寛さんは、陶器で小さな家のオブジェなどを作っています。代表作の白い壁の家は、屋根が赤や青や緑で彩られていて、小さいのに手に取ると重量感があり、かわいらしくて思わず心がキュンとなるのです。

五月女さんは、こう語ります。
「いつも自然とシンプルな家型のオブジェを作りたくなるのです。それは人が住む究極の形だからかもしれない。作っていると自分の心も、なぜかホッとするのです」

五月女さんはろくろを使いません。まず土の塊をつくり、それをカンナや鑿で削ぎ落とし、気のおもむくままに一気に形作ってゆきます。そのほうが土本来の特性を表現できると思うからだそうです。

「陶芸は自由で制約がない。焼き上がるまで分からない偶然性も魅力のひとつです」

五月女さんの陶芸との出会いは、高校の選択科目である工芸の授業でした。その時、自由で創造的な陶芸の世界にたちまち魅了されたのです。会社に就職したあとも、その感覚を忘れることが出来ず、仕事をしながら陶芸教室に通うなどして作陶を続けてきました。そして、5年前から本格的に作家としての活動を開始したのです。

「小学生の頃から古材や使いこまれた道具、錆びた針金などがたまらなく好きで、ちょっと変わった子どもでした。そしていつも何かを作っていました」と語る五月女さん。今、ものを作る過程で目指していることは日々の暮らしの傍らで自然に佇むような存在。その上で、大切にしていることは手触り感、簡素さ、ぬくもり。そして、今の自分に一番しっくりくる素材、それが土(陶)なのだそうです。

ちなみに、五月女さんの屋号である「アトリエ空心(くうしん)」は、2人の愛娘である空(そら)ちゃんと心(こころ)ちゃんから来ています。初めて個展を開いたときに屋号を聞かれ、とっさに思い付いた名前だそう。実は、空ちゃんと心ちゃんも「めーちゃん」というぬいぐるみを作る作家さんなのです。カエルの子はカエルですね。もみじ市では、五月女さんの作品のほかに、彼女たちの作品も並ぶとか。

みなさん、もみじ市にいらしたら、陶器でできた小さな家を探して下さいね。そこには、優しい笑顔の五月女さんと、かわいいふたりの作家さんがいるはずですから。

*五月女寛さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

陶の家などの小さなオブジェをたくさん並べたいです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

幼い頃小さな石ころが宝物だったように、自分だけが知っている思いでずっと握っていたくなるような宝物をたくさん作りたいです。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

今回、初めて参加させていただけることになり、私自身とてもワクワクしております。川から流れる風、土や草の香りを思いっきり吸い込んで、ゆったりと訪れた方との会話を楽しみたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

ここちよい音とやさしい気持ち。そんな独特の空気がもみじ市には流れていると思うのです。一緒に深呼吸してみませんか。

*さて続いては、初参加となる姉妹が登場。とってもおいしいベーグルなのです!

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