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みなみ屋さん 「発酵マクロのごはん・おかし・お酒屋さん」

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突然ですが、白状します。お酒は強い方ではない。というかむしろ弱い、です。とはいえ大人になったので、暑い日に飲むビールはおいしいと思うようになりました。が、焼酎や日本酒などは、味も分からなければ、飲んだあとにどうなるのかも分からないので、普段ほとんど飲まないわけです。そんな僕が、そのおいしさに心底驚いた日本酒があります。それは寺田本家という酒蔵が作っている日本酒「醍醐のしずく」。それはうっすらと濁っていて、一口飲んでみると、まるで果実酒のような豊かな香りとともに、一気に喉を通り過ぎていき、おなかの中に小さな灯がともるように、心地良く体中を温めてくれたのです。

「醍醐のしずく」をいただいたのが、今日ご紹介するみなみ屋さんの自宅でのこと。そのときは、ふたりが作ってくれたおいしいお昼ごはんをいただきながら、ふわりと気持ちのよい時間を過ごしたのでした。

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みなみ屋さんは寺田本家の蔵人であり料理家でもある南智征さんと、料理教室の講師を務める智美さん夫婦の料理ユニット。「こころと身体を元気にプクプク発酵させる!」をテーマに、発酵食品(味噌や漬け物などですね)を使ったマクロビオティック料理を中心にイベントや料理教室など幅広く活動しています。そのおいしいレシピは「お酒を楽しむ人のための簡単マクロビオティックレシピ」(洋泉社出版)で、もみじ市でもおなじみの写真家・寺澤太郎さんの写真によって紹介されているので、ぜひご一読ください。

さて、本来、日本酒の中には乳酸菌や酵母菌、麹菌などさまざまな菌が生きていて(だから醍醐のしずくは濁っているのです)、その菌が体中を活性化させ、元気にしてくれるからこそ、「酒は百薬の長」と昔の人は言ったのでそうです。みなみ屋さんが作るのは、そんな日本酒同様に、菌が元気に活動して、体を元気にしてくれる発酵食品たち。僕がいただいて忘れられない味になっているのが「豆腐のオリーブオイル漬け」(前述の本にレシピが載っています)。チーズのように身の締まった豆腐の姿にちょっとビックリ。でも一度食べだしたら、ほどよい塩気と歯ごたえに手が止まらなくなり、お酒も進んでしまって大変でした。

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みなみ屋さんのふたりは、ただいまもみじ市でどんな発酵食品やお菓子をだそうか作戦会議中とのこと。どんなメニューが並ぶかは当日を楽しみに待っていて下さいね。寺田本家のお酒も販売する予定です! プクプクと発酵して、体の中から元気になれる発酵食品とお酒を、ぜひ味わいにきて下さい!

*みなみ屋さんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

発酵食品・ナチュラルスイーツ・日本酒・本

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

発酵食品はいつも元気にプクプク。微生物たちの命いっぱいの宝物です!

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

ゆっくりとマイペースにピクニックに行ったような感じで楽しみたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

もみじ市は参加者全員がアーティストです。今日、出逢うアーティストたちは一人一人の大切な宝物をお店に並べています。「宝さがし」のようにアナタにぴんっと来る、宝ものを探してみてください。その宝物を見て、触れて、耳と舌で、五感全部で味わってください。その味わいの余韻はアナタの心をウズウズ楽しくさせるでしょう。心がウズウズしてきたら、もうじっとなんかしていられません。そう、アナタもアーティストの一人です! 一人ひとりの自分の中への「宝さがし」も今日その時から始まります。さぁ!「宝さがし」に出かけよう!

*さてさて、どんどん紹介していきますよ。続いては家具やカッティングボードなど、木のことならおまかせ! なあの人が登場です。

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