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2009年10月

ななさんからのお手紙

今日もいただいたお手紙をご紹介します。今日は素敵なお写真付きですよ。お手紙とお写真を送ってくれたななさん、ありがとうございました!

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「もみじ市事務局の皆々様」

こんにちは。
心地よい風が吹いて、すっかり秋ですね。
素敵な二日間ありがとうございました。

もみじ市の興奮が、暮らしに溶け込んできたこのごろです。
買って帰ったごはんの器や箸置き、ポストカード...
ずっと前からうちにいたかのように、
暮らしに欠かせないものになっています。
ありがとうございます。

栗コーダーカルテットを聴いては、
あの空の色を思い出しています。
あのとき、私も土手に上がって、
栗コーダーカルテットを聴きました。
ちょうど写真を撮りましたので、お送りします。

Aozora

陽の光も、雲も、音楽も、拍手も歓声も。
涙が出そうでした。
もみじ市のパワーを感じました。
ぞくぞくしました。
そして、川の向こうに、高校時代に毎日走っていた土手を眺め
、ひたすらに走っていたころを懐かしく思い出しました。

Tegaminoki

これからも、ものづくり続けて行こうと思えました。
ゆっくりと。

言葉で表せないくらい、ありがとうございました。
また、きっと。

なな

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ニコさん/小松さん/hiromiさんからのお手紙

昨日に引き続き、今日も3通のお手紙をご紹介します。お手紙を下さったのは、ニコさん、小松さん、hiromiさんの3人です。ニコさん、小松さん、hiromiさん、ありがとうございました!

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ニコさんからのお手紙

「もみじ市事務局の皆様へ」

もみじ市事務局の皆様へ

はじめまして。ニコと申します。
今回もみじ市に初めてお邪魔させていただきました。
とてもとても素敵なイベントでした。
予想以上の人の出に驚きながらも、たくさんのテントを見つけた途端に魅力的なお店の数々に目がキラキラとしてしまいました。周りを見れば同じようなお顔をしている方々がたくさん。
みんな楽しみにしていたんだよな、同じ気持ちなのだよなと知らないお隣の人も前の人もどこかでつながっているんだなあと、思えて不思議な縁を感じました。

どれを食べようか何をしようか・・・一緒に行った友人と心からワクワクした時間を過ごさせていただきました。
こんなに素敵なイベントを開催しつづけて下さっている事務局の皆様に心から感謝したいです。
全ての出店者の方々にも感謝です。
作品を大切になさっている姿を間近に感じられる貴重な機会を与えてくださってありがとうございました。

次回の場所がまだお決まりでないとのことですが。
千葉県柏市柏の葉にある「県立柏の葉公園」はいかがでしょうか?
つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅から徒歩5分~7分ほどのところにあります。

(実は我が家のすぐ近くなのですが・・・。)
緑に囲まれた素晴らしい公園です。
桜の時季には100本以上の桜が咲きますし、今からの時季は黄葉も楽しめます。

夏にはバラ園も開催。
週末にはフリーマーケットも行われております。
たくさんの人が集うことに関しては問題ない場所かと思われます。

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どうかもみじ市が続きますように。
 
2009.10月
ニコ

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小松さんからのお手紙

「もみじ市に参加したものです。。」

はじめまして。。

小松と申します。。もみじ市を去年知って以来かなりはまってしまいました。。
今年はいつやるのか毎日ネットをチェックしていたくらいです。。
今年もとっても楽しくてこういう感想文を書くのはすごく苦手なのですが、とっても楽しかったのでそんな時間を提供してくださった事務局の方々にぜひお礼がいいたく書いてみました。。

できれば半年に1回くらいやってもらいたいです~
多摩川はすごく近かったので来年からやらなくなるのは非常に残念ですが、、どこでやっても絶対行きたいと思います。。
北海道の森彦さんのところへ行った時ちょうど”旅するもみじ市”をやった1週間後だったので知ってたら行きたかったです。。なので旅するもみじ市のように日本各地でもやってもらいたいです。。

ヒバリさんの住所を聞いたところウチからすごく近くだったので開店したら行きたいと思います~♪

でわでわ楽しい時間をありがとうございました。。。

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hiromiさんからのお手紙

「もみじ市ありがとうございました!!」

もみじ市スタッフの皆様

まずは二日間(準備も含めるともっと長く)お疲れ様でした。

去年は友達と参加したのですが、今年は友達の都合がつかず、一人で行くことに躊躇していたのですが、やっぱり我慢ならず思い切って行っちゃいました。

・・・行ってよかった!!!

昔よく聴いた高野寛さんにも間近で会えて青空の下で歌が聴けたし、珍しいキノコ舞踊団という不思議なパワーを発散しまくる踊りにも出会えたし、まったく知らない人と会話をしてパンを分け合ったり(笑、出店者の方々といろんなおしゃべりをしたり、そしてかわいいかわいいマトリョーシカにも出会えました。

お金で買えるもの、買えないもの、目に見えるもの、見えないもの 、たくさんの宝ものに出会えて心がウルウルしました。

多摩川での開催は今年が最後ということですが、また次回どこかであったら躊躇せずに行きます!!

最後に、たいしたことは書いてませんが、自分のブログに写真を少し載せましたので良かったら遊びに来てください。
http://hirochappy.exblog.jp/
10月10日、3つにわけて載せてます。

ほんとうにありがとうございました。

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くりぃむぱんさん/匿名希望さん/加藤彩さんからのお手紙

先週より、もみじ市にお越し下さった皆様からのお手紙をご紹介しています。今日はくりぃむぱんさん、匿名希望さん、加藤彩さんからのお手紙3通をご紹介します。くりぃむぱんさん、匿名希望さん、加藤彩さん、ありがとうございました!

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くりぃむぱんさんからのお手紙

「次回のもみじ市は・・・」

はじめまして、くりぃむぱんと申します。
今年はじめて「もみじ市」を知りました。
ここ二年くらいハンドメイドにはまっていて、友人たちとフリマで布雑貨の販売をするまでになりました。
そしていろいろな作家さんの作品を知る機会も増え、今回のもみじ市もすごくドキドキしながら向かいました。

欲しい!!という作品、勉強になる作品、どれも素晴らしくて、多くの方が訪れるのもわかります。
そして大人だけでなく子供づれの方も多く、親子で楽しめていいなあと思いました。

今年で多摩川河川敷での開催は終了ということですが、次回の場所として
江東区豊洲の「がすてなぁに」はいかがでしょうか。
実は私の住んでいる近くなのですが、東京ガスの展示館のようなもので様々なイベントも行っており、
今月末も「はじめの一歩フェスタ」というイベントを行います。
手作り作家さんのブースや飲食ブースもあります。
http://ameblo.jp/hajime-ippo-herstory/

建物の前には大きな広場があり、公園と隣接しています。
地下鉄有楽町線「豊洲」駅からも近く、無料駐車場もあります。
建物内にはキッチンスペース、飲食スペースなどもあり便利だと思うのですが・・・・。
建物周辺は住宅地からちょっと離れており、また駅から現地までの歩道は広く、
多くのかたがいらしても迷惑になることはないと思います。

何より近所で「もみじ市」が開催されたら嬉しいなぁと思い、つい紹介させていただきました。

来年もまた楽しみにしています。

それでは失礼致します。

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匿名希望さんからのお手紙

「もみじ市 ありがとう。」

今回で2回目のもみじ市を楽しませていただきました。

天気も良すぎるくらいで、出店されている方、スタッフの方たち、ひっきりなしに列をなしてくる人達への対応で、本当に大変だったんじゃないかなあ、と。又来年も、楽しみに。と思っていたら、あの場所でやるのは、今年で最後になりそうとのこと。

多摩中央公園などは、いかがでしょうか。

推薦理由
1 多摩市とは言え、一応東京都です。都内からも川崎方面からもアクセスしやすいです。
2 多摩センター駅から歩いて10分かからないぐらいです。
3 今年の開催場所だった多摩川土手で、きっと大変だったんじゃないかと思われる、トイレや、近隣の方への配慮の問題は、無いと思います。近くに商業施設があり、トイレは、いたるところに。又、ここでは、毎秋、くらふとふぇあというイベントも開催されていてすでに前例があり、近隣住民への問題も無いと思われます。
4 緑も木も池もいい感じです。ライブにも最適です。木陰もたくさんあります。搬入なども便利で、まわりに駐車場も豊富にあります。

地元なのでちょっと贔屓目もあると思います。また、使用できるかどうかも、その他イベント使用の詳細等、まったくわかりませんが、雰囲気がもみじ市にあってるんじゃないかなと思い、推薦のメールを書かせていただきました。

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加藤彩さんからのお手紙

「もみじ市の感想。」

もみじ市スタッフ様

今回のもみじ市に参加させていただきました加藤彩(かとうあや)と申します。

私は10日の土曜日に来場したのですが今年は開場前に少し雨がポツポツと降っただけで晴れてとても暑かったですね。
去年購入出来なかった『KURARI』さんのチーズケーキも買え『オカズデザイン』さんのレモネードも飲めました!

人気の市なので来場者が多いため並ぶ時間が長く感じられました。
その間にライブが始まれば音楽を聴きながら待っていました。
子連れのお客様はなかなかそこまで並べないという意見があったので並ぶ時間が少し短縮出来ればいいなと思いました。

しかしこのもみじ市はフワフワとゆったりとした市。
誰も慌ててはいないし妥協を知らない作り手さん達。
これでいいのだとも思います。

ブログで紹介されていた『成田理俊』さんのS字フック購入しました!
触ると間違いなく素材は鉄なのにどこか温かみを感じ手に持つと柔らかい質感で手に馴染む…
矛盾しているようなのですが本当にそう感じました。

そしてそして!!もみじ市のスタッフ様。本当に暑い中お疲れ様でした!!
何ヶ月も前からこんなに楽しいもみじ市を計画してくださってありがとうございます。
とても楽しく素敵な『もみじ市』でした!
あの楽しい時間が私の宝物となりました。感謝の気持ちでいっぱいです。

また花市もしくはもみじ市でお会いできたらと願っております。

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うたえさんからのお手紙

一昨日から、みなさんからいただきましたお手紙をご紹介しています。3通目となる今日は、うたえさんからのお手紙をご紹介します。うたえさん、ありがとうございました!

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「はじめまして!手紙社さま。」

こんにちは。

二子玉川に住むうたえと申します。
とても思い出に残る2日間になったので感謝をお伝えしたく
お手紙します。

そうです。私、2日間もみじ市に出かけました。
それには理由がありました。

2日目の、10月11日に、私事ですが、結婚しました。
それで、その思い出になればと、寺澤さんに写真を撮って
もらいたかったのです。

その日に結婚したのは、単なる「ごろがいい」という理由(笑)
2009年10月11日なら、忘れないだろう・・・と。

それで、当日、区役所に届けを出し、その足で、
愛犬コパンと一緒に、旦那様3人でもみじ市へ・・・。
肖像写真館で寺澤さんに撮影していただきました。

撮影中、コパンがジタバタ暴れて、じっとしていてくれない。
そんな出来事もありましたが、それも良い思い出となって
写真が出来上がってくると思います。

今から、写真が届くのを楽しみにしています。

2日目は、犬も連れていたので、肖像写真館しか行けないなぁ
と思っていたので、その前の日に、一人で“下見”をかねて
初日にも出かけたわけです。

アノダッテのジャムや、イサドでカッティングボードを
購入させていただきました。
カメラを片手に、写真を撮りながらのプチ一人旅も、
独身最後の思い出になり、これまた良い思い出になったのです。

今月末には、大好きな多摩川沿いの住まいから千葉へ越します。
千葉からだと遠くなってしまいそうですが、来年のもみじ市も、
今から楽しみにしています。

とても、思い出に残る素敵な2日間を、
どうもありがとうございました。

うたえより

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松本慶子さんからのお手紙

昨日に引き続き、みなさんからいただきましたお手紙をご紹介します。2通目は、松本慶子さんからのお手紙です。松本さん、ありがとうございました!

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「わくわくを有難うございます。。」

こんにちは。先日10日にもみじ市に行かせて頂いた松本と申します。

平澤さんのイラストや文章が大好きで。。バックに絵を描いていただきたくて。。
その一心で前日からそわそわワクワクでした。

早起きをし主人と娘と、、、まるで遠足に行った 幼き頃を思い出す程ワクワクして家を出発。。
 
早朝、現地に着いた私たちの目の前では、たくさんのスタッフの方が、一生懸命準備をされていた。。
とっても楽しんでいる様子で。。。
スタッフの方の姿は、ほんと高校時代の文化祭の準備をしていたあの頃を思い出す光景でした。。

平澤さんが描いてくださった可愛い犬の絵の描かれたバッグ。。部屋に飾り、、バッグが目にとまる度。。。
もみじ市の会場で感じた、楽しくて、ワクワクして、心地良い空気を思い出しています。。

たくさんの方々の力で作られているもみじ市。。たくさんのご苦労はあると思いますが、また開催されることを楽しみにしております。

素敵な時間を有難うございました^^

松本慶子

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イワモトアキコさんからのお手紙

もみじ市終了後、たくさんの方から、お手紙をいただきました。読んでいて感じたことは、おひとりおひとりにドラマがあるということ。ずっと会場にいましたが、皆さまとお話しする機会がほとんどなかったので、こうして皆さまの思いをお聞きすることができ、大変嬉しく思っています。改めて御礼申し上げます。

みなさんからいただきましたお手紙を、いくつかご紹介します。1通目は、イワモトアキコさんからのお手紙です。イワモトさん、ありがとうございました。

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「もみじ市で宝物と再会」

この秋、7年半ぶりに東京に戻り、
親友・シノちゃんとの再会の場が「もみじ市」となりました。

二人の共通のお気に入りである、モリヒコさんの珈琲を一緒に飲もう!

言い出したのは私。
もみじ市初体験だったので、内心不安でドキドキ。
すごく混雑していて、ピリピリした空気だったらどうしよう…と。
でも、杞憂でした。
多くの人で混雑してはいたけれど、
誰も彼も穏やかで、優しい空気を身にまとっていて、
長蛇の列に並ぶのも、さほど苦になりませんでした。

久々に会った親友はちっとも変わらず。
アレ素敵だったね、アレが売り切れで残念だった~…等々、
宝物を探しながら歩き、尽きぬおしゃべりをし、
私の宝物は「シノちゃん」だなぁ、としみじみ思いました。

土手に並んで座り飲んだ、モリヒコさんの珈琲は最高!
2回並んじゃいました。
市川さん、美味しい珈琲ごちそうさまでした。

そして、
こんな素敵な催しを企画・開催してくださったスタッフのみなさん。
本当にありがとうございました。
また、来年を楽しみにしています。

イワモトアキコ

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お忘れ物はございませんか?

もみじ市にご来場いただきましたみなさまへ

もみじ市が終わってから早くも4日が過ぎ去ろうとしています。恥ずかしながら、ようやく荷物の片付けが終わりまして、たいへん遅くなってしまったのですが、お預かりしていたお忘れ物のお知らせです。私たち事務局のもとに届けられましたお忘れ物を以下に掲載いたしますので、お心当たりがおありの方は、もみじ市事務局までご連絡下さいませ。

<もみじ市事務局・手紙社>
042-426-4383
ichi@tegamisha.com

Otoshimono_1_2

(左上から時計回りに)

・ハートの絵柄が入ったTシャツ
・お花の飾りが付いたブラウス
・茶色い帽子
・お花の刺繍が入った日傘
・ピンク色のラインが入った帽子
・サテン地のシュシュ
・裾にヒラヒラが付いたハーフパンツ

Otoshimono_2_2

(左上から時計回りに)
・プーさんのレジャーシート
・サングラス
・ルイヴィトンのキーケース
・「caramels」と書かれた丸い木箱
・canonのレンズキャップ
・Nikonのレンズキャップ
・メーカー名が書かれていないレンズキャップ
・OLYMPUSのレンズキャップ
・赤いマスキングテープが貼られた直方体の木
・ミッフィーのストラップ
・チョウチョウの飾りが付いたバンド
・プーさんのZiploc
・ミッキーのキーホルダーが付いた鍵
・キーホルダーが付いていない鍵
・カラフルな石が付いた指輪

Otoshimono_3_2

(左上から時計回りに)

・ゾウさんのポシェット
・白色のガーゼハンカチ
・薄メロン色のタオルハンカチ
・ドットの刺繍が入った水色のハンカチ
・結晶模様の水色のタオルハンカチ
・赤と青色のラインが入ったチェック模様のハンカチ
・クマさんのタオルハンカチ
・ベージュ色のラインが入ったチェック模様のタオルハンカチ
・アジアンチックな模様のガーゼハンカチ
・クローバーのモチーフが付いた水玉模様のポーチ
・クマさんと星の絵柄の巾着

以上になりますので、お心当たりの方はご一報くださいませ。お引き渡し方法などをご相談させていただきたいと存じます。

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宝ものは見つかりましたか?

Sayonara

もみじ市にご来場いただきましたみなさまへ

2009年10月10日、11日に多摩川河川敷で行われましたもみじ市にお越しいただきまして、まことにありがとうございました。初日のはじめに小雨がぱらついた以外は、晴天に恵まれた二日間になりました。もみじ市当日の晴れを祈って、てるてる坊主を作って下さった方、てるてる坊主を作らずとも、心の中にそれをつるして下さった方々に感謝を捧げます。あの日、多摩川の空の上に美しい青空が広がっていたのは、みなさんの「祈り」のおかげです。

11日の日曜日、栗コーダーカルテットのみなさんが演奏をしているとき、ふと、土手に上ってみました。土手の上からもみじ市の会場を見下ろすと、たくさんの人の笑顔がありました。ソーセージとレモネードを手にライブを楽しんでいる人。お気に入りのカッティングボードを見つけた人。型染めの布で作られたティピーから顔をのぞかせる子どもたち。丁寧に、楽しそうに作品の説明をする出店者。日に焼けた顔でお客さまを案内するスタッフたち…。会場に響き渡るリコーダーの音色とたくさんの笑顔が、空の中ほどでとけあっているようでした。見上げれば真っ青な空には、絵に描いたような雲らしい雲が、手を伸ばせばつかめるようなところにふわふわと浮いていました。その下では、太陽の光を浴びた川面が、キラキラと輝いていました。

あのとき訪れた幸福な気持ちを、あのときも今も、僕はうまく表現することができません。果たしてあれは、現実の出来事だったのでしょうか?

もみじ市にお越しになったみなさまが、少しでも同じような幸福感を抱いてくれたなら、そして、この2日間の中で、何か宝ものを見つけてくれたなら、本当に、本当にうれしく思います。

多摩川で、あの場所で、もみじ市を行うのは、どうやら今回が最後になりそうです。至らぬ点も多かったと思いますが、みなさまと少しの時間、あの場所で同じ風に包まれたことは、一生忘れないと思います。

もみじ市にお越し下さったみなさま、敬愛する出店者・出演者のみなさま、親愛なるスタッフおよび関係者のみなさま、そして、あの場所でもみじ市を開催するために力を貸して下さったすべての方々に、感謝を捧げます。

心から、心から、ありがとうございました。

2009年10月 また、いつか、幸せな風が吹く場所で
もみじ市実行委員会事務局
北島勲 渡辺洋子 増田千夏 関根利純 早川絵里 清水香里
佐々木由美 一島純子 長谷麻美 瀬底正之 村田美穂子

追伸:
今回のもみじ市のご感想をお聞かせください。また、出店者・出演者の方々への温かいメッセージもいただけましたらとてもうれしいです。みなさまのお言葉は、出店者・出演者にとって「宝もの」です。

もみじ市の新しい会場を探しています。公園・学校・運動場など、「もみじ市に相応しいのでは?」「我が町に来たれ!」などの情報・ご意見がある方は、ご連絡をいただけましたら、とてもうれしいです。

ご連絡は、ichi@tegamisha.comまでお願いいたします。

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もみじ市にお越しくださるみなさまへ

宝の地図の準備はいいですか?

2006年に初めてもみじ市を行ってから3年がたちました。いよいよ明日と明後日、花市とあわせて6回目となる市、2009年もみじ市を開催いたします。

あなたの宝ものは何ですか?

子どもの頃、僕たちはたくさんの宝ものを持っていました。河原で見つけた石、駄菓子についていたシール、両親が誕生日に買ってくれた人形、何度も何度も読み返した絵本…。みんなに見せびらかしたいような、だけど、誰にも見せたくないような、それが僕たちの宝ものだったような気がします。

大人になった今、僕にはとても大切にしている宝ものがあります。それは、もみじ市の仲間との出会い。それは、あまりにも大切なものだから、みんなに言いたい気もするし、でも言ってしまうとこぼれてしまいそうで、いつもは、心の奥にそっとしまってあります。でも、一年に一度くらいは、みんなに大声で言いたい。もみじ市の作り手たちに出会えて本当に良かった。彼らはみな、とても素晴らしい作り手たちなのです。

みなさん、もみじ市の出店者と出演者の方々は、一年に一度訪れる2日間のために、たくさんの情熱と時間をかけて、準備をしてくださっています。みなさんがもみじ市の会場で過ごす少しの時間が、宝もののような時間になるようにと、一所懸命考えてくださっています。

どうぞみなさん、彼ら作り手の、手のひらから生まれてくるものに触れてください。彼らと話をしてみてください。彼らが、どんな思いでその作品を作ったのか、どんな思いでこの日を迎えたのか、聞いてみてください。そうすればきっと、彼らの目の前にある作品が、彼らにしか作れない作品であることがわかるはずです。そこにあるだけで素敵な彼らの作品が、より一層輝きを放つはずです。

もみじ市はよく、「大人の文化祭」と言われます。学生の頃とは違って、みんながひとつの教室に集まって文化祭の準備をするわけにはいかないけれど、でもね、心はいつも同じ教室にいるのです。

夜が明けたら、明日はいよいよもみじ市。みなさん、もみじ組の作り手たちが、心をひとつにして準備した文化祭に、ぜひ遊びに来てください。

子どもの頃、河原で偶然見つけたきれいな石ころが宝ものになったように、多摩川の河原で偶然見つけた「出会い」が、みなさんにとって宝ものになってくれますように。台風が過ぎ去ったあとの休日、多摩川の河原に集った人たちが、清々しい青空に、そして、ひとときの幸せな風に包まれますように。

<もみじ市概要>
日程:2009年10月10日(土)~11(日)
時間:10/10(土) 11時~16時
        10/11(日) 10時30分~15時30分
会場:多摩川河川敷 自由ひろば(東京都狛江市猪方4丁目付近)

*地図はこちらをご覧ください。
*上記地図がご覧になれない方はこちらをご覧ください。
*以下の文章も参考にしてください。
小田急線和泉多摩川駅の改札(町田寄り)を出たら左へ進み、駅を出たら右へ進みます(ガード下を町田方面に進む感じ)。坂を下りて2車線の道を左折すると、すぐにセブンイレブンさんがあります。セブンイレブンさんの前の道が二股になっていますので、右の方の道へ進みます。100mほど進むと突き当たりますのでそこを右折すれば多摩川河原、もみじ市の会場です。和泉多摩川駅からから徒歩5分です。

<お願い>
もみじ市当日は、たくさんのお客さまのご来場が予想されます。みなさまが気持ちよく過ごしていただけるよう、いくつかのお願いがあります。

●会場は、いわゆる野原になります。草たけも10cm近くある場所です。どうぞ、汚れてもいい、動きやすいお履き物をご準備ください。
●会場には、椅子・ベンチのご用意はございません。お食事やライブを座ってお楽しみになりたい方は、ピクニックシートなどの敷物をお持ちいただけたら幸いです。
●トイレは会場近くに公衆トイレが1カ所あるほか、会場から200mほど離れた場所にある和泉自動車教習所さまのトイレをご厚意でお借りできることになりました。ただ、いずれにせよ、トイレの数は多くなく、混雑が予想されますので、到着された駅などで予めご用足しいただけますよう、よろしくお願いいたします。
●販売している作品や食品はすべて手づくりのもののため、ご希望の皆様すべてにお買い求めいただけないケースもあるかと存じます。本イベントの趣旨を何卒ご理解いただき、ご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
●会場には駐車場はございません。また、周辺にコインパーキングもほとんどありませんので、電車、バスでのご来場をお願いいたします。
●会場内は禁煙になります。
●食品を扱っておりますこと、小さな子どもさんがたくさん地面に座ってワークショップを行っていることなどを考慮し、ペットの入場は基本的に禁止させていただいております。ただし、寺澤太郎さんに、ペットと一緒に写真を撮っていただきたい方に関しましては、撮影時のみご入場いただくことが可能ですので、入場口のスタッフに申し付けください。
●会場内にはゴミ箱はありません。お客様がお持ち込みになりましたペットボトルなどのゴミは各自でお持ち帰りいただけますようお願いいたします。会場内の飲食のお店でお買いもとめいただいた際に出ましたゴミにつきましては、お買い求めいただいたお店にお渡しいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
●イベント開始時間までは会場には入場できませんのであらかじめご了承下さい。
●昨今、日没の時間がたいへん早くなっております。近隣へのご迷惑も考え、終了時間通りに会場を閉鎖させていただきますので、何卒ご協力のほど、お願い申し上げます。
●雨天・荒天の場合は中止・10月12日に延期とさせていただきます。その場合、当日午前7時までにこのブログで発表します。
●雨天中止により延期開催となった場合には、出店できない方もいらっしゃいます。詳細は改めてこちらのブログで発表させていただきます。

<ご注意ください>
●10日(土)と11日(日)は出店者・出演者が一部異なります。左列の「2009年もみじ市 全出店者&出演者」をご確認の上、ご来場くださいますようお願いいたします。
●ワークショップは予約制で受け付けが終了したもの、現地で随時参加できるものがあります。以下のワークショップには、当日でもご参加いただけます。
・丸林佐和子「こども工作」
・大図まことの青空刺しゅう教室「刺しゅうで自分だけのかっこいい腕時計を作ろう!」(11日)
・緒方伶香「テノリぱんだ作り」(11日)

当日、スタッフはスカイブルーのスタッフTシャツを着用しております。お気軽にお声がけください。
みなさまのお越しを、出店者、出演者、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

2009年 秋ゆく河原で会いましょう

もみじ市実行委員会事務局
北島勲 渡辺洋子 増田千夏 関根利純 早川絵里 清水香里
佐々木由美 一島純子 長谷麻美 瀬底正之 村田美穂子

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あ〜した天気にな〜あれ!

来場いただくお客様へのお知らせの前に…。今日は現場でレイアウトの最終チェックをしてきました。台風も過ぎ去って(良かった!)今日も気持ちのよい天気。夕方になると風が涼しくてちょっと肌寒いくらいです。

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草丈はこんな感じ。水たまりもないので長靴でなくても大丈夫。動きやすい靴で来て頂くのが良さそうです。

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こちらは前日に届いた出店者の荷物。事務局でしっかり管理して明日に備えます。荷物だけでなく、出店者さんたちがこの多摩川の河原を目指して、いままさに移動していると思うと、嬉しいような、身震いする思いです。

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明日もきっといい天気。青空の下で、みなさんをお待ちしています。

*間もなく、来場いただくお客様への最終的なお知らせです。

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出店者・出演者からの直前情報!

さぁ、いよいよ明日に迫ったもみじ市。出店者さんたちの作業も大詰めです。みなさん、準備はいかがですかー!

アンリロ

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栃木県・鹿沼市から登場の、フレンチベジタリアン・アンリロも準備が順調に整ったようです。 その美しくも魅力的なメニューをご紹介しましょう。まず1日目。まるで宝石のように美しい野菜だけの前菜やデザートが、なんと19種類、ずらりと並びます! そのなかにはもちろん、大人気のニンジンフライもありますよ。お客様は、まず最初に写真のカードを購入します。これは、あなたが好きなもの8種類と交換できるカード。カードには8種類の野菜のイラストが書かれていて、1つ交換したら1つの野菜に虫のハンコが押されます(虫が野菜を食べてるみたい!)。1度に8種類選んでもいいし、友だちとシェアしてもOK。カードと一緒にケーキの箱が渡されますので、お持ち帰りもできますよ。その傍らで、ぐつぐつとパスタソースが仕込まれます。これは2日目に登場するパスタ用のソース。そうです! 2日目はまったく違うメニューの登場です。アンリロの3人のシェフが、その場でパスタを作ってくれるのです! 青空の下に登場するキッチンスタジオ。 キビキビと働く彼らの姿も、どうぞお見逃し無く!

ヒバリ

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「いま、つけ込んだ味卵の仕上げにかける“決め手”を作っています。明日は早朝から玄米炊いておにぎりたくさん握っていきますので、みなさん青空の下でほおばって下さいね!」

おいしい味卵作りの様子はコチラ

ゆかムーン(10日)

Yuka

ゆかムーンさんも、すべての鳥たちの制作が終わったそうですよ。
「小鳥の運ぶ物は(左から)、宝物の話が書かれた本。宝物の入った袋。宝物の地図。宝物を探す為の方位磁石。4種類×各30羽ずつ、合計120羽作りました。120羽の鳥は、全部違う柄の布を使って作りましたので、同じ物はありません。ひとつだけの自分の小鳥を、宝探しの様に楽しんで探してもらえたら嬉しいな、と思っています」

サルボ恭子

Salbo

キッシュで登場のサルボ恭子さんから、次々とできあがるキッシュの写真が届きました。「サルボQuche店」は両日とも13時にオープン予定。ちょっと出だしが遅れた方も、「サルボQuche店」へどうぞ!

CAFE KOBILU(11日)

Iroirokobilu

「おやきと色々。」の「色々」の方です。地方(岩手)の素朴なおやつ、がんづきときりせんしょ。ホッとする田舎の味です。お楽しみにー。

アノダッテ

Photo_2

「あんざい果樹園さんから真っ赤なりんごがどっさりとどきましたー! まずは試作をかねて自分のおやつ用に! アノダッテにあまずっぱーい香りがぷんぷんただよっています。バニラクリームや干しぶどうにアーモンドなどなどおいしいトッピングも考えなくっちゃ」

tico moon(11日)

Mokusei_ticomoon

tico monが音楽を担当した、パペットアニメーション映画「電信柱エレミの恋」(傑作です!)の制作会社であるソバットシアターが、映画の制作を記念し、「木製tico mon」を作ったという事実を皆さんご存知 ですか? なんと、この木製tico monが、もみじ市で展示されます。上の写真はその一部! これが素晴らしい作品なのでぜひ見て欲しい! 木製tico monを眺めながら、本物の(?)tico moonの演奏 を聴けるなんて! 当日はソバットシアターのスタッフや中田秀人監督も会場にお見えになる予定なので、ぜひ、話をしてみてくださいね。

ユルリナブックス

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「ようやく、6冊目となる「ユルリナ06」ができました! 今号の特集テーマは、「わたしの水玉、チェック、ストライプ。」と題して、水玉、チェック、ストライプにまつわるひとやもの、場所などを紹介しています。そこで今回、もみじ市で販売するポーチにも、テーマにあわせて水玉、チェック、ストライプの柄を取り入れてみました。裏地がストライプだったり、水玉模様のボタンがついていたり…。ひとつひとつ違うものになるので、宝さがし気分で選んでいただけるとうれしいです」

小谷田 潤

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「小さいスツールを作りました。こどもは、もちろんおとなのみなさんもちょっと一服座ってみてください。ブースの側に置いておきます。どなたでもご自由にどうぞ。ほかにも、こどもが遊べるおもちゃも用意してます。こちらも、どなたでもご自由に。宝の鍵もいろいろな場所に隠します。見つけたら持って来てくださいね」

cafe la famille(11日)

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11日の日曜日に登場するcafe la famille。コーヒー好きの間で話題になっている、山形県の狸森焙煎所の牧野洋己さんが焙煎したコーヒー豆を使って 、エスプレッソを振る舞ってくれるそう。正直、 これはかなり貴重です。僕も飲みたい!

uzura

Uzuratotabi

「今回のもみじ小物ラインナップです。あとは 前回も人気だったキノコのストラップ&ネックレス、おばあちゃんの靴下数足と、革のはぎれは、袋をお客さんに渡して詰め放題! にしたいと思います。サボは当日のお楽しみ〜」

点と線模様製作所

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「写真はポーチ3姉妹! 袋物が大好きで、ずっと作りたいと思っていたものです。バックの中を開いても、たんすの中を開いてもなぜだか、いつもそこにポーチ…。持っても置いても、絵になるようなポーチを作りたいと思い、今回、3サイズの姉妹ポーチを作りました。裏生地には生成りの頒布を用いて、しっかりしたさわり心地でお洗濯の取り扱いもしやすいです。もみじ市まであと少しですね。来て下さるお客さんやもみじ市のことなどを考えながら作るのが楽しいな…と、マイペースにやっていた数日前からあっという間にあと5日。だんだん、ドキドキが止まらなくなりバタバタとなり、なだれ込むように多摩川に立っていることと思います。もみじ市が皆さんにとって楽しいひと時になりますように。晴れよ来い!」

工房イサド

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「宝テーマで悩んでいましたが… 宝箱ができました! タモという材の、珍しい杢(もく)が出ている板で作りました。吹雪みたいなきれいな木目です」

ヘブンズテーブル(11日)

Heaven

「すでにスコーンの生地を仕込みました。これからじっくり冷蔵庫で発酵させます。予定より多く作れたので沢山の方に行き渡るといいな〜。晴れる事を祈ってます」

sunui(11日)

Sunui

「もみじバックを洗いにかけました。一枚ずつ手刷りなので、洗うとより表情がでます。昨日の強風で、しっかり天日干しできました」

西本良太

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「積み木をたくさん制作中」

はてしない こばやしゆう(11日)

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「もみじ用作品できました。宝物を入れる箱。もう1つのガラスと鉄枠のものは実は私の宝。何に使うというものでもないけど、なんかすきなものなんです」

*いやー、どれもこれも“よだれもの”ですねー。さあ続きましては、いよいよもみじ市へご来場いただくお客様への、最終的なお知らせです。注意事項などもありますので、必ずお読みいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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高野寛「ライブ」(10日)

Takano

いよいよ明日はもみじ市です。これまでこのブログでは、全88組の出店者・出演者を紹介してきましたが、実は昨日、予期せぬサプライズが、もみじ市事務局に届きました。そう、それは、高野寛さんがもみじ市に出演してくださる、というお知らせ。やったーーーーー! ということで、ここで、僕たちもよそうしなかったサプライズな89組目、高野寛さんの登場です。

実は、今回のもみじ市を企画したときから、高野さんには出演をお願いしていたのです。昨年のもみじ市にお越しいただいたみなさまの中には、多摩川を背に、ギター一本で歌う高野さんの素晴らしいライブをご記憶の方も多いかと思います。それは私たちも同じことで、今年のもみじ市の開催を決めたときに、「今年もぜひ出演してくださいませんか?」と高野さんにオファーをさせていただきました。しかし、残念ながら、もみじ市当日のスケジュールが合わず、今回の出演は難しいという結果に。残念……、でも、高野さんご自身が、もみじ市でまた歌いたいとおっしゃっていたということを聞き、僕たちはそれで満足していたのでした。

そして月日は流れ、もみじ市まで2日後に迫った10月8日。神様は、なんと粋なことをするのでしょう。高野さんから、「スケジュールの調整がつきました」とのご連絡が! 予期せぬ朗報に、事務局のスタッフは狂喜乱舞。踊りだす者もいれば、失神する者もいて…というのは冗談ですが、それほど喜んだということです。

実は高野さん、2日前の10月7日にニューアルバム『Rainbow Magic』を出したばかり。しかも、このアルバムはデビュー20周年記念アルバムなのです。そんなメモリアルなタイミングで、もみじ市でライブを行ってくれるなんて、重ねてうれしいですよね。もしかしたら、ニューアルバムに入っている曲も演奏していただけるのでしょうか? そして、あの曲や、あの曲は演奏していただけるのでしょうか?

昨年のもみじ市、高野さんが登場し、1曲目に演奏して下さったのが『相変わらずさ』。曲の途中、高野さんが歌詞の一部を変えて、「僕はギターを抱えて多摩川へ~♪」と歌ってくれました。さあ皆さん、もみじ市は明日です。高野さんが歌ってくれるのも明日です。ギターを抱えて、高野寛さんが多摩川へ、もみじ市へやって来ます!

<高野寛ライブ>
日時:10月10日(土) 12:15~
場所:川を背にしたステージにて

*高野寛さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな曲を演奏していただけるのでしょう?

20周年記念アルバムが出たところなので、新旧織り交ぜて。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた曲があれば教えてください!

考えておきます!

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

おそらく日本屈指のスローなイベントなので(笑)
のんびり楽しもうと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

おいしい食べ物がたくさんありますよ!
おいしい音楽も!

*さあ、いよいよもみじ市直前。続いては、出店者の方々の直前情報です。すごいことになってますよ。決してお見逃しなく!

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もみじ市オフィシャルグッズのご案内

今回のもみじ市でもオフィシャルグッズを製作しました! 「宝さがし」のテーマに合わせ、アートディレクションはおなじみatmosphereの川村哲司氏が担当し、ご存知tupera tuperaがかわいいイラストを用意してくれました。

●もみじ市MAP「宝の地図」
Map

宝さがしになくてはならないのが、宝の在処をしめす地図。今回のもみじ市MAPはくるくる丸めて革ひもで括られた、まさに宝の地図!(くるくる作業の様子はコチラ)。出店者さんたちの作品は、まさに宝もの。地図をたよりに宝もの探しを楽しんで下さいね!

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●もみじ市オフィシャルTシャツ
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「宝さがし」をテーマにtupera tuperaが描き下ろしてくれたかわいいイラストのプリントTシャツです。 宝箱を盗み出した3人組はどこへ行くのでしょう? カラーは当日のさわやかな青空と同じ(はず!)、あざやかな水色。メンズとレディース(丈が短めでかわいい!)があります。

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そのほか、もみじ市事務局の本部がある手紙社の著書も、お隣の手紙社ブースで販売します。

「小さな雑貨屋さんのつくり方」(辰巳出版)
これから雑貨屋さんをはじめたい人へ、そしてすてきな雑貨屋さんを探している人へ送る一冊。20の雑貨屋さんを取材し、その物語と秘密を納めました。

「プレゼント・スイーツ」(河出書房新社)
特別な日、大切な人へ送りたい100のスイーツを掲載。誕生日、入学祝い、お正月など、用途に合わせてぴったりのプレゼント・スイーツが見つかります。

・「手紙舎」の模型

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もみじ市事務局の“基地”にもなっていた手紙社の新事務所は古書モダン・クラシックが選書した古本やもみじ市でおなじみの作家さんの作品を販売するお店「手紙舎」として10月下旬にオープン予定。同じ場所でもみじ市にも参加しているごはん屋「ヒバリ」が同時にオープンします。お店の中の様子を設計を担当した井田耕市氏の模型でご紹介します。

*さぁさぁいよいよ大詰めです。続いては、昨日お知らせしたサプライズニュースの詳細をご紹介します!

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手紙の木

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その木は、今年の秋も多摩川の河原に立ち、たくさんの花を咲かせます。その花は、見た目は似ているけれど、それぞれに違った思いが込められていて、ひとつひとつに個性があります。その花は、人の手から生まれ、花となって込められた思いを育み、また別の人の手の中へとわたってゆきます。秋のもみじがひらひらと舞うように、その花は人と人とを行き交い、人と人とをつなげるのです。

そう。それは「手紙の木」。今年はどんな花を咲かせるのでしょう?

手紙の木に花を咲かせるのは、もみじ市の会場を訪れたみなさんです。会場の宝船の中に便せんがありますので、もみじ市のこと、あなたが思うこと、感じたこと、伝えたいこと、好きなようにあなたの言葉で記して下さい。そして「手紙の木」に貼り付けて、花を咲かせて下さい。あなたの言葉は、きっと誰かの心に届くでしょう。一通の手紙を貼り付けたなら、今度は別の手紙をお持ち帰りください。その手紙はきっと、もみじ市で手に入れることのできる、宝もののひとつになるはずです。

その手紙を開いたなら、きっと、同じ思いを共有できる喜びで心が満たされることでしょう。もし連絡先が書いてあったら、手紙の主に連絡をしてあげてくださいね。そこには新しい出会いが待っているはずだから。

会場を訪れる全ての人に、すてきな出会いが訪れますように。

*さて、続いてはもみじ市オフィシャルグッズのご紹介です! 昨日飛び込んできたサプライズなニュースの詳細は… もう少しお待ちくださいね。

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中川ちえ「喫茶・青空珈琲」

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2か月にわたりみなさまに出店者・出演者の方々を紹介してきたこのブログですが、いよいよ88組目、2009年もみじ市の最終ランナーをご紹介します。87組の作り手たちがつないできたタスキを受け取るのは、皆さんお待ちかねの、中川ちえさんです。

ご存知の通り、ちえさんは、『ものづきあい』(アノニマスタジオ)や『おいしいコーヒーをいれるために』(メディアファクトリー)などの著書を持つエッセイストとして活躍しながら、生活道具店「in-kyo」の店主も務める方。エッセイストとしてもin-kyoの店主としても雑誌などのメディアに登場することも多く、忙しい日々を送られています。

そんな多忙な中でも、ちえさんが決して“やめない”ことがあります。それは、「旅」。ちえさんは、おいしいもの、魅力的な人、楽しいコトがあると聞けば、全国どこへでも飛んで行く旅人でもあるのです。

楽しくて、穏やかで、ちょっとおっちょこちょいで、笑顔が素敵な(菩薩のような微笑みだといつも思うのです)ちえさんのまわりには、魅力的な人が集います。いつでも、どこに行っても、ちえさんの周りには、笑顔があふれているのです。

さて、今回のもみじ市です。僕は、ちえさんに、今回のもみじ市でちえさんがやろうとしているアイデアを初めて聞いたときから、みなさんに早く言いたくてしょうがなかった! 明後日にもみじ市を控えて、やっと皆さんにお話しできることに安堵しています。今回、ちえさんがもみじ市のために考えた企画は、言ってみれば、これまでにちえさんがしてきた旅と、“ひとづきあい”の結晶です。

さあさあ、ちえさんを愛する皆さん、そしてコーヒーを愛する皆さん、よく聞いて下さいね。もみじ市では、中川ちえさんによる「喫茶・青空珈琲」がオープン。なんと、4人の“コーヒーマスター”が登場し、みなさまにコーヒーを振る舞います。その4人とはこちら!

市川草介さん(北海道「森彦」/ご自身が焙煎された豆を使ってドリップしてくれます ※11日のみの参加です)

庄野雄治さん(徳島「aalto coffee」/ご自身が焙煎された豆を使ってドリップしてくれます)

H.Kさん(都内某所で「I」珈琲店を営む/都内某焙煎店で焙煎されたブラジルの豆をたっぷり贅沢に使ってトロリと濃いコーヒーをドリップしてくれるそうです)

どうです、このメンバー? コーヒー好きには垂涎もの。いずれも、おいしいコーヒーをいれるために人生を賭してきた方々です。えっ? 3人しかいないって? ご安心を。4人目はもちろん、中川ちえさんその人です。ちえさんは、あの、京都のオオヤミノルコーヒ焙煎所の豆を使ってドリップしてくれますよ。

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そして、面白いのはその仕組み。名づけて「ATM方式」。そうです、銀行のATM方式です。「喫茶・青空珈琲」のコーヒーをお求めのお客さまがお並びになり、ご自分の番になったとき、上記4人のうちのどなたか(誰か一人)がいれたコーヒーを飲むことができるのです! どなたのコーヒーが飲めるかは運次第。それもまた、お楽しみくださいね。目の前で、この4人のコーヒーマスターが同時にコーヒーをいれているところを見られるなんて、めったにない機会(個人的には最初で最後の機会のような気がします)。どうぞこの機会をお見逃しなく。

さらにさらに、お気づきの方も多いでしょう。ちえさんにタスキをつないだ桑原奈津子さんのお菓子は、こちらの「喫茶・青空珈琲」で振る舞われます。これはもう夢のコラボレーション。ああ、どうなってしまうのでしょう。

実は、ちえさんにこのアイデアを聞いたのは、昨年のもみじ市の翌週(!)。「来年のもみじ市では、コーヒーバーみたいなことをやりたい」と、目をキラキラさせて、ちえさんは語ってくれたのです。このように、ちえさんをはじめ、もみじ市の出店者の方々は、長い構想と準備をかけて、もみじ市に臨んでくれているのです。

さあ皆さん、もみじ市はいよいよ明後日。河原に出現する、「喫茶・青空喫茶」のコーヒーで一息入れませんか? ちえさんの笑顔を見に、全国から集うコーヒーマスターがドリップする姿を見に、長い時間をかけて準備してくれた出店者たちに会いに、多摩川まで小さな旅へ出かけませんか?

*中川ちえさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

北は札幌、南は徳島などでご活躍の焙煎人の方々にご協力頂き、ご自身が焙煎したコーヒーを自らドリップして頂きます。ちなみにわたくしは京都のオオヤミノルコーヒ焙煎所の豆を使ってハンドドリップ致します。

豆にお湯を注ぐというごくごくシンプルな作業ですが人によっていれ方も様々。さらにはコーヒーの味わいも。当日は銀行のATM方式で並んで頂こうと思っているので、どのコーヒーが飲めるかは当日のお楽しみ。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

テーマに合っているのかどうかわかりませんが…。自分にとっての「宝」ものってなんだろう? って考えたら、友人や何かを一緒にできる仲間なのかなと。あとは日常の中にあるささやかなシアワセなのかと。コーヒーの周辺にはそんなエッセンスがあるような…

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

喫茶「青空珈琲」ではひとりじゃない分、私自身も今までよりはちょこっと余裕ができるかなぁと。ライヴの音楽に耳を傾けながら、鼻歌交じりにおいしいコーヒーをいれられるように頑張ります!

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

並ぶ時間もどうにか楽しんで頂けないだろうか…というのが今回のブース企画のきっかけです。目の前には多摩川、見上げれば青空(たぶん、きっと!)。そして個性豊かな面々のいれる香り豊かなコーヒー。それでも並んで頂くのは心苦しいのですが…、どうかそんなたっぷりとした心地でもみじ市を楽しんで頂けたら嬉しいです。

*さて、これで2009年もみじ市の出店者・出演者のご紹介はすべて完了! え? なに? 本当に!? 皆さん、ここで(真面目な話)、サプライズなニュースがもみじ市事務局に飛び込んできましたよ。そのニュースとは……明日をお楽しみに!

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桑原奈津子「"喫茶・青空珈琲"のお菓子」

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あの人がつくる焼き菓子のおいしさ。初めていただいたときの衝撃は忘れることがありません。そしてその後なんどいただいても、同じようにその感動は押し寄せてくるのです。「やっぱりおいしい!」「やっぱりこの方はすごい!」と。

あの人とは、桑原奈津子さん。粉ものを扱うお菓子やパンなどを得意とし、『かんたん、おいしい 米粉のお菓子』『まいにち、ホームベーカリー』(ともに主婦と生活社)、『ピクニックの楽しい時間』(PIE BOOKS)など、数々の著書を出されている、人気の料理研究家です。

桑原さんが提案するお菓子は、どれも気取らず、昔からあるような懐かしさや、お母さんがおやつに作ってくれるような、手のぬくもりや温かさが伝わるものばかり。指でぎゅっと押しつぶした跡を残したソフトクッキー、2つのスプーンを使ってまあるく整え、ぷっくらと膨らんだドーナツ、ころころとまんまるにころがしたスコーン。それは「お菓子って、おいしいだけでなく、楽しくないとね」と伝えてくれているような気がします。

そしてもうひとつ嬉しいのは、どれもつくり方が簡単なこと。お菓子づくりといえば、分量を精密に量り、いくつもの工程をふんで、どの程度混ぜるか、どうやって混ぜるか、どの程度寝かせるかなどを丁寧に行わないといけない、という固定観念がありました。でも、桑原さんが紹介するお菓子は、材料や工程数がとてもシンプル。前出の著書『かんたん、おいしい 米粉のお菓子』では、編集として本づくりにお手伝いさせていただいたのですが、つくる工程を横で見ていると、「え、こんなに簡単にできるの!?」「そうか、これでいいんだ!」と、驚くような場面に何度も遭遇しました。それでいて、「粉」を知り尽くした桑原さんならではの配分加減と材料の組み合わせで、粉そのものの味わいや、ほろほろ、さくさく、しっとりとした食感や口どけが存分に発揮されていています。それらは「焼き菓子っておいしい…」と、しみじみと感じさせるものばかり。お菓子づくりってもっと身近なものなんだ、と教えてくれました。

もみじ市には第1回目から参加してくださり、いつもは本の中でしかみることができない、嬉しいほどにおいしいお菓子を用意し、シンプルで清楚なラッピングととも販売されていた桑原さん。でも本当はとっても恥ずかしがりやで、人前に出るのが大の苦手。毎回お声をかけるたび「今回はどうしようかな…大丈夫かな…」と悩み、ぎりぎりまで考えて、最終的に参加という結論を出して下さっていました。ご自宅でお一人で作っているのですから、どうしても数に限りがあります。そのうえ、参加は1日のみ。桑原さんのお菓子をいただける方はほんとうに限られた方だけだったのです。

ところが昨年のもみじ市が終わった直後、ふと、こんなことを話してくれたのです。「次は喫茶のお菓子をやろうかな」と。「え!」と驚く私たち。来年も出て下さるんですね。それからずっとずっと考えてくれていたのでしょう。今年のもみじ市の正式な参加のご連絡をいただいた際、いままでないほどにきっぱりと、こんなご連絡をいただいたのです。
「今年は、お持帰りではなく、喫茶方式で参加したいなと思っております。もともと飲み物だけで参加する方がいらっしゃったら、その方と組ませていただけたら良いのかなと思ったり…」
桑原さんの喫茶店! 青空の下の喫茶店! なんて素敵なんでしょう。
「あの方は今回も出られるんですか?」と桑原さん。「もちろん出ますよ。コーヒーで」と私。「……!」。つまり、ご一緒に、コーヒーと焼き菓子を出す喫茶店ってことですか!? 

そしてそして、こんなに贅沢な、夢のようなコラボレーションが実現することになったのです! コーヒーをいれてくださるのは、そうあの方。今回はあの方も1年前からなにやら構想を練っていたのだと言います。会場に来て下さった方、少しでも多くの方々に楽しんでいただけるような企みを。そしてその思いと桑原さんの思いが重なったとき、なんとも幸せな喫茶店が多摩川の河川敷に誕生することになったのです!

もみじ市まであと2日。台風が去ったあとの会場には光が降り注いでいます。まるで太陽も、もみじ市の最高の舞台づくりをお手伝いしてくれているかのように。

*桑原奈津子さんに聞きました

Q1. もみじ市ではどんな作品を発表しますか? 

『あの人』のコーヒー店、"喫茶・青空珈琲"のお菓子部門です。珈琲と一緒にいただく、小さなお菓子をお出しします。予定では以下の3種類です。

一."喫茶・青空珈琲"のためのレシピで、ラム酒漬けドライフルーツと胡桃がぎっしりの
「フルーツケーキ」

二.11月発売予定の著書"チーズケーキとチーズのお菓子"から、今回のためにアレンジした
「チェリーとチョコレートのチーズケーキ」

三.著書"やさいお菓子・くだものお菓子"より、珈琲に合いそうないつもの
「バナナの全粒粉スコーン」

Q2.「宝さがし」のテーマに合わせた作品があれば教えてください。

どのお菓子を選ぶか、どなたがいれる珈琲が手元に来るのかで、味わいざまざま。組み合わせを、宝さがしのように楽しんでいただけたらと思います。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか? 

もみじ市は初回から参加させてもらっているのですが、今回は初めて一人ではなく、ある方たちと一緒にお店を出すことになりました。初の試みに、私自身とてもワクワクしています。そして今年は、2日間出店しますよ。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客様にメッセージをお願いします! 

"もみじ市"は、まさに宝箱。くまなくまわって、たくさんの宝を探して下さい。

*もみじ市まであと2日。次はいよいよ最後の出店者のご紹介です。“喫茶・青空珈琲”のコーヒーをいれてくれる方。待ちに待った、あの方のご登場です!

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珍しいキノコ舞踊団「ライブ」(10日)

Kinoko
photograph : Yohta Kataoka

学生だった頃。秋になると、日に日に近づいてくる文化祭を心から楽しみにしていたものでした。文化祭と言えば、食べ物屋さんの屋台、体育館でのライブ、それから、ダンスの発表会。当時から運動神経がこれっぽっちもなかったわたしにとって、頭のてっぺんから足の先まで、体全部を自由自在に動かして表現をするダンスは、ほとんど奇跡というか、憧れでした。あんなことができたら、どんなに気持ちがいいんだろう、そんなことをぼんやりと考えていたような記憶があります。

その思いは、大人になってからも心のどこかにずっとあったのかもしれません。そして、それはある人たちのダンスを見ることで、またしても大きな憧れとなって、ひょっこり表れてきたのです。

ある人たちというのが、本日ご紹介する「珍しいキノコ舞踊団」のみなさんです。珍しいキノコ舞踊団は、主宰の伊藤千枝さんを中心に、様々な角度からダンスをとらえ、オリジナリティーあふれる独特の動きで、見る人々を魅了するダンスカンパニーです。これまでに、数多くの劇場で作品を上演する一方、ギャラリーやカフェなどの場所でも作品を披露し、枠にとらわれない自由な活動をされてきました。その活躍の場は、日本のみならず海外へも広がっているそうです。まさに、大活躍中のみなさん。そのキノコさんが、今年初めてもみじ市にやってきてくださることになりました!

キノコさんのダンスは、とてもキュートで、そして不思議。すぐ先の展開が全く予想できません。膝を屈曲させてステップを踏んだり、スキップをしたり。かと思えば、身体を開いて、折りたたんで、ひねって、ふるわせる。寝転がる、でんぐり返る、開脚する、他人の膝をかりる、後ろずさりする、足を引きつらせる、だらんと体全体の力を抜く、筋を伸ばしてジャンプをする。これだけの言葉を並べてみても、彼女たちの動きの全てはまだまだ説明しきれません。限られた公演時間の中で、一体どれだけの動きをしているのか、一瞬たりとも見逃せないのです。

そんなキノコさんのダンスは、映画やテレビの世界でも大人気。記憶に新しいのが、2007年に公開された映画「めがね」の中で印象的だった「メルシー体操」。この振り付けをされたのが、キノコ主宰の伊藤さんでした。あのゆるーい雰囲気のダンスは、映画の面白さを一層引き立たせていましたよね。

ずっと憧れだったキノコさんに、念願叶ってご出演いただくことが決まってから、わたしたちはあることを図々しくもお願いしてみました。それは、「もみじ体操」の振り付けをやっていただけませんかということ。今思い返してみても、ドキドキしてしまうようなお願いをしてしまったのです。

そして、嬉しいことに、そのお願いを伊藤さんが引き受けてくださることになり(!)、今、その振り付けを考えてくださっているところなのです。本当に本当に夢のよう。今から楽しみで眠れそうにありません。

当日は、キノコさんのパフォーマンスをたっぷり堪能していただいたあとに、会場にいるみんなで「もみじ体操」を踊りましょう。そして、体を動かして表現することの楽しさをみんなでわかちあえたら…こんなに幸せなことはありません! さぁ、1日だけの河原のダンスステージへ、どうぞお越しください。

<珍しいキノコ舞踊団ライブ>

日時:10月10日(土) 14:00~
場所:川を背にしたステージにて

*珍しいキノコ舞踊団・伊藤千枝さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

いつもの6人フルメンバーで20分ほど踊ります。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせて、演奏される予定の曲があれば教えてください!

私たちのダンスを観て、ワクワクしたりウキウキしたり、いつもとちょっと違う感覚に出会えてもらえたらうれしいです。いつもそう思って踊っています。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

青空の下ダンスを堪能したいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

私たちは今回初参加なのですが、みなさんと一緒に晴れた空の下でさわやかな1日を過ごせたら、と思っています。晴れることを祈ってます!

*さあ、出店者の紹介もいよいよ大詰め! 続いては、みなさんお待ちかねのあの料理家が登場。今回は、今までとは違いますよ。お楽しみに!

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アンリロ「料理ノ宝石店」

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2007年の春、わたしの運命を変えたその日。「狛江のお寺で素敵な市が開かれるらしいよ。一緒に行かない?」と、友人に誘われるがまま、花市に遊びに行きました。お寺の境内で、さまざまなものづくりの人たちが、きらきらと輝きを放っています。「なんだか、楽しいことが始まりそう!」。食いしん坊のわたしは、早速フードの出店者さんをチェックし、あたりを見回します。おいしそうな湯気、さまざまな柑橘類の入った瓶、コーヒーのいい香り、みたことのない野菜、袋に入ったスコーン…どれにしよう? 何を食べよう? そう思っている間に、たちまち列ができてしまいました。

そんな中、たくさんの人に囲まれて、元気よく料理をしている人たちがいます。こんなに忙しいのに、楽しそうだなぁ、食べてみようかな。そのお店の看板には、こう書かれています。

「にんじんフライ」

にんじんのフライ? うーん、にんじんって、特別に買うほど好きじゃないんだよなぁ…。でも、スタッフの皆さんが、あまりにも明るく、楽しそうなので、なんだか気になる! とそんな気持ちで、1つ食べてみることにしたのです。

ひとくち、口に入れた瞬間のことを今でも忘れません。「これ、本当に…にんじん?」。そのにんじんは、今まで食べたことのない味がしました。例えるならば、かぼちゃのように、ほくほくとしてとても甘くいのです。そして、揚げたてがなんとも香ばしい。「にんじんって、こんなにおいしいんだ!」。ほっぺが落ちるとは、こういうことを言うのかもしれません。そのおいしさに、今までに食べたすべてのにんじんに感謝をしたくなるほど、感動してしまったのです。

それが、わたしとアンリロとの出会いでした。そして、その日以来、わたしはアンリロに恋をしてしまいました。

アンリロは、栃木県鹿沼市にある“フレンチ・ベジタリアン・レストラン”です。東京の超一流フレンチと、益子のオーガニックカフェで腕をふるっていた上村真巳さんが2005年、アンリロをオープン。「アンリロ」とはフランス語の造語で、「一粒の米と一滴の水」という意味。「小さな頃から自分のお店を持つのが夢だった」と話す上村さんが、一粒の米と一滴の水だけをもって、一歩を踏み出しました。

「日々、大切にしていることは、何事にも感謝することと、すべてを学べる謙虚な気持ちでいること」と上村さんは言います。きっと、上村さんに料理される野菜にも、上村さんの気持ちが伝わっているのでしょう、「こんなにおいしくしてくれてありがとう」と言っているに違いないとわたしは思うのです。

それほど、上村さんが振る舞う料理の数々は、素材の味を生かし、輝かせ、「野菜をこんなふうに料理できる人が、他にいるのだろうか?」と、決して大げさではなく思ってしまうのです。アンリロが東京にあったら、毎日でも通うのに! と、よく思うのですが、同時に、わたしはどこかで、わかっているのです。鹿沼の空気や、流れる時間が、アンリロをつくっているのだということを。

「鹿沼の好きなところは、職人気質の面白い変わり者がいることと、お祭りなどの伝統をまもっていること。地元を愛している人間が多いこと、尊敬するものづくりの人がたくさんいること」

と上村さんは語ります。そう、鹿沼を愛する上村さんと、スタッフの皆さんがあの場所にいるから、アンリロのあの空気は生まれるんですね。だから、電車にゆられ、駅からとぼとぼと細い路地を歩き、鹿沼のアンリロに行こう。その日を楽しみに、毎日を頑張って行こう。

…と、ちょっと待ってください。今週末、そう、もみじ市にアンリロが登場するのです! いけないいけない。早起きをして、河原を散歩して、おなかを空かせて、アンリロの料理を多摩川の空の下で、「いただきます!」。ああ、考えるだけで、幸せになってしまいます。

今年は、どんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょう。なんと、あの伝説のにんじんフライも久しぶりに登場する予定! さらに、もみじ市でしか食べられない、かなりスペシャルなプレートも用意してくれるそう。

「もみじ市が皆さんの思い出に残るような素敵な楽しい時間になるよう、気合いをいれて頑張ります」とアンリロチームの意気込みもばっちりですよ。

もみじ市、どうか晴れますように。わたしがアンリロに出会ったあの日のように、みなさんにも素敵な出会いがありますように!

*アンリロ 上村真巳さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

ジュエリーショップのショーケースの中にひとつひとつ光り輝く宝石のような野菜の奏でるプレリュードをお楽しみください。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

今回のテーマが「宝さがし」ということで、宝石箱(ジュエルボックス)をひとつひとつ作ります。宝石を愛でるように食べていただけたら、と思います。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

アンリロは今回も新しいスタイルで会場を華やかに舞いたいと思います。華麗なるスタッフの舞。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

もみじ市はクリエイティブな方々の集まりです。非常に刺激的かつ優しさに満ちています。どうぞお越しください。

*さて続いては、なんとまあ、今最も注目されているといってもいい、あのダンスカンパニーがもみじ市に登場です! 彼女たちのダンスは、独創性があり、面白くて、そして、珍しい!

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栗コーダーカルテット「ライブ」(11日)

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プープープープッププープッププ~♪、ピーピーピーピッピピーピッピピ~♫。(スター・ウォーズ 帝国のマーチ)
リコーダーの音が奏でるなんともゆる~い雰囲気で、強くて怖いあの人が出てきそうな気が全然しない。そんな帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)を耳にしたことがある人も多いのでは? そしてNHKで放送中の人気子ども向け番組「ピタゴラスイッチ」の軽快なオープニングテーマも担当するあのバンド。そうです。みなさん、もみじ市に栗コーダーカルテットがやってきます!

それぞれに作・編曲家、そして演奏家としての顔を持つ栗原正己、川口義之、近藤研二、関島岳郎の4人がリコーダーを携えて結成した「栗コーダーカルテット」。UA、湯川潮音、竹中直人、GOING UNDER GROUNDなどアーティストとの共演も数知れず。ついに今年で結成15周年を迎え、それを記念したアルバム「15周年ベスト」を10月7日に発売したばかり! そんな多忙の中、多摩川の河原に4人揃ってやってきてくれるのです!

リコーダーといえば誰もが一度は吹いたことのある、なじみの深い楽器。目も当てられないほどリズム感のない僕が、小学校4年のリコーダーのテストのときに先生に褒められるという快挙を成し遂げたのもリコーダーでした(後にも先にも楽器がそれなりに扱えたのはこのときだけ)。そんな、“お手軽な楽器”の代表だと思っていたリコーダーが、栗コーダーカルテットのみなさんの手にかかると、こんなにも表情豊かな音色で、人々をクスッとさせたり、楽しい気持ちにさせるのかと、深くこころを動かされました。

出演依頼のきっかけはもみじ市の取材で、緒方伶香さんを訪ねたときでした。「いつもイベントに参加させてもらっている仲の良いカフェがあるので行ってみませんか?」と、誘われるままに、近くの長男堂というカフェに。そこは店主の作るおいしい定食と、自由に読めるたくさんの本でのんびりと過ごせる魅力的なお店で、栗コーダーカルテットのメンバー、栗原さんもよく訪れるのだとか。その話を聞いたときに、「これも何かの縁? もしかしたら出演依頼できるかも」と、図々しくも期待がむくむくとわき上がり、店主に「栗原さんを紹介して下さい!」とお願いしたのです。それからトントントン、と話は進み、11日のライブが決定したのでした。

それでは、メンバーのみなさん。今回のもみじ市では、ライブを通してどんなことを伝えたいですか?

栗原さん「音楽はゆるい感じですが、じつは演奏している時はあまり余裕がないんです。とりあえず自分が楽しくなりたいかなー」
川口さん「何かストレスを抱えた人も、ま、いいかって気持ちになって帰って下さい」
近藤さん「伝えたいものは音楽であって、それ以外の何ものでもありません。なんつって」
関島さん「何かを伝えたいというよりは、まず自分達が気持ちよく演奏したいですね。で、聴いている人もそれで気持ちよくなってくれればいいなあと思います」

多摩川の河原に、どんな音楽を奏でてくれるのでしょう。栗コーダーカルテットのやさしくて楽しい音色を聞けば、心が軽くなって、癒されること間違いなし。会場では心が弾み、家に帰ったらついついリコーダーを吹いてみたくなってしまうかも。お聴き逃しなく!

<栗コーダーカルテットライブ>

日時:10月11日(日) 13:30~
場所:川を背にしたステージにて

*栗コーダーカルテットのみなさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな曲を演奏していただけるのでしょう?

ぼくたちは、いつも会場に着いてから最終的な選曲をします。その日の空気、場所柄、そこで出会った人のムード。そんなものが影響して、その日の演奏の流れが決まっていくのです。いつもよりも季節感を重視した譜面を多めに用意していくかもしれません。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた曲があれば教えてください!

特に「宝さがし」というテーマの作品は持ち合わせていませんが、その日会場にいるみなさんがそれぞれに宝を探しながら過ごしている雰囲気を反映した特別な演奏ができるような気がします。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

出演以外の空いている時間は、みなさんと同じくいろんなお店を見て回って自分の宝ものをいっぱい見つけたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

良い季節に、素敵な出会いや発見がある。たぶんもみじ市での一日が一生の宝物となるでしょうね。楽しみです。

*さてさて、出店者・出演者の紹介もいよいよラストスパート。続きましては、あの伝説のフレンチベジタリアンが今年ももみじ市に! 今回はいつにもまして、かなり、とっても、ものすごく気合が入っています。これはすごい。ニンジンフライも復活です!

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アノダッテ「秋とおやつと…」

Yoko

「くだものに元気がなくなるとわたしも元気がなくなっちゃうんだなーって、今年はじめて気づきました…」
彼女は、こう語りました。彼女とは、アノダッテのふじもとようこさん。昨年のもみじ市のブログで、僕はようこさんのことを、「くだものと会話ができるに違いない」と書きました。どうやら、それは本当のことだったようです。

もみじ市が近づいてくると、僕はようこさんとたくさん話をします。たくさんのメールをやり取りします。「今年のもみじ市ではどんなものを出そうか? もみじ市にやってくるお客さまがどうしたら喜んでくれるのか?」と、いつもいつも、最後まで考えて、悩んでくれているのがようこさんです。

2006年に行われた第1回のもみじ市から数えて、今回で6回目。最初の時から変わらず、もみじ市のことをとっても大切にしてくれているひとりがようこさんです。でも僕は、今回ようこさんと話をしていて、恥ずかしながら初めて気づいたことがあります。そうか、ようこさんは、単に「ギリギリまで悩んでいた」のではなく、「ギリギリまでくだものの様子を見ていた」のだな、と。

ご存知のように、今年の夏は天候不順で、野菜やくだものの生育に悪影響を及ぼしました。また、これまでに比べて1か月近く開催が早くなったもみじ市の季節は、ちょっとしたくだものの端境期にあたります。そんななかで、ようこさんが語ったのが冒頭の言葉です。正直、ようこさんのこの言葉を聞いて、僕もちょっと元気がなくなってしまったけれど、それ以上に、ようこさんがつくる、ジャムやおやつのおいしさの秘密がわかったような気がしたのです。

ようこさん、あなたはくだものたちの声にいつもいつも耳を傾けていたんだね。ようこさん、あなたはくだものが大好きで、あなたがくだものを大好きな分だけ、くだものたちもきっと、あなたのことが大好きなんだね。お互いが大好きだから、お互いが協力し合って、お互いが良いところを出し合って、あんなにおいしいものが生まれるんだね。

みなさん。いま、このときも、ようこさんはくだものたちの声に耳を傾けています。ちょっと元気がないくだものたちだけれど、そこは大好きなようこさんのため、頑張って元気になってくれるはず! いつもに比べたら、ジャムの種類もちょっと少ないかもしれません。でも、逆に言えば、もみじ市で皆さんの前に現れるジャムやおやつは、元気いっぱいのくだものとようこさんが、力を合わせた結晶です。

Akira

今回は、もみじ市でしか手に入らないジャムのほかに、もみじ市初登場の焼きりんごがお目見えするかも! アノダッテの焼きりんご! 実現したら楽しみすぎますね。さあ、みなさん。今週末は、元気なようこさんとくだものたちに会いに(おっと、焼きりんごの盛りつけを担当するようこさんのパートナー・いなおかあきらさんもお忘れなく!)、河原にたたずむアノダッテの小さなお店までお越しくださいね!

*アノダッテ ふじもとようこさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな“おやつ”を発表していただけるのでしょう?

秋の河原でたべたいおやつとジャムを。
ジャムは今年の夏の涼しかったことと、準備期間がちょうどくだものの秋休み中ということもあって、種類はいつもよりちょっぴり少なめだけれど、いつもと違った顔のジャムちらほら。はじめての岩手の山葡萄だったり、りんごはいつもより早めの種類の甘くてやさしいりんご。お砂糖の甘みではなく、りんごの甘みを感じられるまぁるいジャムになりましたよ。ほかにもいろいろ、ふだんのアノダッテにはないジャムばかり。
秋の栗・チョコ・南瓜もお鍋の中でコトコト中です。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

「宝さがし」?! それだけでわくわくしちゃう!
宝さがしはだいすき。
わたしは日々の生活でいつも宝さがしをしているって思うのです。
ご近所さんの畑の横を通るときも
八百屋さんの店先でもいつもいつも。
鼻をくんくんさせながらね。
だってわたしの宝ものたちはとーっても香りがいいから!
わたしの宝もの・・・
そう!「くだもの」たちは!

そんなわたしの宝ものたちは、ただおいしいだけじゃなくって、
わたしに季節を伝えに来てくれる大切な存在でもあるのです。
今は夏のくだものも終わりを告げ、秋の果物を待っているところ。
そんな中、あんざい果樹園さんに送ってもらえる甘酸っぱーいりんごであつあつ焼き林檎はできないかと計画中!(またご報告しますね)
この計画、うまくいけば河原においしい秋を告げるおやつの香りが漂うはず!?
もみじ市を楽しんでいる最中に、どこからかこの香りが漂ってきたら
くんくんくんくん、鼻をよーく利かせて、真っ赤な秋の宝ものを見つけにきてくださいね。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

いつものひとりっきりのアノダッテではできないこともふたりなら
影ながら支えてくれる事務局のみなさんがいてくれるから
喜びを分かち合えるもみじ組のみんながいてくれるから
来てくれるたーくさんのお客さんたちがいてくれるからできること
それを楽しみたいです!

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

わたしたちは去年のもみじ市にたくさんの宝ものをもらいました。
クレープの列に並ぶお母さんを待ちながら
クレープを焼き続ける彼を興味深々な様子でずっと見ていた女の子の
「こうやって一枚一枚丁寧に焼いてくれているんだねぇ」
という一言。
また、もみじ市が終わって数日後にお便りをくれたあるお客さまは、
虫が入ってしまったクレープを焼きなおす彼と
そのときそばにいた女の子との「また虫? 虫多いねぇ」という会話の中で彼がその子に言った
「うん、でも普段ここは虫の家で、たまたま今日僕らがここを使わせてもらってるからね」 と言ったやりとりを見て
「待っていたのはクレープの順番ではなく、あの言葉を聞くことだったのかもしれない」 と書いてくれました。

そこでふと気付いたのです。
もしかしたらこんな風に、誰でも誰かに小さくて大きな宝ものを簡単にあげることができるのかもしれないって。
だからみなさん! 今回のもみじ市のテーマは「宝さがし」です!
みなさんもこんな風にだれかに宝ものをプレゼントしてみませんか?
それはきっと河原中をぐるぐるまわってまた違う形でかえってくるのだと思うのです。
そんなふうに会場にいるみんなで宝ものの輪をつくりませんか?
そしてその宝をさがしに、もみじ市にきませんか?

*さて続いては、誰もが小学生の頃、吹いたことがある楽器を使って、ユーモラスで美しい旋律を奏でるあの方々をご紹介。そうです、あの4人組が、もみじ市にやってくるのです!

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オカズデザイン「レモネード & ビール屋」

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「今年はあの人たちは出ないの?」
そろそろそんな声が聞こえてきそうです。いえいえ。もちろん出てくださいますよ。オカズデザインさんは、夢のようにおいしいあのシロップをたくさん持って、もみじ市へ。

青空につながるような、大きな、大きなブルーの横断幕。その下には、オレンジ~黄色~グリーンの柑橘の自然な色で彩られた、爽やかな色の瓶が グラデーションを描いています。ぱきっと白いシャツに身を包み、おそろいの布を頭に巻いて、キリリとした出で立ちで笑顔で働くスタッフたち。初めての花市にご登場いただいて以来、彼らのその風景は、いまやもみじ市にはなくてはならない、名物のひとつになっています。

「おいしいものをつくる人たちがいる」。そう聞いて、オカズデザインの吉岡秀治さん、知子さんのご自宅にお邪魔したのは、いまからおよそ2年半前のこと。正直いうと、当時は彼らの名前も活動の存在も知りませんでした。ただ、初めていただいたごはんが、がっつりとしておおらかでおいしかったこと、この人たちは食べることやお酒を飲むことが大好きなんだ、と伝わってくるようなメニューと振る舞い、おいしいものを食べながら、おいしいもののことばかり話している、愉快な会話。そして一度聞いたら忘れないユニークな名前。そのとき以来、私の心の中の彼らの存在は、どんどん膨らんでいきました。

そしていま、彼らの活躍ぶりは、目を見張るものがあります。台所アトリエ「カモシカ」で行われるイベントは、すぐに予約でいっぱいになってしまうほど大人気。料理雑誌やファッション雑誌の料理ページの連載など、本屋さんでは目に触れないときがないくらい、さまざまな媒体に登場してます。この勢いはさらに広がり続け、来年上旬に上映される映画の料理を担当するという大仕事を請け負うなど、多くの人たちから注目をあびる料理家チームへと、その地位を築き上げていったのです。

彼らの料理のテーマは「時間がおいしくしてくれるもの」。時間をかけて煮込んだり寝かせたりすることで、素材そのものが持つ力強く豊かな味わいを引き出すことを大切にしています。そしてそのひとつが、もみじ市でみなさんが手にするレモネードなのです。

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「今回のもみじ市では、“青いレモンの島”といわれる愛媛の岩城島産の新レモンを中心に使います。まろやかでやさしい酸味があって、とてもおいしいレモンなんです。他にも、いまの季節ならではのスダチ、カボス、青ユズを使ったものなど、10種類ほどレモネードを用意する予定です。もみじ市のレモネードは、屋外でごくごく飲んでもらいたいので、果実味が強く残ったフレッシュなシロップに仕上げることが多いです。果実によっては熟成時間を長くして、まろやかさとコクのあるレモネードに仕上げる場合も」

フレッシュな果実をカットして、砂糖を加え、待つ。たったそれだけのシンプルなレシピ。誰にでもできそうなほど簡単だけれど、オカズデザインのレモネードは、特別な魔法にかかったような、フレッシュさと芳醇さがあります。

「砂糖の加減は、生のまま食べてから果物ごとに決めています。フレッシュなおいしさを引き立てたい場合は、砂糖の分量を少なくし、熟成時間を短くします。逆に、果実のうまみを引き出したいときは、砂糖を多めにし、じっくり時間をかけて熟成させています。そのバランスをどうとるか、作るたびに気が引き締まり、同時にわくわくします」

誰でもできそうだけど、誰でもはできない味。それがオカズデザインのレモネードなのです。

さらに今回は、埼玉県川越市で職人たちが「醸す」ビール、COEDOビールも販売します。

「以前から大好きなビールでしたが、幸運なことにこの夏に工場を見学させていただくことが出来て、真摯なものづくりの姿勢に感銘を受けました。5種類のビールはそれぞれ麦芽や酵母が違い、無濾過のものだったり、熟成時間が長かったり、さつまいもが使われていたりしていますが、素材を生かし丁寧に作っているところ、そして5種類の瓶がカラフルに並ぶところもレモネードと共通すると思っています。それに、大人が河原で楽しむ風景には、よく冷えたビールがつきものですから!」

おいしいこと、楽しいことを追求する気持ち。いつでも楽しくておおらかなチーム。かれらは今年も、河原でみなさんののどを潤してくれます。

「これまではレモネードも料理もフル回転。自分達の余裕がなく、お客様とお話しできないことが心残りでした。今回は色々お話ししながら、その日の気分にぴったりのレモネードと出会っていただけたら」

広い会場を歩き回って、ふと見上げれば「レモネード」と大きく書かれた大きなブルーの横断幕。そのもっと上を見上げると、抜けるようなブルーの秋空。手には爽やかな色をしたレモネード。そんな幸せな瞬間は、もうそこまで近づいています。

*オカズデザイン・吉岡知子さんに聞きました

Q1. もみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

定番の自家製レモネードをずらりと連れていきます。そして川原といえばビール! COEDOの個性あふれるビールを5種、一緒にお出しする予定です。どちらも川風にふかれなかがら、土手でぐびりと楽しんでください。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

いつも以上においしいレモネードを作りたいと思います。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

お客様といろんな作家さんと、あれこれお話したいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

青い空、いかすクラフトたち、心地よい音楽。そしておいしいご飯とビール! 歩き疲れたら草っぱらの上で、ごろりと大の字。ですよ。最高の休日になること、間違いなしです。

*さて続いては、もみじ市にはなくてはならない、おいしいおやつを作ってくれる、あの方の登場です。今回もまた、もみじ市限定の新しいおやつを作ってくれそうで…

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甲斐みのり+藤田康平「言葉とお菓子の店」(10日)

『京都おでかけ帖〜12ヵ月の憧れ案内〜』(祥伝社)、『乙女の京都』(マーブルブックス)、『甘く、かわいく、おいしいお菓子』(主婦の友社)、『クラシックホテル案内』(KKベストセラーズ)。もみじ市ブログの読者の中には、この中の1冊は読んだことがあるという人が多いのでは? 雑誌や書籍での執筆のほか、「叙情あるものつくり」と「女性の永遠の憧れ」をテーマに雑貨の企画・製作を行うブランド「Loule」を主催し、乙女の心を刺激する文筆家の甲斐みのりさん。そんな甲斐さんが、もみじ市に初登場です! さてさて、いったいどんなものを販売してくれるのでしょう?

「かわいい包装紙や缶好きが高じて、お菓子が好きになりました。いつか自分でお菓子の缶を作ってみたかったんです」

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で、実際に作ってしまったのです。甲斐さんオリジナルのお菓子缶を! お菓子を食べたあと、手芸用品入れとして使っていたお気に入りのローザ洋菓子店の缶。その缶の製造元を探し当てて連絡を取り、「オリジナルの缶を作って下さい」とお願いしに行ったのだとか。缶は職人さんの手作業で作られたものなので、細かな部分に手仕事の技が光ります。蓋にはどんな使い方をしてもうるさくならない、トゥーシューズをモチーフにしたかわいらしいイラスト。描いてくれたのは、イラストレーターの網中いづるさん。白と黒の配色もシックでいい感じです。

でも、空っぽの缶を販売するわけではありません。ここで頼もしいパートナーが登場! 甲斐さんのお友達で、グラフィックデザイナーの藤田康平さんが、缶の中身を担当します。

缶の中身はもちろんお菓子。大きなクッキーです。グラフィックデザイナーの藤田さんがなぜクッキーを? それは、藤田さんがニューヨークに住んでいたときに出会ったクッキー屋さんがきっかけなのだそう。自転車かスケボーで買いに行くとおまけしてくれるおいしいクッキー屋さん。大きなクッキーが積んで売られているビジュアルも気に入って、気が付けば毎週買いにいっていたとか。日本に帰ってからも食べたいと思ったけれど、同じようなサイズ・味のクッキーは売っていない。ならば自分で作ってしまおうと、いろいろなレシピを参考にして研究したのです。そして、ようやく出来上がった、ニューヨーク仕込み(?)のクッキーをひとくち食べ、「とってもおいしいから、お店をやったほうがいいよ!」と、藤田さんにアドバイスしたのが、他でもない甲斐さん。

そうです。甲斐さんの缶の中には、藤田さんが改良に改良を重ねたお菓子が入ります。その正体は、直径10cm以上はあろうかという大きさでしっとりとした食感がおいしい「チョコレート・チョコレートクッキー」と、穀物の香ばしさが鼻を刺激する「オートミールレーズンクッキー」!

そしてさらに…
お菓子を包む包装紙には甲斐さんの言葉がちりばめられていて、それを藤田さんがタイポグラフィのようにデザイン。「言葉の宝さがしをしてほしい」と、どこから読んでも意味が読み取れるようになっているのだとか。

まだまだ終わりませんよ。
用意される60個のお菓子の缶には、甲斐さんが手書きした、ひとつひとつ違うメッセージが入っています。どんなメッセージかは、買った人だけのお楽しみ。

「日本語の“かわいらしさ”を表現できれば良いなと。文字だけだけど、飾りたくなるようなカードにしたいと思っています」

「缶はお菓子を食べたあと、使い方を考えて宝もの入れにしてほしいです。ぜひ、もみじ市で見つけた宝ものを入れて下さい!」

Bag

オリジナルのかわいい缶に藤田さんのアメリカンなクッキー。甲斐さんのメッセージカードも付いて盛りだくさん。この組み合わせは、もみじ市だけでしか買えません! 販売数は60個です。お見逃しなく! (上の写真は缶と同じ絵柄のエコバッグ。こちらも販売予定です)

*甲斐みのりさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

子どもの頃から、お菓子の包み紙や箱が大好きだった文筆家・甲斐みのりが、缶職人さんに依頼してつくった理想のお菓子缶。その中に、お菓子つくりが得意なグラフィックデザイナー・藤田康平特製の焼き菓子と、ひとつひとつ違った「言葉」を詰め込みます。ふたをあけて、どんな言葉がでてくるかは、お楽しみ。言葉を読みつつ、焼き菓子をつまみ、お茶の時間を過ごしてください。言葉の中に、新たな宝物を見つけていただければ嬉しいです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

私は子どもの頃、お菓子の箱や缶を、宝もの入れにしていました。今回、焼き菓子や言葉を詰め込んだ缶も、中身のお菓子を食べ終えたあとは、切手・便箋・アクセサリー・手芸洋品・ガラクタなど、見つけ出した宝ものを詰め込む「宝箱」にしていただければと思います。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

初めて参加させていただくもみじ市。言葉うりと、お菓子売り。子どもの頃に憧れていた夢が同時に2つも叶うので、準備から楽しみたいです。他の出店者さんや、お客様ともいろいろお話しもできれば嬉しいです。10日のみの参加ですがよろしくお願いいたします。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

宝ものってきっと、「もの」だけではなくて、そこに漂う季節感や、出会いの中にも転がっているはず。ぜひ、特別な宝ものを見つけてください!

*さて続いては、時間が“醸す”あの飲み物をひっさげて、あのチームが登場。もみじ市名物をお見逃しなく!

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中村まり「ライブ」(10日)

Nakamura

英語の歌詞を自ら書き、ブルースやカントリーのリズム、アメリカン・ルーツ・ミュージックをアコースティックギターで弾き語る中村まりさん。泣き、笑い、時に語るように、まりさんの歌声は、聴く人の身体の隅々に反応をしかけてきます。

幼い頃からギターを習い、多感な時期をアメリカで過ごした後、バンド活動を始めたまりさん。作詞作曲は、そのころから始めたそう。弾き語りによるライブ活動は2000年から開始、2005年にはFUJI ROCK FESTIVAL'05のAvalon Field、今年もFUJI ROCK FESTIVAL'09のFIELD OF HEAVENに出演し、都内を中心に多くのライヴハウスなどで、その歌声を多くの人に届けています。この6月には4年振りのニューアルバム『Beneath The Buttermilk Sky』もリリースされました。

歌詞の内容を聞き取ろうとして“言葉”に意識が集中してしまうことってありませんか? 特にそれが母国語ではない場合に。はっと気付くと、歌詞を追うことだけに必死になって、音に頭がついてっていなかったり…。

まりさんの歌は、英語の歌詞。それなのになぜだかスーっと頭や身体に入ってきます。幼いころのあの日の太陽を思い出させてくれたり、夏の温度がよみがえったり、雨が降って出かけられない日の部屋の湿度が浮かんだり…。まりさんの声とアコースティックギターの音が絡み合って、幼い頃の自分の中に連れていってくれるような感じがするのです。まるで、声と音がタイムトリップのお手伝いをしてくれるような…。

「もみじ市では、オリジナルも、カバーも、いろいろやってみようかと思っています。もみじ市のお客さんがこういう音を好きだといいな」

まりさんは語ります。まりさんの、力強くて、包み込むような歌声が、多摩川の河原で、あの場所で響き渡るかと思うと、私はもうそれだけで幸せな気持ちになるのです。

どうぞみなさん、もみじ市では、中村まりさんの歌声に耳を傾けてくださいね。その体験はきっと、あなたにとって「宝もの」になるはずだと私は思うのです。まりさんのライブの時間はもうすぐ! さあ、ステージに向かって、歩いていきましょう。

<中村まりライブ>
日時:10月10日(土)15:00~
場所:川を背にしたステージにて

*中村まりさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな曲を演奏していただけるのでしょうか?

英語のオリジナル曲や、カバー曲、アメリカの古い歌など織り交ぜて演奏できたらと思います。

Q2. 「宝さがし」に合わせて演奏される予定の曲があれば教えていただけますか? 

まだ決まっていませんが、何か宝のような曲がないか探してみたいと思います。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

屋外の空気を楽しみながら、色んなアーティストの方の作品に触れて刺激を受けたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

個性的で楽しい催しがたくさんあると思います。その中でふと音楽が聞こえてきたら、立ち止まって耳を傾けて頂けたら嬉しいです。お待ちしています!

*さて続きましては、もみじ市初登場のあの方が! 乙女の世界へ誘ってくれるあの文筆家が、もみじ市限定のユニットで登場です!

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椿野恵里子「カレンダーとカード」

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「目の前にあるものや植物を、心から美しいと思えた時、私の心はその光の色をより濃く記憶する」

これは、椿野恵里子さんの著書『風景のあとにーカレンダーのくれたもの』に書かれていた一文です。これを読んだ時に、わたしは感じました。こんな表現ができる椿野さんの心こそが、美しいものなのだろう、と。そして、その心が澄んでいるから、目の前にあるものを心から美しいと感じ、あんなに素敵な写真を撮ることができるのだろう、と。

椿野さんは、日々の暮らしの中で見つけた何気ない風景を写真におさめ、それをカレンダーにしています。カレンダーに写されている風景は、「花と果実」「器と骨董」の2種類。その写真は、色合い、構図、光の具合が素晴らしく、そして、とても美しいのです。また、何より素敵だなと思うのは、ものや植物と向き合う椿野さんの姿勢。自分の周りにあるそれらに敬意を持ち、それらに囲まれて暮らすことの尊さを、心から大切に思っているのだろうと感じられるからです。

椿野さんの著書を読んでいると、そんな椿野さんの、ものや植物に対する深い愛情の根源をたどることができます。それは、うらやましいくらいあたたかい、幼い頃の家族との些細な会話や思い出。その優しい思い出の数々が、椿野さんの感性の「もと」を形づくったのだということに気づかされます。

写真をきれいに撮ることは、少しのテクニックがあればできるのかもしれません。けれど、ものや植物と素直にまっすぐ向き合って、それらの「いい」表情を写すことは、テクニックだけでは到底できないこと。被写体への深い思いと、幼い頃から積み重ねてきた経験、そして、それが培ってきた感性がある人にしか、そういった写真は撮れないのではないでしょうか。だからこそ、椿野さんの作るカレンダーはこれほどに人気があるのだと思うのです。

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そんな椿野さんのカレンダー作りは、今年で10周年を迎えました。それを記念して、もみじ市ではポストカードの販売をしてくださることになりましたよ。しかも、それは今までのカレンダーに登場したものの中から、椿野さん自身が気に入っている写真をセレクトするのだそう。あなたのお気に入りの写真が選ばれているかもしれません。お見逃しなく!

さらに、今年のもみじ市のテーマ「宝さがし」にちなんだ限定の作品もお目見えします。それは、「季節の宝物」を詰め込んだオリジナルボックス。一体、中からどんなものが出てくるのでしょうか、どうぞお楽しみに。

Tsubakino_3

もちろん、2010年の新作カレンダーも登場します。こちらはなんと完成したばかりだそうです。今回も椿野さんの心の琴線に触れた、美しい風景の数々をぜひご覧になってくださいね。

*椿野恵里子さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

2010年のカレンダーとカレンダー10周年を記念したポストカードを限定で作りたいと思っています。カードは今までのカレンダーの中から、気に入っているものを選びたいと思っています。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

いつも写真に残している風景は、大切な季節の宝物です。カレンダーは、その宝物が詰まった本のようなもの。ひと月ずつページをめくって新しい年がまた始まります。出来たての2010年のカレンダーを持って行きます。また、もみじ市だけの特典も考えています。こちらは限定でオリジナルボックス入りの「季節の小箱」を作りたいと思います。手作りの季節のお茶やカードを詰め込みたいと思います。どんなお茶が入っているかはお楽しみです。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

来て下さった方々と出来るだけ、お話ししたいと思っています。皆さん、気軽に声をかけて下さいね。個人的には、多摩川での開催も2回目なので、少し広さにもなれていると思うので参加の皆さんの作品が全部見れるように、作戦をたてて挑みたいと思います。是非今回は寺澤さんに写真を撮ってもらいたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

多摩川の河川敷に宝探しのピクニック気分で是非来て下さい。草原に座って、美味しい物と音楽と、、、のんびりもいいですよ。敷物を持ってご参加下さい!

*さて続いては、アメリカン・ルーツ・ミュージックが多摩川に響き渡ります。パワフルでやさしい歌声を響かせる、シンガーの登場です!

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naomi & goro「ライブ」(11日)

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naomi & goroは、布施尚美さんと伊藤ゴローさんのおふたりによる、ボサノヴァ・デュオです。19才の時に、ブラジル人、パウロさんの弾き語りの演奏に偶然出会い、ギターの弾き語りを習いはじめるほどにボサノヴァ音楽に魅了された布施尚美さんと、ギタリストであり、プロデューサーでもある伊藤ゴローさんが1999年に出会い、naomi & goroとして演奏活動をスタートしました。

情熱をこころの中にひそめながら、その在りかを探るように、かろやかに刻まれる、ゴローさんの手から生まれる繊細なギターのリズムに揺られていると、いつしか雲のすき間から太陽が現れるように、すこし曇りがかかっていたこころが裸になって、まっさらな新しい私になるような気がします。

そんなゴローさんのリズムに身をまかせて、甘く、やさしく、ささやきながら、そっと、祈りを風にのせて届けているかのように、のびていく、尚美さんの歌声。おふたりの作り出す、音の世界の中にいたら、夜の闇にぽつんと立つ大きな木に、はしごを架けて、それをたよりに、ずっとのぼっていったら、いちばん星に届くと信じていた、ちいさな頃のわたしの姿が浮かんできました。

わたしたちが、ボサノヴァの音楽に惹かれるのは、こころの旋律のような、繊細なリズムと、言葉のもつ、ひとつひとつの音のひびきの上に、どんな人びとのこころの中にもある、その日の風を感じることのできる、生へのよろこびや、かけがえのない自由が歌われているからかもしれません。そして、naomi & goroは、日本とブラジルという距離をこえて、それを表現し続けられている希有な存在なのです。

さて、最近ではプロデューサーとしてますますお忙しいゴローさん。一昨年は原田知世さんのアルバム「music & me」をプロデュースし、話題になりました。そして今年もまた、ゴローさんプロデュースアルバムの第2弾、「eyja」が今月21日にリリースされるそうです。こちらもとても楽しみです。

そんなゴローさんが、昨年は「旅」というテーマに合わせて、もみじ市のためにイメージアルバム「旅と音楽と、」をプロデュースしてくださいました。いますぐ遠くへでかけたくなるような、旅感あふれるこのCDの中で、naomi & goroのお二人は「Chansons」をカヴァーして、参加して下さいました。そして今年は、ついに、河原でのステージに出演してくださることに! おいしいごはんが大好きで、旅先の南仏で、ソレイアードのテキスタイル屋さんや手芸屋さんに足を運んで素材を手に入れたり、ご自分の手で、ものを作ることが大好きな尚美さん。以前から、もみじ市に出演したい! と楽しみにして下さっていたそう。

一方、ゴローさんは、昨年、遊びにいらしたもみじ市で、愛息子である太郎ちゃんが、norioはんこ店で、はんこを作ってもらって嬉しかった! というすてきな思い出も。ステージでは、ボサノヴァのカヴァー曲だけではなく、10/21に坂本龍一さんのレーベルcommmonsより発売される新しいアルバム「passagem」の中からも、オリジナル曲が、 お披露目されるかもしれません!

あの頃、想い描いていた、わたしのいちばん星は姿をかえて、近い未来の夢となって、今日も、きらきらと輝いています。今日という日を愛しく思う、そして、風を感じるまま、あたらしい明日を迎えよう。やわらかな秋の風にのって、そんなメッセージが聴こえてきたら、夢の旅路へと、また歩き出せそうです。

<naomi & goroライブ>
日時:10月11日(日)12:30~
場所:川を背にしたステージにて

*naomi & goroさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな曲を演奏していただけるのでしょうか?

今年naomi & goroはブラジルでアルバムを2枚録音してきました。7月8日にリリースした「Bossa Nova Songbook 2」と10月21日にリリースする「passagem」です。その中から演奏しようと思ってます。(goro)

Q2. 今回のイベントのテーマ「宝さがし」に合わせて、演奏される予定の曲があれば教えていただけますか?

演奏曲はまだ考え中ですが、、「宝さがし」。もう20年以上使った事のない単語です! ピーターパンがフック船長と戦いながら金銀財宝を見つけに島に行く…(あれ?  こんなストーリーでしたっけ?)。こういうのを「宝さがし」っていうんでしたよね??? 私にとって忘れかけた日本語ですが、とってもわくわ くしています。(naomi)

実は探し物がテーマの曲があるんです。「passagem」に入っている「No Return」です。 演奏できるかな。(goro)

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

私はもみじ市にお伺いするのは初めてなので、とっても楽しみにしています。たくさんの物を作られる方と、その作品にお会いするが楽しみです。(naomi)

前回は息子がnorioさんのはんこを楽しんでいたので今年は僕も作ろうかなと。寺澤さ んの写真もまた記念に。あと、うまいもの食べたいです。(goro)

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

毎年いらっしゃっる方も、私のように初めての方も、「宝さがし」 にぜひ訪れてください。私にとっては「宝さがし」といういう単語の意味を探す「宝さがし」になりそうです。(naomi)

naomi & goroが出演する予定だったおととしのもみじ市は台風で中止、今年は晴れるように。たのしい市なんで、遊びにきてください。(goro)

*さて続きましては、暮らしの“風景”を撮り続けるあの人の登場! なんと、もみじ市で来年のカレンダーが初お目見えするそうですよ!

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tico moon「ライブ」(11日)

Ticomoon

大変長らくお待たせ致しました、皆様。我らがtico moonが、 今年も、もみじ市にやってきましたよ。

もみじ市にいなくてはならないtico moonと私の、個人的な思 い出をひとつ。

2008年の9月末に、私は実家の母親とその同僚とで、秋の深まる北軽井沢の「麦小舎」というカフェに、tico moonの演奏を聴きに行きました。教師生活一筋で真面目な母は最初、ライ ブよりも娘とのデートにウキウキした様子でおりましたが、高原の澄み切った空気の中でtico moonの演奏を聴いたが最後、その場でCDを大人買い(5枚!)し、帰路の車中で はそのCDをかけ続け、何かにつけて「素敵だね~」「おしゃれ!」と歓声を上げ、興奮冷めやらぬ様子で帰宅したのでした。母の嬉しそうな表情をみるにつけ、ただライブに誘っただけなのに、何だかとっても親孝行をした気分になった私は、ほんわり幸せになったのを覚えています。

tico moonは、第1回のもみじ市から出演してくださっている、もみじ市の主要メンバーです。はじめ、私がお二人のことを何も知らなかった時、アコースティックギターの影山敏彦さんは、眠そうな瞳でモゴモゴ話す面白いおにいさんで、アイリッシュハープの吉野友加さんは、ふんわりした髪型の優しそうな、でも芯は強いおねえさんという印象でした。けれどその後お二人の演奏を聞いた時、すごく落ち着くので、あんまり清々しいので、うんと深呼吸をして、じーんと感動したことを覚えています。

友加さんの波立つような指の動き、影山さんの包み込むようなギター。その場のみんなを一瞬にして物語の世界へ連れて行ってくれるような美しい音色。その雰囲気はまさにもみじ市にぴったり、というか、tico moonがもみじ市の雰囲気をつくっているのかもしれないと思うほど。ゆるやかで透明感があって爽やか、素敵なメロディ。本当に心地いいのです。

最近では、「電信柱エレミの恋」という、可愛くて切ないパペットアニメーション映画の音楽を手がけたり、全国各地で演奏をしたりと、とっても多忙なお二人ですが、今年もやっぱりもみじ市には出演してくださるとのこと。いやはや、全く嬉しい限りです。10日は友加さんがゆかムーンとして出店され、11日はお二人でtico moonとして登場します。嗚呼楽しみ。どうにかし て、当日抜け出して近くで聴きたいな、tico moon。

それに今年は、「GINJIN ZOO」というコンピレーションアルバムの中の、サイをテーマとした「Dear Rhino」という曲で、何と友加さんが歌を歌っているのです! これまでは頑なに、歌なんて歌いませんよ、という顔で飄々としていた友加さんがついに! もしや歌ってくれるのか、もみじ市でも!? なんてことも期待しつつ、待っていましたtico moon。もう大好きなんですから、ほん と。

<tico moonライブ>
日時:10月11日(日)14:30~
場所:川を背にしたステージにて

*tico moon・影山敏彦さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな曲を演奏していただけるのでしょう?

昨年リリースしたアルバム『Raspberry』以降に作った曲も沢山演奏しようと思っています。 

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた曲があれば教えてください!

多摩川沿いに吹く気持ち良い風や、強い日差し、美味しい匂い、そして音楽。五感を全開にして、宝物の時間を見つけてください。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

年に一回のお祭りなので、全力で楽しみます。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

今回は初めて出店される方も多いので、新しい発見がたくさんあると思います。ぜひそれぞれの宝探しを楽しんでください! 会場での宝探しにちょっと疲れたら、音楽で一息ついてくださいね。

*さて続いても、ライブのご紹介。私たちの念願叶って、ようやくこのおふたりにご登場いただくことになりました。日本を代表するボサノバデュオ、そう、あのおふたりです!

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田中ハンナ「ニットのアクセサリーのワークショップ」(10日)

Hanna

可愛いものが好き。フェルトで作られた、まん丸のブローチ、レースのリボンをあしらったコサージュ、お花のヘアゴム。

自分の好きなものを身に付けているだけでいつもの毎日がちょっとハッピーになったり、すこし落ち込んで帰ってきた日も好きなものに囲まれているだけで、なぜだか前向きな自分に戻れるのは、女の子の能力なのかもしれません。女子のみなさん、そんな経験はありませんか?

田中ハンナさんは「女の子に生まれたら女の子にしかできないことを楽しまなきゃ!」をコンセプトにお裁縫・手芸を提案するアーティスト。「お休みの日は、お裁縫—easy sewing for beginners」「フェルトつけるだけ」などの著書をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

昨年のもみじ市へ来られた方で、ハンナさんの作品を目にした方はいらっしゃいますか? 今までどこでも見たことのない本当に素敵なシュシュで、もみじ市関係者の間でも、かなり噂になったハンナさんのシュシュ。あのシュシュがどうしても忘れられなくて、その後、同じデザインとはいかないまでも、真似をして自分で作った人もいたとか。本当に本当に素敵な“ハンナmadeアクセサリー”だったのです!

編み物が大好きで、バスに揺られている時も公園へ出かけた時にもチクチクと編み物を楽しんでいるハンナさん。外で編み物をしていると、おばあさんに声を掛けられることもあるそうですよ。今でこそ、女性が男性と一緒に肩を並べて仕事をするシーンは当たり前のことで、お裁縫や編み物をしている女性に遭遇することはありませんが、昔はもっともっと日常的で、母親からお裁縫を教えてもらったり、おばあさんから編み物を教わったりする風景は当たり前だったはず。そんな日常の楽しみとそこで得られる喜びは、今よりもずっと豊かな時間だったではないでしょうか。

さて、ハンナさんは今回どんなワークショップを行うのでしょうか。先日お話を伺ってきました。

「今回はニットで作るリボンのワークショップを開きます。3色の毛糸を準備していきますので、当日、色を選んでいただきます。くさり編みとこま編みで、出来るので、簡単に作れますよ。持参していただく布やはぎれ、レースと組み合わせて可愛く仕上げましょう。お洋服を買ったときに時々ついてくる包装用のリボンだったり、雑貨を買ったときに結ばれてくるひもだったり、組み合わせたいものを自由に、、そして、少し多めに持ってきてください」

「そして、リボンをヘアゴムにつけたい方はゴムを、ブローチにしたい方はブローチ台、ヘアピンにつけたい方はヘアピン、カチューシャにつけたい方はカチューシャなどを持参していただくと良いと思います。編み物の初心者の方向けにゆっくりと進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。人に教えることは初めてで不安ですが、みなさんゆっくりお話しながら一緒に作りましょう。」

とのこと!

実際のサンプルを見せていただいたのですが、あまりの可愛さに現場では「かわいい〜、かわいい〜」の声が飛び交いました。ニットだからこその丸みと温かさがなんとも言えず、とにかくため息が出るほど可愛いのです…。みなさん、はっきり言って、ハンナさんに編み物を教えていただける機会はかなり貴重です! できることならば私自身がワークショップに参加したいぐらいなのです…(本気です!)。このご案内をご覧になった方は早めのご予約をおすすめいたします!!

<ワークショップのご案内>
日時:10月10日(土)14:00-15:30
   ※1時間半を予定していますが、状況によって変更する場合があります。
参加費:1,500円
定員:7名
→定員に達したため、お申し込みを終了させていただきました。

コチラで用意するモノ:毛糸、かぎ針、毛糸針
持ち物:布、はぎれ、レースなど使いたい布類、ブローチにしたい人はブローチ台、髪を束ねるゴムにしたい人はゴム、それぞれリボンのモチーフをつけたいモノを持ってきてください。
備考:あみもの初心者のかた向け

*田中ハンナさんに聞きました。

Q1. 今回のもみじ市では、どんなワークショップをしていただけるのでしょう?

毛糸で編む、リボンモチーフを使ったアクセサリーを作りましょう。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

もみじ市で自分だけの宝物を作りましょう!

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

人に教えることは初めてなのですが、みなさんと一緒に楽しみたいと思います。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

私はヒバリに行ってお味見をして
LINO HOMEWORKさんでアンティークのモノを見て、
katakataさんのところに行って、
小谷田潤さんの器を物色して、
アノダッテでお菓子を食べて、
kuboパンでベーグルを買って
kurariさんのお菓子の箱を買って
注目の“まりさん”の歌を聴いて。。。。
と自分でも出店者なのに、どうやって、
楽しもうかとそればかりを考えています。

皆さんも、1年に一度のアートとグルメの祭典もみじ市を楽しんでください。

*お待たせしました! 続いては、美しい音を奏でるあのお二人の登場です。もみじ市の大トリを勤めるのは、やはりこの方々!

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cinnabom「ライブ」(10日)

Cinnabom

「スープと音楽と、」というコンピレーションアルバムを、毎日聴いていた冬があります。その中の「太陽とスープ」という曲が、特に印象に残っています。

『冷めたスープを温めてあげる…』

このフレーズを聴くと、冷えた体も、ちょっと疲れた心も、ぽかぽかと温まってくる気がするのです。たとえそこに、スープがなかったとしても。

この曲を歌っているのがcinnabomさん。スローなボサノバのリズムの上を、たおやかに泳ぐように紡ぎ聴こえてくるcinnabomさんの歌声は、色香が漂い、聴く者の心を静かに浄化してくれるような“力”を持っています。

アメリカでも評価されたバンド、「sugar plant」のヴォーカル&ベースとして活躍してしていたcinnabomさんが、ボサノバをはじめとするブラジル音楽にインスパイアされて、ソロユニットを開始したのは2003年。ギターを手にし、歌うことを始めました。

「ブラジル音楽が持つ“サウダージ”(郷愁、思慕、切なさの意)の感覚に反応してしまったのだと思います。日本人にも共通する感覚があるような気がするんです」

sugar plantでは、英語の歌詞の楽曲を歌っていたcinnabomさんですが、“cinnabom”としてソロで活動するときは、日本語の歌詞を歌います。自らが紡いだ詩に旋律を乗せていくcinnabomさんは、「音よりも言葉が、インスピレーションを膨らますことができるツール」と話します。私たちの母語である日本語の歌詞に、地球の反対側で生まれたボサノバの旋律が乗ってくることによって、より一層、“サウダージ”が伝わってくるような気がするのです。

「自分の心にないことは歌えないし、歌っても伝わらない。リアリティがある演奏をしたいんです」

こう語る、cinnabomさん。今回、初めてもみじ市で演奏して下さることを、とても楽しみにしてくださっています。

「ライブのとき、演奏している感覚がなくなることがある。そういうときは、お客さんとひとつになっているんです」と話してくれたcinnabomさん。みなさん、もみじ市では、cinnabomさんの歌声を聴きながら、一緒に、サウダージの風に吹かれてみませんか?

<cinnabomライブ>
日時:10月10日(土)13:00~
場所:川を背にしたステージにて

*cinnabomさんに聞きました

Q1. 今回、もみじ市ではどんな曲を演奏していただけるのでしょうか?

いつものちなぼんオリジナルの曲を中心に、まったりと演奏させていただきます。

Q2. 今回のイベントのテーマ「宝さがし」に合わせて、演奏される予定の曲があれば教えていただけますか?

「宝」は聴く人のこころのなかに!

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

「大人の文化祭」っていいですね! もみじ市のウワサは前々から聞いていましたが、訪れるのははじめてなんです。多摩川河川敷は学生のころにもよくあそびに行った思い出の場所。そんな多摩川パワーをエンジンにとにかくいろいろと見て、食べて回りたいです♪

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

一緒に宝さがししましょうね。

*さて続いては、『乙女』といったらこの方! 女の子の心をギュッとつかむ、とってもかわいくてレーシーなワークショップの登場です! 

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二象舎「からくり屋」

Nizo

今回はもみじ市初出店となる、とってもユニークなものづくりユニットのご紹介です。名前は二象舎(にぞうしゃ)。原田和明さんと原田めぐみさんのおふたりが、動物や靴などをモチーフにした、くすっと笑えるかわいいオートマタ(=からくり人形)を、山口県の自宅隣にある工房でつくっています。

写真中央のオートマタの名前は「Decoy」。この作品を一目見た瞬間、私は彼らがつくるオートマタに夢中になりました。この作品のからくりはこう。右のハンドルを時計回りに回すと、木箱の中におさめられた木製の歯車が回転し、それに連結した鳥の置物が持ち上がります。そしてさらにハンドルを回すと…。「カン!」これにはびっくり! 鳥の置物が卵を産むのです!この楽しいからくりには、もちろんしかけがあります。「なるほど!」とおもわず感心してしまうような。そのヒミツは…ここでは内緒にしておきますね。

お二人がつくるオートマタは、しかけが楽しいだけではありません。見た目もとっても美しいのです。そのモチーフとなる動物や靴は、ナイフで一刀一刀丁寧に削られたからこそ生まれる、すべすべの滑らかな質感に包まれていて、木の温かさをダイレクトに感じるこ とができます。また、このDecoyは木目が羽根の重なりに見えるよう、削る場所を調整してつくられているのです。その作品を見て、触れていると、二象舎の繊細で丁寧なものづくりの姿勢が伝わってくるのです。

和明さんのオートマタとの出会いは、7年前に遡ります。現代からくり人形の第一人者・西田明夫さんの『動くおもちゃ・AUTOMATA』という本に出会い、オートマタの魅力に惹きこまれました。会社員として働きながら、独学でオートマタづくりに励んでいましたが、その情熱は止まることを知りませんでした。オートマタを学ぶべく、原田さんは本場イギリスへと留学したのです。美術系の大学院に通いつつ、尊敬する作家、マット・スミス氏の元で修業した原田さん。そして2年前、二象舎として独立したのです。

Nizo_2

オートマタをつくるとき、精密な設計図は描かずメモ程度にとどめている、という和明さん。頭でイメージを膨らませ、ナイフで木目に沿って彫っていきます。一つ一つの部品の形や大きさで最終的な動きが大きく変わるオートマタ。何度も形や長さを微調整し、少しずつ完成させていくのです。また、つくりながら次の作品のアイデアが浮かぶこともあるそうです。例えば「Decoy」のペンダントトップを作っている最中に、「次はにんにくで作ろう!」とひらめいたり。和明さんのユニークなアイデアは、そうやって無限に広がっているのですね。

1つの作品をつくるのに、1か月以上を要することもあるオートマタ。とっても大変だけど、原田さんは満面の笑みでその楽しさを語ってくれました。「おバカなことに情熱をかけることが大好きなんです。アイデアを考えたり、作ること自体が楽しいから、いくら時間がかかっても、苦しいとは思いません」。そんな原田さんが作品をつくるときに常に思い描いていることは、“自分が欲しいと思うもの、自分が部屋に置きたいと思うものをつくる”こと。

もみじ市当日は、素敵なオートマタの数々のほかに、一筆箋、マグネット、なべしき、ネックレス、赤ちゃん用のおもちゃ、モビールなどの小物をつくってきてくれるそう。オートマタのモチーフがペンダントトップになっているネックレスは本当に美しいですよ。皆さん、二象舎のブースを訪れたら、はじからはじまで1つずつ、オートマタのハンドルをクルクル回してみて下さいね。その間、あなたの顔にはきっと笑顔がこぼれるはずです。

*二象舎の原田和明さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

ハンドルをまわすと人形が動き出す、ユーモア溢れるからくり作品です。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

オートマタがみなさんの宝物になってくれると嬉しいのですが実際のところ、そんなにたくさん作れないので(笑)、歯車をモチーフにした木の小物なども持っていきます。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

初参加なので、楽しむ余裕があればいいのですが…(笑)。お客さまに楽しんでもらうこと、それが僕らの楽しみです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

大人の文化祭、「もみじ市」。みんなで文化の秋、食欲の秋を満喫しようではあーりませんか!

*続いては、多摩川にサウダージの風を吹かせる歌姫の紹介です。

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うぐいすパーク「ライブ」(11日)

Uguisu

2つの音が組み合わさる時、この世の中でいちばんやさしいうたがうまれる。

初めてそのうたを聞いた時、なんてあたたかいんだろう、そう思いました。初めて聞くはずなのに、なぜか懐かしさも感じられて、目を閉じれば遠い昔の風景が思い出されるようでした。そして聞き終わったわたしの心は、なんとも言えないあたたかい気持ちでいっぱいになったのです。実はその日、すこしばかりの涙がでたことは、自分だけの特別な秘密。だって、うたを聞いて涙が出ることなんて、それまであまりなかったことだったから。

あの日、わたしが聞いたのは「うぐいすパーク」さんのうたでした。ふさこさんの歌声は、空高くどこまでも上っていくかのよう。のびのびとしていて、とても美しい。賢三さんが奏でるスチールパンの音色は、繊細でやわらかい。そして、聞く人の心の中にじんわりと染み渡っていく。このおふたりがうみだすものは、やさしいうた。それには、現代の人が忘れかけている「愛」がいっぱい詰まっているのです。

おふたりは、2年前からうぐいすパークとして、活動を始めました。三軒茶屋にある、居心地のいいカフェ「a-bridge」のフードコーディネーターであるふさこさんが、作詞とうたを担当。そして、パノラマスチールオーケストラのメンバーとしても大活躍中の青木賢三さんが、作曲とスチールパンの演奏を担当されています。

みなさんはスチールパンをご存知でしょうか。それは、ドラム缶から作られた打楽器です。スティックの先にゴムがついたものでスチールパンを叩くと、表面にあるくぼみが、そのくぼみ方によってそれぞれ違う高さの音を出す仕組みになっている、非常に興味深いもの。うぐいすパークの音楽は、このスチールパンの音がとても印象的です。1度叩くと、それを聞いた人の耳に静かに届く。2度叩くと、それを聞いた人の心に届く。3度叩くと、心のもっともっと深いところまで届くような…。決して派手ではないけれど、静かに、確実に、聞いた人の心を揺さぶる、そんな素敵な楽器なのです。

そして、その素敵な音色に、生き生きとしていて美しく澄んだふさこさんの歌声が、ふわりと重なっていきます。それはふさこさんのイメージそのまま。いつもきらきらのまぶしい笑顔、華奢な体をめいっぱい使って、心からうたを愛しているのが伝わってくるかのように、歌詞のひとつひとつを大事にうたう姿。そんなふさこさんを見ていると、こちらまで思わず笑顔になってしまうのです。それこそがふさこさんの、ふさこさんにしかできないうたい方。

「うぐいすパークは、賢三さんが作った曲に、わたし、ふさこが詩をのせるという図式で曲作りをやっています。なので、お互いにものづくりをする時は、個人の気もちを尊重してますね。個人とひとくくりにしてしまうと、別々の方向を見ているように思われてしまいがちですが、実は逆で、だからこそお互いに向き合っていて。『このフレーズは、こんな気持ちでつくった』と、賢三さんが言うならば、わたしはそれに触発されたイメージを膨らませつつ、書く。この交換作業の繰り返しを大切にしています」と、ふさこさん。この曲作りの過程を大事にしているからこそ、あのやさしいうたは聞く人の心をぐっと掴んで離さないのでしょう。

さぁ、いよいよ、もみじ市が近づいてきました。当日は多摩川の河原に舞うスチールパンの音色ときらめく歌声が、みなさんを迎えてくれます。11日のステージでのライブ以外にも、会場のどこかで、美しい音色を響かせてくださる予定になっていますので、それもお楽しみに。この世の中でいちばんやさしいうた、それがあなたにとっての宝ものになりますように。

<うぐいすパークライブ>
日時:10月11日(日)11:30〜
場所:川を背にしたステージにて & 秘密の場所で

*うぐいすパークさんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな曲を演奏していただけるのでしょう?

スチールパンとうたのデュオという、他に無い音のカタチを、野外で発表したいです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせて、演奏される予定の曲があれば教えてください!

作品としては特に無いのですが、宝箱を開けた時のキラキラした様な感じを、うぐいすパークなりに表現出来たらいいなと思っています。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

表現者側として、また、ライブを終えた後にはお客さんとして、色んなアーティストさんの作品を見てまわりたいです。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

当日は、もみじ市が大好きな方々が沢山集まると思います。ゲストという立場だけではなく、もみじ市クルーのメンバーになったつもりで? このイベントを皆さんで盛り上げていきましょう!

*続いてご紹介するのは、とっても美しくてとっても愉快でとっても貴重な作品をつくる、初登場のおふたりです。クルクル、カタカタ、クルクル、カタカタ…

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宝箱を見つけてください!

こんにちは!
およそ1カ月にわたり出店者さんをご紹介してきたもみじ市ブログ。モーレツな勢いで更新していますが、みなさんのお目当ては見つかりましたか? おなじみのあの人や、待ちに待ったあの人が再登場だったり、人気アーティストが初登場したりと、まだまだ紹介していきますので、引き続きお楽しみに!

さて、ここでみなさんに楽しいお知らせを。
今回のもみじ市のテーマは? そう、「宝さがし」ですね。出店者さんたちの手から生まれる作品も、同じ時間を共有する仲間たちとの出会いも宝もの。だけど、今回はそれだけではありません。もみじ市からみなさんにプレゼント! 会場のどこかに「宝箱」を隠しておきました。

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こちらが今回のDM。tupera tuperaのおふたりがかわいいイラストを描いてくれました。実はこのキャラクターたちが、会場にやってきます。そしてその中の一人だけが、宝箱のありかを知っているのです。会場で同じ服装をした人を捜して、「宝箱はどこですか?」と問いかけてみて下さい。宝箱のありかを教えてくれますよ。宝箱の中身は見つけてからのお楽しみ。早く見つけないとなくなってしまうかも!? ぜひ、もみじ市会場で宝さがしを楽しんでください!

いよいよ残すところあと1週間。もみじ市ブログをしっかり読んで、作戦を立てて、もみじ市を満喫して下さいね。それでは晴天を祈りつつ、引き続き出店者さんをご紹介していきます!

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和の菓子89「創作和菓子」(10日)

89

みなさん、和菓子は好きですか? わたしは大好きです。年齢を重ねるにつれて、あんこの甘みや、きなこの素朴さ、お餅のもっちりとした食感の虜となってしまいました。甘いものを食べる時、それはとても幸せな瞬間。そんな瞬間を運んでくれるおひとり、和菓子職人の89(ハグ)こと伊東聡子さんをご紹介します。

伊東さんのつくる和菓子はとてもユニーク。いちごあんのよもぎもち、生チョコの大福、チャイのわらびもち…。どんな味がするのだろう? 誰と一緒に食べよう? 自分だけのご褒美にしようかな? 想像するだけでも、わくわくしてしまいます。

以前は、名古屋の設計事務所でインテリアに携わる仕事をしていたという伊東さん。3年前に結婚を機に上京、そこで興味を持ったのが和菓子の教室でした。

「 インテリアを勉強しているときから和菓子のデザインにとても興味を抱いていました。新しい季節が訪れる前のわくわくする気持ち、大好きな季節が過ぎて行く切なさ、そんな季節の移り変わりに付随する様々な思いを、必要最小限まで余計なものをそぎ落としたシンプルな造形のなかで表現する和菓子のデザインの素晴らしさを実感し、憧れていました。そんな和菓子の出来上がる工程を学べば、より深く和菓子のデザインを理解することが出来るのでは?と、自分でも作ってみたいと思いました」

それ以来、和菓子を習いに行く日々が始まります。次第に、働いていたカフェでその才能が認められ、今では専属の和菓子職人として、週末だけの和菓子セットを季節に合わせて創作しています。

「89として提案する和菓子は、敷居の高いイメージや特別なときに食べるものではなく、もっと身近で気軽に食べられるものをイメージして作っています。仕事や家事の合間の休憩に、日本茶だけでなく珈琲や紅茶と一緒にでも手軽に美味しく食べられるものとか。アイディアは、和菓子とは全く関係ない本から浮かぶことが多いですね」と伊東さんは言います。

「創作和菓子ということで、今までの作品も風変わりなものが多いですが、特に珍しいものが作りたいわけではなく、ただ、こんな和菓子があったら美味しそう、自分でも食べてみたい、と思うものを試していたら創作和菓子になっていた、みたいな感じです。伝統的な和菓子の、手間暇をかけて繊細で美しいものを作るという気持ちは、日本の文化としてすごく大切なことだと考えているので、いくら創作にしても電子レンジで手間を省いたりはしたくなくて、蒸し器や鍋でゆっくりじっくり古風に作ります。そんな、一見地味で面倒な過程も意外に楽しく、それが和菓子のかわいらしさにつながっているんだと思うんです」

わたしは幸運にも、かぼちゃのどら焼きをいただくことができました。手のひらにちょこんと乗ったどら焼きは、とてもかわいらしく、生地がふわふわです。ひとくち口に入れた瞬間、かぼちゃと白あんのやさしい甘みや、シナモンの香りが口の中に広がって、思わず笑みがこぼれます。今日1日を頑張ったご褒美、至福の時。

伊東さんに「なぜ89というのですか?」と聞いてみたところ、こう答えてくれました。「89の由来は…英語のhugです。ハグは嬉しいときにも悲しいときにもしますよね。相手が楽しい気持ちなら一緒に喜びあってもっと幸せになれるし、相手が落ち込んでいるならそっとハグすることで悲しい気持ちを癒すことができます。私の和菓子も食べていただける皆さまにとって、そんな存在でいられたら…と思うのと同時に、私自身大切な人にハグするようなあたたかい気持ちで和菓子を作り続けたいと思っています」

伊東さん。その想い、どら焼きを食べたときから、わたしの心にしっかりと伝わっています。大切に作られた和菓子は、あたたかく幸せな気持ちをそっと運んでくれたのだから…。

さあ、もみじ市初登場の伊東さんに、みなさん会いにきてくださいね。どんな作品を紹介してくれるのでしょう、それは当日までのお楽しみです!

*89 伊藤聡子さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?


和菓子と洋の素材が仲良く美味しく一緒になります!今回は季節感を大切に、秋を取り入れた和の菓子をご用意します。
 
Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

今回ご用意する和の菓子のレシピの考案、試作から私の宝探しはもう始まっています。そして召し上がって頂いたお客様の笑顔や、美味しいというお言葉が私の宝物になるのだと思っています。そんな宝探し、本当にわくわくします!!

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

初参加なので何もかもが新鮮です。たくさんの作家さんや、作品に触れ合えるチャンスなので忙しいながらもそんな贅沢な時間を楽しめたら、と思います。
 
Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

いろんなジャンルのとっておきの宝物が、たくさんたくさん隠れています!秋晴れの空の下で一緒に素敵な宝探しをしましょう☆

*さて続きましては、いよいよライブの紹介! トップバッターは、もみじ市初登場のおふたり。美しい歌声とスチールパンの音色が河原に響き渡ります。

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kata kata「型染め・注染」

Katakata_1

もみじ市スタッフとしてkata kataのおふたりを紹介する記事を書く日がこようとは、1年前の私は想像もしていませんでした。昨年のちょうど今頃、とあるギャラリーの販売スペースに並ぶ手ぬぐいに、目が釘付けになりました。「モグラとミミズ」という名の薄茶色の手ぬぐいには、土をかき分けて前へ前へと進むモグラと、楽しげにニコニコと微笑むミミズの姿が描かれていました。その珍しいモチーフの手ぬぐいに、私はたちまち心を奪われてしまいました。モグラの手ぬぐいを買って帰ったその日の夜、早速kata kataのホームページを検索し、彼らの作品の数々に再び夢中になったのです。

Katakata_2_2

kata kataは、松永武さんと高井知絵さんによる染め物ユニットです。日本の伝統的な技法である型染めや注染で布を染め上げ、カラフルな色合いとユーモアがあってかわいい絵柄の手ぬぐいや風呂敷をつくっています。おふたりそれぞれがデザインから手がけ、クマやヤギなど、大胆でユニークな絵柄は武さんが、お花やチョウチョウ、マトリョーシカなどの女の子らしい絵柄は知絵さんがつくっています。全国各地で定期的に開いている個展はいつも大盛況。それでもおふたりは作品の通信販売を行いません。それは、色合いや質感が一枚一枚微妙に異なる布を、手にとって触って確かめてから買ってもらいたいという思いがあるからです。

そんなおふたりに去年のもみじ市で初めてお会いしたときのことを、今でも鮮明に覚えています。帽子を被った優しい笑顔の武さんと、元気いっぱいで明るい知絵さんは、想像していた通り、とっても素敵なおふたりでした。まるで憧れの芸能人に会えたときのようにドキドキする私に対し、親しげに言葉をかけてくれるおふたり。ますます彼らのことが好きになったのです。

Katakata_3

今年のもみじ市のテーマは「宝探し」。おふたりは今年も、テーマに合わせた楽しい企画を考えてくれました! 

●企画その1
kata kataブースの隣に、kata kataのカラフルな布でつくった小さなティピテント村が出現します! ティピテントとは、インディアンが暮らしていた、先が尖がったテントのこと。テントの布には様々な虫の絵が隠されているので、皆さん目を凝らして探してみて下さいね。

●企画その2
kata kata 宝kujiが登場します! その仕組みはこう。kata kataブースで作品を購入すると、先着500名様に上の写真と同じ絵柄のポストカードが一枚もらえます。中央の黄色い枠の中に数字が書かれていますから、後日、kata kataのホームページで発表される当選番号と照らし合わせて下さい。番号が一致したら、見事大当たり! そのポストカードに50円切手を貼って投函すれば、kata kataから素敵なプレゼントが届きますよ。その他詳細はポストカードに書かれています。

もみじ市が終わった後もワクワク・ドキドキな気持ちを味わえるなんて素敵! 皆さん、どうぞお楽しみに!

*kata kataの松永武さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

型染め手ぬぐい・注染手ぬぐい・風呂敷や小物などなど

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

宝くじを作ります。他にも色々と楽しめるような空間を作りたいとおもいます!!

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

当日、楽しむのはもちろんですが、もみじ市までに、こんな事したらどうだろう? あんな事もしてみたい! と考えるのが楽しいです。
   
Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

去年より今年!! それぞれの作家さん達の楽しい空間を満喫してください(kata kataもお忘れなく)!!

*さてつづいては、もみじ市初参加の和菓子作家が登場! 彼女が作るのは、ただの和菓子とは違いますよ。どんな和菓子かというと……明日までちょっと待ってて!

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丸林佐和子「こども工作&工作のリトルプレス」

Sawako

長く長くもみじ市のブログ用の質問に答えられないでいました。私は文章を書くのは早い方だと思うのですが、今回は思いが強すぎてどこから書いていいのかわからなかったのです。

いつも、ワークショップと木の雑貨や積み木を作り参加してきた私ですが、今回は『工作のリトルプレス』を作りました。自分で本を作るのは初めて。私的に大きなチャレンジでした。

私は工作番組の造形スタッフをしていたり、雑誌の仕事やワークショップなどで工作のアイデアや制作の仕事をしているのですが、家もセルフビルドで建てたり、米農家だったりします。作ることが仕事で、作ることが生活、と何がなんだかわからないくらい毎日を作って暮らしています。

これも、子供の頃の工作番組『のっぽさん』との出会いがあったからだと思うのです。私にのっぽさんとの出会いがあったように、子供たちにとっても、工作や手作りと出会ういいきっかけになるものがあればいいな、そんな本を自分の手で作りたいな、という思いが溢れてきてしまい、無謀にも初めての本作りにチャレンジしてしまいました。

もみじ市で出会うキラキラの目で工作を作ってくれる子どもたちたちが、家でも工作を楽しんでくれたらと…。時間的に厳しいことや、自分のスキルがないことも充分わかっていましたが、作りました(というか今、まだ作っています)。

あかずきんちゃんの工作絵本『こうさくのたね』です。『こうさくのたね』というのは、私がワークショップでかならず渡す手作りの工作キットの名前です。家でも工作をし欲しい、作る楽しさを育んでくれますように、といつも渡しているのです。この本も同じ思いで作ったので『こうさくのたね』というタイトルにしました。

そして、みんなが大好きな絵本の世界を通して、つくる楽しさを伝えたいと思い、赤ずきんちゃんが本の中で、工作の世界をナビゲートするストーリーにしました。

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↑工作絵本の世界をナビゲートする赤ずきんちゃん(裂き布のコサージュ)

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↑コルクボードとプッシュピンで作る織り物(裂き布と毛糸のランプシェード)

初めてでも出来る、工作や手作り雑貨を提案していきます。

切り紙、立体カード、とけい、裂き布でつくるコサージュやランプシェード。さらに、お菓子作りやピクニックやお外でのクラフト。作るだけでなく、作った物を飾ったりなどの提案もしています。簡単だけど、使えるレシピばかり。かなりの盛りだくさんな内容になっています。

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↑指で絵の具あそびをして作ったリンゴピック(応用で、クラフトでピクニック) 撮影/わだりか

小さな女の子から、手作りや雑貨の好きな女子まで幅広く楽しめるキュートな本にしたいと思い作っています。

全ての工作をプロセス入りで紹介して、家に帰ったらすぐ作れるように、型紙もいっぱいつけました。型紙も、線で書いたものでも縮小したものでもなく、実物そのまま印刷していますのでわかりやすいと思います。

さらに。今回は。小さな本にもかかわらず『付録』がついています。私が以前『幼稚園』や『めばえ』のアイデアプランナーであったこともあり。本には絶対に付録をつける! と決めていました(子供の頃、付録のために雑誌を買っていたくらい付録好きです)。

大人には懐かしく、子供には新鮮な『紙工作の着せ替え人形♪』。レトロポップなイラストで2枚のポストカードにしました。お母さん世代は、遊んだ方も多いのではないでしょうか? 可愛く楽しかったと思うのですけど、今は探してもありません。あんなに楽しい紙工作だったのにナゼなくなったのでしょうか? 高価な人形ではないけど、色々着せ換えては、お人形ごっこに夢中になりました。そんな懐かしい『紙工作の着せ替え人形』を、再現してみました!! それも この本の目玉になっています。

なんだか。工作への思いも、本への思いもたくさんあるし、本のレシピも もっともっと紹介したかったのに、上手く書けませんでした!!

是非、私のブースに来て本を開いてみて下さい。お待ちしています!

それから、もちろん、今回もワークショップも行います。2日間、別メニューです。

10日は、フランスの子供部屋などにあるような、ネックレスのような連なるライト、クリスマスのライトを使って、チョウチョなどをモチーフに作ります。

11日は、前回、あっという間に完売して「作りたかった~」と何人にも泣かれてしまい、今度またやるからね、また来年も来てね!! と約束した「木で作るロボット」。前回作れなかった人も、もう一回作りたい人も、是非、来て下さいね!!

(文:丸林佐和子

*丸林佐和子さんに聞きました

Q1. 今回のもみじ市では、どんな作品を発表していただけるのでしょう?

ワークショップと工作のリトルプレスです。

Q2. 「宝さがし」というテーマに合わせた作品があれば教えてください!

今回も、見るだけでワクワクするような、色々な種類の材料を用意しています。色とりどりのビーズ。シール。木っ端。キラキラの紙。木の実。金属のパーツなど。。。その中から自分のお気に入りを探してちょうちょのライトやロボットを作って下さい。きっと世界で一つだけの宝物になると思います。

Q3. もみじ市をどんなふうに楽しみたいですか?

キラキラの作家さん達の作品と青空の下の河原。。。考えただけでワクワクします。そして何よりも、今回も沢山の子供達と出会うのを楽しみにしています。

Q4. もみじ市の宣伝部長になったつもりで、来場されるお客さまにメッセージをお願いします!

どんどんパワーアップするもみじ市を楽しみにしていて下さい。お母さんがゆっくりと市を楽しめるように。お子さんを私達のブースにお任せ下さいね。

沢山の魅力的なブースで作家さんと出会え、大人も子供もきっと満 足の日になるかと思います。

*さて続いては、伝統芸能を守り続ける元気いっぱいのあのおふたり。今回は楽しい企画をいっぱい用意してくれているそうですよ。

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