« 安部太一「陶器」 | トップページ | cafe & gallery furacoco「大豆バーガー屋」 »

古書モダン・クラシック「ふるほんや」

Modern 

夏目漱石や森鴎外など、多くの文豪が暮らした“本の街”文京区。そこに事務所を構えるのが、webの古本屋「古書モダン・クラシック」です。インターネット上のお店には、店主の古賀大郎さんと奥さまの加代さんが選んだ、暮らし、料理、デザイン、小説など、様々なジャンルの古本が1000冊以上並んでいます。

大郎さんが古本と出会ったのは、20歳のとき。古本屋に漫画を売りに行き、店主と親しくなったのがきっかけだそうです。その後の大郎さんの人生は、まさに本一色。古本屋に勤め、本の取次店に勤め、そして2007年、古書モダン・クラシックを立ち上げるのです。大郎さんは言います。「古本の魅力は、いつでも買える新刊本とちがって、いつ手に入るか分からない“一期一会”なところ」

“人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない”

“ガンプ=うすのろ”と呼ばれたフォレスト少年の半生をつづったアメリカ映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』は、いじめられっ子だったガンプの人生が、偶然の出来事や出会いで大きく変わっていく物語。大郎さんのお話を伺う中で、ガンプのこの言葉を思い出しました。

開けてみるまで何が入っているか分からないチョコレートの箱を開けるときのような楽しさが、古本との出会いにもあると思うのです。新書は書店に行けばいつでも買えるけど、いつ出会えるか、どんな本に出会えるか分からない古本は、その分、出会ったときの喜びが大きいような気がします。

今年のもみじ市のテーマは“宝さがし”。開いてみるまで分からない素敵な古本との一期一会を楽しみに、青空(になるといいな)のもと、古書モダン・クラシックの扉を叩いてみて下さいね。

*古書モダン・クラシックさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな作品を発表しますか?

絵本、手芸本、デザイン書、暮らしのエッセイ、趣味の本、写真集、ちょっとお堅い文芸書などなど。おもちゃ箱をひっくり返したような、いろいろな古本を持っていきます!
   
Q2. 今回のテーマに合わせた作品があれば教えてください。

古本で”お宝”というと高価なイメージがあります。でもひねりの利いたタイトルや、あっと驚くお洒落な装丁など、高価なものでなくても、”ちょっとうれしい古本”はたくさんあります。そんな”お宝本”をたくさん持って行きます。

Q3. 今回はもみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

お客様も出店者も共に楽しめるのが”もみじ市”だと思います。今回も、ときどき出店者であることを忘れて、他のお店やイベントの雰囲気を楽しみたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

前回から、多摩川沿いに場所を変えての新生もみじ市。場所も広くなり、出店数も増え、ますます万人に愛されるイベントに近づきつつあります。開放的な多摩川の河川敷で行われる、たった2日間の夢の空間を、皆様もぜひ一度楽しんでみてください!

*さて続いては、千葉県にあるおいしくて素敵な古民家カフェが初登場です!

|

« 安部太一「陶器」 | トップページ | cafe & gallery furacoco「大豆バーガー屋」 »